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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は阪神カップ2021・血統予想をお届けします!
昨年はディープインパクト産駒の4番人気ダノンファンタジーが勝利し、2着マルターズディオサ(父キズナ)、4着サウンドキアラ(父ディープインパクト)と3頭出走していたディープインパクト直系の牝馬が全頭入着を果たしていた。
なお、阪神芝1400mで施行された今年の重賞を振り返ると、ディープインパクトの直系はスワンSとファンタジーSでワンツー決着、阪急杯とフィリーズレビューで二桁人気馬が高配当を演出するなど、その存在感を大いに示している。当該コースではAlzao(=ディープインパクトの母の父)を筆頭にLyphard系の血脈を強調しやすいことも好走の一因といえるだろう。
ダノンファンタジーは、父ディープインパクト×母ライフフォーセール(母の父Not for Sale)。本馬は昨年の勝ち馬なので2連覇のかかる一戦となるが、全7勝のうち6勝を阪神競馬場で挙げる相性の良さがあり、同競馬場では9戦して一度も掲示板外に敗れていない堅実さも光る。父系と母系からLyphardの血を引く血統構成も興味深く、その配合のイメージ通りにスピードの持続力が武器。もとよりリピーターの活躍が目立つ重賞でもあるので、今年もぞんざいには扱えないだろう。
サウンドキアラは、父ディープインパクト×母サウンドバリアー(母の父アグネスデジタル)。本馬は昨年の4着馬で、阪神芝1400mで代替開催された今年のスワンSでは2着と好走。なお、母は10年に同コースで施行されたフィリーズレビューの勝ち馬でもある。ディープインパクト牝駒やリピート好走が目立つ傾向はもちろん、本馬においては近親サークルオブライフが2週前に阪神競馬場でG1制覇している血の勢いにも注目したい。
ソングラインは、父キズナ×母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)。近親にロジユニヴァースやディアドラといったG1勝ち馬がいるファミリーの出身で、本馬自身も今年のNHKマイルカップではハナ差2着の惜敗。父の産駒は昨年初出走ながらマルターズディオサが2着と好走しており、同馬とは母系5代以内にMr. ProspectorとNureyevの血を引く点で共通する。また、先述した近親の実績を鑑みれば、連続開催でタフなコンディションにある阪神の馬場状態も追い風となりそうだ。
【血統予想からの注目馬】
⑦ダノンファンタジー ⑩サウンドキアラ ⑰ソングライン
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