ハピ(競走馬)

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写真一覧
現役 牡5 黒鹿毛 2019年3月15日生
調教師大久保龍志(栗東)
馬主寺田 寿男
生産者株式会社 ノースヒルズ
生産地新冠町
戦績14戦[3-3-4-4]
総賞金12,414万円
収得賞金2,850万円
英字表記Hapi
血統 キズナ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
キャットクイル
クイーンパイレーツ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
カリフォルニアネクター
兄弟 アウトレンジリトルハピ
市場価格
前走 2024/04/06 大阪―ハンブルクC OP
次走 2024/04/28 天皇賞(春) G1

ハピの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 -- 18818------** 牡5 58.0 浜中俊大久保龍 -- --------
24/04/06 阪神 10 大―ハンC OP 芝2600 14119.459** 牡5 57.0 坂井瑠星大久保龍 484
(0)
2.38.3 0.834.3⑩⑩⑩⑩レッドバリエンテ
24/03/17 中京 11 名古屋城S OP ダ1800 13691.613** 牡5 59.0 松山弘平大久保龍 484
(0)
1.52.6 0.636.3テーオードレフォン
24/02/03 京都 11 アルデバラン OP ダ1900 127103.722** 牡5 58.0 松山弘平大久保龍 484
(+4)
1.57.5 0.136.4⑦⑦⑧⑥オーサムリザルト
23/12/28 阪神 11 ベテルギウス (L) ダ1800 156101.712** 牡4 58.0 川田将雅大久保龍 480
(0)
1.52.2 0.137.1④④ペプチドナイル
23/09/17 中山 11 ラジオ日本賞 OP ダ1800 16243.213** 牡4 58.0 横山典弘大久保龍 480
(+12)
1.52.3 0.137.4⑧⑧⑧⑦ウィリアムバローズ
23/03/26 中山 11 マーチS G3 ダ1800 16474.427** 牡4 58.5 横山典弘大久保龍 468
(+2)
1.52.0 0.637.8④④⑤⑤ハヤブサナンデクン
22/12/04 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 162315.963** 牡3 56.0 横山典弘大久保龍 466
(0)
1.52.1 0.236.7④④ジュンライトボルト
22/11/06 阪神 11 みやこS G3 ダ1800 16484.634** 牡3 54.0 横山典弘大久保龍 466
(0)
1.51.7 0.136.8⑦⑥⑨⑩サンライズホープ
22/10/01 中京 11 シリウスS G3 ダ1900 16483.722** 牡3 53.0 横山典弘大久保龍 466
(-2)
1.57.8 0.137.6⑪⑩⑧⑧ジュンライトボルト
22/08/07 新潟 11 レパードS G3 ダ1800 15593.723** 牡3 56.0 藤岡佑介大久保龍 468
(-1)
1.52.0 0.137.9⑪⑪⑦⑦カフジオクタゴン
22/07/13 大井 11 ジャパンDD G1 ダ2000 14--------4** 牡3 56.0 藤岡佑介大久保龍 469
(--)
2.04.9 0.3----ノットゥルノ
22/05/22 中京 10 鳳雛S (L) ダ1800 108102.011** 牡3 56.0 藤岡佑介大久保龍 462
(+4)
1.53.0 -0.336.5⑦⑧⑨⑦タイセイドレフォン
22/03/19 阪神 7 3歳1勝クラス ダ1800 10443.731** 牡3 56.0 藤岡佑介大久保龍 458
(-8)
1.51.0 -0.336.4⑧⑧⑦⑤アスクドゥラメンテ
22/01/10 中京 4 3歳新馬 ダ1800 15477.341** 牡3 56.0 和田竜二大久保龍 466
(--)
1.54.7 -0.437.9モディカ

ハピの関連ニュース


日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階


サリエラ【B】
栗東CW併走(24日)。完歩こそ気持ち小さめだが、脚さばきは素軽く重心も低い。馬場をきちんとつかんで走れているし、フォームも比較的安定している。もう少しラストの鋭さが増せば、といったところだが、決して重苦しい動きではない。ひとまず順調とみてよさそうだ。

ヒンドゥタイムズ【C】 ※出走取消

プリュムドール【B】
栗東CW併走(25日)。息を整える程度の内容。直線入り口から僚馬と馬体を並べて手応え良く進み、最後は余力じゅうぶんに前へ出た。リラックスして走れていたし、四肢の回転も滑らか。鞍上とのコンタクトもうまく取れているようだ。前回時よりデキが劣るという印象はなく、いい意味での平行線だろう。

ワープスピード【B】
美浦W併走(24日)。ややもっさりとした走りだが、それはいつも同じ。だからこそ、長丁場で折り合いがつくという利点もある。脚さばきには力感があり、手前替えもスムーズ。完歩もそれなりに広い。デキ落ちの様子はなく、この馬なりに順調ととらえてもいいのではないか。

ブローザホーン【B】
栗東坂路併走(24日)。軽めの内容ゆえ派手なアクションこそないが、前回の中間時に見られた硬さが薄れ、そのぶん前肢のさばきが良くなった印象。この馬とすれば、手前替えもスムーズだった。低い重心を維持しつつ、リズム良く登坂するさまから、体調面の不安はなさそう。実戦に向けての下地は整ったように思える。

ディープボンド【B】
栗東CW併走(24日)。ひと頃に比べると、フォームが気持ち小さく、ズブい気配も若干出ているが、それでも四肢の可動域の広さや、トビの大きさは併せた僚馬2頭とは段違いだ。集中力も高く、全体的な走りの雰囲気は決して悪くない。現状の力を出せる態勢とみる。

タスティエーラ【B】
美浦坂路併走(24日)。当該週の坂路追いはデビュー以来初めて。力感と柔らかさを兼ね備えたフットワーク。トビに高さもある。ただ、前回から6ハロン延長のG1に臨むにしては、前進気勢が過ぎるような気も。体調自体は悪くなさそうなので、あとは本番でのテンション次第。当日の気配を注視したい1頭である。

ゴールドプリンセス【B】
栗東CW併走(24日)。水分を多く含んだ馬場も影響したのか、反応はさほど鋭くないが、相手強化の3200m戦に臨むことを思えば、ハミを強くかむよりはいいのかも。脚さばき自体は力強く、完歩もそれなりに広い。スラッと脚を長く見せていたことも好感が持てる。力関係はともかく、稽古の気配はまんざらでもない。

シルヴァーソニック【A】
栗東坂路単走(24日)。実戦を一度叩いた効果もあってか、前回の中間時より脚さばきが軽くなった印象。前を進む別の馬のキックバックを受けても、リズムやフォームを崩すことなく、力強い脚どりで登坂していたあたり、精神面はいい状況のよう。逆襲の場面があっても不思議はない。

サヴォーナ【B】
栗東CW併走(24日)。手前をコロコロ替えていた点はいただけないが、折り合い的には無理がなく、フットワークも柔らかい。大型馬らしく完歩を広くとれているし、体もしっかり動かすことができている。あと少しキレがほしいところだが、走りの雰囲気は決して悪くない。それなりに整えてきた感を受ける。

マテンロウレオ【B】
栗東CW単走(24日)。整える程度の内容。この馬としては我慢がきいて、ゆったりと運べている。ハミを強くかむ面もなく、首を使ってリズミカルな走り。脚元の動きも悪くなかった。昨年5着時の状態を大きく上回るとはいかないまでも、劣るという印象はまったくない。穴候補として一考の余地はある。

ドゥレッツァ【A】
栗東CW単走(24日)。1週前にしっかり攻めたことが功を奏したのか、当時より仕掛けに対する反応が良くなり、ゴール付近の体の使い方も良化している。前走の中間時に見られた力みが薄れつつあるのもいい傾向。春緒戦の前走時から、一段階状態を上げてきた印象を持つ。

