昨年、悲願のG1タイトル・ホルダーを誕生させたG2フローラ...
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昨年このレースの日記は「なかなかG1勝利には手が届かないG2フローラS。今年こそオークス戴冠につながる本命候補が見つけられるか?」という題名でした
一昨年まではオークスの勝利とは縁の薄かったフローラS。連絡みはするもののオークス2着5回が精一杯の実績だったので、フローラSにとってオークスの壁はかなり高いと予想していました。
とはいえ、オークス・トライアルレースの意地?を見せる素質馬がフローラSから誕生するのは、もしかしたら今年なのかも・・・その可能性を秘めた本命候補を見つけることも目標の一つとして昨年予想したのが次の通りでした。
【 2021年フローラSの予想 】
◎8.オヌール 新馬戦① アルメリア賞① 阪神JF不出走 フローラSは3戦目
○15.クールキャット 新馬戦① アルテミスS⑤ 阪神JF不→フラワーC⑤ フローラSは5戦目
▲9.パープルレディー 新馬戦② 未勝利③① 阪神JF不→ゆりかもめ賞①フローラSは5戦目
△3.ユーバーレーベン 新馬戦① 札幌2歳S② 阪神JF③→フラワーC③ フローラSは6戦目
△1.ウインアグライア 新馬戦① コスモス賞OP① 阪神JF⑬→若駒S① フローラSは6戦目
△5.スノークォーツ 新馬戦① フローラSは2戦目
△7.メイサウザンアワー 新馬戦② 未勝利①1800m 阪神JF不→赤松賞② フローラSは4戦目
△17.エトワールマタン 新馬戦⑨ 未勝利③① 阪神JF不→フラワーC⑥ フローラSは5戦目
12.スライリー 新馬戦① 札幌2歳S⑭ 阪神JF不→クイーンC⑩ フローラSは6戦目
予想としては、○が1着、△が3着とまずまずでしたが、2着になったスライリーを無印にしていました。このように印を付けた理由として日記に書いたのが次の評価です。
15.クールキャット 新馬戦① ※アルテミスS5着、フラワーC5着なら対抗候補の必要条件を満たしている
3.ユーバーレーベン 新馬戦① ※阪神JF3着は10年間の出走馬中で最上位。ジンクスを破れるか?
スライリーを無印にしたのは、2度の重賞で大敗していることが理由なのですが、『新馬戦1着』で2勝馬であった時点で『完全に切るべき』ではなかったと反省させられるレース結果になりました。
そして、この後『過去10年間の出走馬中で、阪神JFの最上位3着』だったユーバーレーベンが『フローラS』からの出走馬で初のオークス馬に輝いたのでした。
昨年のことはここまでにして、今年の予想をするためにデータをみていきましょう。
まず、このレースに出走する馬たちの中で、オークスにも通用するのはどのような馬たちなのかを過去11年間の1着~3着の上位入賞馬を中心に分析して予想を進めたいと思います。
以下、6点について1着~3着馬のデータを示します。
【上位入賞馬】
・新馬戦成績(例:①=1着)。
・2戦目の出走レースと成績(例:未勝利②③① 例は2着→3着→1着 未勝利戦を3戦して初勝利したことを表します。)
※未勝利の場合は初勝利を挙げるまで2戦目以降も表示。
・阪神JFの出走の有無。
・前走のレース成績(フローラS出走直前のレース)
・出走経験数 (例:④当該レース=フローラSは4戦目)
・次走の成績(オークス出走の有無と着順)
【全出走馬の内訳】
・新馬戦の成績分布(新馬戦1着馬の頭数、新馬戦2着馬の頭数、新馬戦3着以下の頭数)
・阪神JFへの出走経験の有無(各頭数)
『フローラS G2』過去11年間の成績
2021年 1着 ⑤人気 →2着 ⑭人気 →3着 ②人気
新馬戦 2戦目成績 (阪神JF出走)→前走の成績 →出走経験数 次走の成績
1着 クールキャット 新馬戦① アルテミス5着 阪神JFなし →フラワーC5着→⑤当該レース→オークス14着
2着 スライリー 新馬戦① 札幌2歳S14着 阪神JFなし →クイーンC10着→⑥当該レース→オークス12着
3着 ユーバーレーベン 新馬戦① 札幌2歳S2着 阪神JF3着 →フラワーC3着→⑥当該レース→オークス1着
新馬戦 1着 9頭 2着 3頭 3着以下5頭
阪神JFあり0-0-1-1 阪神JFなし1-1-0-13
2020年 1着 ④人気 →2着 ②人気 →3着 ⑤人気
新馬戦 2戦目成績 (阪神JF出走)→前走の成績 →出走経験数 次走の成績
1着 ウインマリリン 新馬戦① 若竹賞 5着 阪神JFなし →ミモザ賞 1着→④当該レース→オークス2着
2着 ホウオウピースフル 新馬戦① 百日草 1着 阪神JFなし →クイーンC6着→④当該レース→オークス6着
3着 フアナ 新馬戦② 未勝利 1着 →③当該レース→オークス不出走
新馬戦 1着 9頭 2着 3頭 3着以下5頭
阪神JFあり0-0-0-0 阪神JFなし1-1-1-14
2019年 1着 ③人気 →2着 ②人気 →3着 ⑨人気
1着 ウィクトーリア 新馬戦① 札幌2歳S7着 阪神JFなし→500万下 1着→⑤当該レース→オークス4着
2着 シャドウディーヴァ 新馬戦② 未勝利②、① 阪神JFなし→500万下 3着→⑤当該レース→オークス6着
3着 ジョディー 新馬戦① 新潟2歳S④ 阪神JF16着→フラワーC5着→⑧当該レース→オークス14着
新馬戦 1着 7頭 2着 4頭 3着以下 6頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-1-1 阪神JFなし1-1-0-14
2018年 1着 ①人気 →2着 ⑬人気 →3着 ⑤人気
1着 サトノワルキューレ 新馬戦① 梅花賞 3着 阪神JFなし→500万下 1着→④当該レース→オークス6着
2着 パイオニアバイオ 新馬戦④ 未勝利③②④②②② 阪神JFなし→未勝利1着→⑨当該レース→オークス7着
3着 ノームコア 新馬戦① アスター賞① 阪神JFなし→フラワーC3着→④当該レース→オークス不出走
新馬戦 1着 7頭 2着 2頭 3着以下 6頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-12
2017年 1着 ⑫人気 →2着 ⑩人気 →3着 ②人気
1着 モズカッチャン 新馬戦⑥ 未勝利③、① 阪神JFなし→500万下 1着→⑤当該レース→オークス2着
2着 ヤマカツグレース 新馬戦① りんどう賞 2着 阪神JFなし→500万下 2着→⑥当該レース→オークス18着
3着 フローレスマジック 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→クイーンC3着→⑤当該レース→オークス6着
新馬戦 1着 8頭 2着 4頭 3着以下 6頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2016年 1着 ③人気 →2着 ②人気 →3着 ⑬人気
1着 チェッキーノ 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→アネモネS1着→④当該レース→オークス2着
2着 パールコード 新馬戦① つばさ賞③ 阪神JFなし→ミモザ賞 1着→④当該レース→オークス不出走
3着 アウェーク 新馬戦⑤ 未勝利① 阪神JFなし→フリージア賞⑧→④当該レース→オークス12着
新馬戦 1着 8頭 2着 4頭 3着以下 6頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2015年 1着 ②人気 →2着 ①人気 →3着 ③人気
1着 シングウイズジョイ 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→君子蘭賞1着→⑧当該レース→オークス17着
2着 デイアマイダーリン 新馬戦⑥ 未勝利③① 阪神JFなし→フラワーC3着→⑥当該レース→オークス11着
3着 マキシマムドパリ 新馬戦③ 未勝利① 阪神JFなし→君子蘭賞2着→⑥当該レース→ オークス8着
新馬戦 1着 2頭 2着 3頭 3着以下 12頭
阪神JFあり0-0-0-0 阪神JFなし1-1-1-14
2014年 1着 ④人気 →2着 ⑥人気 →3着 ⑬人気
1着 サングレアル 新馬戦① 500万下④ 阪神JFなし→福寿草 4着→③当該レース→オークス7着
2着 ブランネージュ 新馬戦③ 未勝利②②③① 阪神JFなし→君子蘭賞1着→⑨当該レース→オークス5着
3着 マイネオ-ラム 新馬戦⑥ 未勝利① 阪神JFなし→フラワーC6着→⑨当該レース→オークス8着
新馬戦 1着 4頭 2着 3頭 3着以下 10頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2013年 1着 ①人気 →2着 ②人気 →3着 ⑨人気
1着 デニムアンドルビー 新馬戦② 未勝利②① 阪神JFなし→未勝利 1着→④当該レース→オークス3着
2着 エバーブロッサム 新馬戦⑥ 未勝利① 阪神JFなし→フラワーC2着→④当該レース→オークス2着
3着 ブリュネット 新馬戦③ 未勝利⑦① 阪神JFなし→未勝利 1着→④当該レース→オークス16着
新馬戦 1着 6頭 2着 3頭 3着以下 9頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2012年 1着 ①人気 →2着 ②人気 →3着 ⑱人気
1着 ミッドサマーフェア 新馬戦② 未勝利②⑤① 阪神JFなし→君子蘭賞1着→⑧当該レース→オークス13着
