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ノーザンテースト内包馬が幅をきかせる一戦で、その筆頭ともいえるステイゴールドは種牡馬として3勝を挙げるだけでなく、2021年にはオルフェーヴル産駒のソーヴァリアントがクビ差2着の惜敗、20年にはバビットが09年ナカヤマフェスタとの父子制覇を果たすなど、後継種牡馬の産駒たちの活躍ぶりも目に留まる。
ほか、昨年はガイアフォースが勝ち、15年の勝ち馬キタサンブラックとの父仔制覇を達成。キタサンブラックを紐解いていくとサンデーサイレンスやノーザンテースト、Princely Gift、Wordenなどステイゴールドとの共通点が多く、同じ父子制覇を飾ったナカヤマフェスタとはLyphardの血脈まで共通する。今後も動向を注視していきたい種牡馬といえるだろう。
ソールオリエンスは、父キタサンブラック×母スキア(母の父Motivator)。父は昨年の勝ち馬を出しているため、種牡馬としては2連覇がかかった一戦となる。なお、本馬は母系にRainbow Questの血脈を持つことから、昨年の1・2着馬を足したような血統構成であることも特徴的。ほか、この母の父らしい爆発力は中山向きといえ、他馬をごぼう抜きにした皐月賞のパフォーマンスは圧巻のひと言。血統からも、実績からも、ぞんざいには扱えない。
キングズレインは、父ルーラーシップ×母タッチングスピーチ(母の父ディープインパクト)。同産駒からは19年の勝ち馬リオンリオンが出ているが、奇しくも同年2着のサトノルークスは本馬の叔父であり、母の全弟にあたる血統となる。その叔父は続く菊花賞でも2着に好走するなど非根幹距離を得意としたが、母もローズSを勝つなど同様の傾向が見受けられた。3着となったホープフルSのレースぶりからも200mの距離延長は歓迎だろう。
ドゥラエレーデは、父ドゥラメンテ×母マルケッサ(母の父オルフェーヴル)。母の父はノーザンテーストの意欲的な配合で大成功を収めた存在だが、それを本馬は父系にもつ名牝ダイナカールを介して継続。父も母の父も安定感というよりは爆発力に秀でたタイプであったことを考慮すれば、本馬も成績にムラが出ても仕方ない部分はありそうで、サトノダイヤモンドの甥という血統背景からもホープフルS勝ちの実績はフロック視できない。
【血統予想からの注目馬】
⑭ソールオリエンス ①キングズレイン ⑤ドゥラエレーデ
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