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3日行われる天皇賞・春は、前日発売の最終オッズで単勝ひと桁台が6頭と混戦模様だ。本紙予想の加藤隆宏記者は〔2〕枠(4)番アルナスラインに自信の◎。重賞初制覇した素質馬がさらに勢いを増して大一番に臨む。単勝3番人気で、推奨した1着固定の3連単ならオール万馬券だ。ここで一句。「天皇賞 アルナスVで 大もうけ」(作・カトちゃん)-。混戦を断つのは、この馬だ!
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最終的に1番人気はアサクサキングスに落ち着きそうだが、例年に比べ役者不足の印象は否めない。ディープインパクトやメイショウサムソンのようなレースの“核”が不在なうえ、既成勢力を一掃しそうな新顔も見当たらない。本来の調子を取り戻した◎アルナスラインで十分すぎるほど勝負になる天皇賞だ。
一昨年の菊花賞で若さを見せながらアサクサキングスにアタマ差まで迫る2着。重賞制覇は時間の問題だったが、前走の日経賞が初V。遠回りをしてしまったが、能力の問題ではなく、体調や展開などの条件が整わなかっただけ。日経賞はやる気満々に先行し、馬力の違いでライバルをねじ伏せた。久々にこの馬らしい闘争心が見られ、復調ぶりを確信できた。
この中間、調子はさらに上向きだ。坂路をうなるような勢いで駆け上がり、動き、タイムとも優秀。休み明けを使われた上積みは大きい。新陳代謝が活発になる時期を迎え、馬体は締まって、張りが出た。仕上がりは最高と言っていい。
展開も味方しそうだ。逃げるテイエムプリキュアにホクトスルタンが続くため、極端なスローペースにはならず、折り合いを欠く心配はない。(4)番枠なら好位のインで脚をタメられ、アサクサやスクリーンヒーローを射程圏に入れながら、レースができる。昨春、メトロポリタンS(東京、芝2400メートル)を好タイム(2分23秒5)で楽勝しており、速い時計の決着にも対応できるタイプ。完全復調なったアルナスラインが混戦の長距離王決定戦にケリをつける。
馬単は(4)(17)、(4)(16)本線に(4)(3)、(4)(12)、(4)(15)、(4)(18)。3連単は(4)の1着固定18点を買う。(加藤隆宏)
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