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近年、存在感を示しているのがハービンジャーで、2015年ベルーフの勝利によってJRA重賞初制覇を飾ると、翌2016年にもプロフェットが勝ち、種牡馬としての2連覇を達成。その後も2019年ヒンドゥタイムズが7番人気3着、2022年ロジハービンが5番人気2着とコンスタントに好走馬を送り出している。なお、ハービンジャーの父系祖父にあたるデインヒル自体が好相性を示しており、2005年2着シックスセンス(母の父デインヒル)、2018年1着ジェネラーレウーノ(母の父ロックオブジブラルタル)、2021年1着グラティアス(母の父Lizard Island)などが同血脈内包馬として勝ち負けを演じてきた。
ほか、2022年にオニャンコポンが勝ったことで、2010年エイシンフラッシュとの父仔制覇を達成。エイシンフラッシュはドイツに所縁ある血統馬となるが、2015年3着クルーガー、2016年2着ケルフロイデ、2019年1着ラストドラフトなどの好走例からもドイツ血統を評価しやすい傾向が見受けられる。
アーバンシックは、父スワーヴリチャード×母エッジ―スタイル(母の父ハービンジャー)。本馬は直系でこそないものの、母の父が存在感を示すハービンジャーであり、「ハーツクライ系×デインヒル系」となる組み合わせも21年グラティアスが出たことを評価しやすい。また、昨年末のホープフルSを制したレガレイラは従妹であり、同産駒かつ母同士が全姉妹の間柄となる。中山芝2000mにおける直近の血統傾向からも軽視できない存在だろう。
グローリーアテインは、父ヴィクトワールピサ×母アンナミルト(母の父マンハッタンカフェ)。レース傾向からもドイツ色の強い母系の血統構成に食指が動き、2代母アンナモンダは05年ドイツ1000ギニーなどを制しており、母の父に配されたマンハッタンカフェもSuleikaを牝祖とするドイツの名牝系の出身である。一方、父系も皐月賞を父仔制覇したヴィクトワールピサ~ネオユニヴァースとあれば、中山芝2000mに対する適性も高そうだ。
【血統予想からの注目馬】
⑥アーバンシック ⑫グローリーアテイン
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