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早くも牝馬クラシック第1弾。本命は前々から決めていたのだが…。
ナミュール◎。TRチューリップ賞でもその強さは際立っていた。レースぶりは器用ではないものの、そのあたりもハービンジャー産駒らしい。半面、豪快な差し脚は父の良さが前面に出ており、ここでは一枚も二枚も抜けた存在か。
母系がダイワメジャー×フレンチデピュティと堅実さを体現した馬の掛け合わせなので、そのあたりがレースぶりに多少なりとも出てくれば…といったところ。3代母はキョウエイマーチだし、桜花賞を勝つ資格は十分にある血だ。心配は鞍上の〝エフ・ショック〟だが、大外枠に入ったのは変にゴチャつかない分、いい。迷いなく差し切ってほしいところだ。
相手にプレサージュリフト。こちらもハービンジャー産駒で、母父は桜花賞とも相性がいいディープインパクト。関東馬は変に輸送を繰り返して王道TRのチューリップ賞を使うよりは、クイーンCからの臨戦が合っている。マクフィ産駒の半姉オールアットワンスをはじめ、近親には5~7ハロンの重賞で活躍したスピードタイプがそろっているが、本馬はもう少し距離はもちそうで、父らしい差し脚を引き出せれば、阪神の急坂でもいい勝負ができそうだ。
3番手に2歳女王サークルオブライフ。先週も指摘したように、エピファネイア産駒は古馬になってからの成長力にはまだ確かめるべき点が多いが、3歳春なら心配はない。母系に並ぶアドマイヤジャパンやタイキシャトルはどちらかというと前々で勝負できるタイプだったが、本馬は前走のように女王として受けて立つ形で前で競馬するより、2歳戦で見せてきたような差しに徹したほうが良さが出そうだ。
4番手にスターズオンアース。王道は経てきていないが、赤松賞、フェアリーS、クイーンCとこの馬が物差しとなってきた感がある。2代母がスタセリタで、近親には早い時期の重賞で活躍する馬が多数。母父スマートストライクは若干、軽めな気がするが、ドゥラメンテ産駒はもう少し奥がありそうなので、ここでも好走は期待していいはずだ。(夕刊フジ)
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