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藤岡佑介(37)=栗・フリー=騎乗で11番人気のペプチドナイルが残り1ハロンで先頭に立ち、後続の追撃を抑えて重賞初勝利をGⅠの大舞台で飾った。管理する武英智調教師(43)=栗=もGⅠ初制覇。2着に5番人気のガイアフォース、3着には13番人気のセキフウが追い込み、3連単153万500円の大波乱となった。1番人気のオメガギネスは伸びを欠き、14着に終わった。
ひと足早い春の訪れを感じさせる穏やかな陽気が一変、今年最初のGⅠは大波乱の幕開けだ。11番人気のペプチドナイルが、早め先頭から押し切る横綱相撲で完勝。GⅠで重賞初制覇を成し遂げ、特大万馬券の立役者となった。
「あまりにも楽に先頭に立ったので、何とか押し切れないかと思って…。直線は長かったです。人気薄での勝利でウイニングランをしていいのか迷ったんですけど、たくさん温かい声をかけていただいてうれしかったです」
藤岡佑騎手は破顔一笑だ。ケイアイノーテックで制した2018年NHKマイルC以来となる、6年ぶりのJRA・GⅠ2勝目。この間、GⅠでは3度の2着を含む54連敗を喫し、悔しさを味わってきた。ゴール後に右拳で作ったガッツポーズには、積年の思いが込められていた。
内枠で包まれて不完全燃焼に終わった前走の反省から、スムーズにレースを進めることを意識。好スタートから2列目の外を確保すると、抜群の手応えで直線へ。思いがけず早めに先頭に立つ形となったが、「何とか粘ってくれ!」と振るった右ステッキに、相棒が応えた。砂煙を巻き上げながら先頭を譲らず、激戦の2着争いを尻目に栄光のゴールを駆け抜けた。
「GⅠの壁の厚さは感じていましたが、自信はありましたし、勝つことができてうれしいです」
開業7年目の武英調教師は、騎手時代を通じて初のGⅠ制覇。「ずっと仲良くやってきましたし、厩舎の初勝利もGⅠも佑介。縁を感じますね。かわいい後輩です」とジョッキー時代からの絆がもたらした勝利に格別の笑みを浮かべた。
GⅠ初挑戦で砂のマイル王の称号をつかんだが、現在のダート界は群雄割拠。サウジC遠征のために不在だった前年の覇者レモンポップなど、さらなる強敵たちとの激突が待ち受けている。
「6歳になりましたけど、まだまだ良くなっている段階。秋に向けてまた力をつけて、(強い相手に)チャレンジしていけるようになってくれればいいなと思います」
藤岡佑騎手は伸びしろの大きさを強調した。今後のローテーションは未定だが、ナイルの行く末には無限の可能性が広がっている。(山口遥暉)
■ペプチドナイル 父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ、母の父マンハッタンカフェ。鹿毛の牡6歳。栗東・武英智厩舎所属。北海道浦河町・杵臼牧場の生産馬。馬主は沼川一彦氏。戦績20戦8勝。獲得賞金2億6259万6000円。重賞は初勝利。フェブラリーSは藤岡佑介騎手、武英智調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+ナイル川より。大きくて雄大で世界の名馬になってほしい」。
★アラカルト
◆藤岡佑介騎手 当レースは5回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは2018年NHKマイルC(ケイアイノーテック)以来で通算2勝目。同重賞は22年富士S(セリフォス)以来で通算45勝目。
◆武英智調教師 初出走で勝利。JRA・GⅠは16頭の出走で初勝利。同重賞は23年阪神ジャンプS(ジューンベロシティ)以来で通算9勝目。
◆キングカメハメハ産駒 産駒15頭の出走で初勝利。JRA・GⅠは22年チャンピオンズC(ジュンライトボルト)以来で、通算26勝目。同重賞は23年新潟ジャンプS(サクセッション)以来で、通算139勝目。この勝利で、08年から17年連続でのJRA重賞勝利となった。
◆馬主・沼川一彦氏 所有馬初出走で勝利。JRA・GⅠは5頭の出走で初勝利。同重賞も19頭の出走で初勝利。
◆生産牧場・臼杵牧場 当レースは2頭の出走で初勝利。JRA・GⅠは01年天皇賞・春(テイエムオペラオー)以来で通算8勝目。同重賞は22年フェアリーS(ライラック)以来で通算19勝目。
◆単勝11番人気の勝利 初めて。
◆払戻金 3連複19万7060円(282番人気)、3連単153万500円(1728番人気)で当レースの式別ごとの最高払戻金額を更新。
◆出走馬の最高馬体重 ドンフランキーの馬体重592キロは、11年ダイショウジェットの562キロを30キロ更新し、当レースの史上最高馬体重となった。
★売り上げ、入場者数
フェブラリーSの売り上げは165億9474万7000円で前年比106・6%と増加。東京競馬場の入場者数は4万8432人で同105%だった。
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