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第35回ホープフルステークス(28日、中山11R、GI、2歳オープン国際(指)、セン馬不可、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金7000万円 =出走13頭)ミルコ・デムーロ騎乗で1番人気に推されたサートゥルナーリアが、好位追走から厳しい展開を克服して抜け出し、無傷のV3でGI初制覇を果たした。兄2頭に続くビッグタイトルで、史上3組目の3きょうだいGI制覇を達成。来年のクラシックに名乗りを上げた。タイム2分1秒6(良)。1馬身1/2差の2着は2番人気のアドマイヤジャスタだった。
一年の締めくくりに、寒さを吹き飛ばす強烈なインパクトの怪物が誕生した。2戦2勝のサートゥルナーリアが、最後の直線で圧巻のパフォーマンスを披露。ノーステッキで先行馬の壁をこじ開け、無傷の3連勝で戴冠を果たした。
「最高です。直線でスペースがなくて馬が狭いところに行きたがったけれど、そこからが素晴らしかった」
今月だけでGI3勝目のM・デムーロ騎手が頬を紅潮させる。抜群のスタートを決めて、道中は好位を追走。3、4コーナーでは外から他馬が殺到して直線では進路がなかったが、全く問題にしなかった。残り200メートル付近でギアを上げ、内アドマイヤジャスタと外ブレイキングドーンの僅かなスペースを突いて一気に抜け出す離れ業。鞍上は左手で小さくガッツポーズを掲げた。
名牝シーザリオの子で半兄エピファネイア、リオンディーズに続くGI制覇。史上3例目となる3きょうだいでのGI勝ちを達成した。「この馬は能力が高くて賢い。乗ったことはないけれどエピファネイアとは体つきがそっくりで、リオンディーズとは顔が似てすごくきれいな馬ですね」と相棒を絶賛した。
担当の吉岡助手も「着差以上に強かった。レース後の息の入りも良かったし、心肺機能の高い馬ですね」と目を細めた。同助手は調教師免許試験に合格。年明けから技術調教師となるため、同馬の担当を外れる。「厩舎の宝ですから。最高の形でバトンを渡すことができました」と満足げな表情を浮かべた。
初の長距離輸送、2000メートル、トリッキーな中山コースをクリア。「2000メートルは全然問題なかった。楽勝ですね。何でもできる馬。落ち着いていて、折り合いも大丈夫だし、2400メートルも問題ない」とミルコは太鼓判を押す。ただ、鞍上は大きな悩みを抱えた。4戦全勝で朝日杯FSを制したアドマイヤマーズもお手馬。「来年(出走する)レースがかぶらなければいいんだけど…」と複雑な表情だ。この2頭による最優秀2歳牡馬争いも、注目される。
来年1月には、もともと所属していた角居厩舎に転厩予定。桁違いのスケールを誇示した超良血馬が、新たな時代の到来を予感させた。(渡部陽之助)
★28日中山11R「ホープフルS」の着順&払戻金はこちら
★アラカルト
◆ミルコ・デムーロ騎手 JRA・GIは朝日杯FSのアドマイヤマーズ以来の今年4勝目。通算では28勝目で横山典弘騎手を抜き、75勝の武豊騎手、31勝の岡部幸雄元騎手に次ぐ歴代単独3位。
◆ロードカナロア産駒 JRA・GIは今年の牝馬3冠、ジャパンC(いずれもアーモンドアイ)、マイルCS(ステルヴィオ)に次ぐ6勝目。
◆3きょうだいによるJRA・GI制覇 エピファネイア(2013年菊花賞、14年ジャパンC)、リオンディーズ(15年朝日杯FS)に次ぐ勝利で、3例目の快挙。母シーザリオも05年オークスと同アメリカンオークスを勝っており、母と産駒3頭となると史上初。これまでの2例は、ダンスパートナー(1995年オークス、96年エリザベス女王杯)、ダンスインザダーク(96年菊花賞)、ダンスインザムード(04年桜花賞、06年ヴィクトリアマイル)=母ダンシングキイ、ヴィルシーナ(13、14年ヴィクトリアマイル)、シュヴァルグラン(17年ジャパンC)、ヴィブロス(16年秋華賞)=母ハルーワスウィート。
★入場&売り上げ
28日の中山競馬場の入場人員は2万9766人で前年比99・0%だったが、ホープフルSの売り上げは123億8286万6400円で前年比110・1%とアップした。JBC3レースを除く今年の平地GI24レース中、高松宮記念、桜花賞、NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービー、安田記念、スプリンターズS、秋華賞、菊花賞、マイルCS、チャンピオンズC、朝日杯FSに次ぐ14レース目の売り上げ増となった。
サートゥルナーリア 父ロードカナロア、母シーザリオ、母の父スペシャルウィーク。黒鹿毛の牡2歳。栗東・中竹和也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績3戦3勝。獲得賞金9414万1000円。重賞初勝利。ホープフルSは中竹和也調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。馬名は「公現祭での行事の基礎ともなった古代ローマの祭り。母名より連想」。
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