2着 アイスフォーリス 新馬戦② 未勝利②① 阪神JFなし→ミモザ賞2着→⑦当該レース→オークス3着
3着 ダイワデッセー 新馬戦⑧ 未勝利① 阪神JFなし→梅花賞 6着→④当該レース→オークス11着
新馬戦 1着 6頭 2着 4頭 3着以下 8頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2011年 1着 ⑨人気 →2着 ⑮人気 →3着 ③人気
1着 バウンシーチューン 新馬戦③ 未勝利④②① 阪神JFなし→未勝利1着→⑤当該レース→オークス17着
2着 マイネソルシエール 新馬戦⑮ 未勝利① 阪神JFなし→500万下9着→⑧当該レース→オークス12着
3着 ピュアブリーゼ 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→500万下2着→⑦当該レース→オークス2着
新馬戦 1着 7頭 2着 2頭 3着以下 8頭
阪神JFあり0-0-0-4 阪神JFなし1-1-1-10
では、11年間の全データを上記6点及び2点について総合的に分析して『フローラS』の全体像を浮き彫りにしたいと思います。そのため、1部のデータについては先々週に実施された『桜花賞』と比較して、このレースの特徴を明らかにしたいと思います。
【過去11年間のデータ】
その1:全出走馬の新馬戦での成績
フローラS G2(2011年~2021年)
新馬戦 1着 73頭(38.0%) 2着 35頭(18.2%) 3着以下 81頭(42.2%) 不出走3頭 総数192頭
桜花賞 G1(2011年~2022年)
新馬戦 1着 115頭(53.5%) 2着 39頭(18.1%) 3着以下 61頭(28.4%) 取消 1頭 総数215頭
過去11年間の出走馬の新馬戦における成績を比較するとさすがはG1『桜花賞』と思わせるように『新馬1着』の出走頭数が最多で5割を超えています。一方、『G2フローラS』は『新馬3着以下』の出走が一番多く、全体の4割を少し超えています。『新馬1着』の出走数は僅差で続くことが特徴としてあげられます。なお、『桜花賞』は、先々週に実施されていますので2022年分もデータに含めています。
さて、2011年からの過去のデータと2022年の出走傾向を比較してみると次のようになります。
フローラS G2(2022年) ※登録時
新馬戦 1着 9頭(60.0%) 2着 1頭( 6.7%) 3着以下 5頭(33.3%) 総数 15頭
桜花賞 G1(2022年)
新馬戦 1着 9頭(50.0%) 2着 2頭(11.1%) 3着以下 7頭(38.9%) 総数 18頭
すでに、結果が出ている2022年『桜花賞』の出走傾向から今年の特徴とレース結果の関係性を分析して、『フローラS』の予想に反映してみたいと思います。
2022年『桜花賞』出走馬の新馬戦における成績別出走数の内訳は、
【桜花賞の新馬戦成績別出走馬の内訳の比較】
2011年~2022年 2022年
新馬戦1着 53.5%(115頭) 50.0%(9頭)
新馬戦2着 18.1%( 39頭) 11.1%(2頭)
新馬戦3着以下 28.4%( 61頭) 38.9%(7頭)
新馬戦取消 1頭
上記のように、新馬戦1着の出走割合が例年に比べて少なくなり、3着以下の割合が多くなったことで波乱を呼んだ可能性があったのではないかと思います。
2022年桜花賞 1着 スターズオンアース 新馬戦2着(7番人気)
2着 ウォーターナビレラ 新馬戦1着(3番人気)
3着 ナムラクレア 新馬戦3着(6番人気)
『桜花賞』の今年の傾向を踏まえて、『フローラS』の2022年の出走傾向の特徴とレースの見通しを推測してみましょう。下記に示したとおり『桜花賞』と真逆な現象がみられます。新馬戦1着の出走割合が例年に比べて大幅に増え、新馬戦2着が3分の1に、3着以下の割合も相当減って、これまで新馬1着VS新馬2・3着が、4:6から6:4になり、出走数の割合が逆転しています。
【フローラSの新馬戦成績別出走馬の内訳の比較】
2011年~2021年 2022年
新馬戦1着 38.0%(73頭) 60.0%( 9頭)
新馬戦2着 18.2%( 35頭) 6.7%(1頭)
新馬戦3着以下 42.2%( 81頭) 33.3%( 5頭)
新馬戦不出走 3頭
このような出走傾向の変化から今年のレース結果の予想を導き出してみます。
【 フローラSの新馬戦成績別出走馬の内訳(2011年~2021年) 】
フローラS 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
新馬戦1着 5頭( 6.8%) 4頭(5.4%) 3頭( 4.1%) 総数73頭 6.8% 12.3% 16.4%
新馬戦2着 4頭(11.4%) 2頭( 5.7%) 3頭( 8.6%) 総数35頭 11.4% 17.1% 25.7%
新馬戦3着以下2頭( 2.5%) 5頭(6.1%) 5頭( 6.1%) 総数81頭 2.5% 8.6% 14.8%
まず、『フローラS』では過去11年の実績として、『新馬戦1着』の半数に満たない『新馬戦2着』が勝率・連対率・複勝率の全てで上回っていたことと、着度数でも出走頭数が遥かに多い『新馬戦3着』や『新馬戦1着』に引けを取っていないことを押さえておくことが必要です。
その上で、「新馬戦1着の出走割合が例年に比べて少なくなり、3着以下の割合が多くなった」今年の『桜花賞』の結果をもう一度見てみると
【 桜花賞の新馬戦成績別出走馬の内訳(2011年~2022) 】 ※印は2022年の実績を加えた頭数
桜花賞1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
新馬戦1着 9頭( 7.8%) ※8頭(7.0%) 7頭(6.1%) 総数115頭 7.8% 14.7% 20.9%
新馬戦2着 ※3頭( 7.7%) 3頭(7.7%) 2頭(5.1%) 総数 39頭 7.7% 15.4% 20.5%
新馬戦3着以下0頭( 0.0%) 0頭( 0.0%)※3頭( 4.9%) 総数 61頭 0.0% 0.0% 4.9%
新馬戦取消 0頭( 0.0%) 1頭( -%) 0頭( 0.0%)
2022年桜花賞 1着 スターズオンアース 新馬戦2着(7番人気)
2着 ウォーターナビレラ 新馬戦1着(3番人気)
3着 ナムラクレア 新馬戦3着(6番人気)
以上のような結果になりました。
先程も述べたとおり今年の『桜花賞』では、1着が、着度数で11年間に9回(81.2%)と他を圧倒していた『新馬戦1着』ではなく、僅か2頭(平均3.3頭)しか出走していない『新馬戦2着』だったことが物語るように、出走馬の『新馬戦成績』の構成の変化が波乱の結果のなったといえます。
3着になったのも、11年間に僅か2回(3.7%)だった『新馬戦3着』が7頭(出走全体の38.9%)もいたことが影響しなかったとは言えません。
昨年の分析では
【昨年の桜花賞予想の前提となる分析】
「新馬戦から1着になる能力を発揮できる馬でなければ、桜花賞ではほとんど連対できないことを(新馬戦成績別出走馬の内訳のデータは)示しています。新馬戦2着であれば可能性は残されていますが、新馬戦3着以下の馬は桜花賞3着の可能性はあっても、連対することはまずあり得ないことを示しています。」
このように考察していたのですが、『新馬戦1着』の出走割合が例年に比べて少なくなり、3着以下の割合が多くなった今年は、この見立てが通用しなかったことも納得できます。
一方、フローラSに対する昨年の分析は
【昨年のフローラS予想の前提となる分析】
「フローラSでは新馬戦3着以下の割合が最多となっています。これは、単にレースグレードの違いにより出走馬の質が低いというだけではなく、新馬戦で能力を発揮できていない成長段階の馬でも、フローラSの出走までには成長したことで、出走馬全体のレベルもG1よりは低く、(G3なら勝つ)チャンスがあるから出走してくると考えるべきでしょう。」
「ですから、新馬戦1着の馬がフローラSで複勝圏内に入る可能性が14/30(46.7%)と1番高いことは認められますが、桜花賞の22/30(73.3%)とは比べものになりません。」
「フローラSの1着に限っては、出走数では新馬戦2着馬が1着馬の半数以下なので、むしろ新馬戦2着馬の方が善戦していると言えます。さらに、新馬戦3着以下でも連対できる可能性があることを示しています。」
「フローラSには晩成型で大切に育成してきた馬たちもおそらく一定数は参戦してきたはずで、その現れの一つが新馬戦の成績分布の数字ではないかと思います。」
昨年は、以上のように考察していました。
ところが、今年のフローラS出走馬は、『新馬戦1着』の出走割合が例年に比べて大幅に増えたため、これまで『新馬1着』VS『新馬2・3着』の出走頭数の割合が、4:6から6:4になり、『新馬戦1着』出走数に対する割合が逆転しています。
これは今年の『桜花賞』の新馬戦成績別出走馬出走馬の内訳の『新馬戦1着』の減少とは真逆の『新馬戦1着』の増加であることと、その変化の割合が『フローラS』の方が大きいことを踏まえて予想することになります。
【フローラSの新馬戦1着の出走馬の比較】
2011年~2021年 2022年
新馬戦1着 38.0%(73頭) 60.0%( 9頭) ※22.0%の増加
【桜花賞の新馬戦1着の出走馬の比較】
2011年~2022年 2022年
新馬戦1着 53.5%(115頭) 50.0%(9頭) ※ 3.5%の減少
【フローラSの新馬戦2着の出走馬の比較】
2011年~2021年 2022年
