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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は高松宮記念・調教予想(水曜版) をお届けします!
日曜日に行われる高松宮記念の登録馬の水曜追い切り(出走順位18位以内の追い切り映像が確認できた馬に限る)について、1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
アグリ【B】
栗東坂路単走。直線を向いて間もなく、手前を素早く替えると、その後は力強い脚どりで登坂。耳を終始フワフワさせていたのは気になるも、制御はきいており、フォームも最後まで崩れていない。良い意味での平行線だろう。
ウインマーベル【B】
美浦南W併走。直線に入ってから、しばらく右手前のままだったが、本番は左回りなので深刻に捉える必要はない。脚元の動きは力強く、体の軸も安定している。もう少し促しに対する反応が良ければ文句なしだが、全体的に見れば整った走り。及第点の仕上がりではないか。
ウォーターナビレラ【C】
栗東CW単走。前回の中間時よりも、体の使い方は良くなってきた。だが、この馬とすれば前肢の出が小さいような気も。推進力、反応ともに抜群だった桜花賞当時の走りに比べると、物足りなさを覚えてしまう。評価は上げづらい。
オパールシャルム【C】
美浦坂路単走。手綱を絞ってテンションを抑える調整。まっすぐ走れているのはいいのだが、手前変換でスムーズさを欠いていたのは気になるところ。稽古と同じ左回りのG1へ臨むにあたり、心許ない内容なのは事実。過度の期待まではどうか。
キルロード【B】
美浦南W併走。右→左の手前変換が粗く、促しに対する反応も少し鈍かったが、もとより右手前のほうが良い走りをする馬。本番が左回りであることを踏まえれば、悲観する内容ではない。フォーム自体に大きな乱れはなく、この馬なりに順調だろう。
グレナディアガーズ【A】
栗東坂路併走。右手前1本の登坂だが、ゴールを迎えても手ごたえには余裕があったし、本番は左回りなので過度に気にする必要はない。最後まで低い重心を保ち、脚元の動きは俊敏。適度な気合乗りを示し、集中力も十分。上々の仕上がりだろう。
ダディーズビビッド【B】
栗東CW単走。四肢の可動域こそ狭めだが、集中して走れているし、脚どりもしっかりしている。1週前追い切りで目についた、反応の鈍さが薄れてきているのも好感。赤マル急上昇とはいかないまでも、前回のデキを下回るということはない。
ディヴィナシオン【C】
栗東坂路単走。耳を小刻みに動かして、やや集中力を欠く走り。他馬のキックバックを嫌がったのか、頭の位置が徐々に高くなり、最後は苦しくなってしまった。こんな様子でも結果を出すことがある馬とはいえ、調教観点的に高評価はしづらい。
トゥラヴェスーラ【B】
栗東坂路単走。手前替えの際にヨレるのは相変わらずだが、その後は活気良く登坂。やや左肢の弱い走法ながらも、ラストの一番苦しくなりそうなところで、四肢の回転を上げていた点は評価できる。いい頃の雰囲気に近づきつつある印象。侮れない存在だ。
トウシンマカオ【B】
美浦南W併走。直線に入ってから、手前をコロコロ替えていた点はいただけないが、手前変換による大きな減速は見られず、僚馬を突き放す際の反応と加速も良かった。それゆえ、安直に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
ナムラクレア【B】
栗東坂路単走。やや動きが硬く映る点は気になるも、四肢のさばき自体は素軽く回転力もある。もう少し迫力が欲しいが、整える程度の内容を思えば、許容範囲の部類だろう。雰囲気は決して悪くなく、それなりに整えてきた印象を受ける。
ナランフレグ【B】
美浦南W併走。低い重心を保ち、リズミカルな走り。体を柔らかく使えているし、フォームも安定している。厳しく見れば、もう少し威圧感が欲しいが、気負いなくスムーズに運べていたことは、評価してしかるべきもの。概ね態勢は整ったと判断してよさそうだ。
ピクシーナイト【C】
栗東坂路併走。休養前と比べると、脚さばきが重く映る。とはいえ、鞍上の仕掛けに応じて先着を果たす脚力はさすが。まだまだ良化余地を残しているが、このひと追いでグンと上向く可能性もある。判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では見直しの必要があるかもしれない。
ボンボヤージ【C】
栗東B単走。この馬なりに体を使って走れているし、四肢のさばきも悪くはない。反面、ピリピリした様子に見えるのは気になるところ。昨年の夏~秋頃は、もっと余裕のある動きをしていた。その点を鑑みると、高評価するには躊躇してしまう。
メイケイエール【A】
栗東CW単走。強い前進気勢を出しながらも、この馬なりに我慢。主戦騎手が跨らなくても、それなりに折り合いをつけて、手前もきちんと替えていた点は評価できる。弾力性と力強さを兼ね備えたフットワークで進むさまは見ごたえがあった。デキだけなら高水準の域にある。
ロータスランド【A】
栗東坂路単走。字面的には失速ラップだが、強く追われずとも2ハロン目から12秒5以下を刻み続けているのだから、マイナス視する必要はない。四肢のさばきは力強く、それでいて軽快。手前変換のロスが少なく、フォームも安定している。高く評価したい1頭だ。
ヴェントヴォーチェ【B】
栗東坂路併走。顔を右に向けながらの走りはマイナス材料。とはいえ、1週前に比べればマシになっていたし、脚さばきの硬さも薄れてきている。ラストの反応と伸びも悪くなかった。このひと追いで仕上げは間に合いそうだ。
【調教予想からの注目馬】
グレナディアガーズ メイケイエール ロータスランド
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