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〔本紙の狙い〕アルナスラインを本命に推す。昨秋から今年のAJCCにかけて歯がゆいレースが続いていたが、日経賞では一変。立て直しが奏功し、この馬本来の力強いレースぶりがようやく見られた。前走を使われ、さらに上昇。動き、気配とも申し分なく、仕上がりは最高と言っていい。一昨年の菊花賞でアサクサキングスにアタマ差の2着。京都の長距離戦の適性は証明済みで、(4)番枠なら好位のインで無理なく流れに乗れる。勝機は十分だろう。一段とパワーアップしたアサクサキングスが相手の一番手。
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日経賞を快勝した(4)アルナスラインは追い切り翌日の1日は逍遥馬道で運動をした後、坂路の角馬場で歩様のチェック。「追い切り後も問題はなかったし、予定通り順調にきています。体も前走と同じかそれ以下で出られると思う。それくらいじゃないとこの馬はレースで動けないからね。だいぶ闘志が出てきたし、レースでは前半リラックスして走れるようにチークピーシズは外します」と松元茂調教師は好感触を伝えた。
(12)ドリームジャーニーは坂路で4ハロン59秒1、1ハロン14秒0と大きめを乗られた。気合満点でフットワークにも切れがある。「元気一杯ですね。枠は偶数で内過ぎず外過ぎず、いいですね。前で引っ張る馬がいるし、有力馬を見ながら流れに乗れそう。菊花賞(5着)の時は一瞬オッという脚を見せてくれたし、今の充実ぶりなら距離も克服してくれそう」と吉村調教助手も色気を見せる。前走で現役最強と目されるディープスカイを破った末脚が淀の長丁場で炸裂するか。
(15)モンテクリスエスは坂路の角馬場からゲートを通した後、2時間の乗り運動。「頭の位置が低く気合が出てきている」と松田国調教師は満足げ。29日に計った馬体重が前走より18キロ重い552キロだったが、「3週連続ユタカくんが乗ってしっかりやったし、レースレベルが上がるにつれてけいこの質をきつくしていますから。充実していると見てもらっていい。いいパフォーマンスを見せられると思う」とトレーナーは説明。ダイヤモンドS1着→日経賞3着を経てさらに調子を上げている。
(17)アサクサキングスも木曜追い切りを終えたばかりとあって、1日は厩舎周りの乗り運動に終始した。「いつも通りのメニュー。馬はリラックスしています。今の雰囲気でレース当日を迎えたいですね」と寺島調教助手。今年は京都記念、阪神大賞典のGIIを連勝。前走は苦手のコースと重馬場を克服したとあっていつになく充実している。昨年3着から成長した姿を本番で見せてくれそうだ。
(18)ヒカルカザブエはCWコースで調整されたが、尻っぱねや首を激しく上下させるなどイラツキ気味。キャンターで1周半回った後も、鞍上の指示に反してコースから出ようとしないなど気難しさを見せていた。その後のゲート練習(後ろ出し)では落ち着いていたが、「テンションはいつもこんな感じ。レースでは問題ないと思いますが、これだけいい馬が揃っていますからね。キャリアが少ない点がどう出るか。まだまだ不安定ですから」と横井調教助手。レース当日の落ち着きがカギとなりそう。
阪神大賞典4着からの巻き返しを期す昨年のJC馬(16)スクリーンヒーローは、水出騎手(レースは横山典騎手)が騎乗して、坂路1本からPコースをキャンターで1周した。「変わらずいつも通りの調整です。京都は初めてですが、(昨年の夏に)初めてだった札幌で勝っているので問題ないでしょう」と鹿戸雄調教師は悠然と構える。スクリーンと(11)ネヴァブションは、1日午後8時に美浦を出発。(3)ジャガーメイルは、1日午前4時に出発して午後零時8分に京都競馬場に到着した。
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