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【菊花賞の注目点】ダービー馬か、皐月賞馬か、それとも… 3歳クラシック最終戦を制するのは?

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【菊花賞の注目点】ダービー馬か、皐月賞馬か、それとも… 3歳クラシック最終戦を制するのは?

★50年ぶりに日本ダービーとの2冠制覇なるか タスティエーラはダービー以来中146日で出走

日本ダービータスティエーラ(牡、美浦・堀宣行厩舎)は、トライアルには出走せず、ダービー以来中146日の間隔で菊花賞に出走を予定している。3冠馬を除くと、ダービー馬の菊花賞優勝例は少なく、ダービー&菊花賞の2冠制覇となれば1973年タケホープ以来、実に50年ぶりとなるが、タスティエーラは約5カ月ぶりの出走で菊花賞を制すことができるだろうか。なお、過去の菊花賞では、87年に皐月賞以来、中202日の出走となったサクラスターオーが優勝した例がある。

また、タスティエーラを管理する堀宣行調教師には、3冠レース完全制覇がかかる。堀師は2007年ロックドゥカンブの3着が菊花賞での最高成績だが、菊花賞初勝利を挙げて史上15人目の3冠優勝調教師になることができるだろうか。

★秋初戦のセントライト記念は2着 連対率100%の皐月賞馬ソールオリエンス


デビューから無傷の3連勝で皐月賞を制したソールオリエンス(牡、美浦・手塚貴久厩舎)は、日本ダービーではタスティエーラにクビ差及ばず2着となり、秋初戦のセントライト記念も2着に敗れたものの、デビューからの連対率は100%を継続している。3冠馬を除く皐月賞&菊花賞の2冠制覇となれば、2012年ゴールドシップ以来11年ぶりとなるが、ソールオリエンスは2つ目のGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、歴代の菊花賞馬では、00年のエアシャカールが皐月賞1着→ダービー2着→菊花賞1着という戦歴で皐月賞&菊花賞の2冠馬となっている。

★神戸新聞杯は逃げる形で3着に好走 皐月賞3着馬ファントムシーフの戦法は?

皐月賞3着馬ファントムシーフ(牡、栗東・西村真幸厩舎)には、歴代最多の菊花賞5勝を挙げている武豊騎手が騎乗を予定している。武騎手は日本ダービーで初めてファントムシーフとコンビを組み、中団からレースを進めて8着に終わったが、前走の神戸新聞杯では、同馬のデビュー以来初めて積極的に逃げる形をとり、3着に入っている。果たして、武豊騎手はファントムシーフに3度目の騎乗となる菊花賞ではどのような戦法で挑むのだろうか。ちなみに、武騎手が菊花賞で神戸新聞杯3着馬に騎乗した年の成績は4戦3勝で、1988年スーパークリーク、2000年エアシャカール、19年ワールドプレミアの3頭を勝利に導いている。

★登録馬中最多のキャリア11戦 札幌記念で古馬相手に善戦したトップナイフ

古馬との初対戦となった前走の札幌記念で2着に入ったトップナイフ(牡、栗東・昆貢厩舎)は、通算11戦2勝という成績で、今年の菊花賞登録馬で最多のキャリアを誇る。トップナイフ皐月賞では7着、日本ダービーでは14着に敗れているが、豊富なキャリアを生かして3冠レース最終戦の菊花賞を制すことができるだろうか。同馬には横山典弘騎手が騎乗を予定している。なお。キャリア10戦以上の馬が菊花賞を勝てば、2009年スリーロールス以来14年ぶりとなる。

★破竹の4連勝で大舞台に参戦 C・ルメール騎手とのコンビで挑むドゥレッツァ

ドゥレッツァ(牡、美浦・尾関知人厩舎)は、昨年9月の新馬戦(中山)こそ3着に敗れたが、その後は未勝利→山吹賞→ホンコンジョッキークラブT→日本海Sと4連勝で、菊花賞に駒を進めてきた。ドゥレッツァには菊花賞で2勝、2着2回、3着1回(勝率.286、3着以内率.714)と好成績を挙げているクリストフ・ルメール騎手が騎乗する予定だが、春に出走できなかったクラシックでどのような走りを見せるのだろうか。

★古馬相手の新潟記念で重賞初制覇 ダービー5着のノッキングポイント


ダービー5着馬ノッキングポイント(牡、美浦・木村哲也厩舎)は、古馬と初対戦となった前走の新潟記念を勝ち、重賞初制覇を遂げた。ダービー5着馬が菊花賞を勝てば、2012年ゴールドシップ以来11年ぶり2頭目となるが、ノッキングポイントは歴戦の古馬を破った力を同世代のライバル相手に示すことができるだろうか。同馬には、キタサンブラックとのコンビで出走した2015年以来の菊花賞制覇を狙う北村宏司騎手が騎乗する予定だ。

ノッキングポイントは父モーリス、母チェッキーノという血統だ。父のモーリスは現役時代、芝1600メートル、芝2000メートルのGⅠで計6勝(海外含む)を挙げており、産駒も主に芝の短、中距離で活躍している。モーリス産駒が芝3000メートル以上の平地競走に出走するのは今回が初めてだが、ノッキングポイントは勝利を挙げることができるだろうか。 Vなら、モーリス産駒はクラシック競走初勝利となる。

★芝2400メートル以上の距離で台頭して挑戦 サヴォーナ&ナイトインロンドン

神戸新聞杯2着のサヴォーナ(牡、栗東・中竹和也厩舎)は、デビューからの4戦は芝2000メートル以下のレースに出走して1勝、3着1回という成績だったが、デビュー5戦目のゆりかもめ賞からは芝2400メートル以上のレースに6戦連続で出走して2勝、2着3回という成績を挙げている。サヴォーナには前走に続き池添謙一騎手が騎乗する予定だが、芝3000メートル戦の菊花賞でどのような走りを見せるだろうか。

また、ナイトインロンドン(牡、美浦・大竹正博厩舎)は、芝2000メートルの新馬戦(中山)では12着と大敗したが、デビュー2戦目以降は芝2400メートル以上のレースに5戦連続で出走して3勝、2着1回という成績を残している。ナイトインロンドンは前走の神戸新聞杯では11着に敗れているが、菊花賞で巻き返すことができるだろうか。同馬には和田竜二騎手が騎乗する予定だ。なお、神戸新聞杯組は過去10年の菊花賞で6勝、2着5回、3着4回という成績を挙げている。

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