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【フェブラリーSの注目点】地方所属の3頭を含む27頭が登録 今年最初のGIを制すのはどの馬だ

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【フェブラリーSの注目点】地方所属の3頭を含む27頭が登録 今年最初のGIを制すのはどの馬だ

★2024年最初のJRA・GⅠフェブラリーS 地方競馬所属の3頭を含む27頭が登録

2月18日、東京競馬場ではフェブラリーSが実施される。今年のフェブラリーSには地方競馬所属の3頭を含む27頭が登録しており、イグナイター(牡6歳、兵庫・新子雅司厩舎)、キングズソード(牡5歳、栗東・寺島良厩舎)、ミックファイア(牡4歳、大井・渡辺和雄厩舎)、レッドルゼル(牡8歳、栗東・安田隆行厩舎)の「統一ダートGI」勝ち馬4頭に加え、芝のGⅠ勝ち馬シャンパンカラー(牡4歳、美浦・田中剛厩舎)、ドゥラエレーデ(牡4歳、栗東・池添学厩舎)が出走予定だ。フェブラリーSでは過去10年で6頭がGⅠ初制覇を遂げており、同じく過去10年で1番人気馬は5勝、2着2回、3着2回という成績を挙げているが、2024年最初のJRA・GⅠはどのような結果になるだろうか。




チャンピオンズC東京大賞典で連続2着 初のビッグタイトル獲得狙うウィルソンテソーロ

ウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川準厩舎)は、デビューから3戦は芝のレースに出走して未勝利だったが、デビュー4戦目以降はダート戦に出走を続け、11戦7勝、2着2回という成績を残している。ウィルソンテソーロは昨年のチャンピオンズC東京大賞典と2戦続けて「統一ダートGI」で2着となっているが、フェブラリーSでGⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。

勝てば、同馬を管理する小手川準調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、ウィルソンテソーロを所有する了徳寺健二ホールディングス(株)にもJRA・GⅠ初制覇がかかる。同馬主の所有馬では、ウシュバテソーロが昨年のドバイワールドCや東京大賞典を制すなどダート戦線で活躍しているが、JRA・GⅠでは延べ13頭が出走して2度の2着が最高成績となっている(※馬主名「了徳寺健二氏」も含む)。果たして、延べ14頭目の挑戦で初のJRA・GⅠタイトル獲得となるだろうか。




★父子3代フェブラリーS制覇なるか JBCスプリントを制したイグナイター

イグナイター(牡6歳、兵庫・新子雅司厩舎)は、2020年11月にJRAでデビューし、2戦1勝の成績で中央競馬の競走馬登録を抹消。その後大井競馬を経て、2021年8月以降は新子雅司厩舎に所属して出走を続けており、昨年のJBCスプリントを含むダート交流重賞4勝を挙げている。イグナイターは祖父が2003年のフェブラリーS優勝馬ゴールドアリュール、父が2010年のフェブラリーS優勝馬エスポワールシチーで、父子3代でのフェブラリーS制覇、並びに1999年メイセイオペラ以来の地方馬によるフェブラリーS制覇という偉業がかかるが、前走のJBCスプリントに続いて「統一ダートGⅠ」を制すことができるかだうか。

今回、イグナイターにはJRA・GⅠ初制覇がかかる西村淳也騎手が騎乗する予定だ。同騎手は昨年、キャリアハイの76勝を挙げて自己最高位となるJRAリーディング8位となった。西村淳也騎手は2月12日現在今年のJRA競走では重賞2勝を含む15勝を挙げてリーディング7位となっているが、16回目の挑戦でJRA・GⅠ初勝利を挙げることができるだろうか。




★初黒星から巻き返し狙うミックファイア スピーディキックは2年連続参戦

ミックファイア(牡4歳、大井・渡辺和雄厩舎)は、昨年のジャパンダートダービーを制すなどデビューから7連勝を記録したが、古馬との初対戦となった前走の東京大賞典で8着に敗れて初黒星を喫した。

今年初戦となるフェブラリーSでは、7戦ぶりに矢野貴之騎手が騎乗する予定だが、前走から巻き返すことができるだろうか。なお、矢野貴之騎手は今回がJRA・GⅠ初騎乗となる。また、スピーディキック(牝5歳、浦和・藤原智行厩舎)は昨年6着に続くフェブラリーS参戦となる。牝馬がフェブラリーSを勝てばGⅠに昇格した1997年以降では初めてのこととなるが、スピーディキックは昨年以上の走りを見せることができるだろうか。同馬には昨年に続いて御神本訓史騎手が騎乗する予定だ。




★ルメール騎手との新コンビで出走予定 連対率100%のロゴタイプ産駒オメガギネス

フェブラリーSがGⅠ初挑戦となるオメガギネス(牡4歳、美浦・大和田成厩舎)は、デビュー以来5戦3勝、2着2回で連対率100%を継続しており、前走の東海Sでは2着に入っている。キャリア5戦でJRAのダートGⅠを勝てば、2019年チャンピオンズCを勝ったクリソベリル以来2頭目となり、GⅠ昇格以降のフェブラリーSにおける最少キャリア優勝記録(6戦)を更新するが、オメガギネスは初の大舞台でどのような走りを見せるだろうか。勝てば、同馬を管理する大和田成調教師、並びにロゴタイプ産駒はJRA重賞初勝利をGⅠで挙げることになる。なお、オメガギネスにはデビュー以来戸崎圭太騎手が騎乗してきたが、今回はクリストフ・ルメール騎手との新コンビで出走を予定している。




★JRA・GⅠ初騎乗となるキング騎手 フェブラリーS5勝の武豊騎手はセキフウに騎乗予定

根岸S8着からの巻き返しを狙うアルファマム(牝5歳、栗東・佐々木晶三厩舎)には、短期免許を取得してJRAで騎乗中のレイチェル・キング騎手が騎乗する予定となっている。キング騎手は今回の来日でAJCC東京新聞杯の重賞2勝を含む8勝をマークしている。キング騎手は今回がJRA・GⅠ初騎乗となるが、アルファマムを勝利に導くことができるだろうか。なお、女性騎手がフェブラリーSに騎乗すれば、2019年の藤田菜七子騎手(5着)以来2人目となる。

また、セキフウ(牡5歳、栗東・武幸四郎厩舎)に騎乗予定の武豊騎手は、フェブラリーSがGⅠに昇格した1997年以降すべての年で同レースに騎乗している唯一の騎手で、GⅠ昇格以降で最多の5勝を挙げている。セキフウが勝てば、同馬を管理する武幸四郎調教師はJRA・GⅠ初制覇となるが、武豊騎手はフェブラリーS6勝目を挙げることができるだろうか。なお、武豊騎手は今年JRA重賞を勝てば、38年連続JRA重賞勝利となる(※武豊騎手は17日の京都牝馬Sではソーダズリング(4歳、栗東・音無秀孝厩舎)に騎乗予定)。

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