中央競馬ニュース

【漆山“教授”のGI因数分解】デアリング牝馬3冠有力

 0   6   2,179
シェアする  x facebook LINEで送る
【漆山“教授”のGI因数分解】デアリング牝馬3冠有力

 東大卒の漆山貴禎記者がGI的中への解法を探す「漆山教授のGI因数分解」。毎日王冠を◎→○→△△の本線で的中させた知性派は、秋華賞オークスの上がり3ハロンタイムに着目。コース傾向や持ち時計比較も交えて有力馬をピックアップした。

 ◇

 今週は秋華賞。史上初となる無敗の3冠牝馬が誕生するかが最大の焦点だ。過去10年のレース傾向、コース成績を参考に検証していきたい。

 (1)樫の鋭脚 やはり参考になるのは2冠目のオークス。上がり3ハロンが最速だった馬は、過去10年の秋華賞で【6・0・1・1】と圧倒的な成績を残す。3歳牝馬にとって過酷な東京芝2400メートルで発揮された鋭脚は、ひと夏を越しても輝きを失うことはない。

 (2)京都10ハロンはユーイチ 京都芝2000メートルは内回りで直線の長さが約320メートルというトリッキーな舞台。騎手の経験値が問われるコースだ。2010年以降の高額条件戦(3勝クラス以上)を調べると、成績トップは福永騎手。各種リーディングで首位のルメール騎手が5勝止まりなのに対し、【10・4・1・25】で連対率35%、単勝回収率106%と上々だ。秋華賞は16年にヴィブロスで制している。

 (3)マイルの持ち時計 良馬場なら1分58秒台の決着が当たり前で、スピードを要求される一戦でもある。そこで重視したいのが芝1600メートルの持ち時計。実は、過去10年でマイルの持ち時計上位5位以内の馬が必ず馬券に絡んでいる。

 また、本紙が送る新世代の競馬予想ツール「Deep」では、秋華賞のデータ画面で各馬の芝1600~2200メートルの最速タイムを見ることができる。マイルだけでなく、1800メートルや2000メートルのタイムもぜひ比較してみてほしい。

 【注目馬】デアリングタクトオークスでマークした上がり3ハロン33秒1は、2年前のアーモンドアイをも上回る史上最速。芝1600メートルの持ち時計でも3位にランクされ、死角は極めて少ない。

 この舞台に強い福永騎手がまたがるのはミヤマザクラ。過去4勝、2着4回のディープインパクト産駒で同舞台の京都2歳Sで牡馬相手に2着している点も強調材料だ。

 クラヴァシュドールは2歳秋にマイルを1分32秒台で走破したスピード能力の持ち主。前走はスローペースに持ち味をそがれた印象で、本番が厳しい流れになるようなら面白い。マイル持ち時計上位のマルターズディオサレイパパレも魅力的で、結論には頭を悩ませそうだ。(漆山貴禎)

秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (6)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月16日()
マーメイドS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月9日()
エプソムC G3
函館SS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る