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【天皇賞・秋の注目点】〝2強〟以外にも強豪馬集結! ディープインパクト産駒はGI72勝目狙う

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【天皇賞・秋の注目点】〝2強〟以外にも強豪馬集結! ディープインパクト産駒はGI72勝目狙う

★歴代単独最多のJRA・GI72勝目なるか ディープインパクト産駒は2頭が出走予定

グレード制が導入された1984年以降、種牡馬のJRA・GI最多勝記録はサンデーサイレンスとディープインパクトの71勝。ディープインパクト産駒は10月8日の京都4Rでロックユーが勝ち、サンデーサイレンスが持っていた種牡馬のJRA競走最多勝記録(2749勝)を更新した。ディープインパクト産駒は天皇賞・秋に天皇賞・春の勝ち馬ジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、札幌記念勝ち馬プログノーシス(牡5歳、栗東.中内田充正厩舎)の2頭が出走予定だが、JRA・GI勝利数でも単独トップに立つことができるだろうか。

なお、ジャスティンパレスを管理する杉山晴紀調教師、プログノーシスを管理する中内田充正調教師は、JRA調教師リーディングで首位争いを繰り広げており、10月24日現在、杉山晴紀調教師が46勝で1位、中内田充正調教師が46勝で2位となっている。

★今年も藤岡佑介騎手とのコンビで出走予定 大阪杯の覇者ジャックドール


今年の大阪杯勝ち馬ジャックドール(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)が、天皇賞・秋で2度目のGI制覇を狙う。同馬は通算16戦のうち5着に敗れた今年の安田記念を除く15戦で芝2000メートル戦に出走しており、8勝、2着2回という成績を残している。ジャックドールは昨年の天皇賞・秋では4着に敗れたが、2年連続参戦となる今年は勝利を挙げることができるだろうか。

ジャックドールには昨年の香港カップ以降4戦連続で武豊騎手が騎乗していたが、今回は1年ぶりに藤岡佑介騎手が騎乗する予定。藤岡佑騎手とジャックドールのコンビは昨年の天皇賞・秋で4番手からレースを進めたが、今年はどのような戦法で挑むのか。なお、ジャックドールは通算8勝のうち5勝を逃げ切りで挙げており、GI初制覇となった今年の大阪杯でも逃げ切り勝ちを収めている。

★7年ぶりV狙う堀宣行調教師は2頭出しで参戦 ダノンベルーガ&ヒシイグアス

2016年にモーリスで天皇賞・秋を制している堀宣行調教師(美浦)は、今年の天皇賞・秋にGI初制覇がかかるダノンベルーガ(牡4歳)、ヒシイグアス(牡7歳)の2頭を登録しており、7年ぶりの同レース制覇を目指す。2頭はどちらも札幌記念以来の出走で、同レースではダノンベルーガが4着、ヒシイグアスが5着だった。ダノンベルーガは昨年(3着)に続く、ヒシイグアスは2021年(5着)以来2年ぶりの天皇賞・秋挑戦となるが、初のGIタイトルを手にすることができるだろうか。ダノンベルーガにはジョアン・モレイラ騎手、ヒシイグアスには松山弘平騎手が騎乗する予定。なお、ヒシイグアスが勝てば、1998年オフサイドトラップ(牡7歳)、09年カンパニー(牡8歳)に続く史上3頭目の7歳以上馬による天皇賞・秋制覇となる。

また、ダノンベルーガは新馬戦(東京)→共同通信杯を連勝したが、その後は勝利から遠ざかっており、通算8戦2勝という成績。2勝馬が天皇賞・秋を勝てば、グレード制が導入された84年以降では13年ジャスタウェイ、22年イクイノックスに続く3頭目となるが、ダノンベルーガは久々の勝利を天皇賞・秋で挙げることができるだろうか。

★ミルコ・デムーロ騎手との新コンビで出走予定 昨年の牝馬2冠馬スターズオンアース

スターズオンアース(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)は、今年の天皇賞・秋登録馬で唯一の牝馬。同馬は昨年の桜花賞オークスを制したが、牝馬3冠制覇を狙った秋華賞では3着に敗れ、その後も大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着と3連敗中。スターズオンアースは今回、ミルコ・デムーロ騎手との新コンビで出走する予定だが、昨年のオークス以来の勝利を挙げることができるだろうか。なお、過去の天皇賞・秋の優勝馬を見ると1971年トウメイ、97年エアグルーヴは、出走馬唯一の牝馬だったが、牡馬を破って勝利を挙げている。

★勝てば8大競走完全制覇に王手の岩田康誠騎手 天皇賞初制覇に挑む川田将雅騎手にも注目


天皇賞・秋ノースブリッジ(牡5歳、美浦・奥村武厩舎)に騎乗予定の岩田康誠騎手には天皇賞・秋初制覇がかかる。岩田康騎手は8大競走のうち、天皇賞・秋有馬記念を除く6レースで勝利を挙げているが、天皇賞・秋初勝利を挙げて8大競走完全制覇に王手をかけることができるだろうか。なお、ノースブリッジには通算14戦のうち12戦で岩田康騎手が騎乗しており、重賞は昨年のエプソムC、今年のアメリカJCCの2勝を挙げている。

また、天皇賞・秋でプログノーシス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗予定の川田将雅騎手は、天皇賞初勝利を目指す。川田騎手は天皇賞・春に16回、天皇賞・秋に13回騎乗しているが、2019年秋の2着が最高成績となっている。川田騎手とプログノーシスのコンビは通算6戦6勝という成績を残しているが、川田騎手は30回目の挑戦で天皇賞初制覇を遂げることができるだろうか。

★天皇賞・秋でJRA・GI初制覇なるか 西村淳也騎手&菅原明良騎手

天皇賞・秋オールカマー5着のガイアフォース(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)に騎乗予定の西村淳也騎手、毎日王冠4着のアドマイヤハダル(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)に騎乗予定の菅原明良騎手にはJRA・GI初制覇がかかる。西村騎手はデビュー2年目の2019年から毎年JRA競走で50勝以上をマークし、今年はリーディング10位の65勝を挙げている。また、菅原明騎手はデビュー3年目の21年から毎年JRA競走で50勝以上を挙げており、今年はリーディング11位の59勝を挙げている(※今年の成績はともに10月23日現在)。

グレード制が導入された1984年以降の天皇賞・秋では、短期免許で騎乗した騎手も含めると6人の騎手がJRA・GI初制覇を遂げているが、西村騎手、菅原明騎手は初のビッグタイトルを獲得することができるだろうか。

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