新馬戦2着 18.2%( 35頭) 6.7%(1頭) ※11.5%の減少
【桜花賞の新馬戦2着の出走馬の比較】
2011年~2022年 2022年
新馬戦2着 18.1%( 39頭) 11.1%(2頭) ※ 7.0%の減少
【フローラSの新馬戦3着の出走馬の比較】
2011年~2021年 2022年
新馬戦3着以下 42.2%( 81頭) 33.3%( 5頭) ※ 8.9%の減少
【桜花賞の新馬戦3着の出走馬の比較】
2011年~2022年 2022年
新馬戦3着以下 28.4%( 61頭) 38.9%(7頭) ※10.5%の増加
『桜花賞の新馬戦成績別出走馬の内訳』を参考にしながら、今年の『フローラSの新馬戦成績別出走馬の内訳』の変化を基に予想をするなら、
(1)『新馬戦1着』を中心に本命候補を選択する
(2)『新馬戦2着』は出走登録時に1頭だけなので、よく吟味して本命・対抗候補としての取捨を判断する
(3)『新馬戦3着』は、これまで2着も3着も着度数が最多の5回(45.5%)であることは無視できない実績。
(4)『新馬戦2着』を本命候補に考えるなら、むしろ1着候補にしたい
(5)『新馬戦2着』を本命候補から外すなら、1着候補は『新馬戦1着』から、2・3着候補は『新馬戦3着』から
(6)出走割合が大幅に増加した『新馬戦1着』だけを本命・対抗・連下候補にすることも「あり」で、面白いかも
では次に、候補馬を絞り込むための視点として、阪神JF出走の有無とフローラSの成績との関連について、阪神JF出走の有無と桜花賞の成績の関係と比較してみましょう。
【過去11年間のデータ】
その2:全出走馬の阪神JFへの出走の有無と当該レースの成績
フローラS G2(2011年~2021年)
阪神JFあり0-0-2-12 阪神JFなし11-11-9-146
桜花賞 G1(2011年~2022年)
阪神JFあり6-7-7-58 阪神JFなし 6-5-5-122
桜花賞の場合は、能力の高い馬や新馬戦など早くから能力を発揮できる早熟型の馬も参戦してくると考えられることから、2歳G1のレースに参戦している馬が多いようです。
そこで、『阪神JF』に出走経験の「ある」・「なし」で比較してみると、勝率・連対率・複勝率では『阪神JF』に出走経験がある馬の方が高いものの、着度数では阪神JF経由の馬たちと阪神JF不出走馬の成績が拮抗しています。
しかし、フローラSの場合は阪神JF経由の馬が少数派で、成績も不振を極めています。阪神JF組は、ぽつぽつ複勝圏に入る例がある程度です。
【阪神JF出走馬のフローラS成績】
(阪神JF成績・人気)→前走の成績 →出走経験数・フローラS成績
2021年 ユーバーレーベン 阪神JF3着⑥人気 フラワーC 3着→⑤3着
2021年 ウインアグライア 阪神JF13着⑬人気 若駒S 1着→⑤7着
2019年 ジョディー 阪神JF16着⑪人気 フラワーC 5着→⑧3着
2019年 ウインゼノビア 阪神JF13着⑩人気 (直行) →⑤7着
2018年 ハイヒール 阪神JF16着⑰人気 ミモザ賞 7着→⑦9着
2017年 ディーパワンサ 阪神JF4着⑤人気 フラワーC 6着→⑥14着
2016年 クロコスミア 阪神JF8着⑦人気 チューリップ7着→⑩14着
2014年 マジックタイム 阪神JF6着⑥人気 クイーンC 2着→⑥6着
2013年 タガノミューチャン阪神JF13着⑫人気 (直行) →⑤5着
2012年 ラシンティランテ 阪神JF15着③人気 Fレビュー 6着→⑦11着
2011年 マイネイサベル 阪神JF6着⑥人気 フラワーC 4着→⑦5着
2011年 マリアビスティー 阪神JF12着⑬人気 わすれな草賞7着→⑨10着
2011年 ダンスファンタジア阪神JF9着②人気 桜花賞 7着→⑦13着
2011年 リトルダーリン 阪神JF11着⑤人気 わすれな草賞4着→⑤17着
『フローラS』に出走した『阪神JF』経験馬の成績 0-0-2-9
最高着順 阪神JF 3着 ⑥人気 → フローラ3着 ⑤人気 2021年 ユーバーレーベン
最低着順 阪神JF 16着 ⑪人気 → フローラ3着 ⑧人気 2019年 ジョディー
阪神JF上位入賞馬の成績
阪神JF4着 ⑤人気 → フローラ14着 ⑥人気 2017年 ディーパワンサ
阪神JF善戦馬の成績
阪神JF6着 ⑥人気 → フローラ 6着 ⑥人気 2014年 マジックタイム
阪神JF6着 ⑥人気 → フローラ 5着 ⑦人気 2011年 マイネイサベル
阪神JF8着 ⑦人気 → フローラ14着 ⑩人気 2016年 クロコスミア
阪神JF9着 ②人気 → フローラ13着 ⑦人気 2011年 ダンスファンタジア 桜花賞7着
阪神JF大敗馬の成績
阪神JF11着 ⑤人気 → フローラ17着 ⑤人気 2011年 リトルダーリン
阪神JF12着 ⑬人気 → フローラ10着 ⑨人気 2011年 マリアビスティー
阪神JF13着 ⑬人気 → フローラ 7着 ⑤人気 2021年 ウインアグライア
阪神JF13着 ⑩人気 → フローラ 7着 ⑤人気 2019年 ウインゼノビア
阪神JF13着 ⑫人気 → フローラ 5着 ⑤人気 2013年 タガノミューチャン
阪神JF15着 ③人気 → フローラ11着 ⑦人気 2012年 ラシンティランテ
阪神JF16着 ⑰人気 → フローラ 9着 ⑦人気 2018年 ハイヒール
『阪神JF』の経験が『フローラS』の成績に影響することはほとんどありません。僅かに3着に入った2頭の『阪神JF』における成績は両極端で、最上位の阪神JF3着 ⑥人気 と 最下位の阪神JF16着 ⑪人気からの複勝圏内といった状況になっています。
この2頭に共通するのは、前走が『フラワーC』で3着と5着で、3歳重賞で実績をあげていたことです。
とはいえ、新馬戦1着の出走が60.0%( 9頭出走は過去11年間の出走数の22.0%増)の今年は、例年にも増して『阪神JF』経験のある出走馬の出る幕はないのではないかと思います。
『フローラS』に出走する馬の陣営の狙いは、2歳G1には無理に出走させず大切に育成し、晩成型の力を十分に発揮できるまでレースを選んで使い、『桜花賞』には間に合わなくても(無理に出走させなくても)オークスには出走させたいという思いで、トライアル・レースに臨んできたことを過去11年のデータが示しているのかもしれません。
改めて『フローラS』過去11年間の上位入賞馬を着順ごとに表示してみます。
【上位入賞馬の人気】
2021年 1着 ⑤人気 →2着 ⑭人気 →3着 ②人気
2020年 1着 ④人気 →2着 ②人気 →3着 ⑤人気
2019年 1着 ③人気 →2着 ②人気 →3着 ⑨人気
2018年 1着 ①人気 →2着 ⑬人気 →3着 ⑤人気
2017年 1着 ⑫人気 →2着 ⑩人気 →3着 ②人気
2016年 1着 ③人気 →2着 ②人気 →3着 ⑬人気
2015年 1着 ②人気 →2着 ①人気 →3着 ③人気
2014年 1着 ④人気 →2着 ⑥人気 →3着 ⑬人気
2013年 1着 ①人気 →2着 ②人気 →3着 ⑨人気
2012年 1着 ①人気 →2着 ②人気 →3着 ⑱人気
2011年 1着 ⑨人気 →2着 ⑮人気 →3着 ⑬人気
【フローラS1着馬の臨戦過程と次走の成績】
新馬戦 2戦目成績 (阪神JF出走) →前走の成績 →出走経験数 次走の成績
1着 クールキャット 1着 アルテミス5着 阪神JFなし →フラワーC5着→④当該レース→オークス14着
1着 ウインマリリン 1着 若竹賞 5着 阪神JFなし →ミモザ賞 1着→④当該レース→オークス2着
1着 ウィクトーリア 1着 札幌2歳S7着 阪神JFなし→500万下 1着→⑤当該レース→オークス4着
1着 サトノワルキューレ 1着 梅花賞 3着 阪神JFなし→500万下 1着→④当該レース→オークス6着
1着 モズカッチャン 6着 未勝利③、① 阪神JFなし→500万下 1着→⑤当該レース→オークス2着
1着 チェッキーノ 2着 未勝利① 阪神JFなし→アネモネS 1着→④当該レース→オークス2着
1着 シングウイズジョイ 2着 未勝利① 阪神JFなし→君子蘭賞 1着→⑧当該レース→オークス17着
1着 サングレアル 1着 500万下④ 阪神JFなし→福寿草 4着→③当該レース→オークス7着
1着 デニムアンドルビー 2着 未勝利②① 阪神JFなし→未勝利 1着→④当該レース→オークス3着
1着 ミッドサマーフェア 2着 未勝利②⑤① 阪神JFなし→君子蘭賞 1着→⑧当該レース→オークス13着
1着 バウンシーチューン 3着 未勝利④②① 阪神JFなし→未勝利 1着→⑤当該レース→オークス17着
前走500万下か未勝利の『前走1着』が11頭中9頭
新馬戦1着5頭、新馬戦2着4頭、新馬戦3着1頭、4着以下1頭
【フローラS2着馬の臨戦過程と次走の成績】
新馬戦2戦目成績 (阪神JF出走)→前走の成績 →出走経験数 次走の成績
2着 スライリー 1着 札幌2歳S14着 阪神JFなし →クイーンC10着→⑤当該レース→オークス12着
2着 ホウオウピースフル1着 百日草 1着 阪神JFなし →クイーンC6着→④当該レース→オークス6着
2着 シャドウディーヴァ2着 未勝利②、① 阪神JFなし→500万下 3着→⑤当該レース→オークス6着
2着 パイオニアバイオ 4着 未勝利③②④②②② 阪神JFなし→未勝利1着→⑨当該レース→オークス7着
2着 ヤマカツグレース 1着 りんどう賞2着 阪神JFなし→500万下 2着→⑥当該レース→オークス18着
2着 パールコード 1着 つばさ賞③ 阪神JFなし→ミモザ賞 1着→④当該レース→オークス不出走
