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毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第50回はAJCCについて田口啄麻プロ・シムーンプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【田口啄麻】ーソフトの自動運転で年間数千万円を稼ぐ馬券利殖家
世に氾濫するスピード指数を徹底研究し、圧倒的回収率を実現する現在のスピード指数へ到達。高性能スピード指数に、様々なファクターを掛け合わせ中央競馬を無双する田口啄麻プロにAJCCについてお聞きしました。
―予想オッズはやや割れている印象ですが、田口さんの指数的にはどうでしょうか。
ボッケリーニだけ抜けていますけど、そのほか多くの馬は差がないというか、紐荒れしそうな感じですね。
―よくボッケリーニは間隔を空けると走り、詰めると走らないという意見を見ますが、このことは気にならないですか。
ローテより追い切りで判断しますね。この馬に限らず、無理なローテーションで走る馬は減点対象になりますけど、ある馬が過去に数回凡走し、その時と同じローテだから大きく減点するということはありませんね。まだ、最終追い切りを加味した指数は出していないわけですけれども。
―では、最終追い切りが極端に悪くなければ、信頼度は高いといった感じですかね。
そうなりますね。少し付け加えると、似たようなローテで繰り返し凡走すると、「このローテでは買えない」と判断しそうですけど、よく検証すると道中詰まっていたりなど、別の原因が絡んでいる場合が多々あります。あと、陣営もバカじゃないので、ローテによって調整方法等変えてきたりするわけです。単一のファクターを鵜呑みにするのは、怖い部分もあるかなと。
―原因をひとつに特定するのは、楽ですけど的確ではないかもしれませんね。ボッケリーニ単体の話に戻すと、内・外回りでパフォーマンが上下するようなことはありませんかね。
2年前のAJCCが高いパフォーマンスなので、今回もそこは気にならないですね。
―週末は雨予報が出ていますが、指数に馬場状態を組み込むのはいつ頃になるんですか。
前日ですね。ただ、馬場状態だけで大きく指数が変動することはなく、指数が接近している馬が入れ替わるくらいです。
―指数的にボッケリーニが抜けていて、次点の位置にいる馬はどの馬ですか。
次点は競っていて、7頭ですね。カラテ、クロミナンス、ショウナンバシット、チャックネイト、マイネルウィルトス、モリアーナ、ラーグルフ。まあ、カラテは高齢馬で休みが長いこともあり、調教を重視するので、そこが悪ければ馬券対象から除外するかもしれません。
―人気しそうなところからモリアーナは、どのレースの指数がいいのでしょうか。
2走前の紫苑Sですね。このレースはペースに恵まれているので、その部分は減点していますけど、それでもいいです。反対に、それまで恵まれていないレースが多いんですよ。あと、4歳牝馬ですよね。成長途上にあるこの時期の馬は、調教の加点・減点を大きくしているので、最終追い切り次第で位置づけが変動する可能性があります。
―しっかり成長しているかどうかというところですね。一方、今回はわりと高齢馬が多いですが、そういった馬は維持できるかという視点になるわけですか。
そうですね。基本的に減点しかないので。
―モリアーナの話に戻して、距離延長についてはどう見ていますか。
この馬に限らず、例えば「2000mの外を回したレースで走れているか」や「最後失速しているか、していないか」などで判断する感じになりますね。
―なるほど。レース内容にも注目ですね。マイネルウィルトスとチャックネイトは、昨年のアルゼンチン共和国杯の2着馬,3着馬ですが、これは着順どおり前者が上になりますか、
斤量を加味するとそうなりますね。指数的にはマイネルウィルトスが上です。
―マイネルウィルトスは8歳馬なので、調教は減点対象になると思うのですが、チャックネイトは6歳馬。そして、あまり使われていません。こういう馬はどう評価していますか。
6歳馬だと少ないですが、これまでの調教の平均値から大きく上げてくると加点する感じですね。チャックネイトは、江の島Sのときに格段によくなって、一気に重賞まで来たというイメージです。今回の1週前までだと、それ以上の成長は見られません。
―となると、この2頭の序列はつけやすいですね。昨年中山の重賞で好走したラーグルフはどうでしょうか。
指数が高いのは昨年の中山記念ですね。まあ、紐に入れるくらいの感じです。中山記念の指数は高いですが、それ以外の2000mのレースの指数は微妙で、今回の2200mに近い距離での指数を重視するので、評価が落ちている印象ですね。中山記念だけ走れば、3着はあっていいと思います。
―ありがとうございます。ショウナンバシットも名前が挙がりましたが、評価できるのはどのレースでしょうか。
まず、皐月賞ですね。このレースは恵まれた評価ですけど、菊花賞もそれなりですね。
―着順こそ11着ですが、悪くないと。
10着サトノグランツも先週の日経新春杯で巻き返しましたね。今回のレベルに入ると、通用するレベルかなと。
―5,6着馬も上位に走っていましたしね。もう1頭、クロミナンスは格上挑戦でも期待できますか。
クロミナンスは江の島Sを評価できます。この時4着のサトノセシルは牝馬重賞で好走し、5着のカレンルシェルブルも先週G2・5着ですから、メンバーレベル的にもいいですし、時計も評価し得るものです。
―最後に、指数接近と挙げていた7頭から、現時点で期待値込みで狙いたい馬・反対に嫌いたい馬をお願いします。
狙いたい馬はショウナンバシットとクロミナンス。嫌いたい馬はチャックネイトですね。