スカーフェイス【C】
栗東CW併走(24日)。低い姿勢を保ち、バランスの良いフットワーク。その一方、折り合い的に難しい面を出し、手前替えがぎこちなく、鞍上の仕掛けに対する反応や伸びも今ひとつ。元来が攻め駆けするタイプゆえ、もう少ししっかりとした動きを見せてほしかった。それを思うと評価は上げにくい。

テーオーロイヤル【A】
栗東CW併走(24日)。オーバーワークを避けた軽めの内容。前を行く2頭を見ながら、鞍上と息を合わせて折り合いはバッチリ。気負わずリラックスして走れているし、バネを感じるフットワーク。前後のバランスもいい。状態は良く映る。ベストを尽くせる仕上がりと判断したい。

メイショウブレゲ【B】
栗東坂路単走(24日)。やや頭の位置が高く、完歩も小さめだが、それは実戦でも同じ。深刻にとらえる必要はない。四肢の回転力自体は高く、フォームも比較的安定している。この馬自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。及第点の仕上がりだろう。

チャックネイト【A】
美浦W併走(24日)。直線入り口で僚馬に寄られたが、臆することなく真っすぐ前を向いて進む。スピードを維持しつつ、最後は手応えに余力を残した状態で同入。鞍上からの指示を待てる精神的な余裕を感じるし、フットワークの安定性も高い。好調だろう。デキの良さを活かせるようなら、ここでも出番があっていい。

スマートファントム【C】
栗東CW単走(24日)。コーナーから直線に向くまでは、比較的リズム良く走れていた。だが、その後は前方への推進力を削ぐような完歩がしばしば。ラストの反応と伸びも渋い。1週前の併せ馬でも、格下相手にやや劣勢。相手強化のG1で、好勝負に持ち込める態勢にあるかといえば疑問符が付く。

ハピ【C】
栗東坂路単走(24日)。ダートで良績を残してきた馬とすればスレンダーな馬体。それゆえ、芝もこなせるのだろう。ただ、今回はトビが低く動きも硬め。ふらふらと体幹が安定しない場面が目立つのも気がかり。ラストはそれなりに脚を伸ばしたものの、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。


【調教予想からの注目馬】
A判定は4頭。筆頭には、⑭テーオーロイヤルを挙げたい。昨年12月から3000m以上の重賞を3戦消化、なおかつ好走を続けながらも、この中間の乗り込み量は豊富。体調面に陰りはなく、動きの質も高い。いいムードで大一番に臨めそうだ。

春緒戦の前走時から状態を上げてきた、⑫ドゥレッツァを小差の次点に。ほか、⑯チャックネイト、⑨シルヴァーソニックらも目を配っておきたい。

<注目馬>
テーオーロイヤル ⑫ドゥレッツァ ⑯チャックネイト ⑨シルヴァーソニック

【天皇賞・春】枠順の明暗 2024年4月26日(金) 04:55

<美浦トレセン>

阪神大賞典2着ワープスピードは❷枠④番。「ロスなく前半を運べそうだし、あとは三浦騎手にお任せします」と高木調教師。26日に京都競馬場へ移動する。

タスティエーラは❹枠⑦番。「健康状態は安定していて、毛ヅヤや張りが良く、期待通りに充実してきた印象です」と堀調教師。僚馬チャックネイトは❽枠⑯番。「先週しっかりと追った後も反動は出なかったし、ここまでは予定通りに仕上がった」とトレーナー。

<栗東トレセン>

8歳の古豪ヒンドゥタイムズは❶枠②番。斉藤崇調教師は「いいところですね。内枠からロスなく運べればと思います」とイメージする。プリュムドールは❷枠③番に、奥村豊調教師は「いい枠じゃないですか。ロスなく運べればと思います」と話した。

転厩2戦目のブローザホーンは❸枠⑤番。吉岡調教師は「できれば内がいいと思っていました。前走くらいのスタートを切れれば、距離ロスのない感じで運べるかなと思います」と好感触。3年連続2着のディープボンドは❸枠⑥番。山口助手は「偶数枠でもあって、いいんじゃないでしょうか。一度使って良くなっていると思いますし、京都の坂をうまく使って運べれば」と語った。

ゴールドプリンセスは❹枠⑧番。中村助手は「どのみち後ろからになりますしね。もまれるのは嫌なので、スッと出て楽なポジションで流れに乗れれば。コントロールも利くし、折り合いも問題ありません」。昨年3着シルヴァーソニックは❺枠⑨番。池本助手は過去2年が❽枠だっただけに「外過ぎずで良かったかなと思います」とうなずいた。

マテンロウレオは❻枠⑪番に入った。昆助手は「内枠の方が競馬はしやすかったと思いますが、大外枠ではないですし、問題ないと思います。乗り方はノリさん(横山典騎手)に任せます」と全権委任の構え。

スカーフェイスは❼枠⑬番。柴田助手は「後ろから行く馬なので、どこでも良かったです。入れ替わりが激しい流れで、末脚を使える展開になってほしい」と語った。テーオーロイヤルは外めの❼枠⑭番。大林助手は「真ん中より内の枠がほしかったですが、与えられた枠でするしかありません。行き脚がつく馬なので、リズム良く、内の馬を見ながらポジションを上げるような感じですかね」とレースを思い描いた。

メイショウブレゲは❼枠⑮番に決まった。古川助手は「内を見ながら行けるので、いいところじゃないですか。メンバーがメンバーなので、自分の競馬をするだけですね」と語る。スマートファントムは❽枠⑰番で、石橋調教師は「枠は関係ない。血統的に長いところはいいし、引っ掛からないのは心強い」と長距離適性を強調した。

ハピは大外の❽枠⑱番。山口助手は「特にこだわりはなかったので、出たなりでうまく競馬ができればと思います。競馬は(浜中)ジョッキーに任せます」と語った。

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【天皇賞(春)2024】ドゥレッツァは-6キロ、テーオーロイヤルは+6キロ 出走馬の「調教後の馬体重」 2024年4月25日(木) 17:27


4月28日(日曜)に行われる天皇賞(春)(G1)の出走馬の調教後における馬体重が、JRAより発表された。

ドゥレッツァは前走の金鯱賞から-6キロ。また、阪神大賞典からの臨戦となるテーオーロイヤルは+6キロの発表となっている。ほか、タスティエーラは+16キロ、サリエラは-6キロなど。


<馬番/馬名/馬体重/計量日/前走馬体重※参考>
サリエラ      426 4月25日(木曜) 432
ヒンドゥタイムズ  478 4月24日(水曜) 472
プリュムドール   482 4月25日(木曜) 474
ワープスピード   510 4月24日(水曜) 502
ブローザホーン   430 4月25日(木曜) 426
ディープボンド   516 4月25日(木曜) 510
タスティエーラ   510 4月24日(水曜) 494
ゴールドプリンセス 486 4月25日(木曜) 478
シルヴァーソニック 466 4月25日(木曜) 454
サヴォーナ     540 4月25日(木曜) 536
マテンロウレオ   486 4月24日(水曜) 480
ドゥレッツァ    466 4月25日(木曜) 472
スカーフェイス   468 4月25日(木曜) 462
テーオーロイヤル  464 4月24日(水曜) 458
メイショウブレゲ  476 4月24日(水曜) 474
チャックネイト   485 4月24日(水曜) 486
スマートファントム 474 4月24日(水曜) 470
ハピ        488 4月25日(木曜) 484


(JRA発表)

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【天皇賞(春)2024】ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック) テーオーロイヤル 仕上がり良好!一段階上げてきたドゥレッツァ!シルヴァーソニック、チャックネイトも状態の良さをアピール! 2024年4月25日(木) 12:00