2着 デイアマイダーリン 6着 未勝利③① 阪神JFなし→フラワーC3着→⑥当該レース→オークス11着
2着 ブランネージュ 3着 未勝利②②③① 阪神JFなし→君子蘭賞 1着→⑨当該レース→オークス5着
2着 エバーブロッサム 6着 未勝利① 阪神JFなし→フラワーC2着→④当該レース→オークス2着
2着 アイスフォーリス 2着 未勝利②① 阪神JFなし→ミモザ賞 2着→⑦当該レース→オークス3着
2着 マイネソルシエール 15着 未勝利① 阪神JFなし→500万下 9着→⑧当該レース→オークス12着
前走500万下か未勝利の1着に限らず、500万下なら2・3着からでも、G3掲示板からなら対抗候補OK
新馬戦1着4頭、新馬戦2着2頭、新馬戦3着1頭、4着以下4頭
【フローラS3着馬の臨戦過程と次走の成績】
新馬戦 2戦目成績 (阪神JF出走)→前走の成績 →出走経験数 次走の成績
3着 ユーバーレーベン 1着 札幌2歳S2着 阪神JF3着 →フラワーC3着→⑤当該レース→オークス1着
3着 フアナ 2着 未勝利 1着 阪神JFなし(未勝利から直行) →③当該レース→オークス不出走
3着 ジョディー 1着 新潟2歳S4着 阪神JF16着→フラワーC5着→⑧当該レース→オークス14着
3着 ノームコア 1着 アスター賞1着 阪神JFなし→フラワーC3着→④当該レース→オークス不出走
3着 フローレスマジック 2着 未勝利1着 阪神JFなし→クイーンC3着→⑤当該レース→オークス6着
3着 アウェーク 5着 未勝利1着 阪神JFなし→フリージア賞8着→④当該レース→オークス12着
3着 マキシマムドパリ 3着 未勝利1着 阪神JFなし→君子蘭賞2着→⑥当該レース→ オークス8着
3着 マイネオ-ラム 6着 未勝利1着 阪神JFなし→フラワーC6着→⑨当該レース→オークス8着
3着 ブリュネット 3着 未勝利⑦① 阪神JFなし→未勝利 1着→④当該レース→オークス16着
3着 ダイワデッセー 8着 未勝利1着 阪神JFなし→梅花賞 6着→④当該レース→オークス11着
3着 ピュアブリーゼ 2着 未勝利1着 阪神JFなし→500万下2着→⑦当該レース→オークス2着
3着候補は前走G3からが5頭、500万下1着から6着以内から4頭。未勝利1着からが2頭、と多彩。
新馬戦1着3頭、新馬戦2着3頭、新馬戦3着2頭、4着以下3頭
これまでのデータを今年の出走馬と比較して印を回す候補を絞ってみます。
1. 新馬戦1着馬(5-4-3-61 16.4%)で複勝圏に入りそうな馬か、判断対象になる馬
1.ルージュエヴァイユ 2-0-0-0 2勝馬
新馬1着で、1勝クラス1着と2連勝なら有力な1頭
2.エリカヴィータ 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着でも前走G3大敗では厳しい
5.エバーハンティング 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着でも1勝クラス掲示板外では厳しい
8.キタサンシュガー 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着で、前走フラワーC7着なら連下候補にはできそうな微妙な成績
9.ラスール 2-0-0-1 2勝馬
新馬1着からシンザン記念7着は微妙な成績だが、前走1勝クラス1着は連下候補にはなりそう
10.ホウオウバニラ 1-0-1-0 1勝馬
新馬1着から1勝クラスで3着は可能性が薄いとみるべき
11.トゥーサン 1-0-0-2 1勝馬
新馬1着で、京成杯12着は負け過ぎ。前走1勝クラス10着大敗では、消しの評価
13.ルージュスティリア 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着から、前走G2で6着は微妙な成績。前走チューリップ賞の複勝圏内の前例はないが鞍上は魅力
14.シンシアウィッシュ 1-1-0-3 1勝馬
新馬1着で、2歳重賞で掲示板はあるものの、3歳の2戦も善戦の域を出ず。
2. 新馬戦2着馬(4-2-3-26 23.1%)で勝てそうな馬か、判断対象になる馬
12.12.モチベーション 1-1-0-2 1勝馬
新馬2着で、未勝利1着なら複勝率の実績で対抗候補にしたいが、前走3着以内でなければ消し
3. 新馬戦3着以下の馬(2-5-5-69 14.8%)で複勝圏内に入りそうな馬か、判断対象になる馬
3.パーソナルハイ 1-2-0-4 1勝馬
新馬5着と阪神JF16着大敗は消しパターン。フラワーC6着→桜花賞6着なら未練は残るが
2011年 ダンスファンタジア(3勝馬)の前例から、前走『桜花賞』は思い切って消し
新馬戦1着 ①人気 阪神JF9着 ②人気→ 桜花賞7着 ③人気→ フローラS13着 ①人気
4.ストキャスティーク 1-0-1-3 1勝馬
新馬3着の1勝馬なら、3歳重賞経験が欲しい
6.マイシンフォニー 1-1-0-3 1勝馬
新馬4着の1勝馬で3歳重賞Fレビュー4着からなら有力馬の1頭に入れたい
7.ゴールデンアワー 1-1-2-1 1勝馬
新馬3着で、未勝利とはいえ前走1着なら、2011年バウンシーチューンが1着になった例もあり大穴候補
新馬4着で、未勝利1着から2着になった、2018年パイオニアバイオの例もあるので、前走1着は要注意
15.ヴァンルーラー 2-0-1-3 2勝馬
新馬3着で、未勝利1着から2歳・3歳重賞で経験を積み、前走君子蘭1着なら2着1回の前例あり連下候補
新馬2着で、未勝利1着から前走君子蘭1着なら1着2回の前例もあり、前走1着は要注意
以上、出走馬の評価を基に、次の6点の方針と組み合わせて最終予想をしてみたいと思います。
(1)『新馬戦1着』を中心に本命候補を選択する
(2)『新馬戦2着』は出走登録時に1頭だけなので、よく吟味して本命・対抗候補としての取捨を判断する
(3)『新馬戦3着』は、これまで2着も3着も着度数が最多の5回(45.5%)であることは無視できない実績。
(4)『新馬戦2着』を本命候補に考えるなら、むしろ1着候補にしたい
(5)『新馬戦2着』を本命候補から外すなら、1着候補は『新馬戦1着』から、2・3着候補は『新馬戦3着』から
(6)出走割合が大幅に増加した『新馬戦1着』だけを本命・対抗・連下候補にすることも「あり」で、面白いかも
○1.ルージュエヴァイユ 2-0-0-0 2勝馬
新馬1着 中山1800芝 12/25
1勝クラス1着→フローラS ※3戦目
2.エリカヴィータ 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着 東京1600芝 10/16
フェアリーS10着→フローラS ※3戦目
3.パーソナルハイ 1-2-0-4 1勝馬
新馬5着 新潟1600芝 8/07→未勝利2・1着
1勝クラス2着→阪神JF16着→フラワーC6着→桜花賞6着→フローラS ※8戦目
4.ストキャスティーク 1-0-1-3 1勝馬
新馬3着 札幌2000芝 8/15→未勝利5・6・1着
1勝クラス4着→フローラS ※6戦目
5.エバーハンティング 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着 中山2000芝 1/23
1勝クラス6着→フローラS ※3戦目
◎6.マイシンフォニー 1-1-0-3 1勝馬
新馬4着 東京1600芝 6/19→未勝利2・4・1着
Fレビュー4着→フローラS ※6戦目
▲7.ゴールデンアワー 1-1-2-1 1勝馬
新馬3着 中山2000芝 9/20→未勝利3・2・7・1着
→フローラS ※6戦目
△8.キタサンシュガー 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着 中京1600芝 1/27
フラワーC7着→フローラS ※3戦目
△9.ラスール 2-0-0-1 2勝馬
新馬1着 東京1600芝 10/10
シンザン記念7着→1勝クラス1着→フローラS ※4戦目
10.ホウオウバニラ 1-0-1-0 1勝馬
新馬1着 阪神1800芝 11/13
1勝クラス3着→フローラS ※3戦目
11.トゥーサン 1-0-0-2 1勝馬
新馬1着 中京2000芝 9/26
京成杯12着→1勝クラス10着→フローラS ※4戦目
12.モチベーション 1-1-0-2 1勝馬
新馬2着 札幌1500芝 8/14→未勝利1着
Fレビュー11着→NZT10着→フローラS ※5戦目
△13.ルージュスティリア 1-0-0-1 1勝馬
新馬1着 新潟1800芝 8/01
チューリップ賞6着→フローラS ※3戦目
△14.シンシアウィッシュ 1-1-0-3 1勝馬
新馬1着 新潟1800芝 8/22
アルテミスS4着→1勝クラス5着→エルフィンS(L)5着→君子蘭1勝クラス2着→フローラS ※6戦目
△15.ヴァンルーラー 2-0-1-3 2勝馬
新馬3着 新潟1600芝 8/08→未勝利1着
アルテミスS9着→フェアリーS8着→1勝クラス9着→君子蘭1勝クラス1着→フローラS ※7戦目
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。 |
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2年連続で無敗の2冠牝馬が誕生するか? ソダシ1強説も囁...
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2歳G1阪神JFを加えれば、すでにG1レース2冠の無敗馬ソダシが、クラシック二冠目を狙って未知の距離2400mのオークスに出走してきます。
