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【大阪杯】レースの注目点

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【大阪杯】レースの注目点

★3世代のGI馬8頭がエントリー!GI昇格後は1番人気馬が連勝中

 3月31日、阪神ではGI昇格3年目となる大阪杯が実施される。今年は4歳のエポカドーロ(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、ステルヴィオ(牡、美浦・木村哲也厩舎)、ブラストワンピース(牡、美浦・大竹正博厩舎)、ワグネリアン(牡、栗東・友道康夫厩舎)、5歳のアルアイン(牡、栗東・池江泰寿厩舎)、キセキ(牡、栗東・角居勝彦厩舎)、ペルシアンナイト(牡、栗東・池江泰寿厩舎)、6歳のマカヒキ(牡、栗東・友道康夫厩舎)と3世代のGI馬8頭が登録している。



 GI昇格後の大阪杯は、2017年キタサンブラック、2018年スワーヴリチャードと1番人気馬が連勝しているが、3年目の今年はどんな結果となるだろうか。ちなみに、3月31日に実施された大阪杯は過去に5回あり、1番人気馬は4勝、2着1回で連対率100%を記録している。



マカヒキVSワグネリアン、金子真人HD(株)所有のダービー馬が初対決!

 今年の大阪杯には2016年のダービー馬マカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、昨年のダービー馬ワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が登録している。2頭はともに金子真人ホールディングス(株)の所有馬で、今回が初対決となるが、軍配はどちらにあがるだろうか。

 マカヒキは、2016年のニエル賞(GII)以降は連敗が続いており、約2年半ぶりの勝利がかかっている。また、ワグネリアンは昨年の秋初戦となった神戸新聞杯を制したが、その後は休養に入り、今回が約半年ぶりの復帰戦となる。なお、両馬の父ディープインパクトマカヒキの母ウィキウィキ、ワグネリアンの母ミスアンコールはすべて金子真人ホールディングス(株)の所有馬。「父、母、子すべてが金子真人ホールディングス(株)の所有馬によるJRA・GI勝利はこれまでに9回を数えるが、大阪杯を制して10勝目を挙げることができるだろうか。

 また、マカヒキワグネリアンを管理する友道調教師は、2013年から6年連続でJRA・GI制覇を遂げており、今年も勝利を挙げれば、グレード制が導入された1984年以降では単独2位の7年連続JRA・GI制覇となる。

キセキ菊花賞以来のGI制覇なるか!昨秋は逃げて好成績

 2017年の菊花賞キセキ(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)が、約1年半ぶりのGI制覇を目指す。同馬は昨秋、川田将雅騎手が騎乗して、毎日王冠3着、天皇賞・秋3着、ジャパンC2着、有馬記念5着という成績を残した。キセキは天皇賞・秋、ジャパンC有馬記念ではレース序盤から先手を取る戦法で好走しているが、今年初戦の大阪杯ではどのような戦法で挑むだろうか。

 なお、キセキに騎乗予定の川田騎手は、2017年2着、2018年3着とGI昇格後の大阪杯でいずれも馬券の対象になっている。



★4歳勢は重賞ウイナー5頭が登録!ブラストワンピースは有馬V以来の出走

 大阪杯に登録している4歳馬5頭は、全馬が重賞ウイナー。このうち、GI馬はダービー馬ワグネリアン(牡、栗東・友道康夫厩舎)、皐月賞エポカドーロ(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、マイルCSを制したステルヴィオ(牡、美浦・木村哲也厩舎)、有馬記念を制してJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞したブラストワンピース(牡、美浦・大竹正博厩舎)の4頭で、ブラストワンピース有馬記念以来の出走となる。

 近年では、2013年にJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞したキズナが、GI昇格前の当レースで4歳初戦を迎え、勝利を挙げているが、ブラストワンピースは4歳初戦でどのような走りを見せるだろうか。同馬には引き続き池添謙一騎手が騎乗する予定となっている。Vなら、関東馬の大阪杯制覇は1999年のサイレントハンター(大久保洋吉厩舎)以来20年ぶりとなる。

★芝2000m2戦2勝の皐月賞エポカドーロ、父子2代でVなるか

 昨年の皐月賞エポカドーロ(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、芝2000メートル戦で2戦2勝という成績を挙げている。同馬の父は2013年の優勝馬オルフェーヴルだが、父子2代で大阪杯を制すことができるだろうか。ちなみに、オルフェーヴルも現役時代は芝2000メートル戦で2戦2勝という成績をマークしている。なお、グレード制が導入された1984年以降、4歳の皐月賞馬は8頭が大阪杯に出走して4勝、2着1回、3着1回という好成績を挙げている。

 また、2017年の皐月賞アルアイン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、大阪杯で約2年ぶりの勝利を目指す。同馬は昨年の大阪杯では勝ったスワーヴリチャードから0.2秒差の3着に入っているが、2年連続の出走となる大阪杯で2つ目のビッグタイトルを手にすることができるだろうか。なお、エポカドーロには戸崎圭太騎手、アルアインには北村友一騎手が騎乗する予定となっている。



★連覇を狙うM・デムーロ騎手、同舞台の重賞で騎乗機会4連勝中

 スワーヴリチャードに騎乗して昨年の大阪杯を制したM・デムーロ騎手は、今年はぺルシアンナイト(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)に騎乗して同レース連覇を目指す。同騎手は、阪神芝2000メートル戦の過去5年(2014年3月22日~2019年3月17日)の騎手成績でトップの23勝を挙げており、同距離で実施された重賞では2017年のチャレンジCサトノクロニクル)から昨年のチャレンジCエアウィンザー)まで騎乗機会4連勝中。今回、手綱を取るペルシアンナイトは、昨年の大阪杯で2着に入っているが、デムーロ騎手は今年も大阪杯を制すことができるだろうか。

 また、ペルシアンナイトを管理する池江泰寿調教師には、グレード制が導入された1984年以降で藤沢和雄調教師(27勝)、角居勝彦調教師(24勝)に続く3人目となるJRA・GI20勝がかかっている。池江調教師はGI昇格前の大阪杯で2勝を挙げているが、節目のGI勝利を挙げることができるだろうか。なお、同調教師は鳴尾記念で4連覇を遂げるなど、JRA重賞通算78勝のうち9勝を阪神芝2000メートル戦で挙げている。

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