日曜日に行われる天皇賞(春)の登録馬の水曜追い切りについて、1頭ずつシンプルに考察していきます(出走馬決定順位1~18位の追い切り映像が確認できた馬に限る)。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ゴールドプリンセス【B】
栗東CW併走。水分を多く含んだ馬場も影響したのか、反応はさほど鋭くないが、相手強化の3200m戦に臨むことを思えば、ハミを強くかむよりはいいのかも。脚さばき自体は力強く、完歩もそれなりに広い。スラッと脚を長く見せていたことも好感が持てる。力関係はともかく、稽古の気配はまんざらでもない。

サリエラ【B】
栗東CW併走。完歩こそ気持ち小さめだが、脚さばきは素軽く重心も低い。馬場をきちんとつかんで走れているし、フォームも比較的安定している。もう少しラストの鋭さが増せば、といったところだが、決して重苦しい動きではない。ひとまず順調とみてよさそうだ。

サヴォーナ【B】
栗東CW併走。手前をコロコロ替えていた点はいただけないが、折り合い的には無理がなく、フットワークも柔らかい。大型馬らしく完歩を広くとれているし、体もしっかり動かすことができている。あと少しキレがほしいところだが、走りの雰囲気は決して悪くない。それなりに整えてきた感を受ける。

シルヴァーソニック【A】
栗東坂路単走。実戦を一度叩いた効果もあってか、前回の中間時より脚さばきが軽くなった印象。前を進む別の馬のキックバックを受けても、リズムやフォームを崩すことなく、力強い脚どりで登坂していたあたり、精神面はいい状況のよう。逆襲の場面があっても不思議はない。

スカーフェイス【C】
栗東CW併走。低い姿勢を保ち、バランスの良いフットワーク。その一方、折り合い的に難しい面を出し、手前替えがぎこちなく、鞍上の仕掛けに対する反応や伸びも今ひとつ。元来が攻め駆けするタイプゆえ、もう少ししっかりとした動きを見せてほしかった。それを思うと評価は上げにくい。

スマートファントム【C】
栗東CW単走。コーナーから直線に向くまでは、比較的リズム良く走れていた。だが、その後は前方への推進力を削ぐような完歩がしばしば。ラストの反応と伸びも渋い。1週前の併せ馬でも、格下相手にやや劣勢。相手強化のG1で、好勝負に持ち込める態勢にあるかといえば疑問符が付く。

タスティエーラ【B】
美浦坂路併走。当該週の坂路追いはデビュー以来初めて。力感と柔らかさを兼ね備えたフットワーク。トビに高さもある。ただ、前回から6ハロン延長のG1に臨むにしては、前進気勢が過ぎるような気も。体調自体は悪くなさそうなので、あとは本番でのテンション次第。当日の気配を注視したい1頭である。

チャックネイト【A】
美浦W併走。直線入り口で僚馬に寄られたが、臆することなく真っすぐ前を向いて進む。スピードを維持しつつ、最後は手応えに余力を残した状態で同入。鞍上からの指示を待てる精神的な余裕を感じるし、フットワークの安定性も高い。好調だろう。デキの良さを活かせるようなら、ここでも出番があっていい。

テーオーロイヤル【A】
栗東CW併走。オーバーワークを避けた軽めの内容。前を行く2頭を見ながら、鞍上と息を合わせて折り合いはバッチリ。気負わずリラックスして走れているし、バネを感じるフットワーク。前後のバランスもいい。状態は良く映る。ベストを尽くせる仕上がりと判断したい。

ディープボンド【B】
栗東CW併走。ひと頃に比べると、フォームが気持ち小さく、ズブい気配も若干出ているが、それでも四肢の可動域の広さや、トビの大きさは併せた僚馬2頭とは段違いだ。集中力も高く、全体的な走りの雰囲気は決して悪くない。現状の力を出せる態勢とみる。

ドゥレッツァ【A】
栗東CW単走。1週前にしっかり攻めたことが功を奏したのか、当時より仕掛けに対する反応が良くなり、ゴール付近の体の使い方も良化している。前走の中間時に見られた力みが薄れつつあるのもいい傾向。春緒戦の前走時から、一段階状態を上げてきた印象を持つ。

ハピ【C】
栗東坂路単走。ダートで良績を残してきた馬とすればスレンダーな馬体。それゆえ、芝もこなせるのだろう。ただ、今回はトビが低く動きも硬め。ふらふらと体幹が安定しない場面が目立つのも気がかり。ラストはそれなりに脚を伸ばしたものの、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。

ヒンドゥタイムズ【C】
栗東CW併走。最近の当該週ではひと息だった、手前替えをこなしていたのは良い傾向。脚さばきも力強い。その一方、耳の向きが安定せず、集中力を欠き気味だったのは心配なところ。良くも悪くも平行線の印象。本番でジョッキーがうまくエスコートできれば、という条件付きの狙いとなろう。

ブローザホーン【B】
栗東坂路併走。軽めの内容ゆえ派手なアクションこそないが、前回の中間時に見られた硬さが薄れ、そのぶん前肢のさばきが良くなった印象。この馬とすれば、手前替えもスムーズだった。低い重心を維持しつつ、リズム良く登坂するさまから、体調面の不安はなさそう。実戦に向けての下地は整ったように思える。

マテンロウレオ【B】
栗東CW単走。整える程度の内容。この馬としては我慢がきいて、ゆったりと運べている。ハミを強くかむ面もなく、首を使ってリズミカルな走り。脚元の動きも悪くなかった。昨年5着時の状態を大きく上回るとはいかないまでも、劣るという印象はまったくない。穴候補として一考の余地はある。

メイショウブレゲ【B】
栗東坂路単走。やや頭の位置が高く、完歩も小さめだが、それは実戦でも同じ。深刻にとらえる必要はない。四肢の回転力自体は高く、フォームも比較的安定している。この馬自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。及第点の仕上がりだろう。

ワープスピード【B】
美浦W併走。ややもっさりとした走りだが、それはいつも同じ。だからこそ、長丁場で折り合いがつくという利点もある。脚さばきには力感があり、手前替えもスムーズ。完歩もそれなりに広い。デキ落ちの様子はなく、この馬なりに順調ととらえてもいいのではないか。


【調教予想からの注目馬】
シルヴァーソニック チャックネイト テーオーロイヤル ドゥレッツァ

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【天皇賞(春)2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「霧」「回収率予報官」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る! 2024年4月25日(木) 11:00


回収率予報官ー独自開発したデータ分析ソフトで導き出された高回収率馬を予報!


