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【京都大賞典】レース展望

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【京都大賞典】レース展望

 関西の舞台は阪神から京都に替わり、日曜メインに京都大賞典(10月6日、GII、芝2400メートル)が組まれている。産経賞オールカマー毎日王冠と同様、1着馬に天皇賞・秋(10月27日、東京、GI、芝2000メートル)の優先出走権が与えられるレースで、2015年勝ち馬ラブリーデイは本番も制覇している。

 グローリーヴェイズ(美浦・尾関知人厩舎、牡4歳)は3カ月半の休み明けながら前走の天皇賞・春で2着と力を示した。今回はそれ以上に長い5カ月半の休養明けだが、入念に乗り込まれており、力は十分出せそうだ。

 エタリオウ(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)は菊花賞2着などGIでも好走する半面、詰めの甘さは相変わらずで重賞は未勝利だが、高い能力があるのは事実。前走の宝塚記念では小回りの阪神内回りが合わなかったのか、9着と初めて惨敗を喫したが、広い京都外回りで見直したい。休み明けも苦にしないタイプだ。

 エアウィンザー(栗東・角居勝彦厩舎、牡5歳)は3走前のGIIIチャレンジCで重賞初制覇を飾り、続くGII金鯱賞で3着と好走し、GI初挑戦となった大阪杯でも小差5着と健闘している。2400メートルは初めてだが、2200メートルで勝った実績があるのでそれほど問題はないだろう。

 ダンビュライト(栗東・音無秀孝厩舎、牡5歳)は2走前の京都記念で重賞2勝目をマークした。200メートル短いとはいえ、京都外回りのレースだっただけに、同じGIIなら十分チャンスはあるそうだ。

 栗東・宮本博厩舎は2頭出し。重賞未勝利ながら昨年の宝塚記念で3着に入った実績があるノーブルマーズ(牡6歳)は、持ち味のしぶとさが生きる展開になれば上位が望める。もう1頭のクリンチャー(牡5歳)は不振続きだが、菊花賞2着、天皇賞・春3着の実績がある。京都外回りのレースなら変わる可能性はある。

 シルヴァンシャー(栗東・池江泰寿厩舎、牡4歳)は条件戦を3連勝してオープン入り。休養がちで今回は約半年ぶりのレースだが、間隔があいても力を発揮できるタイプ。奥が深そうなだけに重賞初挑戦でも侮れない。

 アドマイヤジャスタ(栗東・須貝尚介厩舎、牡)は3歳馬として2007年のアルナスライン(3着)以来の出走となるが、1986年以降【2・3・3・10】と頭数の割にいい成績を残している。皐月賞8着、ダービー18着とクラシックでは振るわなかったが、ホープフルS2着の実績あるだけに注目したい。

 重賞4勝馬で昨年3着のアルバート(栗東・橋口慎介厩舎、牡8歳)は転厩初戦。長期休養明けだが、上位に入っても不思議はない存在だ。



京都大賞典の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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