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その名のとおり、競走馬の品種や所属などを問わず、出走馬に広く門戸を開放したレースとして創設。現在は天皇賞(秋)の優先出走権が付与されるなど、秋のG1戦線へとつながる重要なステップレースとしての役割を担う。有力馬が出走しやすい負担重量規定を貫いてきたことから、かねてより大物の参戦も多く、第35回(1989年)をオグリキャップが、第40回(1994年)をビワハヤヒデが、第42回(1996年)をサクラローレルが、それぞれ制している。第53~55回(2007~2009年)は中山巧者のマツリダゴッホがレース史上初となる2連覇および3連覇を達成。近年は牝馬の活躍が顕著であり、第61回(2015年)ショウナンパンドラの勝利を皮切りに、第63回(2017年)ルージュバック、第66回(2020年)センテリュオ、第67回(2021年)ウインマリリン、第68回(2022年)ジェラルディーナが牝馬として勝ち馬欄に名を刻んでいる。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第70回 |
2024年9月22日 中山 芝2200m |
レーベンスティール | 牡4 | 2:11.8 | C.ルメール | 美 | 田中博康 | 全着順を 見る | |
第69回 |
2023年9月24日 中山 芝2200m |
ローシャムパーク | 牡4 | 2:12.0 | C.ルメール | 美 | 田中博康 | 全着順を 見る | |
第68回 |
2022年9月25日 中山 芝2200m |
ジェラルディーナ | 牝4 | 2:12.7 | 横山武史 | 栗 | 斉藤崇史 | 全着順を 見る | |
第67回 |
2021年9月26日 中山 芝2200m |
ウインマリリン | 牝4 | 2:11.9 | 横山武史 | 美 | 手塚貴久 | 全着順を 見る | |
第66回 |
2020年9月27日 中山 芝2200m |
センテリュオ | 牝5 | 2:15.5 | 戸崎圭太 | 栗 | 高野友和 | 全着順を 見る | |
第65回 |
2019年9月22日 中山 芝2200m |
スティッフェリオ | 牡5 | 2:12.0 | 丸山元気 | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る | |
第64回 |
2018年9月23日 中山 芝2200m |
レイデオロ | 牡4 | 2:11.2 | C.ルメール | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る | |
第63回 |
2017年9月24日 中山 芝2200m |
ルージュバック | 牝5 | 2:13.8 | 北村宏司 | 美 | 大竹正博 | 全着順を 見る | |
第62回 |
2016年9月25日 中山 芝2200m |
ゴールドアクター | 牡5 | 2:11.9 | 吉田隼人 | 美 | 中川公成 | 全着順を 見る | |
第61回 |
2015年9月27日 中山 芝2200m |
ショウナンパンドラ | 牝4 | 2:11.9 | 池添謙一 | 栗 | 高野友和 | 全着順を 見る | |
第60回 |
2014年9月28日 新潟 芝2200m |
マイネルラクリマ | 牡6 | 2:12.2 | 戸崎圭太 | 美 | 上原博之 | 全着順を 見る | |
第59回 |
2013年9月22日 中山 芝2200m |
ヴェルデグリーン | 牡5 | 2:12.0 | 田辺裕信 | 美 | 相沢郁 | 全着順を 見る | |
第58回 |
2012年9月23日 中山 芝2200m |
ナカヤマナイト | 牡4 | 2:15.5 | 柴田善臣 | 美 | 二ノ宮敬 | 全着順を 見る | |
第57回 |
2011年9月25日 中山 芝2200m |
アーネストリー | 牡6 | 2:11.2 | 佐藤哲三 | 栗 | 佐々木晶 | 全着順を 見る | |
第56回 |
2010年9月26日 中山 芝2200m |
シンゲン | 牡7 | 2:11.4 | 藤田伸二 | 美 | 戸田博文 | 全着順を 見る | |
第55回 |
2009年9月27日 中山 芝2200m |
マツリダゴッホ | 牡6 | 2:11.4 | 横山典弘 | 美 | 国枝栄 | 全着順を 見る | |
第54回 |
2008年9月28日 中山 芝2200m |
マツリダゴッホ | 牡5 | 2:12.0 | 蛯名正義 | 美 | 国枝栄 | 全着順を 見る | |
第53回 |
2007年9月23日 中山 芝2200m |
マツリダゴッホ | 牡4 | 2:12.5 | 蛯名正義 | 美 | 国枝栄 | 全着順を 見る | |
第52回 |
2006年9月24日 中山 芝2200m |
バランスオブゲーム | 牡7 | 2:12.1 | 田中勝春 | 美 | 宗像義忠 | 全着順を 見る | |
第51回 |
2005年9月25日 中山 芝2200m |
ホオキパウェーブ | 牡4 | 2:16.7 | 後藤浩輝 | 美 | 二ノ宮敬 | 全着順を 見る | |
第50回 |
2004年9月26日 中山 芝2200m |
トーセンダンディ | 牡6 | 2:13.4 | 勝浦正樹 | 栗 | 森秀行 | 全着順を 見る | |
第49回 |
2003年9月28日 中山 芝2200m |
エアエミネム | 牡5 | 2:14.4 | 蛯名正義 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る | |
第48回 |
2002年9月22日 新潟 芝2200m |
ロサード | 牡6 | 2:11.7 | 後藤浩輝 | 栗 | 橋口弘次 | 全着順を 見る | |
