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★今年はJBCクラシックを制して参戦 史上2頭目の連覇を狙うテーオーケインズ
昨年の覇者テーオーケインズ(牡5歳、栗東・高柳大輔厩舎)が、チャンピオンズC連覇に挑む。同馬は、秋初戦となった前走のJBCクラシック(盛岡)を制し、GI3勝目を挙げた。テーオーケインズは昨年、金沢開催のJBCクラシック4着から巻き返してチャンピオンズCを制したが、JBCクラシックを制して挑む今年もチャンピオンズCを制すことができるか。Vなら、2010、11年(当時ジャパンCダート)のトランセンド以来、11年ぶり2頭目のチャンピオンズC連覇となる。なお、テーオーケインズには昨年に続き松山弘平騎手が騎乗を予定している。
★JBCクラシックでは逃げて2着に好走 クラウンフライド&福永祐一騎手の戦法は?
クラウンプライド(牡3歳、栗東・新谷功一厩舎)は、今年3月にUAEダービーを制し、5月にはケンタッキーダービーに挑戦した(13着)。同馬は帰国後休養に入り、復帰初戦の日本テレビ盃で2着、続くJBCクラシック(盛岡)では初めて逃げの戦法をとって2着に入った。クラウンプライドには前2戦に続き福永祐一騎手が騎乗する予定だが、今回はどのような戦法で挑むのだろうか。Vなら、リーチザクラウン産駒はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、同馬を管理する新谷調教師はスマッシングハーツ(牡6歳)も登録しており、JRA・GⅠ初挑戦が2頭出しになる見込みだ。
★JRAダートGⅠへの出走は6年ぶり2回目 友道康夫調教師がジュンライトボルトを登録
友道康夫調教師(栗東)は、JRA・GⅠへの出走回数(190)、勝利数(16)ともに現役3位だが、ダートGⅠへの出走は少なく、2016年フェブラリーS(16着)の1回だけとなっている。友道師は今年のシリウスS(GⅢ)で、開業21年目にしてJRAダート重賞初勝利を挙げており、同レースの勝ち馬ジュンライトボルト(牡5歳)をチャンピオンズCに出走させる予定だ。ジュンライトボルトはデビューから21戦連続で芝のレースに出走して4勝を挙げた後、今年の7月以降はダート戦に出走してジュライS(L)2着、BSN賞(L)1着、シリウスS1着という成績を残しているが、今度はJRAダートGⅠ初勝利を友道師に贈ることができるかだろうか。なお、ジュンライトボルトが勝てば、同馬に騎乗予定の石川裕紀人騎手はJRA・GⅠ初制覇となる。
★チャンピオンズC最多挑戦コンビで参戦 音無秀孝調教師&武豊騎手のノットゥルノ
音無秀孝調教師(栗東)は、前身のジャパンCダートも含めるとチャンピオンズCに延べ13頭の管理馬を出走させており、石坂正元調教師と並び同レースの最多出走調教師となっている。音無師は今年のチャンピオンズCにジャパンダートダービー勝ち馬のノットゥルノ(牡3歳)、2019年の南部杯勝ち馬サンライズノヴァ(牡8歳)と2頭のGⅠ勝ち馬を登録しており、単独トップの出走回数になる見込みだが、2019年クリソベリル以来3年ぶり2回目のチャンピオンズC制覇を遂げることができるか。なお、ノットゥルノに騎乗予定の武豊騎手は前身のジャパンCダートも含めチャンピオンズCに20回騎乗して4勝を挙げており、同レースの最多騎乗&最多勝騎手となっている。
★ダート1400メートル以下で7勝をマーク 未知の距離に挑むシャマル
シャマル(牡4歳、栗東・松下武士厩舎)は、デビューから8戦連続でダート1200メートル戦に出走して交流重賞の東京スプリントを含む5勝を挙げ、その後はダート1400メートルの交流重賞に3回出走して2勝、前走ではダート1600メートルの南部杯に出走して3着という成績で、徐々に距離を延ばしており、今回、初のダート1800メートル戦に挑む。同馬の父スマートファルコンは現役時代に1400メートル~2400メートルと幅広い距離で歴代最多のダート交流重賞19勝を挙げたが、シャマルは未知の距離となるダート1800メートル戦のチャンピオンズCでどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。同馬にはテン乗りとなる川田将雅騎手が騎乗を予定している。なお、チャンピオンズCには、スマートファルコン産駒でダート重賞2勝を挙げているオーヴェルニュ(牡6歳、栗東・西村真幸厩舎)がC・ルメール騎手とのコンビで出走予定となっており、2頭出しのスマートファルコン産駒はJRA・GⅠ初制覇となるだろうか。
★15着に敗れた昨年の雪辱なるか みやこSを制して参戦するサンライスホープ
サンライズホープ(牡5歳、栗東・羽月友彦厩舎)は、2年連続のチャンピオンズC参戦となります。同馬は昨年、シリウスS(GⅢ)で重賞初勝利を挙げてチャンピオンズCに挑戦したが15着に敗れた。サンライズホープは今年に入り二けた着順の大敗を2回喫するなど低迷が続いていたが、前走のみやこS(GⅢ)で約1年1カ月ぶりの勝利を挙げている。前年のチャンピオンズCで二けた着順だった馬が同レースを勝てば、2017年のゴールドドリーム以来5年ぶり2頭目となるが、サンライズホープは昨年の雪辱を遂げることができるか。同馬には幸英明騎手が騎乗を予定している。
また、サンライズホープを管理する羽月友彦調教師には開業16年目でのJRA・GⅠ初制覇がかかる。羽月師の管理馬はダート路線で活躍する馬が多く、これまでに挙げたJRA重賞10勝、JRA・GⅠへの12回の出走はすべてダート戦で、JRA・G1最高成績は2015年フェブラリーSの2着になる。
★ダート戦では5戦4勝2着1回 グロリアムンディは約5カ月ぶりの出走
グロリアムンディ(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎)は宝塚記念(GⅠ)12着以来、約5力月ぶりの出走となる。同馬は初のダート戦出走となった昨年12月4日の1勝クラスで1着となった後、香取特別1着→雅S1着→名古屋城S1着→アンタレスS(GⅢ)2着とダート戦では通算5戦4勝2着1回で連対率100%を誇る。前走で芝のレースに出走していた馬がチャンピオンズCを勝てば、2002年イーグルカフェ(当時ジャパンCダート)以来20年ぶり2頭目、宝塚記念以来「中160日」の出走で勝てば、チャンピオンズCにおける前走からの最長間隔勝利となるが、グロリアムンディは初のダート戦出走からちょうど1年でダート路線の頂点に立つことができるか。なお、同馬にはR・ムーア騎手が騎乗を予定している。
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