エンジニア目線で競馬と真摯に向き合い、通常のAIと一線を画すデータ分析ソフトを構築。オリジナリティ溢れる理論で、出走馬の単勝回収率を予測する回収率予報官プロに天皇賞(春)の予想をお聞きしました。

―いつものように推奨馬をお願いできますか。

まず、全体的な傾向としてはまだ牝馬が力を発揮できる時期ではないので、牡馬が有利になります。あと、何度かお伝えしたとおり、馬齢は5歳が最も良く、高齢になると力を出しづらい傾向です。そのうえで、今回推奨できる馬は4頭いて、一番おすすめなのはサヴォーナです。

―人気的にも面白いところですね。買い要素はどのあたりでしょう。

今回3200mで前走阪神大賞典は3000mですよね。出走馬の前走距離は様々ですが、変動が少ないほうが結果は出やすいです。また、前走6着なので注目もされにくいと。その点から一番手評価になります。

阪神大賞典から臨戦する馬は多いですが、サヴォーナより上位の馬は過剰評価されやすく狙いづらいとして、それ以下の着順の馬よりもサヴォーナのほうがいいわけですか。

そうですね。あまり結果が悪すぎる馬も勝ちづらく、フルゲートであればサヴォーナくらいの着順が高評価になります。

―2頭目をお願いします。

マテンロウレオです。

―この馬も人気薄ですね。日経賞からの参戦です。

マテンロウレオはマイナス要素がほとんどないですね。前走の日経賞5番人気4着、前々走の京都記念4番人気9着から過剰人気になりにくく、5歳牡馬である点や前走・前々走の間隔も良く、力を出しやすい条件が揃っています。

サヴォーナと2頭が来たら大きいですね。これは単複を買うわけですか。

いえ、基本的に7人気とか、そのくらいの馬は単勝で買うのがおすすめです。複勝よりは単勝のほうがいいですね。

―単勝ですか。その心はというか……。

回収率ですね。馬券購入者の大半は穴よりの馬の複勝を買い、本命よりの馬の単勝を買いますよね。なので、回収率的には穴よりの単勝、本命よりの複勝を買う方法がお得です。

―なるほど。長期的な馬券戦略的には今の考え方がいいわけですね。

もちろん金額は調整しながらでいいと思いますよ。本命サイドの複勝は厚めに、人気薄サイドの単勝は押さえてというように。

―んー、ほかの馬券購入者との心理戦のような感じです。3頭目、4頭目はどの馬になりますか。

ハピディープボンドですね。ハピは、5歳牡馬、前走5番人気9着で注目されにくい点が良く、着順のわりに評価できるタイムですし、間隔もまずまずでマイナス要素が少ないです。ディープボンドは、前走5番人気7着で敬遠されやすくなるので、そこが狙い目になります。

―推奨馬は4頭とも人気薄で楽しみです。

ひとつつけ加えると、推奨4頭中3頭はたまたまキズナ産駒ですが、私の予想ファクターに血統は入っていません。それをふまえ、血統を有効利用できる方でキズナ産駒がいいと判断されるならさらにおすすめ、反対にキズナ産駒がダメだというなら割引くというように、上乗せして考えていただければいいかなと思います。

―ありがとうございます。反対に人気馬の名前は挙がりませんでしたが、狙いづらいでしょうか。

はい、逆に消しという馬は3頭いて、まずドゥレッツァです。

ドゥレッツァが消しですか。

もちろん実力があるのはわかっているんですけど、過剰人気は間違いないと思います。前走の金鯱賞は2着ですが、距離が短かったからと判断されるでしょうし、菊花賞との間隔もあまり良くありません。

―実力は評価しつつ、過剰人気なる条件と力を出しにくい条件が揃っているから馬券的には避けたほうがいいと。消しの2頭目はどの馬になるでしょう。

2頭目はサリエラになります。牝馬ですし、馬体重が軽すぎるのと前々走の間隔もマイナスと条件が良くないですね。

―この2頭を消せるのは大きいです。消しの3頭目をお願いします。

チャックネイトですね。この馬は前走距離と間隔が短く、1着で注目されますがタイムはそれほど良くないと。あと騙馬というのも、夏のほうが力を出しやすいのでマイナスになります。

―名前の挙がらなかった人気馬だと、テーオーロイヤルは前走の阪神大賞典を圧勝でいかにも過剰に買われそうですが、ほかのファクターで補えているわけですか。

それもありますし、前走はタイムはもうひとつでしたが、上がり3ハロンは評価できるものでした。ただ、過剰に買われる要素もあるので差し引きでトントンという感じですね。


取材後記: 推奨馬4頭は人気薄ばかりで楽しみです。「回収率と馬券の買い方」というのは、論文でも書けそうなテーマですね。


ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ


戦歴、レース内容や指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握し、そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドして、コンスタントに人気薄の激走を見抜くプロ。今年の天皇賞(春)はどう映っているのでしょう?

―出走馬を見渡していかがでしょうか。

とりあえず、ドゥレッツァ1強じゃないかと思っていて、そこからどう馬券を組み立てようかと。

―馬券的には頭固定ですかね。

そうしようかなあ、という感じです。

―高く評価できるのは菊花賞になりますか。

菊花賞も前走の金鯱賞もそうですし、レベル的に今回のメンバーだと一枚上ですね。

―U指数など見ても上という感じですか。

明らかに上ですね。

―条件戦は中距離を連勝しましたが、距離適性をどうお考えでしょう。

どちらかと言うと、2400mより長い距離がいいんじゃないかと。中距離馬という感じではないと思います。

―前走2着の金鯱賞は中距離のカテゴリーですが、勝ち馬との5馬身差はそのあたりも出た結果でしょうか。

距離適性の差もありますし、進路取りの差も大きいですよね。プログノーシスは内からスパンと抜け、ドゥレッツァはゆっくり外に出してという。

―前走の着差は気にならず、距離も良く地力上位だと、死角なしですかね。

強いて不安要素を挙げるなら、右回りだと内に行きたがるような気がしていて、菊花賞の直線も、ルメール騎手が上手く推進力に変えて伸びてきましたけど、ほかの騎手だと同じように加速できない危険性はあると思うんですよ。

―なるほど。新馬戦は右回りで3着ですか。

これも内ラチにへばりつくような走りで負けているんですよね。

―少し気になりますね。とはいえ、ドゥレッツァが抜けた存在として、対抗候補はどの馬になりますか。

対抗候補となると、タスティエーラブローザホーンテーオーロイヤルあたりですかね。このあたりの取捨は難しいですけど。

阪神大賞典組が多いので、こちらからお聞きすると、『キーホース診断』でも書かれていましたが、テーオーロイヤルは圧勝でもやはり立ち回りは完璧に近いものがあったと。

完璧であったことに加えて、ほかの馬がわりと苦しい競馬をしているんですよね。

―特に苦しい競馬をしていたのはどの馬になりますか。

ブローザホーンサヴォーナです。この2頭は速いペースの日経新春杯から臨戦したためか、阪神大賞典ですごい力んでいました。ブローザホーンは内めにいましたが、サヴォーナは外めにいたので、一番苦しい競馬をしたのはサヴォーナという印象があります。

―能力的な問題もあるかと思いますが、サヴォーナは穴で狙えそうですか。

想定人気の7~8人気以内で決まるような気もしますが、あえて穴を挙げるならサヴォーナですかね。あと、典さんの大逃げがちょっと怖いくらいです。

ブローザホーンは上位人気な気もしますが、食指は動くでしょうか。

基本的には重馬場とか、癖のある馬場向きの馬だと思うので、パンパンの良馬場だとあまり魅力はないですよね。

―対抗候補でも条件次第では手を出しづらかったり、相手選びが難しいです。タスティエーラの前走大阪杯11着は負けすぎな気もしますが……。

断言はできないですけど、阪神競馬場に遠征する関東馬が度々不可解な負け方をしたりしますよね。

―言われてみると、エフフォーリアとかありましたね。

阪神競馬場にある関東馬の出走馬房は、立地が悪いというのが昔からあるんですよ。

―へえ、これは面白い話ですね。気にしたこともありませんでした。

観客の声とか車の音とか、ダイレクトに入る位置にあるみたいで。

―繊細な馬にはちょっと嫌な環境ではあるわけですね。

まあでも、タスティエーラのお父さんのサトノクラウンも今話したような理由で大阪杯をボロ負けして、次走の宝塚記念では関西馬が使う馬房を使わせてもらって復活したという経緯があるんですよ。で、タスティエーラサトノクラウンと同じ堀厩舎ですから、はたして同じ失敗をするのかと。

―なるほど(笑)。あくまで凡走の可能性のひとつということですね。

ただ、理由はともかく大阪杯タスティエーラは普通の状態でなかったのはたしかですよ。

―脚が速いイメージがないんですが、距離が延びる点は良さそうですか。

なんとなく、ステイヤーっぽくなっている感じはしていて、3000mあたりの距離は合うのかなと思うんですよ。その反面、堀厩舎にはめずらしく最終追い切りは坂路単走ということで、悩みどころです。