第47回 |
2001年9月23日 中山 芝2200m |
エアスマップ | 牡6 | 2:13.9 | 柴田善臣 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る | |
第46回 |
2000年9月24日 中山 芝2200m |
メイショウドトウ | 牡4 | 2:15.8 | 的場均 | 栗 | 安田伊佐 | 全着順を 見る | |
第45回 |
1999年9月19日 中山 芝2200m |
ホッカイルソー | 牡7 | 2:12.0 | 江田照男 | 美 | 田中清隆 | 全着順を 見る | |
第44回 |
1998年9月20日 中山 芝2200m |
ダイワテキサス | 牡5 | 2:13.6 | 武豊 | 美 | 増沢末夫 | 全着順を 見る | |
第43回 |
1997年9月14日 中山 芝2200m |
メジロドーベル | 牝3 | 2:16.6 | 吉田豊 | 美 | 大久保洋 | 全着順を 見る | |
第42回 |
1996年9月15日 中山 芝2200m |
サクラローレル | 牡5 | 2:16.7 | 横山典弘 | 美 | 境勝太郎 | 全着順を 見る | |
第41回 |
1995年9月18日 中山 芝2200m |
ヒシアマゾン | 牝4 | 2:16.3 | 中舘英二 | 美 | 中野隆良 | 全着順を 見る | |
第40回 |
1994年9月18日 中山 芝2200m |
ビワハヤヒデ | 牡4 | 2:14.5 | 岡部幸雄 | 栗 | 浜田光正 | 全着順を 見る | |
第39回 |
1993年9月19日 中山 芝2200m |
ツインターボ | 牡5 | 2:12.6 | 中舘英二 | 美 | 笹倉武久 | 全着順を 見る | |
第38回 |
1992年9月20日 中山 芝2200m |
イクノディクタス | 牝5 | 2:12.1 | 村本善之 | 栗 | 福島信晴 | 全着順を 見る | |
第37回 |
1991年9月15日 中山 芝2200m |
ジョージモナーク | 牡6 | 2:12.4 | 早田秀治 | 地 | 赤間清松 | 全着順を 見る | |
第36回 |
1990年9月16日 中山 芝2200m |
ラケットボール | 牡5 | 2:13.3 | 坂井千明 | 美 | 松山康久 | 全着順を 見る | |
第35回 |
1989年9月17日 中山 芝2200m |
オグリキャップ | 牡4 | 2:12.4 | 南井克巳 | 栗 | 瀬戸口勉 | 全着順を 見る | |
第34回 |
1988年9月18日 新潟 芝2200m |
スズパレード | 牡7 | 2:12.3 | 蛯沢誠治 | 美 | 富田六郎 | 全着順を 見る | |
第33回 |
1987年9月20日 中山 芝2200m |
ダイナフェアリー | 牝4 | 2:14.5 | 増沢末夫 | 美 | 鈴木康弘 | 全着順を 見る | |
第32回 |
1986年9月21日 中山 芝2200m |
ジュサブロー | 牡4 | 2:15.2 | 鈴木純児 | 地 | 安達小八 | 全着順を 見る |
出走馬に広く門戸を開いたレースとして1955年に創設された重賞競走。当初はハンデ戦として施行されていたが、幾度か負担重量規定が変更され、現在は別定戦となっている。1984年のグレード制導入時にG3に格付け。指定交流競走が幅広く浸透する以前は地方競馬所属馬が出走できる数少ないレースであり、第32回(1986年)を愛知競馬のジュサブロー、第37回(1991年)を大井競馬のジョージモナークが勝っている。1995年にG2に格上げ。秋のG1タイトル奪取を狙う有力馬が、このレースを下半期の始動戦に選択するケースがさらに多くなった。
第1回(1955年)、第3~11回(1957~1965年)、第13回(1967年)、第15~26回(1969~1980年)は10月中旬~下旬。第2回(1956年)、第12回(1966年)は11月中旬~下旬。第14回(1968年)、第27回(1981年)以降は9月中旬~下旬に開催されている。
施行場所:中山芝2200m(右・外回り)
出走資格:3歳以上
1着賞金:6700万円
負担重量:別定
1955年 | 中山芝2000m、4歳(現在の3歳)以上、ハンデキャップ戦として創設 |
---|---|
1968年 | 東京芝2000mで施行 |
1970年 | 東京芝2000mで施行 |
1971年 | 東京芝2000mで施行 |
1972年 | 東京芝2000mで施行 |
1973年 | 東京芝2000mで施行 |
1975年 | 東京芝2000mで施行 |
1978年 | 混合競走に指定 |
1980年 | 東京芝2000mで施行 |
1981年 | 負担重量を別定に変更 |
1984年 | グレード制導入にともないG3(国内独自)に格付け 施行距離を芝2200m(外)に変更 |
1986年 | 負担重量を馬齢重量に変更 地方競馬招待競走に指定 |
1988年 | 新潟芝2200m(外)で施行 |
1994年 | 「JRA創立40周年記念」の副題を付して実施 |
1995年 | G2(国内独自)に昇格 指定交流競走、国際競走に指定 負担重量を別定に変更 |
2002年 | 新潟芝2200mで施行 ロサードが新潟芝2200mのコースレコードを更新 |
2007年 | 国際G2に格付け |
2008年 | マツリダゴッホがレース史上初の2連覇を達成 |
2009年 | マツリダゴッホがレース史上初の3連覇を達成 |
2014年 | 天皇賞(秋)の前哨戦に指定 新潟芝2200mで施行 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
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