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ダービー卿チャレンジトロフィーの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ジョーストリクトリ
1週前に栗東CWで好時計をマーク。同じくCWで実施した今週の追い切りはラスト重視の内容で、マズマズのラップを刻んだ。ただ、調教はいつも動く馬。内容を確認する限り、上積みを感じるまでには至らない。ましてや、中2週の再東上。大望まではどうか。
②フィアーノロマーノ
栗東坂路で実施した1週前追い切りでは、ジョッキー騎乗とはいえ、4F50秒9、ラスト1F11秒5の猛時計を記録。今週の坂路追い切りでも、ラスト2F24秒4-12秒0の好ラップを余力残しでマークした。完歩にバラつきが多い点は気になる半面、大型馬の休み明けとすれば、気配は上等の部類。動ける仕上がりとみる。
③マルターズアポジー
22日に南Wで実施した追い切りでは、6F81秒ソコソコ、5F65秒近辺の好タイムを計測。同じく南Wで行われた今週の3頭併せでも、抜群の行きっぷりを示し、僚馬2頭を置き去りにした。ただ、稽古で動くのはいつものこと。この馬の場合は、レースに落ち着いて臨めるかどうかが最大のポイント。当日の気配をしっかりと確認しておいたほうがいい。
④ドーヴァー
20日の追い切りでは、時計の出やすい馬場状態とはいえ、4F自己ベストを余力残しでマーク。今週の本追い切りでも、キレイな加速ラップを記録した。半面、トレセンでの乗り込み量が少ない点は気がかり。あまり調教量を必要とするタイプではないにしても、重賞となれば最後のツメに影響を及ぼす可能性もある。連下候補までに留めておくのが正解ではないか。
⑤ギベオン
この中間はコースと坂路を交えて、折り合い重視の内容に終始。中2週かつ中山への輸送を考えると、やむを得ないところか。芝コースで実施した今週の本追い切りでは、適度な活気を見せていたが、調整色が濃く判断するに悩ましい。良くも悪くも平行線、といったところか。
⑥ヒーズインラブ
栗東CWで実施した今週の追い切りでは、長めから好時計を記録。もとよりコースでは動く馬ではあるが、外にいた他の併せ馬をアッサリと抜き去った。少し硬い走りではあるものの、加速がついてからの動きは休み明けを感じさせない。ただし、馬体は少々立派。輸送でどこまで絞れるかが、好凡走のカギを握りそうだ。
⑦ハクサンルドルフ
最終追い切りは栗東CWで併せ馬を実施。ビッシリと攻め、格下相手ながら、キッチリと先着を果たした。気性的に難のある馬だけに、これだけやれるのは体調のいい証左とみてとれる。時計は合格点レベルだし、乗り込み量の不足もない。いい仕上がり具合ではないか。
⑧ダイワキャグニー
中2週と間隔は詰まるが、1週前に南Wで6F追いを実施。24日にも坂路で時計を出しているように、体調面の不安はなさそう。南Wで実施した最終追い切りでは、馬場の外側を回ってシャープな走りを披露。いつもと比べて行きたがる面がマシになっている点は評価できる。好調とみていいだろう。
⑨ヤングマンパワー
南Wで実施した今週の併せ馬では、久々にこの馬らしい勝負根性を見せ、先行する僚馬に食らいついた。ここ数走と比較すると、いい意味で前進気勢が出てきた印象を受ける。とはいえ、頭の位置が高く、スムーズに前肢が伸びてこない点は相変わらず。持ち直しつつあるが、今回の舞台で変わり身を望めるかどうかについては疑問が残る。
⑩ロードクエスト
この中間は南W主体の調整。今週の本追い切りでは、折り合い良く、上々の伸び脚を披露した。少し気を抜くようなシーンもあるが、ご愛敬の部類。弾力性に富んだフットワークで駆け抜けるさまをみるに、状態面の憂いはなさそう。上位争い可能の仕上がりとみる。
⑪カツジ
栗東CWで実施した最終追い切りでは、終いまで緩めずにビッシリと攻め、キレのある伸び。推進力に満ちた走りで、ラストまで脚いろが衰えることはなかった。調教巧者なので、額面以上の評価はしづらいものの、デキは高いレベルで安定している印象。軽んじて扱えない1頭だ。
⑫プリモシーン
帰厩後は南Wと坂路を交えて入念な乗り込み。南Wで実施した今週の3頭併せでは、鋭い反応を示し、この馬らしいキレのあるフットワークで駆け抜けた。気合乗りが良く、前回のようなトレセンにおける調教量の不足もない。いい雰囲気でレースに臨めそうだ。
⑬マイスタイル
この中間は栗東CWと栗東坂路で併せ馬主体に意欲的な調整を施し、好ラップを連発。坂路で実施した今週の併せ馬では格下相手とはいえ、余裕十分の手応えで先着を果たした。大きな上積みこそ窺えないものの、ハイレベルで状態を維持している印象。上位争いに食い込めるだけのデキにある。
⑭ダイアトニック
栗東坂路で実施した1週前追い切りでは序盤から積極的に攻め、バランスのとれた好ラップを記録。同じく坂路で行われた今週の本追い切りは、輸送を考慮して上がり重点の内容ながらも、キレイな加速ラップを計時した。ブレの少ないフォームで駆け上がるさまは、なかなかのもの。この状態を維持できれば、面白い存在になりそうだ。
⑮エイシンティンクル
この中間は栗東坂路オンリーの調整。転厩初戦とあって、掴みづらい面はあるが、馬なりで4F52秒台を3本記録しており、それなりの調子にありそう。ただ、今週の本追い切りの動きについては微妙な線。体の向きが正対しておらず、四肢の可動もスロー。いい時のような弾力性のあるフットワークは見受けられなかった。今回は割引が必要だろう。
⑯キャプテンペリー
1週前に南Wで行われた併せ馬では、好時計をマーク&追走先着。同じく南Wで実施した今週の本追い切りでは、軽めの調整ながら、集中力を感じさせる走りを見せた。やや馬体が緩めにに映るものの、全体的な雰囲気は悪くない。及第点の仕上がりとみていいだろう。
ウマニティ重賞攻略チーム
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