まずは先週行われた阪神JF同様、京都開催がポイントになってきますね。その点から、過去数年の傾向を探ってもあまり意味がないので、「阪神→京都となった阪神JFはいつもと傾向が変わらなかったのか」という部分も少し参考にできればと思います。と言っても、本校執筆の現時点(12月2日)では語れるところはないため、そこはみなさんの判断にお任せします!
(以下、後日追記)阪神JFは結果、差しがよく来るレースで、今年も差しで決まったという感じではないでしょうか。朝日杯FSも比較的差し決着の競馬が多いので、こちらも差し優勢とみて予想したほうがいいのかもしれませんね。あとは当日の馬場状態次第ですが、阪神JFは道中内をロスなく乗った馬が好走していました。1,2着は外から来たので、外差しかと勘違いする人が多いと思いますが、馬券内で外を回ってきたのは勝ち馬だけでした。お間違いなく。ちなみに、珍しくG1で当たりましたが(◎○で)、私の中では競馬予想家として(←ここ大事)当てて価値のあるG1はダービーでも有馬記念でもなく、2歳のG1と思っているのでよかったです。競馬ファンはダービー、有馬でしょうけど……。2歳のG1は、基本的に勝ってから出てくる馬が多いので、みなさんどれがホントに強いのか分からないことが多いですよね。それを当てるということは、強い馬を判断できているということになりますので。自分の眼に間違いはないか、の確認にもなります。言わずもがな、G1に限らず2歳の重賞は毎回確認となります。まぁ、そんなことを言っておきながら、朝日杯FSは豪快に外すので見ておいて下さい笑。
それでは上位人気想定の馬たちを見ていきたいと思います。
まず1頭目はアルテヴェローチェ。
前走のサウジアラビアRCでは、鮮やかな差し切り勝ちを決めましたが、見てのとおり思いっきり差し競馬になって、ハマったかたちになりました。レースとしては佐々木Jのナイス判断で素晴らしい立ち回りとなったのですが、そのかわり馬の評価としては、まだ強いとは言えないということになりました。
それでも、このペースの競馬を経験できたことは、かなりプラスになっているはずです。また流れる可能性もじゅうぶんあるので、「差してくるかも」と、買い目には入れておかなければならないかもしれません。
2頭目はミュージアムマイル。
前走の黄菊賞では外に出して、何の不利もなく回ってきてあっさり勝ちました。小細工せずに勝ったことを考えれば、じゅうぶん評価できる内容だったため、ここでも上位に来ても何ら不思議はない馬です。
新馬戦以来のマイルとなりますが、新馬では、もろくそ出遅れていたのであれは参考外といっていいですし、なんせ名前に“マイル”と入っているくらいなので、この距離でも問題ないでしょう! 引き続きC.デムーロJ想定というのも心強いし、大きく出遅れなければ、だと思います。
3頭目はトータルクラリティ。
前走の新潟2歳Sでは、好位外々を回る競馬で堂々と抜け出しましたが、コートアリシアンに後ろから差されてしまいました……と思いきや、そこから差し返して勝ってしまいました。コートアリシアンが厳しくなって失速気味の感はありましたが、こういう勝ち方ができる馬は力がある証拠でもあります。
どこまで人気になるかちょっと不明ですが、余裕があれば買い目には入れておきたい馬となってしまいます。
4頭目はアルレッキーノ。
前走のサウジアラビアRCでは、1.5倍の断然の1番人気に支持されましたが、残念ながら5着と負けてしまいました。アルテヴェローチェのところでも書きましたが、差し競馬になったなか、道中押し上げることになってしまったので、あれでは失速も仕方なしといった競馬でしょう。それでも強い馬なら馬券圏内は確保したりするので、この馬の評価はいまのところ、そこそこ強い馬という感じ。
引き続き、ルメールJが乗るのであれば要警戒としたいですが、初の右回りもちょっと気になるので、買っても押さえまでと私はしたいと思っています。
最後にパンジャタワー。
前走の京王杯2歳Sでは、外からしっかり伸びての差し切り勝ちでやはり力があるところを見せてくれました。やはりというのも、私としては新馬の内容を評価していたからです。
スタートひと息だったのをそのまま外を回って押し上げ、結局そのまま勝ってしまった内容を高く評価していました。そのことから、前走も本命もしくは対抗にしなければならなかったのですが、なぜか印を入れているのを見逃してしまいましてね、そういう時に限って勝つんですよ。しかも、2着馬が私の◎……。単勝21倍で勝ってしまって、次走G1でこれより付かないとなると個人的には買いづらくなってしまうので、そのあたりの兼ね合いになってきます。
馬の評価としては、前走を見てもまだ奥がある内容だったので、ここでも通用してもまったく不思議ない馬ですし、買い目には入れておきたいのですが、不安なのは初の右回りという点。レースでも難しい面を見せているので、そこにも注目しています。
以上、上位人気想定の馬たちでした。この人気するであろう馬たちでも不安な点は何かしらある状況です。みなその不安が的中するとなると大荒れも考えられるので、穴党の人たちは頑張りどころのレースとなるような気がしています。
私も、現時点秋のG1は菊花賞◎アーバンシックとエリザベス女王杯◎ラヴェルしか当てていないので、そろそろ当たればいいなと思っています。普段から当たらないG1どころか平場のレースも当たらないので、まずは買った馬が普通に競馬できることを願って観戦したいと思います。
以上、レース見解でした。確たる軸馬がおらず、波乱も考えられる組み合わせのようですね。穴馬に指名されるのはどの馬でしょうか。
※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。
■注目馬①アドマイヤズーム
初戦はフワフワしていかにも新馬というレースで4着でしたが、前走は一変。それなりに流れたレースでありながら、好位から楽に抜け出し完勝でした。緩い流れからだったらそこまで評価できるものではありませんが、あの流れで楽に抜け出してくるのであれば、今の時期の重賞では通用する可能性はあると思っています。引き続き、川田Jの予定ということで、鞍上もやれるかもという雰囲気は掴んでいるはずです。
あとは、当日よほどの外差し馬場でない限り外枠は厳しいと思うので、最低でも真ん中くらいの枠がほしいところではありますが、ジャパンCの1頭ファンタスティックムーン(8枠)→チャンピオンズCガイアフォース(8枠)ですからね笑。相変わらずここで挙げた馬はなぜか外枠率がすごいので、また謎の外枠ということにならなければいいなと思っています。
以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。今週はアドマイヤズームの推奨でした。まずは好枠を引いてほしいですね。それでは、また来週お会いしましょう。