ドゥレッツァの相手選びは、馬場や枠でわりと変わりそうですね。あとは、人気どころでサリエラはどうですかね。

サリエラも迷いますよね。数字上だと全然足りないんですけど。今年のメンバーで京都ならとも思いますし。

―そのほか、リピート狙いのベテラン勢なども苦しいでしょうか。

ドゥレッツァを本命にするなら、ちょっとそこまでは手を伸ばしにくいですよね。


取材後記: 対抗以下が難しそうですね。ドゥレッツァの相手がどの馬になるのか最終結論にも注目です。


以上、プロ予想家2名の天皇賞(春)の見解と注目馬を紹介しました。穴っぽいところからサヴォーナマテンロウレオが共通して挙がりましたね。それでは、また来週お会いしましょう。

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【天皇賞・春】厩舎の話 2024年4月25日(木) 10:08

ゴールドプリンセス・寺島調教師「動きは良かった。ベストの条件でどこまでやれるか」

サヴォーナ・中竹調教師「前走は道悪が敗因。2週続けてCWで負荷をかけた。操縦性は高い」

サリエラ・国枝調教師「ビッシリやらず、かつ軽すぎずにしまい重点で。距離適性はある」

シルヴァーソニック・池本助手「日曜にプレッシャーをかけて良化。スイッチが入った」

スカーフェイス・中竹調教師「年齢的に体調の変動はない。時計がかかってくれたほうがいい」

スマートファントム・石橋調教師「オーナーと相談してGⅠへ。競馬ですごく乗りやすい馬」

タスティエーラ・堀調教師「余力があったし、息も良かった。菊花賞当時よりいい印象」

チャックネイト・堀調教師「晩成の長距離タイプ。息づかいが良く、心肺機能も整っている」

ディープボンド・幸騎手「すごく乗りやすい。折り合いに心配がなく、有利な舞台だと思う」

テーオーロイヤル・岡田調教師「状態面は復帰後で一番。今週もこれ以上ない動きだった」

ドゥレッツァ・戸崎騎手「この距離だと折り合いがポイント。どうアプローチできるか」

ハピ・大久保調教師「いい意味でいつもどおりの雰囲気。状態は前走と変わらない」

ヒンドゥタイムズ・斉藤崇調教師「追った分だけ脚を伸ばしていた。状態は良くなっている」

プリュムドール・和田竜騎手「息を整える感じ。前走とは全然違うし、展開次第で一発も」

ブローザホーン・菅原明騎手「調子は上向き。折り合いばかりを気にして乗ることはしない」

マテンロウレオ・昆調教師「追い切りは馬なりで整える程度。変わりなく順調にきている」

メイショウブレゲ・飯村助手「下り坂がいいのか、京都では内容のある走り。流れが向けば」

ワープスピード・三浦騎手「距離が延びるほどいいと思っていた。また跨って戦えてうれしい」(夕刊フジ)

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ハピの関連コラム

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先週のチャンピオンズカップジュンライトボルトが勝利。石川裕紀人騎手は今年に入ってから、特にダートでの活躍が目立っており、今回の騎乗ぶりも良い意味で驚きはなかった。大一番で物怖じしない騎乗も想定通り。

もっとも、先週当コラムでジュンライトボルトを注目馬として推奨したものの、最終的な本命は◎ハピにした。ハピの横山典騎手は先週4勝の固め打ちで2900勝のメモリアル勝利も達成。ついでにG1制覇…となれば最高だったが、3着。それでも、これまでとは異なる先行策からのソツのない立ち回りはさすがといえるものだった。

「継続騎乗で馬を手の内に入れていく」

という横山典騎手スタイルが、キレイにハマった一戦だった。

予想を改めて振り返ると、◎ハピ、○ノットゥルノ、▲ジュンライトボルトとして、断然人気のテーオーケインズを4番手まで落とせたのもポイントだった。

当然有力馬の一頭とみたテーオーケインズだったが、あまり考えずに対抗にしてしまうことだけは避けようと考えていた。断然人気馬がいるレースにおいては、本命を別の穴馬にした場合ついつい、

「相手はとりあえず人気の○○(先週で言えばテーオーケインズ)でいいか」

というある種の思考停止に陥ってしまいがちだが、それは大きな落とし穴にハマることになる。というのも、「穴本命+人気馬の2頭軸」にしてしまうと、結局それでは実質的に人気馬を本命にして相手を少し捻ったというありきたりな結論と変わらないことになってしまうためだ。

もちろん無理に評価を下げることはない。ただ、本命馬を考えるのと同じくらい頭を使って対抗以下の序列も考えることで、断然人気馬が飛んだ場合の大きな配当を手にするチャンスが広がるというもの。先週のチャンピオンズCも、3→4→6番人気の決着ながら、3連複万馬券、3連単は8万馬券。

そして、こういった考え方は、目の前のレースでどの馬を買うか…という予想力とは異なるものでもある。より複雑化し、また研究が進むスピードが速くなったことにより、現代競馬の予想方法は陳腐化しやすい。一方で”予想力以外のチカラ”は競馬の構造が変化(例えば券種が増えるなど)しない限り不変なので、その力を身に着ける方が収支を改善する上では重要かつ効率的になってくる。

予想力以外…とは何かということであるが、例えば買い方、さらに言えばレース選択であったり、オッズの見方であったり…である。

というわけで、この流れで少し宣伝になるが、今回の新刊では以上で述べた予想力以外のチカラを「馬券力」と定義した。詳細を知りたい方はぜひ新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』を読んでいただきたい。

急速にインフレが進むこの時代に、二千円でお釣りが来て、それでいて何か一つでも得ることができて、1%でも収支が上がれば元はすぐに取れるはずだ。

~今週末の注目馬~

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は阪神ジュベナイルフィリーズ。注目馬はコチラ。

モリアーナ武藤雅騎手)

今回の注目はモリアーナ武藤雅騎手のコンビ。
モリアーナは2戦2勝の無敗馬。しかも内容が濃く、デビュー戦の東京芝1600mでは上がり33秒0で突き抜け、2戦目の札幌芝1800mでは逆に上がり36秒1で2番手からしぶとく伸びてきた。地力はあるので、注目されていない段階となる今回が狙いどころだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2022年12月2日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】前々日オッズの意味を考える/チャンピオンズカップ展望
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本題に入る前に、2年半ぶりに新刊が出ますのでよろしくお願いいたします。

→『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる

こうすれば当たる! というようなものではなく、

「どの馬を買うか」

という予想ではなく、それ以外のことを考える重要性について書いています。よろしくお願いいたします。

本題へ。

ジャパンカップヴェラアズールが直線馬群を捌いて抜け出して勝利。見事G1初挑戦初制覇を飾った。道中はユニコーンライオンが予想通りに馬群を引っ張ったものの、スローペースで一団になったために直線は瞬発力に加えて渋滞を抜け出す力も問われた。

こうなると欧州騎手は強い。もともと欧州の中長距離路線はほとんどスロー。加えて馬群が密集するのも日常茶飯事で、馬体をぶつけ合いながら伸びてくることも珍しくない。いつも通り早仕掛けで末脚を失った川田騎手&ダノンベルーガを格好の目標に据えた外国人騎手の独壇場だった。

さて、今回は少しオッズの話をしたい。ジャパンカップでは金曜発売があったが、ではその段階でどれくらい馬券が売れているかという話である。というのも、金曜段階のオッズを見て、

「○○が人気し過ぎ」

というような話をよく耳にするからである。もちろん数字を見れば実際に気になるものなのだが、結論から先に書いてしまうと金曜段階のオッズ、あるいは平場の前日オッズなどはほぼ気にすることはない。それよりも自分なりのツールでオッズを推定することが大切になる。

参考までにジャパンカップが金曜段階でどれくらい売れていたかを見てみたい。以下は最終的な総売り上げと、金曜23時58分段階の票数の差である。ここでは単勝と馬連を見てみたい。

ジャパンカップの単勝総売り上げ票数

12223124票

→金曜23時58分時点の売り上げ票数

634431票

以上を計算すると、金曜の段階で、634431÷12223124=0.0519...

