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【高松宮記念】レースの注目点


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【高松宮記念】レースの注目点

★今年初戦のオーシャンSは3着 スプリントGI2勝目狙うタワーオブロンドン



 昨年のスプリンターズS・GIを制したタワーオブロンドン(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、スプリントGI2勝目を狙う。同馬は、昨年のサマースプリントシリーズでチャンピオンとなり、同シリーズのチャンピオンとして初めてスプリンターズSのタイトルを手にした。タワーオブロンドンは今年初戦のオーシャンS・GIIIでは3着だったが、再びGIタイトルを奪取することができるか。



グランアレグリアが芝1200m戦初挑戦!“テン乗り”の池添謙一騎手が騎乗予定



 昨年の桜花賞グランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、高松宮記念・GIで初の芝1200m戦に挑む。同馬はデビュー以来、一貫して芝1600m戦に出走していたが、初めて芝1400m戦に出走した前走の阪神C・GIIでは2着馬に5馬身差をつけ、重賞3勝目をマーク。今回は前走よりさらに200m距離が短くなるが、初のスプリント戦でグランアレグリアはどのような走りを見せるのか。Vなら、ディープインパクト産駒初の“スプリントGI”制覇となる。なお、グランアレグリアには“テン乗り”となる池添謙一騎手が騎乗予定。



★5年連続JRA・GI制覇狙う藤沢和雄調教師はグランアレグリアなどGI馬3頭を登録



 藤沢和雄調教師(美浦)は、昨年の桜花賞グランアレグリア(牝4歳)、スプリントGI2勝目を目指すタワーオブロンドン(牡5歳)、GI2勝馬ソウルスターリング(牝6歳)とGI馬3頭を登録している。同調教師は、2016年から昨年まで4年連続でJRA・GIを制しており、今年JRA・GIを勝てば、1995~99年以来、自身2度目の5年連続JRA・GI制覇となる。藤沢和雄調教師のJRA・GI勝利数は29勝で、高松宮記念を勝てば、グレード制を導入した1984年以降では初のJRA・GI通算30勝となるが、1997年シンコウキング以来、23年ぶりの高松宮記念制覇を遂げることができるか。なお、同調教師のレース当日の年齡は68歳6力月8日で、Vなら瀬戸口勉元調教師が持つGI昇格以降の高松宮記念における最年長優勝記録(2004年:67歳4力月26日を更新する。(※ソウルスターリングは3月24日現在、回避予定)

★1番人気で4着だっだ昨年のリベンジなるか!芝1200mで重賞4勝のダノンスマッシュ



 ダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)が昨年のリベンジを狙う。同馬は、2018年の7月以降はすべて芝1200m戦に出走しており、一昨年の京阪杯・GIII、昨年のシルクロードS・GIII、キーンランドC・GIII、今年の夕刊フジ賞オーシャンS・GIIIと同距離の重賞で4勝を挙げている。ダノンスマッシュは昨年の高松宮記念では1番人気で4着に敗れたが、昨年の雪辱を果たすことができるか。Vなら、芝1200m以下のスプリント重賞5勝は、サニングデールシーイズトウショウロードカナロアファインニードルに続き史上5頭目となる。



 また、ダノンスマッシュに騎乗予定の三浦皇成騎手には、JRA・GI初制覇がかかる。同騎手は今回が87回目のJRA・GI挑戦となるが、悲願の初勝利を挙げることができるか注目される。



★2012年以降の中京芝1200m戦で最多勝 安田隆行調教師はロードカナロア産駒2頭で参戦



 高松宮記念・GIの舞台となる中京競馬場は、2010年3月の開催終了後、スタンド改築工事、馬場改造工事などを行い、2012年3月にリニューアルオープンした。2012年以降の中京芝1200m戦における調教師成績を見ると、12勝を挙げている安田隆行調教師(栗東)がトップ。同調教師は、2012・13年の高松宮記念を連覇しており、今年はオーシャンS・GIII勝ち馬のダノンスマッシュ(牡5歳)、阪急杯・GIII3着のダイアトニック(牡5歳)の2頭を出走させる予定だが、7年ぶりに同レース制覇を果たすことができるか。なお、高松宮記念3勝目を挙げれば、GIに昇格した1996年以降では単独トップとなる。



 また、ダノンスマッシュダイアトニックは2013年の高松宮記念勝ち馬ロードカナロア産駒で、同レースの父子制覇がかかる。安田隆行調教師はロードカナロアで国内外のGI6勝を挙げたが、同馬の産駒でもGIタイトルを手にすることができるか。



