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【直撃取材!プロ予想家最速予想】中山金杯2024「スガダイ」「山口吉野」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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【直撃取材!プロ予想家最速予想】中山金杯2024「スガダイ」「山口吉野」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第48回は日刊スポーツ賞中山金杯について山口吉野プロ・スガダイプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。



山口吉野―数字が証明する驚異の◎精度!レースV回顧を軸に展開する総合予想


パトロールビデオのレース回顧により、着順や着差から判断できない、競走馬一頭ごとの能力や適性を徹底分析。ウマニティでも安定した回収率を計上する山口吉野プロに中山金杯の予想をお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

Cコース替わり初日で多頭数なので内有利、外不利になりやすい点と、能力のわりにハンデが軽い馬を見極めることがポイントになります。


―その能力のわりにハンデが軽いと思う馬を挙げていただけますか。

マイネルクリソーラリカンカブール。(取材時点)除外対象ですが、クロミナンスサンストックトンです(→その後、回避)。

―このあたり馬は枠順も含め注目ですね。中山芝2000mへの適性が高い馬・反対に適性の低い馬はどの馬になるでしょう。

適性が高いと考えるのはアラタボーンディスウェイで、適性が低いと考えるのはカテドラルです。

ボーンディスウェイは前走の常総Sで、仕掛けは早かった気もしますが、どう評価されていますか。

常総Sは前有利の展開を先行し、じり脚タイプなのでしぶとさを生かす乗り方もマッチして展開が向いたとみています。

―ありがとうございます。混戦なので、気になる馬を何頭か聞いていきたいと思います。まず、エピファニーは近2走2000mを走っていますが、4連勝中はいずれも1800mでした。距離適性も含め、最も力を出せるのはどの条件とみているでしょうか。

スタミナ面で2000mはこなせますが、折り合いやごちゃつく状況に不安があり不器用なので、理想条件は少頭数のワンターン1800mだと考えます。


―では、今回は適性面ではやや微妙といったところでしょうか。久々のゴールデンハインドは、フローラS勝利から前走のオークスは11着に沈みました。敗因はどう分析していますか。

フローラSは平均ペースの単騎逃げで気分良く自分のリズムで走れました。オークスフローラSより速いペースになって逃げられず、相手強化のうえ、気性面でも展開面でも厳しくなりました。

―今回は同型もいるので少し不安ですね。この相手関係で期待感はあるでしょうか。

フローラSと同じような展開に持ち込めれば巻き返す余地はありますが、再現性が低いうえ、能力のわりにハンデが重いので楽な展開でも力負けする可能性があります。

―なかなか手を出しづらいです……。配当を見込めそうなところから、サクラトゥジュールですが、中距離だとかかる印象があります。適性距離をどうお考えですか。

適性面では1800~2000m向きで、折り合い面では1600mが合います。安定感があるのは1800mで、時計や上がりが速過ぎない状況なら1600mがベストだと考えます。

―おお、ベストはマイルですか。仮に折り合いがスムーズだとしたら、今回の相手関係でも、上位を争える力はあるでしょうか。

距離延長ローテの2000mだとかかるリスクが高いですが、折り合えればこの相手でも上位争いできる能力があります。内枠ハイペースが理想になります。


―能力は高い馬なのですね。ひとまず、内枠を引いてほしいです。アケルナルスターは個人的に2走前の福島記念で期待していたのですが、5着まででした。展開は向いていたと思うのですが、力負けと判断するべきでしょうか。

福島記念は条件が合っていたし、ハイペース後方で展開が向いたので力負けの形ですが、輸送が苦手な馬なので福島遠征で馬体減が響いた面もあると思います。滞在競馬が理想の馬ですが、福島より中山のほうが輸送のリスクは低いと思います。

―輸送面に情状酌量の余地ありと。最後にこちらも追いかけているカレンシュトラウスについてです。復帰後3戦は9着、8着、6着ですが、復帰前後で何か走りに変わった点は見受けられるでしょうか。

3走前は長期休養明けだったし、小回りの小倉も不向きでした。2走前は出遅れた後に接触する大きな不利があり、スローペース最後方で展開も不向きだったので仕方ない敗戦でした。

―なるほど。敗因はわりと明確ですね。

前走は超高速馬場の1600mが忙しかったし、スローペース後方で展開も不向きでした。出遅れやすくなっていて今は本質的に1600mが忙しく、追走面で距離延長はプラスですが、不器用なので中山の多頭数はマイナスです。


取材後記:絞りにくいメンバー構成なだけに、的確な分析はとても参考になりますね。「能力のわりにハンデが軽い馬」に注目したいです。


スガダイ―全開催プラス収支を可能にする“予想神”