取材後記:現状、ショウナンバシットとクロミナンスに注目したいですね。最終追い切り・馬場状態を含めた最終評価はどうなるでしょう。
【シムーン】ー元馬乗りの感性が創る芸術予想
育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身が見込める馬を狙い当てるシムーンプロにAJCCについてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
年明けから7日連続Cコースを使用しているので、最終日は外差しを頭に入れておく必要がありそうです。先週の京成杯でも、14番枠から直線一番外に出したダノンデサイルが差し切りましたから、兆候は表れ始めているのかもしれませんね。
―差し脚という意味では、紫苑Sを勝ったモリアーナが浮かびますが、距離に不安を感じる方もいるかと思います。力を発揮しやすい条件はどのあたりでしょう。
横山典弘騎手が乗るようになってからは、道中後方インで溜めて、直線切れ味を活かす競馬を続けていますよね。器用さがあって馬群を割って追い込んで来れるので、ロスの無い立ち回りが出来ています。逆に外を回りすぎたり直線の長いコースだと、差し切りそうな勢いで来ても最後甘くなるので、直線の短い競馬場が合っているイメージです。
―今回は外回りになりますが、その点は気になりますか。
紫苑Sは内回りで今回は外回りですが、直線の長さ自体は同じです。ただ、器用さを生かすには外回りより内回りのほうがいいですよね。あと、お母さんがマイルに良績をもつダイワメジャー産駒なので、距離延長も微妙な気がします。個人的には今回魅力を感じない1頭です。
―人気にもなりそうですし、難しいところですね。同じくショウナンバシットは、内回りの皐月賞で5着。そこから、物足りない戦績ですが、今回は期待できるでしょうか。
皐月賞は思い切った競馬で見せ場を作りましたね。ただ、その後のG1での走りを見ていると、ちょっと家賃が高いかなと。
―ダービー16着、菊花賞11着、ジャパンカップ11着ですね。
それでもG2の神戸新聞杯では、内で窮屈な競馬になりながら差のない競馬をしていたので、G2までならやれそうな気はします。今回はそこまで強力なメンバーでもないですしね。中山最終日という構図も皐月賞と同じなので悪くないでしょう。
―こちらはおいしい人気で買えそうなのもいいですね。中山に良績のあるラーグルフも、近2走は大阪杯11着、札幌記念8着とパッとしません。敗因をどうお考えでしょうか。
2走前の大阪杯はレース後コメントで鞍上が「スムーズに行かなかった」と語っており、前走の札幌記念は洋芝の道悪でちょっと特殊な馬場状態でしたし、レース中盤までは外を回っていたのに、そこから手綱を引いて最内に持って行った騎乗もチグハグでした。どちらも、度外視できる内容だと思います。
―となると、今回は期待できますかね。
中山は得意ですし、昨年このレースを勝ったのも同父のモーリス産駒ですから、推せる材料はけっこうありますね。巻き返してくるのではないでしょうか。
―これは楽しみです。スムーズな競馬が叶うといいですね。クロミナンスは長期休養を挟みつつ、ようやくオープン入りという印象ですが、能力的に厳しいと見ていますか。
この馬のお母さんは新馬戦で圧勝し、大物かと騒がれて次走の重賞で1番人気になった馬ですが、その後も重賞は勝てず、期待ほどではありませんでした。産駒のこの馬は7歳馬ですが数を使っておらず、休養明けの前走を勝ってきたことからもまだまだ上昇はありそうです。ただ、お母さんと父ロードカナロアのイメージからすると「初の2200mでスタミナを問われたときにどうかな?」と思うところはありますね。
―ルメール騎手に替わるのも不気味です。何頭かお聞きしましたが、現状、軸と考えているのはどの馬になるでしょう。
普通に考えたらボッケリーニですよね。G1以外での一連の安定感は素晴らしいです。
―道悪でも走っていますし、とにかく崩れない馬ですよね。穴っぽいところで期待している馬はいますか。
アドマイヤハレーに期待しているんですよ。前走本命にして予想が的中したので、多少思い入れも混ざっているかもしれませんが、この中山2200mの内容が濃いです。約3年振りに中山2200mを使ったわけですが、最後方から向こう正面で捲りを入れ、距離ロス無く最終コーナーまでに2番手へ進出し、4角で先頭に並びかけて押し切りました。好騎乗でしたが馬の能力あっての勝利です。鞍上もレース後に、上のクラスでも通用する能力があると言っていました。前走のメンバーレベルは高くなかったので、今回も人気はないと思いますが、楽しみです。
―ありがとうございます。最後にここまで挙げていただいた以外に注目馬がいればお願いします。
今のところ、週末の中山競馬場は雨予報もあるみたいですね。道悪になったら評価を上げなければいけないのはやはりカラテかな、と。まぁこれは実績的にみんなわかっていることなので、妙味はないですけど……。
取材後記:どの馬にもチャンスがありそうですねえ。流れひとつ、乗り方ひとつの感じもしてきます。馬場や枠順を加味した最終的な取捨が気になりますね。
以上、プロ予想家2名のAJCCの見解と注目馬を紹介しました。お二方とも、ショウナンバシット、クロミナンスは悪くないといった感じでしょうか。最終結論が楽しみです。
(文・垣本大樹)
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
シムーンプロの最新予想ページはこちら
田口啄麻プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
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