第191話 「宝塚記念」
07年 33.5-62.0-36.9 =2.12.4 ▼7▼1△2 瞬発戦 稍重
08年 35.5-62.5-37.3 =2.15.3 ▼1±0△7 平坦戦 重
09年 34.7-61.4-35.2 =2.11.3 ▼6△2△3 瞬発戦
10年 34.8-61.7-36.5 =2.13.0 △2▼2△6 平坦戦 稍重
11年 33.6-61.3-35.2 =2.10.1 ▼5△2△3 瞬発戦
阪神開催での
宝塚記念は過去10年瞬発戦と平坦戦が交互になっている面白い傾向があり今年は順番で行くと平坦戦という予定?
瞬発戦といっても▼7が近年では最も大きい加速になっていて瞬発力というのはそれほど問われない舞台。
過去5年の全ての勝ち馬はこのレースが初GⅠ制覇だったというのが象徴的で、他のGⅠとは問われる質が若干異なることが要因だと思われます。
(07年の
アドマイヤムーンはドバイでGⅠ勝利していましたが国内では宝塚が初となっています)
また、上半期のグランプリレースなだけにGⅠ馬が多く出走するはずで簡単に言えばレベルの高いレースのはず。
ハイレベルのレースで勝ちきるには全ての要素がおそらくは必要不可欠。
その中でも顕著なのは適性&格、調子、レース間隔だと思われます。
【適性&格】
07年
アドマイヤムーン 札幌記念1着、
京都記念1着、弥生賞1着
08年
エイシンデピュティ 金鯱賞1着、京都金杯1着、
大阪杯2着
09年
ドリームジャーニー 大阪杯1着、
朝日杯FS1着、
神戸新聞杯1着
10年
ナカヤマフェスタ セントライト記念1着、東京スポーツ杯2歳S1着、
京成杯2着
11年
アーネストリー 札幌記念1着、
金鯱賞1着、秋天3着
近年の勝ち馬のそれまでの実績を見ると外回りでもある程度通用するがやはり内回り小回り実績の方がいいという傾向にあります。
レース格はGⅡ勝利があれば十分といえるでしょう。
【調子(前走)】
過去5年で前走4着以下で馬券になった馬は08年3着だった
インティライミ(前走は
金鯱賞7着)だけとなっています。
基本的に巻き返しの難しいレースで、前走結果を残しつつ更に上昇という馬でないと厳しいということでしょう。
前走4着以下の馬は
アーネストリー、
エイシンフラッシュ、
オルフェーヴル、
カワキタコマンド、
スマイルジャック、
トレイルブレイザー、
ナカヤマナイト、
モンテクリスエス、となっています。
【レース間隔】
これは上で書いた調子とも関連してると思いますがレース間隔が空いた馬は割引が必要でしょう。
メンバーの揃ったハイレベルGⅠにおいてはやはりメイチの仕上げでないと勝ち負けは困難になるということだと思います。
前年の秋に古馬3冠を達成した
ゼンノロブロイでさえ(休養明けのため)3着が精一杯という結果になっています。
エイシンフラッシュ、
ネコパンチ、
フェデラリストには不利なデータといえるでしょう。
この3項目だけでもかなり絞られます。
そして残ったのは
トゥザグローリー、次点に
ウインバリアシオン、
ルーラーシップ。
2着3着になれば以外にもチャンスはありますが過去の傾向からすればおそらくは勝つ資格があるのはこの3頭。
本命筆頭は
トゥザグローリー。
昨年は夏負けで大敗となったが今年は昨年ほど暑くはなく前走の
鳴尾記念も快勝でここに駒を進めている。
どうやら週末は晴れるようで大きな死角はあまり見当たりません。
問題の
オルフェーヴルは前走大敗ということだけが減点で巻き返しも当然考えられる馬。
基本的にはピッチ走法(だと思う)ので内回りコースでも問題はなく
ステイゴールド産駒は相性のいいレース。
4冠馬という格が前走大敗というファクターを押し退けれるのかどうかというのが見所でしょう。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
トゥザグローリー→アーネストリー→ルーラーシップ
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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23)
ナイス!(
10)
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