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昨年はクロフネ産駒のソダシが後続に2馬身差を付けて快勝。過去には母の父にクロフネを配された19年ノームコアが当時の芝1600mにおけるJRAレコードを更新するタイムで勝利し、翌20年にも3着とリピート好走するほか、直仔にあたるホエールキャプチャが12年1着、翌13年にも12番人気でハナ差2着の惜敗を喫するなど、クロフネの血を引く馬が存在感を示してきた。
一方、21年には1~3着までをディープインパクト産駒が独占しており、1着グランアレグリアは母の父Tapit、2着ランブリングアレーと3着マジックキャッスルは母の父シンボリクリスエスとなるため、いずれも母系にSeattle Slewの血脈を持つことでも共通する。また、昨年はキズナ産駒のファインルージュが2着に好走。今後はディープインパクト系として後継種牡馬の動向も注視していきたい。
ソダシは、父クロフネ×母ブチコ(母の父キングカメハメ)。本馬は昨年の勝ち馬であるとともに、1600m戦では「4-0-2-0」と馬券圏内を外していないスペシャリスト。同産駒としてホエールキャプチャが12年1着&13年2着とリピート好走していたことを鑑みれば、本馬の舞台実績にも一目置くべきだろう。なお、初コンビを組むD.レーン騎手は19年ノームコアを勝利に導いた実績があり、クロフネの血を引く馬との相性にも気を配りたい。
ソングラインは、父キズナ×母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)。同産駒からは昨年2着のファインルージュが出ており、同じ母の父となる馬には21年2着ランブリングアレー&3着マジックキャッスルが挙げられる。本馬は全5勝が左回り、東京では「3-2-0-0-1-0」の巧者で、唯一連対を外した昨年のヴィクトリアマイルも不利が重なりながらの5着とあれば及第点か。安田記念で負かした面々からもマイルには絶対的な自信を持つ。
ナミュールは、父ハービンジャー×母サンブルエミューズ(母の父ダイワメジャー)。同産駒の出走例はノームコアに限られるが、前述のとおり同馬は19年1着&20年3着とリピート好走を果たした。本馬はクロフネの血脈こそ持たないものの、その父にあたるフレンチデピュティの血は引いており、母の父がマイルG1馬という配合にも共通点を見出しやすい。不良の桜花賞を制したキョウエイマーチの末裔とあれば雨予報も追い風となりそうだ。
【血統予想からの注目馬】
⑯ソダシ ⑥ソングライン ⑪ナミュール
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