いきなり4ハロンの距離延長で、桜花賞組には厳しい条件ですが、能力は世代トップクラスなので克服可能で有力馬はここからでしょうが、距離適正が中距離以上に向いていると思われるトライアルレースについて最初に検討しておきたいと思います。
【フローラSの可能性】
これまでオークスの勝利とは縁の薄かったフローラS。昨年も連絡みはしたものの、10年間でオークス2着5回が精一杯の実績。今年も善戦止まりか? それともオークス馬が生まれるか?
このレースに出走する馬たちの中で、オークスにも通用するのはどのような馬たちなのか、前回『フローラS』の日記に記載した内容から抜粋し、今年のフローラSの結果と比較検討してみます。
今年のフローラSの1~3着馬
2021年 1着 ⑤人気 →2着 ⑭人気 →3着 ②人気
着順 フローラS上位馬 新馬戦 2戦目成績 (阪神JF出走)→前走の成績 →出走経験数 次走の成績
1着 クールキャット 新馬戦① アルテミスS⑤ 阪神JFなし →フラワーC⑤→⑤当該レース→オークス?着
2着 スライリー 新馬戦① 札幌2歳S ⑭ 阪神JFなし →クイーンC⑩→⑥当該レース→オークス?着
3着 ユーバーレーベン 新馬戦① 札幌2歳S ② 阪神JF3着 →フラワーC③→⑥当該レース→オークス?着
新馬戦 1着 8頭 2着 3頭 3着以下 5頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-1-1 阪神JFなし1-1-0-13
さて、今年のフローラSのレースレベル、出走馬全体のレベルは例年に比較してどうだったのでしょう。
①レースタイム
過去10年と比べて2番目に早いタイムです。上がりは最速で33秒台は今年だけ。これまでの最速は34秒2で0.4秒も速い上がりでした。
1分58秒7(35.7) 2020年 晴れ(良)
1分59秒4(33.8) 2021年 曇り(良) ←今年のレースタイム
1分59秒5(34.2) 2019年 晴れ(良)
1分59秒5(34.5) 2018年 晴れ(良)
1分59秒7(34.6) 2016年 曇り(良)
2分00秒0(35.5) 2014年 晴れ(良)
2分01秒3(34.7) 2017年 晴れ(良)
2分01秒8(34.4) 2015年 晴れ(良)
2分02秒0(34.7) 2012年 小雨(良)
2分03秒3(37.8) 2011年 小雨(重)
2分03秒9(34.2) 2013年 曇り(稍重)
②全出走馬の新馬戦レベル
全頭数に対する新馬戦1着馬の頭数の割合が47.1%で、過去10年の平均36.6%を大きく上回り、出走馬の質のベースが低くはなかったことが認められます。
新馬戦 1着 8頭(47.1%) 2着 3頭(17.6%) 3着以下 5頭(29.4%) 不出走1頭 総数17頭
新馬戦 1着 64頭(36.6%) 2着 32頭(18.3%) 3着以下 76頭(43.4%) 不出走3頭 総数175頭
③仕上がりの早さ・成長の高さの目安1(デビュー2戦目)
新馬戦勝ちの次の2戦目にどんなグレードのレースを選択し、その成績の如何によって厩舎の期待の大きさや能力の一端が垣間見られると思います。
過去10年と比べると今年は、上位入賞した3頭すべてが2戦目で重賞に出走していることだけでも異例中の異例。
その内の2頭が2着・5着した今年は、過去最高の質と能力・期待値を持った馬たちをこのトライアルレースからオークスに送り出すことになったかもしれません。
なにしろ、過去に2戦目で重賞に出走していたのは、2019年に2頭の1回のみです。しかも、重賞での成績が2着・5着・14着の今年の実績は、4着・7着だった2019年より優秀です。
④仕上がりの早さ・成長の高さの目安2(阪神JF出走馬の参戦)
数ある2歳重賞の中でも牝馬に関しては『阪神JF』が唯一のG1であり、施行距離の関係で2歳マイル女王決定戦という形にはなります。
しかし、2歳牝馬全体のチャンピオンなので距離適性は明確ではなく、クラシックディスタンスに通用する資質の馬たちも、その時点で一定の力を発揮していると考えれば、出走経験馬の中で見所のある成績を挙げている方がオークスで活躍する可能性があるはずです。
フローラSの過去10年間に阪神JF経験馬が参戦したのはわずか12頭。これは全出走馬の6.9%に過ぎません。しかも、複勝圏に入ったのは、阪神JF16着からフラワーCの5着を経由して2019年フローラSで3着になった『ジョディー』1頭だけでした。
今年、阪神JF経験馬が参戦したのは2頭で、全出走馬の11.7%となり、フローラSの全体のレベルを引き上げ、レースタイムを押し上げた可能性もあります。
その2頭の中でも阪神JF2着ユーバーレーベンは、2歳G1最上位の成績でフローラSの複勝圏内であれば、例年以上の成績が望めるかもしれません。もう1頭のウインアグライアも阪神JFが13着ではありますが、次走の若駒S(L)で1着からフローラSの5着(掲示板)を確保しており、収得賞金は十分でオークス出走は可能です。
2021年 阪神JFあり0-0-1-1 阪神JFなし 1-1-0-13
過去10年 阪神JFあり0-0-1-11 阪神JFなし10-10-9-133
以下に過去10年間のフローラSのデータを再度示しました。阪神JFからフローラSに出走した馬がいる年は、フローラSのレースレベルが上がり、関連してオークスでも活躍するのではないかと仮定すると、
【フローラS過去10年間の阪神JFからの出走の有無によるオークス成績】
経由馬の回数 オークス複勝実績 オークス関連率 オークス複勝率 成績内容
阪神JF経由馬あり 8回(年) 5回(年) 6頭 62.5%(5/8年) 20.0%(6/30頭) 2着4頭、3着2頭
阪神JF経由馬なし 2回(年) 1回(年) 1頭 50.0%(1/2年) 3.3%(1/30頭) 2着1頭、3着0頭
ここまでは、フローラSの1~3着馬に限った実績ですが、4着以下も加えると次のようになります。
経由馬の回数 オークス複勝実績 オークス関連率 オークス複勝率 成績内容
阪神JF経由馬あり 8回(年) 5回(年) 6頭 62.5%(5/8年) 20.0%(6/30頭) 2着4頭、3着2頭
阪神JF経由馬なし 2回(年) 1回(年) 2頭 50.0%(1/2年) 6.7%(2/30頭) 2着1頭、3着1頭
このように、阪神JFからの出走があった年の方がオークスでの実績があり、今年はフローラS組が活躍する年になりそうな気がします。もちろん、本当にレースレベルが上がっていれば、阪神JF出走経験馬だけでなく、フローラSで複勝圏に入った未経験馬もオークスで勝ち負けの可能性があるということです。
また、阪神JFからの出走がなかった年は2回ですが、その内2016年にはフローラS1着になったチェッキーノがオークスで2着になっただけでなく、フローラSで5着になったビッシュも3着になり、2頭同時に複勝圏内に入る珍しい年になりました。
フローラSからは10年間で8回(年)もオークスで複勝圏内に入り、阪神JF経験馬が出走する年が6回(年)も占めていることは記憶しておいた方がいいかもしれません。ただし、過去10年間は2着以下ではありますが・・・
【フローラSの結果→オークスとの関連】
1.『フローラS G2』過去10年間の成績
2020年 1着 ④人気 →2着 ②人気 →3着 ⑤人気
新馬戦 2戦目成績 (阪神JF出走)→前走の成績 →出走経験数 次走の成績
1着 ウインマリリン 新馬戦① 若竹賞 5着 阪神JFなし →ミモザ賞 1着→④当該レース→オークス2着
2着 ホウオウピースフル 新馬戦① 百日草 1着 阪神JFなし →クイーンC6着→④当該レース→オークス6着
3着 フアナ 新馬戦② 未勝利 1着 →③当該レース→オークス不出走
新馬戦 1着 9頭 2着 3頭 3着以下5頭
阪神JFあり0-0-0-0 阪神JFなし1-1-1-14
2019年 1着 ③人気 →2着 ②人気 →3着 ⑨人気
1着 ウィクトーリア 新馬戦① 札幌2歳S7着 阪神JFなし→500万下 1着→⑤当該レース→オークス4着
2着 シャドウディーヴァ 新馬戦② 未勝利②、① 阪神JFなし→500万下 3着→⑤当該レース→オークス6着
3着 ジョディー 新馬戦① 新潟2歳S④ 阪神JF16着→フラワーC5着→⑧当該レース→オークス14着
新馬戦 1着 7頭 2着 4頭 3着以下 6頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-1-1 阪神JFなし1-1-0-14
2018年 1着 ①人気 →2着 ⑬人気 →3着 ⑤人気
1着 サトノワルキューレ 新馬戦① 梅花賞 3着 阪神JFなし→500万下 1着→④当該レース→オークス6着
2着 パイオニアバイオ 新馬戦④ 未勝利③②④②②② 阪神JFなし→未勝利1着→⑨当該レース→オークス7着
3着 ノームコア 新馬戦① アスター賞① 阪神JFなし→フラワーC3着→④当該レース→オークス不出走
新馬戦 1着 7頭 2着 2頭 3着以下 6頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-12
2017年 1着 ⑫人気 →2着 ⑩人気 →3着 ②人気
1着 モズカッチャン 新馬戦⑥ 未勝利③、① 阪神JFなし→500万下 1着→⑤当該レース→オークス2着
2着 ヤマカツグレース 新馬戦① りんどう賞 2着 阪神JFなし→500万下 2着→⑥当該レース→オークス18着