★スプリント&マイルの双方GI制覇へ!マイルGI馬3頭が初の芝1200m戦に出走



 ステルヴィオ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)、ノームコア(牝5歳、美浦・萩原清厩舎)、モズアスコット(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)には、“スプリント&マイル”双方GI制覇がかかる。ステルヴィオは2018年のマイルCS勝ち馬、ノームコアは昨年のヴィクトリアマイル優勝馬、モズアスコットは2018年の安田記念勝ち馬で、3頭とも高松宮記念が初の芝1200m戦出走となる。ステルヴィオは前走の阪急杯・GIIIで5着、ノームコア香港マイル・GI4着以来の帰国初戦、モズアスコットフェブラリーSに続くGI連勝がかかるが、芝1200mでもGIタイトルを手にすることができるか。なお、ステルヴィオには丸山元気騎手、ノームコアには横山典弘騎手が騎乗する予定。

シルクロードSで重賞初制覇を果たしたアウィルアウェイには松山弘平騎手が騎乗予定



 高松宮記念では、2016年以降4年連続で、前走シルクロードS・GIIIに出走していた馬が連対している。今年のシルクロードS組は、同レースで重賞初制覇を果たしたアウィルアウェイ(牝4歳、栗東・高野友和厩舎)、同4着のモズスーパーフレア(牝5歳、栗東・音無秀孝厩舎)などが出走する予定だが、今年の高松宮記念でも好走することができるか。



 アウィルアウェイには“テン乗り”となる松山弘平騎手が騎乗する予定。同騎手は3月24日現在、今年のJRA重賞で4勝を挙げており、高松宮記念を勝てば2017年皐月賞以来、自身2度目のJRA・GI制覇となるが、初コンビとなるアウィルアウェイを勝利に導くことができるか。なお、アウィルアウェイは父ジャスタウェイ、母ウィルパワ一という血統で、昨年の安田記念・GI、マイルCS・GIを制し、JRA賞最優秀短距離馬を受賞したインディチャンプの妹にあたる。



★逃げ切り勝ちは2002・09年の2回 今年のレース主導権を握るのはどの馬?



 高松宮記念は、激しい先行争いが繰り広げられることが多く、GIに昇格した1996年以降、逃げ切り勝ちを決めたのは2002年ショウナンカンプ、2009年ローレルゲレイロの2頭だけ。今年の高松宮記念には、昨年のスプリンターズS・GIで逃げて2着に入ったモズスーパーフレア(牝5歳、栗東・音無秀孝厩舎)、昨年のラピスラズリS(L)で逃げ切り勝ちを決めているナックビーナス(牝7歳、美浦・杉浦宏昭厩舎)などが登録しているが、今年はどの馬がレースの主導権を握るのだろうか。



 なお、ナックビーナスオーシャンS・GIIIで4年連続2着となるなど、短距離戦線で長く活躍しており、今年で4年連続の高松宮記念参戦となる。グレード制を導入した1984年以降、JRA・GIを制した7歳牝馬はストレイトガール(2016年ヴィクトリアM)1頭だけだが、ナックビーナスは4度目の挑戦で悲願の高松宮記念制覇を遂げることができるか。



★昨年12番人気で2着に好走のセイウンコウセイが3年ぶりの高松宮記念V狙う



 2017年の覇者セイウンコウセイ(牡7歳、美浦・上原博之厩舎)が、高松宮記念2勝目を目指す。同馬は、2017年の高松宮記念でGI初制覇を飾った後は17戦1勝という成績だが、昨年の高松宮記念では12番人気で2着に入っている。同馬の高松宮記念出走は4年連続となるが、3年ぶりにタイトルを手にすることができるか。同馬には幸英明騎手が騎乗する予定。なお、セイウンコウセイは父アドマイヤムーン、母オブザーヴァントという血統で、アドマイヤムーン産駒は2017年から3年続けて高松宮記念で連対している。



トーセンラー産駒のアイラブテーラーが父の名を高める走りを見せるか!



 淀短距離S(L)を制したアイラブテーラー(牝4歳、栗東・河内洋厩舎)は、2013年のマイルCS・GI勝ち馬トーセンラーの初年度産駒。トーセンラー産駒は初年度の血統登録頭数が27頭だが、その中からアイラブテーラーザダルがオープン馬となっている。アイラブテーラーには、父のトーセンラーマイルCS・GI優勝に導いた武豊騎手が騎乗する予定だが、GI制覇を果たし、父の名を高めることができるか。Vなら、同馬を管理する河内洋調教師、所有する中西浩一氏、生産牧場の富菜牧場はいずれもJRA・GI初制覇となる。



高松宮記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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