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秋の阪神開催最終週は土曜メインにダートのGIIIシリウスS(28日、2000メートル)が組まれている。昨年はオメガパフュームがここで重賞初制覇を飾り、東京大賞典、帝王賞とGIを2勝するまでに成長。2016年のJBCクラシック優勝馬アウォーディーも15年のこのレース重賞初制覇だった。GI路線に向け、今年も大いに注目される。
モズアトラクション(栗東・松下武士厩舎、牡5歳)は前走のエルムSで重賞初制覇を飾った。しまい一手の脚質だけに、本来は広いコース向きで札幌からのコース替わりは好材料。実際、阪神ダート2000メートルは昨春の甲南Sを強い内容で勝っている。ハンデは57・5キロ。準オープンとはいえ、この斤量では今年1月の雅Sを制しているので、重賞連勝は可能だろう。
舞台適性ではジョーダンキング(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)が抜けている。今春の甲南Sを圧勝するなど、阪神ダート2000メートル戦は4戦3勝、2着1回。重賞はこれまで2戦してマーチS8着、平安S6着と振るわないが、得意舞台で55キロと手頃なハンデなら目が離せない。
ナムラアラシ(栗東・牧田和弥厩舎、牡6歳)も阪神ダート2000メートルで2勝と高い適性を示している。ハンデ57キロは想定の範囲。近況不振ながら持ち味の差し脚が生きる展開になれば侮れない。
芝GIホープフルS優勝馬タイムフライヤー(栗東・松田国英厩舎、牡4歳)も面白い存在だ。ダート初出走となった前走のエルムSは6着ながら、1着からの差は3馬身と離されていない。慣れが見込める今回は前進が期待できる。ハンデ57キロも妥当なところだろう。
リステッド、オープン特別をそれぞれ1勝しているアングライフェン(栗東・安田隆行厩舎、牡7歳)=57キロ=も上位争いは可能だろう。
出走してくれば、ともに実績的にチャンスは十分ある。
9カ月の休み明けながら、準オープン・御陵S、オープン・ベテルギウスSと連勝しているロードアルペジオ(栗東・笹田和秀厩舎、牡6歳)=55キロ、マーキュリーC4着のロードゴラッソ(栗東・藤岡健一厩舎、牡4歳)=56キロ=もマークは必要。なお、グリム(栗東・野中賢二厩舎、牡4歳)=58キロ、リアンヴェリテ(栗東・中竹和也厩舎、牡5歳)=57・5キロ=は白山大賞典(10月1日、金沢、交流GIII、ダ2100メートル)に選出されているが、こちらに出てくれば、実績的にともにチャンスは十分ある。
★シリウスSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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