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第54回マイラーズC(23日、GⅡ、芝1600メートル)が、リニューアルした京都競馬場の開幕を飾る。2年半ぶりの開催とあって、芝コンディションは絶好。白熱したレースが期待される。
シュネルマイスター(美浦・手塚貴久厩舎、牡5歳)は、一昨年のNHKマイルCを中位から抜け出して快勝。同年のマイルCSでグランアレグリアと3/4馬身差、昨年の安田記念ではソングラインとクビ差2着のGI実績があり、格的には最上位といえる存在だ。前走の中山記念4着は、少しレース間隔があいてプラス14キロと体にも余裕があった。ひと叩きした今回は絞れてくるはずで、一昨年の毎日王冠以来の重賞制覇なるか。
ソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)は、昨年のこのレースで豪快な追い込みを決め、2年連続優勝の期待がかかる。続く安田記念は、直線で進路がなく13着に敗れたが、秋の富士Sで、そのあとのマイルCSを制したセリフォス、NHKマイルC勝ちのダノンスコーピオンと激しいデッドヒートを繰り広げて2着。続くマイルCSでも4着に食い込んでトップマイラーの力を示している。
ジャスティンスカイ(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)は、デビューから中距離に使われてきたが、マイルに距離を縮めてから3連勝。血統的には中~長距離向きの印象が強いが、この距離のほうが集中力が続くようだ。OP入り初戦の前走は直線で内の馬と接触しながらVと中身も濃い。相手強化でも侮れない。
ガイアフォース(栗東・杉山晴紀厩舎、牡4歳)は、昨年のセントライト記念を勝つなど主に2000メートル以上に使われてきた。マイルは初めてでペースに戸惑わないか不安がなくもないが、芝1800メートルの新馬戦でダービー馬ドウデュースとクビ差の2着になっており、適性自体はありそうだ。その他では昨年のNHKマイルC2着馬マテンロウオリオン(栗東・昆貢厩舎、牡4歳)も上位争いする力はある。
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