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【血統アナリシス】ダービー卿CT2022 直近5年のうち4回がデインヒルの血を引く馬で1・2着

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【血統アナリシス】ダービー卿CT2022 直近5年のうち4回がデインヒルの血を引く馬で1・2着

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はダービー卿チャレンジトロフィー2022・血統予想をお届けします!


Fastnet Rock産駒のフィアーノロマーノ、母の父Fastnet Rockのプリモシーンの2頭でワンツー決着となった2019年が最たる例といえるが、オーストラリアに所縁ある血脈が存在感を示す傾向にあり、2年前の勝ち馬クルーガーにおいてもクイーンエリザベスS-豪G1で2着になった経歴の持ち主だった。

ほか、デインヒルやRoberto、ノーザンテーストといった中山の急坂を力強く駆け上がることに長けた血脈を評価しやすく、とくに直近5年の連対馬10頭のうち8頭はデインヒルの血を引いているほど。昨年も1着テルツェット(母の父Danehill Dancer)、2着カテドラル(母の父ロックオブジブラルタル)と母の父がデインヒル系種牡馬となる2頭で1・2着となっていたことは念頭に置くべきだろう。

カテドラルは、父ハーツクライ×母アビラ(母の父ロックオブジブラルタル)。先述のとおり、本馬は昨年の2着馬となるが、過去には同じ母の父となる17年ロジチャリスが勝利をつかんでいる。なお、ハーツクライ産駒も延べ5頭が出走して「1-1-1-2」、昨年は本馬のほかにマイスタイルが12番人気4着と下馬評を覆す走りを示していた。中山芝1600mは京成杯AHで重賞初制覇を飾った舞台でもあり、コース相性は折り紙付きといえるだろう。


グラティアスは、父ハーツクライ×母マラコスタムブラダ(母の父Lizard Island)。G1馬レシステンシアの半弟。上記カテドラルと同じハーツクライ産駒となるが、本馬は母の父がDanehill Dancerの直仔となるため、昨年の勝ち馬テルツェットとも共通項を見出せる。前走は初めてのマイル戦で流れに乗り切れなかったが、上がり3F最速となる末脚に能力の片鱗は示せていた。中距離をこなせそうな字面の馬が幅を利かせる傾向からも推しやすい。

ミッキーブリランテは、父ディープブリランテ×母エピックラヴ(母の父Dansili)。母の父はハービンジャーの父としても知られているが、同種牡馬の直系からは18年の勝ち馬ヒーズインラブが出ている。本馬自身、中山芝1600mは21年ニューイヤーSで14番人気1着と大駆けした実績があり、前走東風Sでも58kgの斤量を背負いながら2着と好走。父×母の父の大まかな系統も多くの好走馬と合致するため、今回も注目して損はない存在だろう。


【血統予想からの注目馬】
カテドラル ⑧グラティアス ⑬ミッキーブリランテ

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