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中央競馬ニュース
日曜日に行われる産経賞セントウルステークスの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①マッチレスヒーロー
南Wで行われた最終追い切りは、終いの脚があがって僚馬に劣勢気味の併入という物足りない内容。悪い馬場も影響しているのかもしれないが、この中間の良馬場時に実施した追い切り時計も平凡そのもの。一変まではどうか。
②ラブカンプー
コンスタントに使われているが、今週の追い切りでは併せ馬を行い、キッチリと負荷をかけているように、体調面の不安はなさそう。動きについても、前回の最終追い切り時と比べて踏ん張りが効いており、しぶとく粘れている印象。この馬なりに順調とみていいのではないか。
③アドマイヤゴッド
今週の追い切りは栗東坂路で併せ馬を実施。行きたがるところを見せたため走る姿は良くないが、それなりの時計を出し、ブラヴィッシモに追走先着を果たしているように、決して不安視する内容ではない。現状の力を発揮できる状態とみる。
④コウエイタケル
中1週の強行軍ではあるが、最終追い切りで3頭併せを敢行するなど、しっかりと乗り込まれている点は好感が持てる。半面、追走したとはいえ、併走馬に遅れているところは不安材料。上積みは感じられず、相手強化の重賞では足りないかもしれない。
⑤レジーナフォルテ
1週前に南Wで行われた追い切りでは、マズマズの動きを披露。同じく南Wで実施した最終追い切りは輸送を考慮して控えめだったが、ラップの刻み方を見るに問題はなさそう。ただし、馬体は緩め。当日の気配をしっかり確認しておいたほうがいい。
⑥アサクサゲンキ
最終追い切りは栗東坂路で併せ馬を実施。併走相手のサンライズノヴァに手ごたえでは見劣りしたものの、最後までしぶとく食い下がった。馬場を考慮すれば走破タイムも悪くなく、及第点のデキとみていいのではないか。
⑦ダイアナヘイロー
最終追い切りは同馬としては珍しい栗東CWで実施。長めからメイチで追われ、6F76秒台のハイラップで走り抜けた。いつもの動きと比べて、最後の脚いろが物足りないものの、前半から飛ばしたことや馬場状態を鑑みると、情状酌量の余地はある。大きな上積みはなくとも、決して悪い状態ではない。
⑧ラインスピリット
最終調整は栗東坂路で単走追いを実施。タフな馬場状態が小柄な馬体に堪えたのかもしれないが、脚元がフラつき気味のうえに、舌を出すなど、とにかく走りに余裕が感じられない。最終追い切りの動きを見る限り、前回以上の結果を期待できるかどうかについては疑問が残る。
⑨ネロ
最終追い切りの時計は秀逸。如何に攻め巧者＆時計の出る時間帯とはいえ、湿り気の残る栗東坂路で4F49秒台をマークするのだから大したもの。なによりも、いつものようにバッタリと失速しなかった点は好材料。いい仕上がり具合ではないか。
⑩フミノムーン
最終追い切りは栗東坂路で実施。4Fの時計こそ52秒0を計測したものの、ラスト1Fは14秒3と大失速。馬場状態の悪さも影響したのかもしれないが、それにしても……。いずれにせよ、本来のデキには遠い印象。好評価を与えることはできない。
⑪アンヴァル
中2週と間隔は詰まるが、栗東Pと栗東坂路を併用して入念な乗り込み。1週前に坂路でバランスのとれたラップを計時。栗東Pで行われた最終追い切りでも上々の伸び脚を見せた。頭の高い走りは相変わらずだが、1回叩いて気配は着実に上昇している。
⑫ブラヴィッシモ
栗東坂路で行われた今週（水曜日）の追い切りは、終い急失速して追走馬に先着を許してしまう物足りない内容。肝心の動きについても、前肢の踏み込みが浅く、いい時のようにグイグイ伸びてくるところは見受けられなかった。調教面からの強調材料は少ないと言わざるを得ない。
⑬グレイトチャーター
栗東坂路で行われた最終追い切りでは、悪コンディションにもかかわらず、2F24秒5、ラスト1F12秒2の好ラップを記録。前進気勢に欠ける点と、後肢が流れ気味なところは気になるが、前回も似たような感じだったので、過度に不安視する必要はない。好調キープとみていいのではないか。
⑭ファインニードル
栗東帰厩後、坂路で丹念に乗り込まれている効果もあってか、最終追い切りの走りは活気十分。休養前と異なり、コースで負荷をかけた調教をしていない点は気がかりな半面、ひと追いごとに良くなっているのは明らか。前哨戦なりに動ける仕上がりと言えよう。
⑮ウインソワレ
栗東坂路で行われた1週前追い切りではマズマズの時計を記録。だが、同じく坂路で実施した今週の追い切りは、終いのラップこそ縮めてきたが、全体時計は平凡そのもの。好調時はもう少し時計を詰めてくる馬だけに、良化途上の感は否めない。
ウマニティ重賞攻略チーム
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