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【ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック)】菊花賞2023 タスティエーラ ぶっつけ本番の懸念を一蹴する絶好デモ!サトノグランツ、ドゥレッツァも状態の良さをアピール!

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【ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック)】菊花賞2023 タスティエーラ ぶっつけ本番の懸念を一蹴する絶好デモ!サトノグランツ、ドゥレッツァも状態の良さをアピール!


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は菊花賞・調教予想(水曜版) をお届けします!


日曜日に行われる菊花賞の登録馬の水曜追い切りについて、1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ウインオーディン【B】
美浦南W単走。前肢の可動域が広く、フットワークの弾力性も十分。右回りでは手前変換の際にモタつき、フォームが乱れることもしばしばあるが、左回りではそれがない。ただ、本番は右回りの長丁場。持ち味を発揮できるかどうかは微妙な線。今回は動きの良さを評価してのB判定にとどめておきたい。


サトノグランツ【A】
栗東坂路単走。右前肢の着地点が内寄りだが、それはいつも同じ。手前替えで気持ちバランスを崩すも、同馬にとってはスムーズなほう。四肢のさばきは力強く活気も適度。終盤の軽い促しにもきちんと対応していた。神戸新聞杯の最終追いより楽そうに登坂できているのも好印象。前回以上の状態とみていい。

サヴォーナ【B】
栗東坂路単走。トビが低く重心は高め。決してきれいなフォームではないが、チップを高々と蹴り上げて力感は十分。ラストは少し苦しくなって動きが重くなりかけたが、それでも鞍上の仕掛けに応じて簡単に止まらなかった点は評価できる。この馬なりにいい仕上がりではないか。

ショウナンバシット【B】
栗東CW併走。四肢のさばきに力感があり、完歩も大きい。コーナーを回る際に無駄な動きが少ないのも好印象だ。抜け出してから気を緩めて鞍上に促されていた点は割引材料だが、その指示に応えてゴール標識通過直後に、再び僚馬の前へ出た勝負根性は評価できる。及第点の仕上がりと判断したい。

シーズンリッチ【C】
栗東CW単走。コーナーから直線入り口にかけて力みがちの走り。発汗も多い。前肢を大きく使ったダイナミックなフォームは健在だが、少し気負いがあるせいかラストの伸びは今ひとつ。軽めの調整とはいえ、この馬らしい上質のギアチェンジが見られなかったのは残念。今回は評価を控えめにしたい。

ソールオリエンス【B】
美浦南W併走。鞍上が促してから並びかけるまでに若干時間を要したが、そもそも前進気勢の強い馬。本番が長丁場の今回に限れば、悪い傾向ではないように思える。1週前と比べて併せてからの反応が良くなっているし、体にキレも出てきた。少なくとも、前回よりデキが劣るという印象はない。

タスティエーラ【A】
美浦南W併走。旺盛な前進気勢を見せながらも、鞍上の制御はしっかりきいている。この馬とすれば、発汗が少ないのも良い傾向。懸命に追われる僚馬2頭を問題にせず、力をセーブした状態で悠々と先着。フットワークには力感があり、推進力も十分。集中力も高く、休み明け感はまったくない。上々の仕上がり。

ダノントルネード【C】
栗東CW併走。トビが大きめの割にコーナリングが上手。体の使い方が柔らかく、フットワークの安定性も高い。ただ、僚馬をパスしてから脚いろが鈍ったのは気になるところ。手慣れたジョッキーが跨っていたことを考えれば、もう少し踏ん張って欲しかったような気も。評価は上げづらい。

トップナイフ【B】
栗東CW単走。軽く流す程度の内容ながら、終始リラックスした走り。動きの伸びやかさとキレはもう少し欲しいところだが、安定感のあるフォームで悠然と進む姿をみるに、距離延長自体は問題なさそう。地味ではあるものの、雰囲気は決して悪くない。長丁場に備えた稽古をきちんとこなしている印象を持つ。


ドゥレッツァ【A】
美浦南W併走。コーナーでの速度乗りがよく、直線に入ってからもきれいな走り。しばらく手前が替らなかったが、鞍上は意に介しておらず、手応えも楽。そもそも本番は稽古と逆回りなので、気にする必要はないだろう。ラストで前に出ようとする際の脚も速く可動域も広い。状態の良さが窺える内容だった。

ナイトインロンドン【C】
美浦南W併走。トビが高く首の使い方も上手。やや重苦しい動きだった1週前と比べて、走りに余裕も出てきた。しかしながら、トータル的に前回の中間より大きく上向いた様子はなく、良くも悪くも平行線といった印象。さらに相手が強化されるG1で大望まではどうか。

ノッキングポイント【B】
美浦南W併走。3頭併せの2番手追走から、直線では真ん中に入る内容。鞍上が後ろ重心で抑えていたように、折り合い的にはギリギリのライン。それでも何とか持ちこたえて、タメを作れていた点は評価できる。調整は順調に進んでいる様子なので、あとは実戦に行って我慢がきくか否か。その1点に尽きる。

ハーツコンチェルト【B】
栗東CW単走。調整程度の内容。ハミを取る位置こそ高めながら、終始キビキビとしたフットワーク。不得手である右→左の手前変換もそれなりにこなしていた。状態は悪くなさそうだが、不器用なタイプだけに京都の下り坂をクリアして、なおかつ馬群をさばけるかどうか。そのあたりが好凡走の鍵を握る。

パクスオトマニカ【C】
美浦南W併走。フットワーク自体は悪くないのだが、目標とする僚馬がそれほど活発に動いていないにもかかわらず、パスするまでに時間を要していたのは気になるところ。本来はもっと覇気のある走りをする馬。酷暑のなかダート競馬を使ったダメージが残っているのかもしれない。猛者揃いのG1では厳しいか。

ファントムシーフ【B】
栗東坂路単走。コーナー部分で鞍上と息が合わない場面でもあったのか、直線序盤はやや集中力を欠く走り。だが、スピードに乗るにつれ、この馬らしい弾力のあるフットワークに。ラストの動きも迫力があった。完璧とはいかないまでも、それなりに整えてきた感を受ける。

マイネルラウレア【C】
栗東坂路併走。前回同様、中間にCWで負荷強めの稽古を施せたのはいい傾向。坂路での行きっぷりも良くなっている。ただ、無駄な動きが多く、肩ステッキに対する反応も薄い。最後は一旦引き離しかけた僚馬に差を詰められてしまった。まだ好調時の迫力を欠く印象。この1本でどこまで上向くか。

リビアングラス【B】
栗東坂路単走。少しヨレるような場面もあったが、総じてみると柔らかい脚さばきで、完歩が大きな走り。気負いらしいものはなく、鞍上の指示に対しても従順。ラストの反応も悪くなく、ここまでの調整は順調の様子。馬場や展開がかみ合うようであれば、怖い存在になるかもしれない。



【調教予想からの注目馬】
サトノグランツ タスティエーラ ドゥレッツァ

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