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【ズバリ!調教診断】宝塚記念 鞍上に”仕事人”を迎えたステイゴールド産駒が好感触!同厩の6歳馬も前進を見込めるデキ!

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日曜日に行われる宝塚記念の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


キセキ
約1カ月前に帰栗後、坂路で15-15未満の調教を消化しつつ、追い日にCWで時計を出す点は前回と同じ。だが、コース追いの本数は今回のほうが多く、負荷という面では前回を上回っている。その効果もあってか、今週のCW追いでは馬場の外めを回り、及第点以上のタイムを馬ナリでマーク。頭の位置こそ高めだが、四肢と首が連動したフォームは見映えがする。好気配。

レイデオロ
南Wの1週前追いでは掛かる気配を出し、抑え気味に運んだせいか、最後までこの馬らしいダイナミックなフットワークが見られなかった。とはいえ、19日のW追いでは折り合い良く、柔軟性に富んだ好フォームを披露。鞍上との息がピッタリで、集中力もある。ドバイ帰りであることや、1週前追いでアクシデントがあった天皇賞(秋)の中間を思えば順調の部類。あとは、実戦で平常心を保てるかどうか。

エタリオウ
1週前に栗東CWで実施した併せ馬は、序盤から行き脚がつき、直線では早々と前を行く僚馬をパス。突き放すことはできなかったものの、これまでにないような反応を示した。19日の坂路追いでは、やや集中力を欠くシーンが見られたものの、じわじわと時計を詰め、余力を残したままラスト1F12秒8でフィニッシュ。天皇賞(春)の最終追いはメイチで12秒7。少なくとも素軽さの面では、前回より上の段階にある。


アルアイン
近走と同様、この中間は栗東坂路とプールの併用調整。1週前追いでは序盤からハイラップを刻み、最後は脚がアガりかけたものの、4F自己ベストの50秒8をマーク。19日の坂路追いはオーバーワークを避け、一転して流す程度の内容に留めたが、ラスト2F25秒2-12秒3の好ラップを記録。混雑する時間帯に、馬群の後ろで折り合い良く走れている点は好感が持てる。力を出せるデキとみていい。

タツゴウゲキ
栗東帰厩後はプールと坂路を交えて調整され、16日に4F51秒6、19日には4F52秒2と、この馬にしては上等のタイムを記録した。ただ、脚元を気遣ってのものなのか、1年ぶりの競馬にしては強い攻めが少ない印象。一昨年の好調時とは異なり、CWで負荷をかけた調教を施していない点も気になる。本調子を取り戻すのは、もう少し使ってからではないか。

スティッフェリオ
2週前と1週前に栗東坂路でビッシリと攻め、及第点の時計をマーク。19日の坂路追いでは、ラスト2F24秒9-12秒4のラップを余力残しで記録した。終いの伸びを欠いているように映るが、これはラスト重視ではなく、持続質のラップを重んじる厩舎の方針。併せて競り負けまいとする勝負根性を十分に見せているので、過度に気にする必要はない。いい仕上がり具合ではないか。

マカヒキ
この中間はコースと坂路を併用して入念な乗り込み。3週前は栗東芝、2週前と1週前は坂路と3週続けて及第点のタイムを記録。坂路で行われた19日の本追い切りでも、4F50秒6の自己ベストを悠々とマークした。ラスト1Fこそ少し時計を要しているものの、最後は緩めていたので問題はない。なにより、首と四肢の連動性が高いフォームから繰り出す、力強い脚取りは目を引くものがある。前進を見込めるデキとみたい。

ショウナンバッハ
中1週かつ西下を控えていることもあってか、南Wで実施した19日の追い切りは流す程度の内容。マズマズの反応を返し、ラストは数字以上のキレを感じさせた。ただ、1週前の日曜日に坂路で後傾ラップを刻み、南Wの最終追いで脚を伸ばしてくるのが、この馬の好走パターン。その点を勘案すると、大きな上積みまではどうか。相手強化のG1で、前走以上のパフォーマンスを望むのは酷かもしれない。

クリンチャー
2週前、1週前と栗東CWで長めから追われ、及第点の時計をマーク。頭の位置がブレ気味のぶん、全体的に重心が高く、タイムほどスピードを感じないが、この馬のパフォーマンスは示している印象。19日の坂路追いでも、この馬らしい前肢の掻き込みが利いた走りを披露した。在厩調整でいつも以上に調教本数を積んでいる効果もあってか、好調時の重厚感が戻りつつある様子。力を要する馬場になれば、一考の余地がありそうだ。

ノーブルマーズ
栗東坂路で実施した19日の追い切りでは、4F51秒4の自己ベストをマーク。ただ、ジョッキー騎乗でメイチに攻めて叩いたタイム。ここに入るとスピード面で見劣る感は否めない。脚取り自体は力強く、前回より上向いていることは間違いないが、時計勝負になると厳しい印象。昨年(3着)並みの結果を残すには、上がりを要する展開やタフなコンディションなど、何らかの恩恵がほしい。

スワーヴリチャード
5月30日に初時計を記録。それ以降はコース主体に丹念な乗り込み。1週前に行われた併せ馬では、約2秒のハンデをモノともせず、悠々と追走先着。芝コースで実施した19日の単走追いでも、リズミカルな脚さばきを披露した。一方で、強い攻めを施していない点は気がかり。スムーズに折り合い、手前のチェンジが楽になっているところは好印象だが、勝ち切るまではどうか。連下評価が正解とみる。


リスグラシュー
1週前追いの上がりタイムが平凡に映るが、これは前にいた他の併せ馬を交わすために進路を変えたロスが要因。立て直したあとは、キッチリと脚を伸ばしており、過度に意識する必要はない。とはいえ、19日の併せ馬は制御に四苦八苦。ラストはさすがの脚力を示したものの、ここへ来て気難しい面が表に出ている印象を受ける。動き自体は悪くないので、あとは実戦で気分を損ねず追走できるかどうか。それが最大の焦点となろう。



ウマニティ重賞攻略チーム

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