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【血統アナリシス】ローズS2021 昨年は父または母の父にディープインパクトの血を引く馬が上位を独占

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【血統アナリシス】ローズS2021 昨年は父または母の父にディープインパクトの血を引く馬が上位を独占

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はローズS2021・血統予想をお届けします!


今年は京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、昨年に引き続きローズSは中京芝2000mにて行われる。直近3年以内の同コースにおける種牡馬成績(牝駒限定)は12勝を挙げるディープインパクトがトップとなり、次点で10勝のハーツクライが続き、この2頭の種牡馬が一線を画した成績を残している。

代替開催された昨年はディープインパクト産駒の3番人気リアアメリアが勝ち、3着にも同産駒の11番人気オーマイダーリンが入線。なお、14番人気、単勝103.9倍の人気薄ながら2着に好走したムジカ(父エピファネイア)においても母の父にディープインパクトの血を引いていたことは気に留めておきたい。

オヌールは、父ディープインパクト×母アヴニールセルタン(母の父Le Havre)。21年阪神牝馬Sを勝ったデゼルの全妹で、母アヴニールセルタンは14年のフランスの牝馬クラシック二冠馬。本馬の全姉デゼルは昨年のローズSで上がり3F最速となる末脚を駆使しており、3着馬とはタイム差のない4着で入線していた。その全姉も夏を越えて馬体の幼さが抜けていたので、本馬も同様に成長した姿を見せられれば重賞でも勝ち負けとなっていいだけの下地は整っている。


アールドヴィーヴルは、父キングカメハメハ×母イサベル(母の父ディープインパクト)。父キングカメハメハ、母の父ディープインパクトと日本競馬を牽引してきた二大種牡馬の掛け合わせとなるが、この父と母の父を入れ替えた配合から13年の勝ち馬デニムアンドルビーが出ている。本馬は内前有利かつ後傾ラップを差し切った新馬の内容が秀逸で、桜花賞5着、オークス5着と牝馬クラシック戦線でも素質の片鱗を示してきた。一方、春先は使われるごとに馬体重が減っていたので、そのあたりのチェックは怠らないようにしたい。

アンドヴァラナウトは、父キングカメハメハ×母グルヴェイグ(母の父ディープインパクト)。こちらも父キングカメハメハ、母の父ディープインパクトとなる配合馬で、エアグルーヴダイナカールへと遡る名牝系の出身。母グルヴェイグも重賞初制覇は4歳のマーメイドSと遅かったように、どちらかと言えば晩成傾向にある血統とも言えるだろう。近年のローズSは夏に成長してきた馬が台頭しやすく、昨年も1勝クラスからの上がり馬が波乱の立役者となっていた。そういった側面にも本馬の血統背景は当てはまっている。


【血統予想からの注目馬】
オヌール ⑭アールドヴィーヴル ⑫アンドヴァラナウト




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