であるから、全体の5%強ほどが売れているということである。逆に言えば残りの約95%弱はまだ売れていないということでもあり、この段階でオッズを語ることがさほど意味がないことがわかる。

もっとも、単勝は比較的早い段階で票数が集まりやすい傾向にあるので、これをさらに馬連で見てみる。

ジャパンカップの馬連の総売り上げ票数

27307833票

→金曜23時58分時点の売り上げ票数

107514票

計算すると、107514÷27307833=0.0039...

ということで、なんと全体のわずか0.4%ほどしか売れていない。これは総売り上げの約250分の1である。

以上から考えるに、

「前々日オッズで一喜一憂することはあまり意味がない」

といえるのではないだろうか?

これは平場における前日オッズも同様で、例えばジャパンカップデーの東京1レースが前日23時58分段階でどれくらい売れていたかというと…

単勝総売り上げ 428659票
前日23時58分時点 18497票

となり、全体の約4.3%。前日の単勝オッズを見ていろいろと語ったところで、その後に20倍以上の売り上げがあると考えると、実はあまり意味がないことがわかる。

ちなみに東京1レースは9時31分発走だったが、その11分前の9時20分段階での単勝の売り上げ票数は、162640。これは全体の約38%となる。つまりラスト10分あまりで60%以上の売り上げがあるとわかる。普段平場を買っていると、

「直前でオッズが動きすぎ」

と感じるかもしれないが、3分の2近くが本馬場入場が始まった後に売れているのだから、動くのは当然なのである。

このことからの教訓は、オッズを読むことの大切さである。目に見える数字に一喜一憂したところで、大半は直前で売れてオッズが大きく変わるのだから、むしろどうなるかを予想する方が良い。

また、券種ごとにオッズを見ることも大切である。ジャパンカップヴェラアズールは何度か1番人気になったが、馬連や3連複などは一貫してシャフリヤールダノンベルーガに続く3番人気に留まっていた。

現代競馬は予想力も大事だが、こういったオッズをどう見るかも勝つためには重要になる。

チャンピオンズカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はチャンピオンズカップ。注目馬はコチラ。

ジュンライトボルト石川裕紀人騎手)

注目はジュンライトボルト石川裕紀人騎手。
友道厩舎にしては珍しいダート馬。ダート転向後まだ3戦という新興勢力だが、その3戦がいずれも好内容で、芝時代と変わらぬ立ち回りの上手さを見せている。前走のシリウスSもやや早仕掛け気味だったが、ハピの追撃を封じる完勝。好位から運べるレースぶりには安定感があり、今年の相手関係ならば即通用しても驚けない。外国人騎手やトップジョッキーが集まるG1において石川騎手というのも妙味が増しそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月4日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】武豊騎手の【新】穴傾向/みやこS展望
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天皇賞(秋)イクイノックスが直線鋭く伸びて勝利。昨年のエフフォーリアに続いて今年も3歳馬が制した。この現象はもちろん3歳勢が一定のレベルにあることもひとつだが、もうひとつは、そもそも有力3歳馬の参戦が増えていることもある。したがって、3歳馬が天皇賞(秋)で走った=世代レベルが高いというわけではなく、そもそも3歳馬が走りやすいレースに3歳馬が出走してくるようになったということだろう。

そして、勝ち馬と同等かそれ以上に観客を沸かせたのが2着のパンサラッサ。24年前のサイレンススズカを彷彿とさせるような逃げで、直線も貯金を生かして粘り込んだ。パンサラッサ札幌記念2着からの参戦だったが、今回は7番人気と低評価。東京芝の差し傾向も気になり個人的にも消してしまったが、結果的には人気の盲点になっていた。

先週の競馬からはもう一つ、土曜日に行われたスワンSの話もしておきたい。注目は3着のルプリュフォール。といっても馬ではなく、武豊騎手だ。武豊騎手はこの秋の重賞で2度目の2ケタ人気での穴。

神戸新聞杯 ヤマニンゼスト 12番人気2着
スワンS ルプリュフォール 11番人気3着

最近の武豊騎手は、人気薄の差し馬に騎乗すると腹を括って馬群を突く、あるいは思い切って溜めてくることが多い。もともと技術的には日本でもトップクラスなのは今でも変わらないので、こういった「決め打ちの武豊」的な穴好走は今後増えて行くかもしれない。この原稿を書いている最中、ちょうどJBCクラシックでもクリノドラゴンであとひと息の4着(8番人気)に追い込んで来ていた。

かつては武豊騎手を穴で買えるなど想像もしなかったが、新しいパターンに注目したい。

みやこS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はみやこステークスが行われる。注目はこの馬。

ハピ横山典弘騎手)

オメガパフュームが当然期待を集めるだろうが、馬券的に面白そうな注目馬はハピ。前走のシリウスSでは初の古馬相手ながら内を突いて2着と健闘。横山典騎手も初騎乗ながら手の内に入れていた。同騎手は継続騎乗で馬とフィットしていくのがパターンで、本馬とも2度目のコンビでさらなる上積みがありそう。先行勢が揃ったことで展開利もありそうだし、ダート3歳勢のレベルの高さを考えても、引き続きチャンス大だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ハピの口コミ


口コミ一覧

天皇賞春 2

 競馬が大好き(複勝男 2024年4月26日(金) 02:35

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天皇賞春

4月28日 日曜日 京都競馬場 右回り Aコース
芝3200M GⅠ 4歳以上

出走馬の個人的な評価

競馬ブックポイント◎3ポイント○2ポイント▲1ポイント◬0.5ポイント

ドゥレッツァ 25ポイント
(金鯱賞は負けましたが59Kgと相手が何の不利なく上手くいきすぎて強すぎたレース内容なので仕方ない。今回は京都で栗東にも来ているし距離もさほど気にはならないが折り合いは気になるところ。地力も上位で戸崎騎手もこの馬に乗って勝ってはいるから気にはならないんだけど、)

テーオーロイヤル 19.5ポイント
(長距離の安定感はあるのである程度馬場悪化もこなせる馬と思う。、後はGⅠでの地力だけかなと思っているのでチャンスは高そう。京都の良馬場の速い時計勝負は不安だと思います。)

タスティエーラ 10ポイント
(大阪杯がいい位置にいながら何にもなかったので心配になる内容。今回は距離延長とモレイラ騎手で馬が変われるかどうか?試金石ですね。)

ブローザホーン 7.5ポイント
(阪神大賞典は3着で伸び負けた感じで京都に変わって重賞を今年勝っている分コース相性でどこまで出来るか?転厩2戦目でもあるしプラスの要素は多いかなと更に馬場悪化も問題ないので。)

サリエラ 6.5ポイント
(牝馬なので有利なデータはないが前走も3400Mだから距離不安はない。京都もエリザベス女王盃で負けているが位置取りが後ろ過ぎたのもあるこの距離なら前にも行けるし武騎手に替わって心強さもある。良馬場の方がいいでしょうね。)

マテンロウレオ 3ポイント△4こ
(距離はベストではないしコースもどうかなと思う。逃げ馬不在でこの馬が自分のペースで逃げれば横山武騎手ですからイングランディーレの再現も可能かなと、まぁ入れ込み具合とスタートが重要になりそうですが。)

スカーフェイス 3ポイント△0こ
(ここ2戦は相手なりで一気の相手強化と距離延長でどうかだけ、力的には劣っているのは間違いないので差してどこまで。)

ディープボンド 2ポイント
(このレースとな相性がいいから今度こそと思うが、最近明らかに成績が下がってますね。距離適性にかけてどこまで出来るか?)

