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【マイルCS】枠順の明暗

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【マイルCS】枠順の明暗

(1)ホウオウアマゾン 今年のアーリントンC勝ち馬は19日、栗東坂路を4ハロン61秒6-15秒0で駆け上がり、元気いっぱいの様子。最内の〔1〕枠(1)番に決まり、池田厩務員は「絶好枠やな。希望通り」とにっこり。続けて「ゲートも速いし、ダッシュ力もあるからね。けさの雰囲気も良かった。ワクワクする枠やな」と報道陣を笑わせた。

(2)クリノガウディー スワンS15着からの巻き返しに向け、〔1〕枠(2)番からスタートする。同舞台で行われた3年前の朝日杯FSで、〔1〕枠((1)番)から2着に入った実績がある。19日は栗東ポリトラックで調整した。丸田助手は「枠はできたら真ん中から外がよかったのですが…。距離は折り合いさえつけばこなせると思います」と語った。

(3)シュネルマイスター 今年のNHKマイルCの覇者は〔2〕枠(3)番。内めでいいと思いきや手塚調教師は「内はコーナー(部分の芝の状態)が少し悪いので、もう少し外の方がよかったかな」とポツリ。19日は南Bコースを半周して坂路で4ハロン63秒8-15秒0。首をグッと低くして自分からハミを取るしぐさを見せるなど雰囲気は良さそうだ。「以前より首の使い方がよくなった。(レース当日に)雨が降らないのはいいし、楽しみは多い」とトレーナーは前を向く。

(4)サリオス 2019年の朝日杯FSの勝ち馬は〔2〕枠(4)番と、昨年の勝ち馬グランアレグリアと同じ枠をゲットした。輸送前日の19日は美浦南B(ダート)コースと坂路1本で最終調整。5カ月半ぶりになるが、気負う面もなく、体に張りがあって体調は良さそうだ。「過去に結果が出たコースなので自信を持って競馬に挑みたい」と堀調教師。

(5)サウンドキアラ スワンS2着馬は〔3〕枠(5)番。今春のヴィクトリアマイル(11着)以来、6度目のGI挑戦となる。19日は栗東坂路を軽快な脚取りで駆け上がった。「できれば偶数が欲しかったですが、枠はどこでも構いません。体調は良くなっていますし、変わらず順調に来ています。荒れてきた阪神の芝も大丈夫です」と安達調教師。

(6)ケイデンスコール マイル重賞3勝馬は〔3〕枠(6)番に決定。3走前に同舞台で行われたマイラーズCでは、〔3〕枠((5)番)から優勝している。19日は栗東坂路で4ハロン71秒3-17秒6を計時。軽快なフットワークをみせた。安田隆調教師は「内が欲しいと思っていたので、願い通りの枠ですね。相手が強いのでどこまでやれるかですね」と語った。

(7)インディチャンプ 一昨年の最優秀短距離馬で、昨年の2着馬は〔4〕枠(7)番に決定した。青帽では【0・1・2・0】で全て複勝圏内と好相性だ。19日は栗東坂路を4ハロン62秒6-16秒0で軽やかに駆け上がった。生野助手は「できれば偶数がほしかったですが、真ん中ぐらいでよかったと思います。ここまで順調です。衰えも感じませんよ」とうなずいた。

(8)ダーリントンホール 昨年の共同通信杯の勝ち馬は〔4〕枠(8)番と真ん中の偶数に入った。ひと足早く金曜早朝に美浦トレセンを出発。午後1時32分に阪神競馬場に到着した。喉の手術明けだった前走の富士Sで5着と、地力を証明し、「枠うんぬんよりもしっかりゲートを出てもらいたい。一線級と勝負するにはそこが大事になると思います」と太田助手。

(9)グレナディアガーズ 昨年の朝日杯FSで1分32秒3の2歳コースレコードをマークした舞台。〔5〕枠(9)番からGI2勝目を目指す。「どこでも良かったですし、与えられた枠でやるだけです。このままプラス体重(調教後の発表で14キロ増)での出走となっても、いい調整ができている上でなら、気にする必要はないとみています」と福永助手。

(10)ロータスランド 今年の関屋記念勝ち馬は〔5〕枠(10)番に決まった。19日は栗東坂路で軽快なフットワーク。富士Sは10着だったが、4勝を挙げている阪神で見直したい存在だ。辻野調教師は「枠はどこでも大丈夫です。カイバもしっかり食べていて体調もいいです。行きたい馬を行かせて、ためる競馬をしたいですね」と控える戦法を示唆した。

(11)カテドラル 4度目のGI参戦となる京成杯AHの勝ち馬は〔6〕枠(11)番。3歳で挑んだ一昨年のマイルCSは6着だったが、重賞初Vの勢いに乗って一発を狙う。池添学調教師は「極端な枠じゃなかったので良かったです。ゲートの中がうるさいわけでもないのでね。変わりなくきていますし、中団ぐらいで運んでくれたら」とイメージする。

(12)グランアレグリア 昨年の覇者は〔6〕枠(12)番。昨年の〔2〕枠(4)番より少し外めの枠となった。現役最後になる19日の調教は、美浦坂路を単走で4ハロン64秒0-13秒7。馬なりだが、しっかりとした脚取りで、適度な気合乗り。全体のルックスが抜群で最高の仕上がりと言っていいだろう。「追い切りのあとも順調。(12)番? 悪くないね。器用な馬だからこの枠でも力が出せる。天皇賞は残念だったが、距離の壁かな。今回はマイル戦だし」と藤沢和調教師は力を込める。

(13)ダノンザキッド 昨年のホープフルS勝ち馬は〔7〕枠(13)番。19日は栗東坂路で4ハロン69秒5-17秒0をマーク。適度に気合が乗って好気配だ。強い3歳世代のGIウイナーで、叩き2走目の今回はチャンス十分。安田隆調教師は「枠は気にしていませんでした。春は体調がよくなかったですが、ひと夏越して成長しています」と期待を寄せている。

(14)リプレーザ カシオペアS11着馬は外めの〔7〕枠(14)番。19日は栗東の角馬場からCWコースを1周。落ち着きを払い気配良好だ。大根田調教師は「外回りコースだし、枠はどこでもよかった。馬体重は少しプラスで出走するかもしれないが、決して太いわけではない。変わらず順調に来ているし、末脚を生かしたい」と前向きに話した。

(15)サウンドカナロア 近8戦は芝1200メートルに出走していたが、今回は未勝利戦(14着)以来となる芝1600メートルでGIに初挑戦する。〔8〕枠(15)番に村山調教師は「どこでも良かったですが、もまれないほうがいいので、外枠で良かったと思います。追い切り後も変わらずきています。距離に関してはやってみないと分からないですね」と話した

(16)レインボーフラッグ デビュー53戦目で初のGIレースは、〔8〕枠(16)番に決定した。19日は栗東坂路を、4ハロン65秒8-16秒4でゆったりと駆け上がった。小崎調教師は「できればロスなく回れる内枠が欲しかったのですが…。年齢の割に体は丈夫で、状態は変わらずいいです。騎手も馬も(GIが)初めてなので頑張ってほしい」と力を込めた。

マイルCSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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