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近年、目覚ましい活躍を続けているのがステイゴールドの直系で、2017年ウインブライト、2018年スティッフェリオ、2019年クレッシェンドラヴと直仔で3連覇を飾るほか、2020年にもオルフェーヴル産駒のバイオスパークが勝利したことで、実質的に同系統の馬たちで4連覇を達成している。なお、さかのぼればステイゴールドの母の父にあたるデイクタスも、種牡馬として1987&1989年と隔年で2勝したミスターブランディを出した実績を持つ。
ほか、「母の父がSadler's Wells系種牡馬」となる馬の快進撃も瞠目に値するもので、2019年クレッシェンドラヴ(母の父Sadler's Wells)、2021年パンサラッサ(母の父Montjeu)、2022年ユニコーンライオン(母の父High Chaparral)と該当馬の優勝例はいずれも2019年以降に集約される。
ウインピクシスは、父ゴールドシップ×母コスモアクセス(母の父ロージズインメイ)。同産駒は初出走となるが、総じて福島競馬場を得意とする種牡馬傾向にあり、ステイゴールド系としても動向が気になる存在。なお、「ステイゴールド×メジロマックイーン」となる父の配合は、直近3年で2頭の好走馬を送り出しているオルフェーヴルと共通することが心強い。本馬自身、福島は3戦2勝と相性がよく、2000mでも立ち回りの巧さを活かせれば。
バビットは、父ナカヤマフェスタ×母アートリョウコ(母の父タイキシャトル)。父はステイゴールド直仔として、2010年には宝塚記念を8番人気で勝ち、凱旋門賞でも2着になるなど、世間を大いに沸かせた実績を持つ。本馬は福島の芝2000mで未勝利を勝ち上がり、芝1800mのラジオNIKKEI賞で重賞初制覇。2度の長期休養が尾を引いていることは否めないが、2戦2勝と底を見せていない競馬場であれば、アッと驚く結果に期待したくなる。
ダンディズムは、父マンハッタンカフェ×母ビューティーコンテスト(母の父Singspiel)。同産駒からは08年1着マンハッタンスカイ、13年3着ラブイズブーシェが出ており、直近ではウインイクシードが19年に12番人気4着、20年に7番人気5着と2年連続で奮闘していた。また、本馬は母の父が近年のトレンドであるSadler's Wells系種牡馬であることを評価しやすい。タフな馬場は歓迎なタイプなので、週末の雨予報も追い風となりそうだ。
【血統予想からの注目馬】
⑬ウインピクシス ⑭バビット ⑦ダンディズム
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