3着 フローレスマジック 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→クイーンC3着→⑤当該レース→オークス6着
新馬戦 1着 8頭 2着 4頭 3着以下 6頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2016年 1着 ③人気 →2着 ②人気 →3着 ⑬人気
1着 チェッキーノ 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→アネモネS1着→④当該レース→オークス2着
2着 パールコード 新馬戦① つばさ賞③ 阪神JFなし→ミモザ賞 1着→④当該レース→オークス不出走
3着 アウェーク 新馬戦⑤ 未勝利① 阪神JFなし→フリージア賞⑧→④当該レース→オークス12着
新馬戦 1着 8頭 2着 4頭 3着以下 6頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2015年 1着 ②人気 →2着 ①人気 →3着 ③人気
1着 シングウイズジョイ 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→君子蘭賞1着→⑧当該レース→オークス17着
2着 デイアマイダーリン 新馬戦⑥ 未勝利③① 阪神JFなし→フラワーC3着→⑥当該レース→オークス11着
3着 マキシマムドパリ 新馬戦③ 未勝利① 阪神JFなし→君子蘭賞2着→⑥当該レース→ オークス8着
新馬戦 1着 2頭 2着 3頭 3着以下 12頭
阪神JFあり0-0-0-0 阪神JFなし1-1-1-14
2014年 1着 ④人気 →2着 ⑥人気 →3着 ⑬人気
1着 サングレアル 新馬戦① 500万下④ 阪神JFなし→福寿草 4着→③当該レース→オークス7着
2着 ブランネージュ 新馬戦③ 未勝利②②③① 阪神JFなし→君子蘭賞1着→⑨当該レース→オークス5着
3着 マイネオ-ラム 新馬戦⑥ 未勝利① 阪神JFなし→フラワーC6着→⑨当該レース→オークス8着
新馬戦 1着 4頭 2着 3頭 3着以下 10頭 不出走 1頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2013年 1着 ①人気 →2着 ②人気 →3着 ⑨人気
1着 デニムアンドルビー 新馬戦② 未勝利②① 阪神JFなし→未勝利 1着→④当該レース→オークス3着
2着 エバーブロッサム 新馬戦⑥ 未勝利① 阪神JFなし→フラワーC2着→④当該レース→オークス2着
3着 ブリュネット 新馬戦③ 未勝利⑦① 阪神JFなし→未勝利 1着→④当該レース→オークス16着
新馬戦 1着 6頭 2着 3頭 3着以下 9頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2012年 1着 ①人気 →2着 ②人気 →3着 ⑱人気
1着 ミッドサマーフェア 新馬戦② 未勝利②⑤① 阪神JFなし→君子蘭賞1着→⑧当該レース→オークス13着
2着 アイスフォーリス 新馬戦② 未勝利②① 阪神JFなし→ミモザ賞2着→⑦当該レース→オークス3着
3着 ダイワデッセー 新馬戦⑧ 未勝利① 阪神JFなし→梅花賞 6着→④当該レース→オークス11着
新馬戦 1着 6頭 2着 4頭 3着以下 8頭
阪神JFあり0-0-0-1 阪神JFなし1-1-1-14
2011年 1着 ⑨人気 →2着 ⑮人気 →3着 ③人気
1着 バウンシーチューン 新馬戦③ 未勝利④②① 阪神JFなし→未勝利1着→⑤当該レース→オークス17着
2着 マイネソルシエール 新馬戦⑮ 未勝利① 阪神JFなし→500万下9着→⑧当該レース→オークス12着
3着 ピュアブリーゼ 新馬戦② 未勝利① 阪神JFなし→500万下2着→⑦当該レース→オークス2着
新馬戦 1着 7頭 2着 2頭 3着以下 8頭
阪神JFあり0-0-0-4 阪神JFなし1-1-1-10
それでは、オークスはどのような参戦過程の馬たちが勝ち負けの中心になるのでしょう。これまでトライアルレースのフローラSとの関連を明らかにしてきましたが、他の視点も加えて詳しく分析してみたいと思います。
ちなみに、オークスの1番人気は昨年まで5年連続で1着になっていること、その直前の2年連続1番人気2着を加えると7年連続で連対していることは心に留めておく必要があります。
【過去10年間のオークスの成績】
2020年 1着 1番人気→ 2着 7番人気→ 3着 13番人気
1着 デアリングタクト 新馬戦① エルフィンS① 阪神JF不出走 桜花賞1着 (直行) →④当該レース
2着 ウインマリリン 新馬戦① 若竹賞5着 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS1着 →⑤当該レース
3着 ウインマイティー 新馬戦④ 未勝利②① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 忘れな草賞1着 →⑦当該レース
阪神JFあり 0-0-0-4 阪神JFなし 1-1-1-11
桜花賞 あり 1-0-0-11 桜花賞 なし 0-1-1-4
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-1-1-4
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 1-0-0-7
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-0
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-4
2019年 1着 1番人気→ 2着 12番人気→ 3着 2番人気
1着ラヴズオンリーユー 新馬戦① 白菊賞① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 忘れな草賞1着 →④当該レース
2着カレンブーケドール 新馬戦② 未勝利③① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 スイートピー1着→⑥当該レース
3着クロノジェネシス 新馬戦① アイビーS① 阪神JF2着 桜花賞3着 (直行) →⑥当該レース
阪神JFあり 0-0-1-6 阪神JFなし 1-1-0-9
桜花賞 あり 0-0-1-8 桜花賞 なし 1-1-0-7
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 1-1-0-4
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-5
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-3
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-0-1-3
2018年 1着 1番人気→ 2着 4番人気→ 3着 2番人気
1着アーモンドアイ 新馬戦② 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞1着 (直行) →⑤当該レース
2着リリーノーブル 新馬戦① 白菊賞① 阪神JF2着 桜花賞3着 (直行) →⑥当該レース
3着ラッキーライラック 新馬戦① アルテミス① 阪神JF1着 桜花賞2着 (直行) →⑥当該レース
阪神JFあり 0-1-1-2 阪神JFなし 1-0-0-12
桜花賞 あり 1-1-1-2 桜花賞 なし 0-0-0-12
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-11
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 1-0-0-1
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-1
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-1-1-1
2017年 1着 1番人気→ 2着 6番人気→ 3着 2番人気
1着ソウルスターリング 新馬戦① アイビーS① 阪神JF1着 桜花賞3着 (直行) →⑥当該レース
2着モズカッチャン 新馬戦⑥ 未勝利③① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS1着 →⑥当該レース
3着アドマイヤミヤビ 新馬戦② 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞12着 (直行) →⑥当該レース
阪神JFあり 1-0-0-3 阪神JFなし 0-1-1-12
桜花賞 あり 1-0-1-4 桜花賞 なし 0-1-0-11
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-1-0-10
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 0-0-1-2
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-1
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 1-0-0-2
