6日の京都5R2歳新馬(芝1800メートル)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気ヴォルシェーブ(牡、栗東・友道康夫厩舎)が鮮やかに差し切ってV。同馬は、“魔神”の愛称で知られ、ヴィルシーナのオーナーでもある元プロ野球選手の佐々木主浩氏の所有馬。タイムは1分52秒3(良)。
コウエイワンマンがゆったりとハナに立ち、キラノカリスマが2番手。ウイングリッターがにつけるが、前半はスローな流れになる。人気のペンタトニックは後方の外めを追走した。淡々としたペースのまま4コーナーへ。コウエイワンマンが粘り、キラノカリスマも粘り腰を見せたが、4番手のインで脚をためていたヴォルシェーブが外に持ち出すと一気の差し脚を披露。鮮やかに前の2頭をかわして新馬勝ちを決めた。1馬身1/4離された2着争いは先行した2頭の接戦となったが、わずかに4番人気のコウエイワンマンが確保。クビ差3着が6番人気のキラノカリスマだった。
ヴォルシェーブは、父ネオユニヴァース、母ヴェイルオブアヴァロン、母の父Thunder Gulchという血統。半兄に現役オープン馬リルダヴァルがいるほか、おじにはGI7勝のディープインパクトがいる。
内田博騎手は「スタートは速いと聞いていましたが、位置にこだわらず、前の馬を見ながらいい感じで運べました。前の馬が止まらなかったので、どうかと思いましたが、追ってからよく伸びてくれたし、強い競馬でした。センスのある走りを見せてくれたし、これからが楽しみですね」と頼もしい走りを見せた良血馬を高く評価していた。
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