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トップハンデの59キロを背負った2番人気ソウルラッシュが、ゴール寸前でウイングレイテストをかわしてV。今後はマイルCS(11月19日、京都、GⅠ、芝1600メートル)に直行か、富士S(10月21日、東京、GⅡ、芝1600メートル)を挟むかなど、複数の選択肢がある。松山弘平騎手(33)=栗・フリー=は、中京記念(セルバーグ)に続く勝利でサマージョッキーズシリーズのチャンピオンに輝いた。
◇
これがGⅠでしのぎを削ってきた底力だ。トップハンデ59キロのソウルラッシュがゴール直前でウイングレイテストをクビ差捕え、2022年マイラーズC以来の重賞2勝目をもぎ取った。
「開幕週だし、メンバーを考えてもいい位置を取りたいと思っていました。いいスタートで応えてくれたし、59キロで強い競馬をしてくれました」
この勝利でサマージョッキーズシリーズも逆転Vとなった松山騎手がうれしそうに汗を拭う。昨年の富士S(2着)からコンビ5戦目での待望の表彰台に「安田記念(9着)のときより良くなっていると感じたけどまだ良くなると思う。この馬でなかなか勝てなかったのですごくうれしい」と胸を張った。
「59キロが引っ掛かっていたけど、よくしのいでくれた。59キロが当たり前になるのも困るけどね」と酷量克服に安堵(あんど)の池江調教師。今後について「富士Sを挟んでマイルCSにするか、直行するか。香港マイルも選択肢にあるし、秋4戦ってわけにはいかないのでこのうち2戦になると思います」と見通しを語った。
■ソウルラッシュ 父ルーラーシップ、母エターナルブーケ、母の父マンハッタンカフェ。黒鹿毛の牡5歳。栗東・池江泰寿厩舎所属。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬。馬主は石川達絵氏。戦績16戦6勝。獲得賞金2億1921万8000円。重賞は2022年GⅡマイラーズCに次いで2勝目。京成杯オータムハンデキャップは松山弘平騎手、池江泰寿調教師ともに初勝利。馬名は「魂の突進」。
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