中央競馬ニュース

【秋華賞】血統診断

 0   1   1,562
シェアする  x facebook LINEで送る

 同じ父を持つ馬がずらりと並び、血統的にはやや偏りのあるメンバー構成となった牝馬3冠最終戦の秋華賞。なかでも5頭出走予定のディープインパクト産駒は、近3年で4頭が連対しており、今年も目が離せない。

 筆頭はオークスミッキークイーン。母ミュージカルウェイは仏GIIドラール賞(芝1950メートル)を勝ち、GI香港カップ(芝2000メートル)で3着など中距離を得意としていた。母譲りの勝負根性は大舞台でも頼りになる。

 前哨戦のローズSを快勝したタッチングスピーチは、近親に英・愛2000ギニーなど欧州GI4勝のヘンリーザナビゲーターがいる世界的な良血馬。母の父サドラーズウェルズがもたらす底力で、厳しい流れに対応できる。母系が短距離指向のアンドリエッテテンダリーヴォイスは、距離不安が否めない。

 マンハッタンカフェ産駒はルージュバックオークス2着)の回避こそ残念だが、精鋭が集まった。クイーンズリングは、おばにGI仏1000ギニーを制したトレストレラがおり、母系は優秀。3歳秋を迎え、父の豊かな成長力が受け継がれていれば、一変があっても不思議はない。

 紫苑Sを制したクインズミラーグロは持久力タイプのシアトルスルーの血を引いており、ややスピード不足の印象。開幕2週目の高速馬場で持ち時計の短縮が鍵か。

 5年前に牝馬3冠馬アパパネを出したキングカメハメハの産駒は3頭がスタンバイ。夏の上がり馬トーセンビクトリーは、母の父がサンデーサイレンスで、秋華賞3着のタガノエトワールアロマティコと同配合。全兄トゥザグローリートゥザワールドがあと一歩でGIタイトルに届かなかったように、大舞台では勝ち切れない点がネックだ。桜花賞レッツゴードンキは、母がダート短距離戦で5勝を挙げたマルトク。折り合いに不安を抱え、戦績からもマイルがベスト。距離延長は減点材料だ。

 有馬記念ドバイシーマクラシックのGI2勝を挙げたハーツクライを父に持つディアマイダーリンは、スピードと持久力を兼ね備え、バランスの取れた配合。一発の魅力を秘める。(血統取材班)

秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1
  • (退会ユーザー)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月19日()
オークス G1
5月18日()
平安S G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

5月12日()
ヴィクトリア G1
5月11日()
京王杯SC G2
京都ハイJ G2

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
2 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
3 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
4 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 ジューンテイク 牡3
9,821万円
9 エトヴプレ 牝3
9,644万円
10 スウィープフィート 牝3
9,386万円
» もっと見る