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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はアルゼンチン共和国杯・調教予想(最終版)をお届けします!
日曜日に行われるアルゼンチン共和国杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①レクセランス【C】
栗東坂路単走。首をしっかり使って活気はあるが、四肢のさばきに軽さはなく、あくせくと走っている印象。その割に全体時計は55秒1と遅め。ラスト2ハロンこそ24秒9-12秒3を刻んだものの、額面を超える価値はないように思える。良くも悪くも平行線といったところか。
②オウケンムーン【C】
美浦坂路併走。小ぶりな馬体を考慮してか抑えめの調整。ただ、53秒6の全体時計に対し、ラスト2ハロンは25秒7-13秒1。攻めは動くタイプという点を踏まえると、しまいのラップが物足りない。重賞で好パフォーマンスを見込めるほどのデキには達していないように思える。
③サトノソルタス【C】
美浦南W併走。コーナーでの動きが硬く、何か元気のない走り。直線を向いてから軽く促されるも、競る気配が薄く最後は手ごたえ劣勢でゴール。微調整程度の内容とはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。よほど展開が向かないと、出番は回ってこないかもしれない。
④ロードマイウェイ【A】
栗東坂路単走。流す程度の調整もあってか、首の可動域こそ狭く映るが、四肢のさばきは柔らかく、踏み込みも力強い。ラストのラップは平凡ながらも、追えば伸びそうな余力を十分に残していたので、不安視する必要はなさそう。少なくとも前回の最終追い時より気配はいい。
⑤フライライクバード【A】
栗東CW単走。この馬としてはリラックスしているし、フットワークも柔らかい。完歩はさほど大きくないが、後肢の踏み込みの深さ、そして首を上手に使ったテンポの良い走りは目を引くものがある。力をフルに発揮できる仕上がりと判断したい。
⑥アイアンバローズ【C】
栗東坂路単走。中盤までは気負いがちで頭の振り幅が安定せず、推進力を上に逃す完歩がチラホラ。それでいて規則的なラップを踏むのだから、確かな脚力の持ち主であることは間違いないのだが……。54キロのハンデでどこまでカバーできるかが焦点となろう。
⑦アドマイヤアルバ【C】
美浦坂路単走。手前をスムーズに替え、中盤までは淡々と駆け上がっていたが、徐々に余裕を無くし、しまいの伸びは今一歩。軽めの調整とはいえ、1週前追いの動きが良かっただけに、物足りなさを覚えてしまうのは確か。積極的には手が出ない。
⑧アイスバブル【B】
栗東CW併走。追い出す際にズブい面を見せるのは相変わらずも、脚どりは力強くストライドもしっかり伸びている。もう少し躍動感があれば言うことはないが、もとより稽古映えしないタイプ。それを思えば許容範囲だろう。マズマズの仕上がり具合ではないか。
⑨ディアマンミノル【A】
栗東CW併走。コーナーを回る際に首の動きが少し硬く映るも、それ以上に前肢を有効に使った大きなフットワークが目を引いた。ステッキが入ったあとの四肢を広げて力強く進む姿も見ごたえ十分。いい雰囲気でレースに臨めそうだ。
⑩オーソリティ【C】
美浦南W併走。コーナーで気の悪さを出し、直線を向いてからスムーズに手前が替わらないのは相変わらず。それでいて鞍上が仕掛けると反応を返し、きっちり同入に持ち込むのだから判断に悩ましい。いずれにせよ高評価はしづらく、これで勝ち切るようなら能力と舞台適性が一枚上ということだろう。
⑪ゴースト【A】
栗東CW単走。落ち着いて走れているし、鞍上の指示に対しても従順。夏場に函館→札幌と転戦した当時と比べて、後肢の踏み込みが深くなり、振り幅も大きくなったように映る。活気も程よく調子は良さそう。持ち前のしぶとさを活かせる競馬になれば、一撃あっても不思議はない。
⑫マイネルウィルトス【B】
栗東CW併走。頭の位置がやや高く、完歩も小さめだが、脚どりに乱れはなく、鞍上の手ごたえに見合った走りはできている。この程度の動きは常に見せる馬なので過度の評価はしづらいものの、雰囲気は決して悪くない。警戒を怠れない1頭だ。
⑬ボスジラ【B】
美浦坂路併走。体勢不利の形でゴールしたが、ステッキまで入れて目一杯に追われる僚馬に対し、こちらはそれに合わせて追うだけ。前後のバランスはとれており、概ね自身のパフォーマンスは示している。順調とみていいだろう。
⑭トーセンカンビーナ【C】
美浦南W併走。体勢不利でのフィニッシュとなったが、ゴールを過ぎてからは少し前に出た。ただ、以前に比べると手前を替えたあとの重心の沈みが浅く、躍動感の面では今ひとつ。その点を踏まえると、まだ良化の余地を残しているように思える。今回は期待よりも不安のほうが大きい。
⑮アンティシペイト【B】
美浦南W併走。キレはさほど感じないが、3頭併せの真ん中で両サイドから圧を受けながらも、集中を欠くことなくキビキビと動けていた点は評価できる。状態自体は悪くないので、あとは実戦で気分を損ねず走れるか否かがポイントになりそうだ。
【調教予想からの注目馬】
A判定は4頭。トップは⑤フライライクバードとする。しなやかな身のこなしと弾むようなフットワークが印象的。休み明け好走後の反動は見受けられず、むしろ上げ潮ムードにある。
ダイナミックなフォームと活気の良さが目を引く、⑨ディアマンミノルを2番手評価。ここ数走の中間時より動きに余裕が感じられる⑪ゴースト、最終追いで好気配を誇示した④ロードマイウェイらも差はない。
<注目馬>
⑤フライライクバード ⑨ディアマンミノル ⑪ゴースト ④ロードマイウェイ
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