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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は安田記念2022・血統予想をお届けします!
昨年は前年の天皇賞(秋)以来、約7か月ぶりの出走となったディープインパクト産駒の8番人気ダノンキングリーが勝利。ディープインパクトは種牡馬として連覇を飾り、11年リアルインパクト、17年サトノアラジン、20年グランアレグリアに続く4勝目となった。
近年の血統傾向としてはStorm Catの血を引く馬が上位を賑わせており、それが母の父である場合は13年ロードカナロア、17年サトノアラジン、21年ダノンキングリーと3頭の勝ち馬を出すほか、ショウナンマイティが13年2着、14年3着とリピート好走している。
ロータスランドは、父Point of Entry×母Little Miss Muffet(母の父Scat Daddy)。母の父は好相性を示すStorm Catの直系となり、父系祖父ヘネシーは母の父として18年の勝ち馬モズアスコットを出している。一方、父はRobertoへと遡る父系となるが、ウオッカやストロングリターン、モーリスほか、スマイルジャックなど複数回好走実績を持つ馬は同系統である場合が多い。本馬は地面を掴むようなピッチの利いた走りにRoberto系らしさが垣間見えており、稍重~不良の道悪では「3-2-0-0」と底を見せていないことにも頷ける。近年は高松宮記念からの臨戦も主流となりつつあり、ひと雨が叶えば主役を担える存在だろう。
ソウルラッシュは、父ルーラーシップ×母エターナルブーケ(母の父マンハッタンカフェ)。13年青葉賞を制したヒラボクディープの甥にあたる血統で、2代母キャットアリはヘネシーの従妹。そのキャットアリを介してStorm Catの血を引くことを強調しやすく、上記ロータスランドの項で述べた通り、母の父ヘネシーからは18年1着モズアスコットが出た。なお、母のマンハッタンカフェ×Storm Catという配合は13年2着、14年3着のショウナンマイティと共通。前走マイラーズカップの勝ち方からも4連勝の勢いは伊達ではなく、脚質に幅があることも強みだろう。マイルの新星ながら一気の戴冠があっても不思議はない。
カフェファラオは、父American Pharoah×母Mary's Follies(母の父More Than Ready)。東京ダート1600mでは芝適性も問われやすい傾向が見受けられるが、それはフェブラリーSを好走したソダシやモズアスコットの例からも頷けるところ。本馬においては半姉Regal Gloryがアメリカで芝重賞を6勝(うちG1を2勝)しており、母も09年ミセスリヴィアSなど芝重賞を2勝。その母の血統構成はモズアスコットとも似ている部分があり、WoodmanとMiswakiの相似配合になることを強調しやすい。ダートコースながら東京のマイル戦では4戦4勝と底を見せておらず、血統背景からも一考の余地は十分にあるはず。
【血統予想からの注目馬】
③ロータスランド ⑭ソウルラッシュ ①カフェファラオ
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