2016年 1着 1番人気→ 2着 2番人気→ 3着 5番人気
1着シンハライト 新馬戦① 紅梅S① 阪神JF不出走 桜花賞2着 (直行) →④当該レース
2着チェッキーノ 新馬戦② 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS1着 →⑤当該レース
3着ビッシュ 新馬戦① 500万下1着 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS5着 →④当該レース
阪神JFあり 0-0-0-5 阪神JFなし 1-1-1-10
桜花賞 あり 1-0-0-5 桜花賞 なし 0-1-1-10
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-1-1-9
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 1-0-0-1
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-1
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-4
2015年 1着 3番人気→ 2着 1番人気→ 3着 6番人気
1着ミッキークイーン 新馬戦② 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 忘れな草賞1着 →⑤当該レース
2着ルージュバック 新馬戦① 百日草① 阪神JF不出走 桜花賞9着 (直行) →⑤当該レース
3着クルミナル 新馬戦① エルフィンS①阪神JF不出走 桜花賞2着 (直行) →⑤当該レース
阪神JFあり 0-0-0-3 阪神JFなし 1-1-1-12
桜花賞 あり 0-1-1-11 桜花賞 なし 1-0-0-4
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 1-0-0-4
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 0-1-1-8
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-0
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-3
2014年 1着 2番人気→ 2着 1番人気→ 3着 3番人気
1着ヌーヴォレコルト 新馬戦① 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞3着 (直行) →⑥当該レース
2着ハープスター 新馬戦① 新潟2歳S① 阪神JF2着 桜花賞1着 (直行) →⑤当該レース
3着バウンスシャッセ 新馬戦① 札幌2歳S⑭ 阪神JF不出走 皐月賞11着 (直行) →⑦当該レース
阪神JFあり 0-1-0-4 阪神JFなし 1-0-1-11
桜花賞 あり 1-1-0-4 桜花賞 なし 0-0-1-11
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-0-1-9
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 1-0-0-2
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-2
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-1-0-2
2013年 1着 9番人気→ 2着 5番人気→ 3着 1番人気
1着メイショウマンボ 新馬戦① 阪神JF10着 桜花賞10着 (直行) →⑦当該レース
2着エバーブロッサム 新馬戦⑥ 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS2着→⑤当該レース
3着デニムアンドルビー 新馬戦② 未勝利②① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS1着→⑤当該レース
阪神JFあり 1-0-0-4 阪神JFなし 0-1-1-11
桜花賞 あり 1-0-0-7 桜花賞 なし 0-1-1-8
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-1-1-8
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-3
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-0
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 1-0-0-4
2012年 1着 3番人気→ 2着 2番人気→ 3着 9番人気
1着ジェンティルドンナ 新馬戦② 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞1着 (直行) →⑥当該レース
2着ヴィルシーナ 新馬戦① 黄菊賞③ 阪神JF不出走 桜花賞2着 (直行) →⑥当該レース
3着アイスフォーリス 新馬戦② 未勝利②① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS2着→⑦当該レース
阪神JFあり 0-0-0-3 阪神JFなし 1-1-1-12
桜花賞 あり 1-1-0-7 桜花賞 なし 0-0-1-8
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 0-0-1-8
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 1-1-0-4
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-0
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-3
2011年 1着 7番人気→ 2着 8番人気→ 3着 2番人気
1着エリンコート 新馬戦③ 未勝利③① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 忘れな草1着 →⑨当該レース
2着ピュアブリーゼ 新馬戦② 未勝利① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS3着 →⑧当該レース
3着ホエールキャプチャ 新馬戦② 未勝利① 阪神JF2着 桜花賞2着 (直行) →⑧当該レース
阪神JFあり 0-0-1-2 阪神JFなし 1-1-0-13
桜花賞 あり 0-0-1-6 桜花賞 なし 1-1-0-9
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 1-1-0-8
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 0-0-0-5
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-1
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 0-0-1-1
10年間全体をまとめると
【世代G1の出走有無別成績】
阪神JF出走馬 2-2-3- 36
勝率 4.7%(2/43頭) 20.0% (2/10年)
連対率 9.4%(4/43頭) 30.0% (3/10年)
複勝率 16.3%(7/43頭) 60.0% (6/10年)
阪神JF不出走 8-8-7-113
勝率 5.9%(8/136頭) 80.0% (8/10年)
連対率 11.8%(16/136頭)100.0% (10/10年)
複勝率 16.9%(23/136頭)100.0% (10/10年)
桜花賞 出走馬 7-4-5-65
勝率 8.6%(7/81頭) 70.0% (7/10年)
連対率 13.6%(11/81頭) 80.0% (8/10年)
複勝率 19.8%(16/81頭)100.0% (10/10年)
桜花賞 不出走 3-6-5-84
勝率 3.1%(3/98頭) 30.0% (3/10年)
連対率 9.2%(9/98頭) 60.0% (6/10年)
複勝率 14.3%(14/98頭) 80.0% (8/10年)
2歳G1と3歳G1を個別に比較すると上記のような結果になっています。
阪神JFの出走の有無だけで比較すると、2歳の時点でG1に出走すること自体が、オークスで勝ち負けになる有力馬として判断する材料には、必ずしもなっていないことを示しています。
とはいいながら、オークスの1着馬から3着馬までを阪神JF不出走馬だけで独占したのが4回(年)もあることは少々驚きの結果です。
しかし、3歳時までにG1に出走できるだけの力をつけておかなければオークスでは通用しないことを物語っています。
そこで阪神JFと桜花賞を関連付けて分析してみます。
阪神JFの不出走馬の勝率『 5.9%(8/136頭) 80.0% (8/10年)』について、その後『桜花賞』に出走した馬と出走していない馬に分けて、10年間のオークスの結果をみてみます。
阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 3-6-5-75
勝率 3.4%(3/89頭) 30.0% (3/10年)
