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★5世代の統ーダートGI馬が登録 ダート路線のチャンピオン決定戦
12月1日、中京ではダートのGIチャンピオンズCが実施される。同レースは、2013年までジャパンCダートとして実施されてきたが、2014年に中京へ移設され、レース名も改称。今年のチャンピオンズCには、統ーダートGI5勝のゴールドドリーム(牡6歳、栗東・平田修厩舎)、今年のフェブラリーSを制したインティ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)、デビュー以来5戦無敗のクリソベリル(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)などの3歳から7歳まで5世代の統ーダートGI馬に加え、芝のGI馬タイムフライヤー(牡4歳、栗東・松田国英厩舎)も登録しておりハイレベルな一戦となりそうだが、ダート路線のチャンピオンを襲名するのはどの馬だろうか。なお、チャンピオンズCでは、舞台を中京に移した2014年以降、統ーダートGI優勝馬が5年連続で1着となっている。
また、今年のJRAダート重賞の結果を見ると、1番人気馬は5月18日の平安Sでチュウワウィザードが勝ったのを最後に7連敗中。チャンピオンズCの1番人気馬は過去10年で4勝、2着2回という成績を残しているが、チャンピオンズCはどのような結果になるだろうか。
★現役トップの統ーダートGI5勝 一昨年の覇者ゴールドドリーム
現役トップの統ーダートGI5勝を誇るゴールドドリーム(牡6歳、栗東・平田修厩舎)が、2017年以来2度目のチャンピオンズC制覇に挑む。同馬は、2017年にフェブラリーS、チャンピオンズCを制し、史上7頭目のJRAダートGI2勝馬となった。ゴールドドリームは今年も統ーダートGIで好走を続けており、フェブラリーS2着→かしわ記念1着→南部杯3着という成績を残しているが、2年ぶりにチャンピオンズCを制すことができるかどうか。Vなら、史上10頭目の統ーダートGI6勝以上馬、並びにカネヒキリ、トランセンド(4勝)以来3頭目のJRAダートGI3勝以上馬となる。
★フェブラリーSを逃げ切ったインティ みやこS15着からの巻き返しなるか
インティ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)には、2000年ウイングアロー、2011年トランセンド、2017年ゴールドドリームに続く4頭目の同一年フェブラリーS&チャンピオンズC制覇がかかる。同馬はデビュー2戦目から連勝を続け、7連勝でフェブラリーSを制した。その後はかしわ記念で2着、帝王賞で6着に敗れ、秋初戦のみやこSでは16頭立ての15着に敗れている。インティには武豊騎手が騎乗する予定だが、大敗を喫した前走から巻き返すことができるかどうか。
また、インティは、初のGI制覇となったフェブラリーSでは逃げ切り勝ちを決めているが、チャンピオンズCでも逃げ切り勝ちを決めれば、中京に舞台を移した2014年以降では初めてのこととなる。
★圧勝の連続でデビュー以来5戦全勝 最少キャリアVを狙うクリソベリル
昨年のチャンピオンズCは3歳馬のルヴァンスレーヴが勝ち、12年ぶり4頭目の3歳馬による勝利を記録。今年はクリソベリル(牡、栗東・音無秀孝厩舎)、ワイドファラオ(牡、栗東・角居勝彦厩舎)と2頭の3歳馬が登録しているが、今年の3歳勢も古馬の厚い壁を破ることができるかどうか。
クリソベリルはデビュー以来5戦5勝という成績で、2着馬につけた着差の合計は26馬身と圧勝を続けている。デビュー6戦目での古馬GI制覇となればグレード制が導入された1984年以降で4頭目となるが、クリソべリルはダート界の新チャンピオンに君臨することができるかどうか。Vなら、咋年のルヴァンスレーヴが記録したチャンピオンズCの最少キャリア優勝記録(デビュー8戦目)を更新する。
★ダート重賞で連対率100%をマーク JBCクラシックの覇者チュウワウィザード
JBCクラシックで統ーダートGI初制覇を遂げたチュウワウィザード(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、ダート重賞で6戦4勝、2着2回で連対率100%と堅実な走りを見せている。チャンピオンズC優勝馬の前走を見ると、JBCクラシック組は最多の5勝を挙げているが、チュウワウィザードは統ーダートGI連勝を飾ることができるかどうか。同馬には福永祐一騎手が騎乗する予定。
また、JBCクラシック2着のオメガパフューム(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)は、昨年のチャンピオンズCは5着で、前年のリベンジなるか注目される。チュウワウィザードとオメガパフュームは平安S→帝王賞→JBCクラシックと目下3戦連続で同じレースに出走しており、JBCクラシックではハナ差の接戦を演じている。2頭の対戦成績はチュウワウィザードが2勝1敗で勝ち越しているが、4度目の対決はどちらが先着するだろうか。
★武蔵野S2着のタイムフライヤー 芝&ダート双方でのGI制覇なるか
タイムフライヤー(牡4歳、栗東・松田国英厩舎)は、2歳暮れのホープフルS以来、約2年ぶりのGI制覇を目指す。同馬は、デビュー以来芝のレースに出走を続け、三冠レースでは皐月賞10着、ダービー11着、菊花賞6着という成績を残した。タイムフライヤーは今年の8月からダート戦に矛先を向け、エルムS6着、シリウスS6着、武蔵野S2着という成績を挙げているが、芝に続いてダートでもGIタイトルを獲得することができるかどうか。Vなら、同馬を管理する松田国英調教師は歴代最多タイのチャンピオンズC3勝目となる。なお、ダート戦未勝利馬がチャンピオンズCを勝てば、2002年イーグルカフェ以来、17年ぶり2頭目となる。
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