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【ズバリ!調教診断(最終版)】エリザベス女王杯2023 筆頭はブレイディヴェーグ!ライラック、ルージュエヴァイユも上位評価!

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【ズバリ!調教診断(最終版)】エリザベス女王杯2023 筆頭はブレイディヴェーグ!ライラック、ルージュエヴァイユも上位評価!


ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はエリザベス女王杯・調教予想(最終版)をお届けします!


日曜日に行われるエリザベス女王杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ブレイディヴェーグ【A】
栗東CW併走(8日)。旺盛な前進気勢をみせながらも、鞍上の制御はしっかりきいている。手前替えも至ってスムーズ。集中力も高い。全身をうまく連動させた走りは見映えが良く、ガッツリ追えばさらに弾けそうな余韻を残しているのもいい。仕上がりの良さが十分に窺える好内容だった。


ルージュエヴァイユ【A】
美浦坂路併走(8日)。舌を出しながらの走り。一見すると不真面目のようにも思えるが、この馬の場合は舌出しによりテンションをコントロールしている面もあるので、決して悪い傾向ではない。フットワークの弾力性は高く、踏み込みにも力感がある。仕掛けに対する反応と伸びも良かった。好調だろう。高く評価したい。

ハーパー【B】
栗東坂路単走(8日)。5日に長めから時計を出しているので、この厩舎らしく当該週は軽めの調整。姿勢高めの走りだが、もともとそういう馬。深刻に捉える必要はない。脚どり自体はしっかりしており、1週前に比べると反応も鋭くなっている。少なくとも、前回よりデキが劣るという印象はない。

ローゼライト【C】
栗東CW単走(8日)。脚さばき自体は悪くないのだが、首の高さが目立ち、四肢との連動性も低い印象。そのせいか、前方への推進力を削ぐような完歩が多く、鞍上の軽い促しに対する反応も薄め。動きに際立つものはなく、調子が上向きとは思えない。前回より相手が強化されるG1で大望まではどうか。

イズジョーノキセキ【C】
栗東坂路単走(8日)。府中牝馬Sの最終追い切りもそうだったが、直線序盤で右に意識が働き、バランスを崩して真っすぐ走れていない。立て直されてからも、しばらくすると顔の向きが右となり、鞍上が矯正しつつの登坂。脚勢こそ最後まで維持したが、何かしら不安を覚える内容だった。

ディヴィーナ【B】
栗東坂路単走(8日)。直線序盤、鞍上が後ろ重心で抑えていたように、折り合い的にはギリギリのライン。それでも持ちこたえて、タメを作れていた点は評価できる。確認程度の内容ゆえ威圧感こそないが、脚さばきは力強く、体の使い方も滑らか。調整は順調に進んでいる様子なので、あとは実戦に行って我慢がきくか否か。その1点に尽きる。

ジェラルディーナ【B】
栗東CW併走(9日)。メンバー唯一の木曜日追い切り。前受けの形から折り合いに重点を置いた内容。攻め駆けするセッションが相手だったため、最後は体勢不利の形となってしまったものの、前回と比べて脚元の力感は増した印象。気難しい面も出ていないし、ラストの伸びも悪くなかった。このひと追いで仕上げは間に合いそうだ。

シンリョクカ【C】
美浦南W併走(8日)。ひと頃に比べると、ラストの走りに躍動感が出てきたし、フットワークのバランスも良くなった。反面、不器用な手前替えは相変わらず。コーナリングでスムーズさを欠いていたのも気になるところ。そのあたりを勘案すると、京都の下り坂をこなして、なおかつ馬群をさばけるかどうかは微妙な線。評価は上げづらい。

アートハウス【B】
栗東CW単走(8日)。中山牝馬Sの最終追い切り時と同様に舌を出してコーナーを回ってきたが、直線に入ると収まった。それを除けば、体をしっかり使ったフォームでバランスのとれた走り。軽く促されてからの反応や伸びも悪くなかった。骨折明けだが、動きの質は休養前と遜色ない。実戦に向けての下地は整ったように思える。


ククナ【B】
栗東CW併走(8日)。機敏な動きで無駄のないコーナリング。フォームのブレも少なく、最後まで集中して駆けることができている。もう少し前肢の使い方が柔らかくなれば文句なしだが、全体的にみればキビキビと走れている印象。コーナリング性能の高さを存分に活かせる位置取りがかなえば、面白い存在になるかもしれない。

ライラック【A】
美浦南W併走(8日)。リラックスした様子でスムーズなコーナリング。ひと頃のもっさり感が解消され、キビキビと走ることができている。四肢のさばきが素軽くなり、体の使い方も良くなった。直線で相手に並びかける際の加速もいい。抑えていたので最後は同入の形となったが、鞍上の手応えは余力たっぷり。状態の良さが伝わってくる内容だった。

ゴールドエクリプス【B】
栗東CW単走(8日)。行きっぷりが良く、はつらつとした雰囲気。完歩が広く、四肢のさばきにも力感がある。直線半ばあたりで手前を戻した点は気になるが、それによる大きな減速は窺えず、フォームも乱れていない。最後まで低い姿勢を維持していたことも評価できる。左手前でもう少し踏ん張れていれば、優にA判定の内容だった。

サリエラ【C】
栗東CW併走(8日)。フットワークに硬さはなく、手前替えもスムーズ。馬場の捉え方もいい。ただ、鞍上の手応えにそれほど余裕はなく、パートナーのククナにアオられ通し。それでも何とか食らいつこうとする姿勢は評価できるが、まだ良化余地を残している印象。このひと追いでどこまで上向いてくるか。

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マリアエレーナ【B】
栗東CW単走(7日)。火曜日のCW追い切り(左回り)はいつも通り。直線を向いてから、しばらく左手前のままだったが、左手前を多用する京都のG1に臨むことを思えば悪い材料ではない。重心を低く保ち、全身を上手に連動させた走りは健在だ。惜しむらくは、ゴール前で脚勢が若干鈍ったこと。今回はB判定にとどめておきたい。

ビッグリボン【B】
栗東坂路併走(8日)。僚馬が掛かり気味に進むも、楽に取りついて並走。幾度か手前を替える遊び癖をみせていたが、それによるロスは少なく意外に器用な馬。脚さばき自体は力強く完歩も大きい。最終的に失速ラップの形となったが、これは抑えて無理をしなかったため。過度に気にする必要はないだろう。及第点の仕上がりと判断したい。


【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。筆頭は、①ブレイディヴェーグとする。1週前追い切りでは素晴らしいアクションを披露。今週の追い切りでも非凡な動きをみせた。本質的な距離適性はさておき、デキに関しては申し分ない。

好内容の稽古を連発している、⑪ライラックを次位評価。上昇ムードが漂う、②ルージュエヴァイユも注目に値する。


<注目馬>
ブレイディヴェーグ ⑪ライラック ②ルージュエヴァイユ

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