群雄割拠のウマニティプロ予想MAXで13年連続ランキングトップに君臨した殿堂入り予想家。ほかの追随を許さない、競馬予想界のキング・オブ・キングス、スガダイプロに中山金杯についてお聞きしました。

―混戦のメンバー構成のうえに、新しい外国騎手も複数と、年明け初戦から難しい印象です。注目馬をお願いします。

サクラトゥジュールですね。

―昨年のメイS勝ち馬、今回はキング騎手ですか。どの点を評価されているでしょうか。

前向きすぎるので、自滅するケースもあるんですけど、折り合うと強い競馬をするタイプですよね。2走前のメインSは、レーン騎手が上手くなだめて差し切り、4走前のニューイヤーSは、かなりロスの大きい競馬になるなか、逃げていたウイングレイテストに楽に詰め寄っています。

ウイングレイテストは、後にG2を勝ちますよね。

その前のディセンバーSなんかも、とんでもない脚の余し方をしながら惜しいところまで来てるんですよ。能力が高いのは間違いないです。

―上がり最速で6着だった前走の関屋記念をどう見ていますか。


猛暑の影響で、直前の追い切りを行わない形だったので、さすがに本調子ではなかったと思いますよ。今回は調教過程に問題はなく、気性的に仕上がりの早いタイプでしょうから、いきなりからでもやれるかなと。血統的にも中山はいいですからね。

―折り合いがポイントになりそうですが、キング騎手というのはどうでしょう。

去年、札幌のオールスタージョッキーズに出ていて、「かなり追えるな」という印象はあるんですよね。日本の競馬にも対応してくれそうですし、オセアニアの女性ジョッキーというのは、日本とは違い斤量に恵まれているわけではありませんから、騎手の腕にも期待したところです。

―これは楽しみですね。血統的に中山がいいというお話がありましたが、前走3勝クラスを突破、中山はよく走るボーンディスウェイはどうでしょうか。

2、3歳前半の時は、「それなりに出世するのかなあ」と見ていたんですけどね。葉牡丹賞1着、ホープフル5着、弥生賞3着、そこから全然ダメでねえ。条件戦も足踏みが続きましたが、前走はチークピーシーズをつけ、おそらくその効果は大きかったと思います。

―レース内容も評価できるものですか。

なかなか強い競馬だったと思いますけどね。それほどメンバーレベルが低いわけではなく、そこで正攻法の競馬で勝ったのは評価できるかなと。元々素質があり、馬具で能力を発揮できるようになり、ハンデも手ごろと考えれば、ここは狙い目じゃないですかね。

―そこまで人気にもならないでしょうし、楽しみです。堅実に力を発揮している印象のマイネルクリソーラはいかがでしょう。


3走前くらいからワンランク馬が強くなったという印象で、前走のアンドロメダSも期待して買ってたんですけど、あれはちょっと下手に乗りましたね。あの日は内が伸びない馬場だったんですが、インを突いてしまいましたから。それで2着は立派でしたし、ポジションをある程度取れたこと、自在性が出てきたことは収穫だったかなと。

―ここも期待できそうですね。人気に推されそうなところから、エピファニーはどうですかね。

いいと思いますよ。2走前のケウェウスSは展開がハマった競馬で勝ちましたけど、前走4着のチャレンジCは相当外を回ってましたからね。素質はありながら、脚元の不安で伸び悩んでいた馬ですから、その懸念が解消されれば、どんどん強くなっても驚けないですよね。

―乗り難しい印象もありますが、鞍上はどうでしょうか。

ええ、これは鞍上ピーヒュレ……ピーヒュレク騎手、発音が難しいですね。まあ、トルターカ……いや、トルカータータッソで凱旋門賞勝ってるくらいですから、下手じゃないんでしょうけど、ドイツリーディング2位なんですよね。で、1位はシュタルケ騎手。そのシュタルケ騎手が日本でどうなんだと考えるとどうかと。悩みますね。

―なんともという感じですね。最後に挙げていただいた以外で注目馬がいればお願いします。

うーん、ゴールデンハインドですか。まあ、これは単純に逃げたら怖いんじゃないですかってところで。オークスでも期待してたんですけど、「行けなきゃ、仕方ないよな」って感じですからね。フローラSのような逃げ切りもありますし、気分良く行ければと。久々ですけど、調教内容も悪くなさそうですから。


取材後記:外国人騎手も力量なども絡めて考えると難しいですね。発音も難しい。京都金杯のほうには、ルメートル騎手がいますね。なんともややこしいです^_^;



以上、プロ予想家2名の中山金杯の見解と注目馬を紹介しました。条件付きながら、お二方ともプラスに評価というところでは、マイネルクリソーラサクラトゥジュールあたりでしょうか。最終結論にも注目です。


(文・垣本大樹)

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
山口吉野プロの最新予想ページはこちら
スガダイプロの最新予想ページはこちら

※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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