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牡馬相手のデイリー杯2歳Sを勝ったレーヴディソールの母系は、兄姉がすべてオープンで活躍しているように質が非常に高い。父アグネスタキオン産駒も完成が早く、マイルは十分守備範囲。GIでもトップにランクできる。
ダンスファンタジアは桜花賞馬ダンスインザムードの初子。父ファルブラヴの産駒もマイル前後を得意とする馬が多く、ここはベストの距離になる。
アヴェンチュラは07年の阪神JF馬トールポピーの全妹になるが、父ジャングルポケットの産駒はオウケンブルースリやジャガーメイルなど長距離馬が多い。母系にも中距離を得意とする種牡馬が掛け合わされているので、本質的にはもっと長い距離の方がいい。マイルではレーヴ、ダンスに比べると分が悪いといわざるをえない。
ピュアオパールの父ロックオブジブラルタルはマイルを中心とした英愛仏のGIを7連勝した名マイラー。距離延長は望むところ。
クロフネ産駒のマルモセーラとホエールキャプチャ。ダート馬が多い父の産駒だが、芝ではスリープレスナイトなどスピードが勝ったタイプが目立つ。マルモは祖母ビーサイレントの父がSS、ホエールは母の父がSSと、どちらもサンデーの切れやスピードを受け継いでいるが、GIレベルでの戦いとなると、1200メートル、1400メートルの方がいい。
抽選組ではアドマイヤグルーヴの子アドマイヤセプターに注目。日本を代表する母系に、父キングカメハメハは牝馬3冠のアパパネや、JC優勝馬ローズキングダムを輩出。距離の融通性がある血統だが、本質的にはマイルから2000メートルあたりがベストだろう。父も母も早い時期から活躍しており、出走が叶えば有力になる。(血統取材班)
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