連対率 10.1%(9/89頭) 70.0% (7/10年)
複勝率 15.7%(14/89頭) 90.0% (9/10年)
阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 5-2-2-38
勝率 10.6%(5/47頭) 50.0% (5/10年)
連対率 14.9%(7/47頭) 60.0% (6/10年)
複勝率 19.1%(9/47頭) 70.0% (7/10年)
オークス1着馬に限っては、阪神JF不出走で桜花賞には出走した馬の方がはっきりした優位性が認められます。
ところが、オークスの2着・3着馬では逆にどちらにも出走していない方が、捉え方によっては連対率・複勝率が高いという見方もできます。(頭数ベースでは『その後、桜花賞に出走』の方が優位。年ベースでは『両レースとも不出走』が優位)
では、阪神JFに出走した馬の勝率『 4.7%(2/43頭) 20.0% (2/10年)』について、その後『桜花賞』に出走した馬と出走していない馬に分けて、オークスの結果ではどうなっているでしょう。
阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-9
阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 2-2-3-27
勝率 5.9%(2/34頭) 20.0% (2/10年)
連対率 20.6%(7/34頭) 40.0% (4/10年)
複勝率 26.5%(9/34頭) 60.0% (6/10年)
阪神JF出走した馬の内、桜花賞に出走しなかった(出走できなかった)馬は、オークスではまったく通用していません。
しかし、阪神JF不出走でも、桜花賞に出走してきた場合は複勝率が1番高くなっています。
阪神JFと桜花賞の出走を関連付けた4つのパターンに順位付けをすると
1位 阪神JF不出走 → 桜花賞 出走 5-2-2-38
2位 阪神JF不出走 → 桜花賞不出走 3-6-5-75 フローラS、忘れな草賞1着(3回)、スイートピー1着(1回)
3位 阪神JF 出走 → 桜花賞 出走 2-2-3-27
4位 阪神JF 出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-9 ※まったく通用せず
最終的には、阪神JFの出走の如何を問わず、桜花賞出走馬(上記1位+3位)が優位であることに疑いはなく、この中からどの馬を選択するか、しないかによって、予想の的中が左右されることをデータは示しています。
ですから、予想のキーワードは『桜花賞出走馬』
【 桜花賞 出走馬 7-4-5-65 】
勝率 8.6%(7/81頭) 70.0% (7/10年)
連対率 13.6%(11/81頭) 80.0% (8/10年)
複勝率 19.8%(16/81頭)100.0% (10/10年)
『桜花賞出走馬』に次ぐキーワード2は、上記の2位に示した『フローラS』から出走してくる馬たちの選択です。
さらに、もう1つのキーワードは『1番人気』。果たして1番人気の連勝を『6』に伸ばすか? それとも、敗れたとしても2着は確保し、連対を『8』に伸ばすのか?
阪神JF出走馬が参戦する年のオークスであることを念頭に置いて、これまでのデータを踏まえて予想してみます。
今年の出走馬で印を打てそうな馬は、※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?
1.ククナ 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞6着
※2.スルーセブンシーズ新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 ミモザ賞1着
3.パープルレディー 新馬戦② 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS6着
※4.タガノパッション 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 スイートピー1着
※5.クールキャット 新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS1着
※6.ウインアグライン 新馬戦① 阪神JF13着 桜花賞不出走 フローラS5着
※7.アカイトリノムスメ新馬戦⑦ 阪神JF不出走 桜花賞4着
8.ハギノピリナ 新馬戦⑪ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 矢車草賞1着
※9.ユーバーレーベン 新馬戦① 阪神JF3着 桜花賞不出走 フローラS3着
10.エンスージアム 新馬戦④ 阪神JF不出走 桜花賞8着
※11.ソダシ 新馬戦① 阪神JF1着 桜花賞1着
12.ミヤビハイディ 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 1勝クラス1着
※13.ファインルージュ 新馬戦② 阪神JF不出走 桜花賞3着
14.ストライプ 新馬戦⑥ 阪神JF不出走 桜花賞12着
※15.アールドヴィーヴル新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞5着
16.ニーナドレス 新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 君子蘭賞1着
※17.スライリー 新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS2着
18.ステラリア 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 忘れな草1着
やはり、阪神JF経由の『9.ユーバーレーベン』と『6.ウインアグライア』の2頭については、過去10年間のデータからは通用しない「 阪神JF出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-9」パターンですが、そろそろ、このジンクスが破れるような気がして、ある程度重い印を打ちたいと思っています。
特に『9.ユーバーレーベン』は、ソダシとの対戦で肉薄した経験があり、発馬で改善が見られれば末脚の届く位置取りができて、逆転も・・・。
3戦連続3着と決め手に不安はありましたが、阪神JFで先着を許した2着のサトノレイナスがダービーにまわり、先着を許したのはソダシだけ。
また、フラワーC1着だったホウオウイクセルも回避となれば、このチャンスを生かして1冠を狙ってくるはず。
最終的に『1番人気』は確定していませんが、ほぼソダシで間違いないでしょう。1番人気が強いとはいっても昨年まで5連勝で、いつまでも連勝が続くことには少々不安もあるものの、最終的に予想の印は次の通りにしたいと思います。
1.ククナ 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞6着
注2.スルーセブンシーズ新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 ミモザ賞1着からの例はないが末脚確かなら・・・
3.パープルレディー 新馬戦② 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS6着
注4.タガノパッション 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 スイートピー1着なら穴には・・・
△5.クールキャット 新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS1着 トライアルの覇者に2着の壁は?
×6.ウインアグライン 新馬戦① 阪神JF13着 桜花賞不出走 フローラS5着 このパターンは通用しないが・・・
▲7.アカイトリノムスメ新馬戦⑦ 阪神JF不出走 桜花賞4着
8.ハギノピリナ 新馬戦⑪ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 矢車草賞1着
○9.ユーバーレーベン 新馬戦① 阪神JF3着 桜花賞不出走 フローラS3着ソダシを「ものさし」に
10.エンスージアム 新馬戦④ 阪神JF不出走 桜花賞8着
◎11.ソダシ 新馬戦① 阪神JF1着 桜花賞1着
12.ミヤビハイディ 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 1勝クラス1着
△13.ファインルージュ 新馬戦② 阪神JF不出走 桜花賞3着
14.ストライプ 新馬戦⑥ 阪神JF不出走 桜花賞12着
△15.アールドヴィーヴル新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞5着
16.ニーナドレス 新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 君子蘭賞1着
×17.スライリー 新馬戦① 阪神JF不出走 桜花賞不出走 フローラS2着
18.ステラリア 新馬戦③ 阪神JF不出走 桜花賞不出走 忘れな草1着
データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。 |
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