ハピ 1ポイント
(ハンブルクCはそれなりの結果だったので相手強化と速い脚が必要な京都ではどうか?距離は思っているほどダメではなさそうですがさすがに馬券内はしんどそう。浜中騎手に替わって不気味さと58Kgは背負いなれている。)

チャックネイト 0.5ポイント
(アメリカJCC以来で間隔は少し空いてますが道悪適正が高いはずなので後は乗り替わりと距離延長でどうなるかですね。輸送は中京までは経験してるが関西になって上手くいけばいいが。)

サヴァ―ナ 0ポイント△7こ 着差 1.3
(京都コースで巻き返せるかどうか?前走の敗因が馬場みたいだから当日良馬場で雨の影響がゼロなら距離適性も高いし池添騎手だから魅力は上がりますね。)

シルヴァーソニック 0ポイント△7こ 着差 2.2
(前走は長期の休養明けと考えれば叩いて今回変わり身ありそう。去年3着だし今回はデムーロ騎手なので不気味さは残りますね。距離コースは問題はないですね。)

ワープスピード 0ポイント△6こ
(長距離の安定感は高いので距離延長は問題ないしコースも10月に勝利している。あとは乗り替わりの三浦騎手になるんかなと。ここ2戦位置取りの差で負けているかなと。)

プリュムドール 0ポイント△2こ
(京都コースだと上がりの脚で劣るので、良馬場だとしんどいかなと、時計の掛かる馬場になった時にチャンスは出てきそうですね。)

スマートファントム 0ポイント△1こ
(連勝中ですが今回OP以上初なのでいきなりは酷ですね。距離延長で適性があればと京都が初なのでこの馬にものすごく合っていれば大懸けもあるかな?)

ゴールドプリンセス 0ポイント 着差 -0.2
(昇級初戦でこの相手ですからねしかも牝馬ですからなかなか難しい条件と思う。長距離適性と道悪の適性はありそうなので、天気と距離でどこまで出来るか?自力ではやはり格下ですよね。)

メイショウブレゲ 0ポイント 着差 1.4
(京都で勝ってはいるがハンデ戦で54Kg背負っての上がりが掛かって差しきりなので今回の相手だと厳しいかな。58Kgもこの馬にとってしんどい感じですね。前走の阪神よりは京都の方が少しいいのかな。)

ヒンドゥタイムズ 0ポイント 着差 1.7
(間隔空いてますが8歳ですからこれでいいはず。コースは向いているし斤量も問題なし。相手強化になって楽ではないが、時計が掛かる馬場の方がチャンスは上がるはずですから、今までの経験値もあるから超大穴にはなれそうか?)

現時点予想

◎ サリエラ
○ ドゥレッツァ
▲ タスティエーラ
△ テーオーロイヤル
△ ブローザホーン
穴 ワープスピード
穴 チャックネイト

 覆面ドクター・英 2024年4月25日(木) 19:55
覆面ドクター 英 の  天皇賞 春 2024
閲覧 334ビュー コメント 0 ナイス 9

まずは先々週の皐月賞の回顧から。藤岡康騎手の親友の浜中騎手の大逃げからの逃げ切り勝ちを期待してメイショウタバルに本命打ったのですが、レース前から入れ込んで、速いペースで逃げてビリという残念な結果でした(笑)まあ逃げ馬は沈む時はこんなものです。素直に康太騎手が調教つけていたジャスティンミラノで良かったようです。ダービーと皐月賞が昔ほど直結しなくなったのかなあ、と思って、ひねり過ぎてしまいましたが、やはり普通にダービー馬にふさわしい馬を皐月賞でも、まず買うべきだったようです。

それでは天皇賞(春)の話題へ。菊花賞同様、長距離の評価が昔より低い時代でもありますが、およそ34年になる競馬歴の中でもメジロマックイーンは、武豊騎手もコメントしてたようにマイルでもこなせるくらいのスピードと、春天で圧勝するくらいのスタミナを兼備している強い馬だったと思います。オルフェーヴルやゴールドシップにマックイーンの血が引き継がれているのは嬉しい限りですが、今年の出走馬はちょっと好走厳しいか。ポイントとしては、スプリント路線同様、ステイヤー路線は層が薄いので、中距離のすごく強い馬が通用してしまう、特に京都の高速馬場だと、というところでしょうか。

1番人気想定 ドゥレッツア:名前から連想できるようにドゥラメンテ産駒の菊花賞を強い勝ち方をしたルメール騎手のお手馬(5連勝でG1馬に)で、コテコテのステイヤーという感じでもないが、前走の金鯱賞はちょっと距離足りない感じと、勝ったプログノーシスが内ぽっかり空いたところを通ったのもあり、勝負決まってから差してきての2着だった。今回は戸崎騎手への乗り替わりとなるが、そう癖のある感じの馬でもなく、逆にかなり自在性あるとも言え、普通にやれそう。調教の動きもよく、ここにしっかり照準あわせてきた。菊花賞は4番人気で本命打って、いい馬券取らせてくれたが、強いのばれちゃって今回は人気になりそうなところがつらいが、やはり強く本命視が妥当。

2番人気想定 テーオーロイヤル:不発感の強いリオンディーズ産駒(エピファネイアの半弟で父がシンボリクリスエスからキンカメにかわり、むしろ芝ダート問わず距離も融通きくかと思われたが)の代表産駒の恐らく現役最強クラスのステイヤー(母父のマンハッタンカフェの影響が強そう)。ただステイヤーズSやダイヤモンドSで強い走りを見せる本物ステイヤーは京都の春天は案外向かなかったりする。阪神大賞典も5馬身差の強い勝ち方だったが、これまた適性的に春天とちょっと違うかもしれない。6歳というのも微妙。馬体もピカピカで、調教の動きは引き続きかなり良いが、本格ステイヤー過ぎてヒモまでが良いか。オーストラリアのメルボルンCとかに遠征してみてほしい。菱田騎手は元々うまくて、朝弱いようで調教での遅刻癖など結構言われていたが、再評価の時期では。私も早起き苦手で少年野球の朝練で4時半起きとか地獄でした(笑)


3番人気想定タスティエーラ:クラシック三冠で常に好走していたが、その後不発続きでソールオリエンスとともにこの世代が弱いと言われる原因となっている状況。安定感あった馬だが瞬発力やスピードがちょい足りない感じが本質か。前走は終い投げ出したような感じもありメンタル要素での不振もあるか。香港あたりは向きそうで海外遠征が向くかも。モレイラ騎手で堀厩舎だけに人気になりそうだが立ち直るのを確認するまでは消してみるのも手か。調教の動きは悪くない。
4番人気想定 サリエラ:エリザベス女王杯や有馬記念で2着したサラキアの全妹でマイル近辺で強かったサリオスの半妹。ディープインパクト産駒だけに本質的にはステイヤーというより距離もこなせる中距離馬の印象だが阪神でなく京都の高速馬場ならこの距離も歓迎では。ルメール騎手から武豊騎手への乗り替わりも、「平成の盾男(若い世代にはわかりにくいかもしれませんが)」だけに問題なし。調教の動きも良い。

