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ジャパンCの枠順が23日、決まった。イクイノックスは②番、リバティアイランドは最内①番と、人気を集めそうな2頭がそろって❶枠に入った。連覇を狙うヴェラアズールは❺枠⑨番、巻き返しを期するドウデュースは❸枠⑤番となった。
<美浦トレセン>
GⅠ5連勝中の世界王者イクイノックスは、❶枠②番に決定した。この馬番から2020年アーモンドアイ、21年コントレイルが快勝した。太田助手は「枠は外より内で良かったですが、他馬がどうとか、枠の並びがどうとかよりも、この馬自身がスムーズに走ることが大事ですね。五分にスタートを切って、自分の競馬をしてもらえれば」と泰然自若の構え。この日は美浦Bコース(ダート)で調整を行い、「馬体の雰囲気は追い切る前より良くなっています」と語った。
GⅠ3勝のタイトルホルダーは、❷枠③番を引き当てた。栗田調教師は「長い距離だから内のほうがいいのかな。他馬の並びや位置取りなど、いろいろあると思うが、ジョッキーと話しながら決められた枠で頑張ります」と意気込む。
フォワードアゲンは❸枠⑥番。横山助手は「後ろから行く馬なので枠はどこでも良かったです。後ろからどれだけ脚を使ってくれるか」と期待する。
天皇賞・秋4着のダノンベルーガは、❺枠⑩番から悲願のビッグタイトルを狙う。「1週前に追い切ったあとから週末にかけて活気が出てきた。心肺機能も整っています」と堀調教師。
トラストケンシンは❻枠⑪番。高橋文調教師は「内過ぎるのは嫌でした。やることは一緒なので、本来の形で力を出してくれれば」と願いを込める。
ヴィクトリアマイル3着以来の実戦となる昨年の2冠牝馬スターズオンアースは、❽枠⑰番からのスタート。高柳瑞調教師は「外だね…。仕方ない。与えられた枠で頑張るしかないです」と言葉を絞り出した。
ウインエアフォルクは大外❽枠⑱番。根本調教師は「気楽でいいですね。状態はいいし、楽しみです」と自然体で大金星を狙う。
<栗東トレセン>
リバティアイランドは最内の❶枠①番に決まった。過去10年で最多3勝を挙げ、2018年には同枠番から同じ3冠牝馬のアーモンドアイが戴冠している。福永助手は「与えられた枠で頑張るだけです。中間は馬体減りなどの問題もなく、ここまで調整を進めてこられました。現状での好気配のままにレースへ臨めればいいですね」と語った。
スタッドリーは❷枠④番。奥村豊調教師は「内のほうがいいと思っていたし、偶数も良かったです。レースはジョッキーにお任せです。追い切り後も変わりなく順調にきています」とうなずいた。
昨年の日本ダービー馬ドウデュースは2019年にスワーヴリチャードが制している❸枠⑤番に決定。大江助手は「スタートが悪い馬ではないですし、気にすることもないですね。あとは自分のリズムで競馬をしてくれれば」と話した。
ヴェラアズールは❺枠⑨番から連覇を目指す。渡辺調教師は「いいんじゃないですか。どこでも大丈夫だったので。どのみち縦長(の展開)になると思うし、馬の後ろで折り合いをつけられれば」とレースを思い描いた。
ディープボンドは外めの❼枠⑭番。山口助手は「欲を言えば、もう少し内がほしかったですが、競馬が上手な馬なので、どこでも大丈夫です。ここまで順調にきています」と話した。
ショウナンバシットは❼枠⑮番に決定。同じ冠名のショウナンパンドラが15年に同枠番から勝っている。北村助手は「内のほうが良かったかなと思います。斤量差を生かして、うまく立ち回ってほしいです」と願った。
インプレスは❽枠⑯番。「内枠がほしかったけど…。与えられた枠でやるしかないね。今後は整える調整でやっていきたいと思います」と佐々木調教師は前を向いた。
<東京競馬場>
仏GⅠ2勝のイレジンは❹枠⑦番。ゴーヴァン調教師は「後方待機の馬なので、内過ぎても外過ぎても良くない。⑦から⑩番がほしいですね」と話していただけに、願い通りの好枠に入った。
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