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★昨年の牝馬3冠馬デアリングタクトらGI馬4頭が登録/金鯱賞
今年の金鯱賞には、昨年の牝馬3冠馬デアリングタクト(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、2017年の菊花賞馬キセキ(牡7歳、栗東・辻野泰之厩舎)、2017年のマイルCS勝ち馬ぺルシアンナイト(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)と3頭のJRA・GI勝ち馬と、2019年の香港ヴァーズでGI制覇を果たしたグローリーヴェイズ(牡6歳、美浦・尾関知人厩舎)が登録している。金鯱賞では、2019年ダノンプレミアム、2020年サートゥルナーリアとGI馬が2年連続で勝利を挙げているが、今年のGI馬4頭はどのような走りを見せるだろうか。
また、デアリングタクトは今年の金鯱賞登録馬で唯一の牝馬。牝馬が金鯱賞を勝てば、ハンデ戦のGIIIで実施されていた1995年のサマニベッピン以来、26年ぶりとなるが、デアリングタクトは牡馬を相手に牝馬3冠馬の実力を示すことができるかどうか。
★3月1日に開業の辻野泰之調教師 開業14日目で重賞初制覇なるか/金鯱賞
3月1日に厩舎を開業したばかりの辻野泰之調教師が、開業14日目での重賞制覇を狙う。同調教師は7日の中山12Rで、開業から2頭目の出走にして初勝利を挙げている。辻野調教師は、14日に実施される金鯱賞にキセキ(牡7歳)を出走させる予定だが、早くも重賞タイトルを手にすることができるかどうか。なお、調教師の開業後のスピードJRA重賞勝利記録は、1975年のクイーンSを勝利した諏訪富三元調教師の開業5日目。
また、キセキは2017年の菊花賞以来、長らく勝利から遠ざかっており、現在19連敗中。同馬が金鯱賞を勝てば、勝利間隔は「3年4力月19日」となり、グレード制が導入された1984年以降のクラシックホースでは最長間隔の復活勝利となる。キセキには菊花賞を制した時の鞍上であるM.デムーロ騎手が2018年の宝塚記念(8着)以来、約2年9力月ぶりに騎乗するが、久々の勝利を挙げることができるかどうか。
★阪神JFで5着に奮闘!重賞初制覇を狙う九州産馬ヨカヨカ/フィリーズR
九州産馬のヨカヨカ(栗東・谷潔厩舎)が、フィリーズRで重賞初制覇を目指す。同馬は熊本県・本田土寿氏の生産馬で、昨年のJRAブリーズアップセールにおいて1020万円(税抜)で取引された。ヨカヨカは新馬戦→フェニックス賞→ひまわり賞とデビューから3連勝を飾り、その後はファンタジーS、阪神JFと重賞で2戦連続5着に入っている。阪神JFが牝馬限定戦となった1991年以降、同レースの5着馬はフィリーズRで2勝、2着3回(勝率.250、連対率.625)の好成績を挙げているが、ヨカヨカは九州産馬としては10頭目、熊本産馬としては初のJRAサラ系重賞制覇を飾ることができるかどうか。なお、同馬には鹿児島県出身の幸英明騎手が騎乗する予定。
★ジェンティルドンナの全妹ドナアトラエンテが重賞初挑戦/中山牝馬S
初富士Sを勝ってオープン馬となったドナアトラエンテ(5歳、美浦・国枝栄厩舎)は、中山牝馬Sが初の重賞レース挑戦となる。同馬は父ディープインパクト、母ドナブリーニという血統で、重賞2勝を挙げたドナウブルー、国内外でGI7勝を挙げたジェンティルドンナの全妹にあたる。ドナアトラエンテは、デビューから9戦すべてで1番人気に支持されているが、重賞初出走でどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。なお、同馬にはC.ルメール騎手が騎乗予定。ちなみに、ハンデ戦で実施される中山牝馬Sでは1番人気馬が苦戦しており、過去10年で1勝、2着2回という成績。
★昨年のJRA賞最優秀障害馬メイショウダッサイが始動で実力を示すか/阪神スプリングJ
昨年のJRA賞最優秀障害馬メイショウダッサイ(牡8歳、栗東・飯田祐史厩舎)が阪神スプリングJに登録している。同馬は昨年、ペガサスJS、東京ハイJ、中山大障害を勝ち、最優秀障害馬のタイトルを手にした。阪神スプリングJに前年の最優秀障害馬が出走した例はこれまでに6回あり、3勝、2着2回(勝率.500、連対率.833)という成績を残しているが、メイショウダッサイは今年初戦でどのような走りを見せるだろうか。ちなみに、メイショウダッサイに騎乗予定の森一馬騎手、キャプテンペリー(セン8歳、美浦・岩戸孝樹厩舎)に騎乗予定の五十嵐雄祐騎手は、阪神以外の5場で障害重賞を制しており、Vなら、6場障害重賞制覇となる。なお、開催日割の変更に伴う実施場の変更を除いた「全6場障害重賞制覇」となれば、高田潤騎手以来2人目の達成となる。
★金鯱賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★フィリーズRの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★中山牝馬Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★阪神スプリングJの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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