5番人気想定 ブローザホーン:420kg前後の小さな、昔で言うとライスシャワーを思い出させるステイヤー。阪神大賞典は小さい馬だけに適性イマイチで3着止まりだったが、京都に変われば逆転も可能では。大舞台でも強いエピファネイア産駒だし、菅原明騎手も若手の中ではかなり良い。調教の動きも良い。

6番人気想定 ワープスピード:ドレフォン産駒の地味なステイヤー(母父ディープインパクトの影響が強そう)で阪神大賞典で2着と頑張った。ただここでよく書いているように、G1で三浦騎手乗せてくるというのは、どうぞ、消してください、ということでは(笑)調教の動きは悪くないが。

7番人気想定 サヴォーナ:キズナ産駒で昨秋は神戸新聞杯2着で臨んだ菊花賞でまくって5着と頑張った。日経新春杯2着、阪神大賞典5着と勝ち切れていないがヒモには買いたい伸び盛りの馬。母系は短いところやダートでの活躍馬が多いので、そこを言っている人も多いが、父がSS系の本格派で、母が短距離やダート馬でスピードやパワー補うというのは活躍馬によくある配合で、距離気にする必要ないのでは。調教の動きよく、G1ではやる気が増す池添騎手だけに期待できそう。

8番人気想定 チャックネイト:AJCCをキング騎手で差し返しての重賞制覇だった馬だが、不良馬場だったのも良かった印象。金子さんの馬で、堀厩舎で余分に人気にもなりそうだが同厩舎のタスティエーラよりこっちの方が、案外いいかも。調教の動きは良い。ただ高速馬場より重馬場要員か。

9番人気想 ディープボンド:3年連続このレースで2着しているステイヤー路線の代表的な馬だが、さすがに7歳となり衰え感じる現況で阪神ならまだごまかし利くのかもしれないが、京都だとスピード的にもちょっときついのでは。調教は年齢を感じさせないくらい元気で良い。3着に来てくれればいい感じか。

10番人気以下想定
シルヴァーソニック:昨年のこのレースで3着したのだがその後調教休養で前走の阪神大賞典で11着と残念な結果。8歳だけに普通だったら、終わった、と思われそうだが、調教の動きはかなり良くて、ここでないもう少し相手弱いところならまだやれる感じか。

マテンロウレオ:昨年のこのレース5着馬だが、どちらかというと中距離向きで、また14か月前の京都記念2着以降は馬券になっていない状況で、横山典騎手の奇襲込みでもG1では厳しそう。調教の動きは良い。

ゴールドプリンセス:数少ないゴールドアクター産駒のステイヤー牝馬。3勝クラスを勝ったばかりで、今夏のローカル2600M戦あたりが活躍の場か。調教の動きは良い。

ハピ:キズナ産駒のダート馬。一昨年のチャンピオンズCでも3着にきたり、オープンでも勝たないまでも上位に来る馬。前走初芝で大阪ハンブルグCで9着だったように、ダート路線に戻した方が良さそう。調教の動きは普通。

スマートファントム:ここ2戦の2勝クラスと3勝クラスを藤岡康騎手で連勝してきたハービンジャー産駒。勢いあるとも言えるが、前走は狭いところを割って差し切ったようにかなり鞍上の腕で勝った要素も強くG1ではまだ厳しそう。調教の動きはかなり良い。

プリュムドール:一昨年のステイヤーズS2着した後に1年近く休養したステイヤー牝馬。復帰後もそう大きく負けていないのだがG1でどうこういう感じではないゴールドシップ産駒。調教の動きは悪くない。

メイショウブレゲ:ゴールドシップ産駒らしいステイヤーで万葉Sを勝ったが前走の阪神大賞典で8着だったようにG1レベルにはまだまだ遠い印象。調教の動き自体は良い。

スカーフェイス:13か月前のリステッド競走(大阪城S)勝ち以降馬券になっていないように、ここでは力不足な馬。調教の動きは普通。

ヒンドゥタイムズ:セン馬だけに8歳でも元気なハービンジャー産駒。ただ14か月前の小倉大賞典勝ち以降は馬券になっていないようにG1では不要。調教の動きは普通。

<まとめ>
有力:ドゥレッツア

ヒモに:ブローザホーン、サリエラ、テーオーロイヤル、サヴォーナ、ディープボンド

穴で:出番なさそう

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 競馬が大好き(複勝男 2024年4月24日(水) 01:00
天皇賞春 1
閲覧 69ビュー コメント 0 ナイス 3

天皇賞 春

4月28日 日曜日 京都競馬場 右回り Aコース
芝3200M GⅠ 4歳以上

過去10年馬券内父系 (京都開催のみ)
サンデーサイレンス系    10-9-8 登録馬 13頭
ナスルーラ系         0-1-0      0頭
ハイペリオン系        0-0-1      0頭
ノーザンダンサー系      0-0-0      4頭
ヘイルトゥリーズン系     0-0-0      2頭
ミスタープロスペクター系   0-0-0      2頭 計21頭 フルゲート18頭

過去10年別頭数(京都開催のみ)
4回 17、18頭
1回 13、14頭

過去10年人気別馬券内(京都開催のみ)
7回 2番人気
4回 1、3、4番人気
3回 6番人気
1回 5、7、8、10、11、12、13、14番人気

過去10年最高オッズ(阪神開催含む)
単勝 1150円 複勝 1470円 枠連 6650円 馬連 20160円 馬単 29950円
ワイド 7840円
3連複 57160円
3連単 242730円

このレースの傾向として(競馬ブック参考)

〇 前走
   阪神大賞典   0.4秒差以内
   日経賞     0.5差以内の2,3着
   大阪杯     前年GⅠ勝利している
   ダイヤモンドS  斤量58で連対以上
   京都記念    入着以上

〇 前年9月以降重賞連対以上
〇 芝2400M以上の重賞連対以上 
〇 重賞3回以上連対以上
〇 6歳まで 4歳は牡馬クラシックで馬券内あるが理想的最低でも入着あれば
〇 牝馬は苦戦傾向 出走自体少ないが
〇 1~4枠までの内枠

実績

GⅠ勝ち馬
      タスティエーラ ドゥレッツァ

GⅠ2着
      ディープボンド 

GⅠ3着
      シルヴァーソニック テーオーロイヤル ハピ(ダート)

GⅡ勝利  
      チャックネイト ブローザホーン 

GⅢ勝利
      ヒンドゥタイムズ マテンロウレオ

GⅡGⅢ重賞連対
      サヴォ―ナ サリエラ スカーフェイス プリュムドール ワープスピード

OPリステッド勝利
      シュヴァリエローズ メイショウブレゲ

昇級初戦
      ゴールドプリンセス スマートファントム

GⅠ入着
      メロディーレーン

3勝クラス 
      ウインエアフォルク

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コメント一覧
6:
  HELPRO   フォロワー:2人 2024年4月6日() 15:06:20
瑠星、おまえもう内付くな間抜け野郎!、、、ホントに親父そっくりのクズ野郎だボンクラ息子!
5:
  HELPRO   フォロワー:2人 2024年3月17日() 15:31:35
大久保、おまえは調教師失格だ。親のお陰で調教師になった奴はホントにダメ人間。恥知らずはしね!
4:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年12月28日(木) 15:17:40
田舎者、まさか1着外さないよなヤラセ人間。恐喝屋が鞍上してるだけでも不愉快なのにド下手な息子までヤラセで勝たせて貰ってるエセ野郎がいい加減にしろよド下手クソ。此奴がJRAの優遇を受けてるからカスしか出ないんだよ中央鞍上は!、、、他人を脅して勝ってるだけのただのクソ騎乗者。恥知らずは第2の福永の道に落ちれボンクラ鞍上。

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2024年4月6日大阪―ハンブルクC9着
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2024年3月17日 名古屋城ステークス 3着
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