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★2008年以来のJRA・GⅠ制覇に挑む吉田豊騎手 パンサラッサとのコンビで2年連続海外GⅠ制覇
桜花賞で阪神JF2着馬シンリョクカ(美浦・竹内正洋厩舎)に騎乗予定の吉田豊騎手は、パンサラッサとのコンビで昨年のドバイターフ(UAE)、今年のサウジC(サウジアラビア)と2年連続で海外GⅠを制しているが、JRA・GⅠでは2008年マイルCS(ブルーメンブラット)以来、勝利がない。吉田豊騎手はオークスで2勝、秋華賞で1勝を挙げており、桜花賞を勝てば現役では7人目の牝馬三冠完全制覇騎手となるが、同レース初勝利を挙げることができるか。Vなら、吉田豊騎手はJRA・GⅠ通算10勝目となり、08年マイルCS以来、勝利間隔「14年4カ月16日」でのJRA・GⅠ優勝はグレード制が導入された1984年以降で3番目の長期間隔となる。なお、吉田豊騎手の弟・吉田隼人騎手は21年にソダシとのコンビで桜花賞を制しており、Vなら、M・デムーロ騎手=C・デムーロ騎手兄弟以来、史上2組目の桜花賞兄弟制覇となる。
また、シンリョクカは昨年産駒がデビューした新種牡馬サトノダイヤモンドの産駒だ。新種牡馬の産駒による桜花賞制覇はグレード制が導入された84年以降では6回あるが、シンリョクカは父にクラシックのタイトルを贈ることができるか。
★アネモネSを制したトーセンローリエ 5戦3勝、2着2回で連対率100%をマーク
アネモネSを制したトーセンローリエ(美浦・小笠倫弘厩舎)は、通算5戦3勝、2着2回で連対率100%をマークしている。キャリア5戦以上の連対率100%馬は、グレード制が導入された1984年以降の桜花賞で3勝、2着1回の成績で、89年シャダイカグラ、92年ニシノフラワー、2006年キストゥヘヴンが優勝しているが、デビューから安定した戦績を誇るトーセンローリエは〝桜の女王〟の座に就くことができるか。同馬には横山和生騎手が騎乗する予定だ。なお、トーセンローリエが勝てば、同馬の馬主・島川隆哉氏は13年マイルCS(トーセンラー)以来のJRA・GⅠ制覇となり、管理する小笠倫弘調教師は開業18年目でJRA・GⅠ初制覇となる。
★JRA重賞で1番人気馬が11連敗中 今週の3重賞で連敗ストップなるか
JRA重賞では、3月12日の金鯱賞でのプログノーシスの勝利を最後に、同日のフィリーズレビューから4月2日の大阪杯まで1番人気馬が11連敗中となっており、この間2番人気馬が6勝を挙げている。今週実施されるサンケイスポーツ杯阪神牝馬Sは過去10年で1番人気馬が3勝を挙げ、ニュージーランドTと桜花賞は過去10年で1番人気馬が1勝と苦戦しているが、今週の3重賞で1番人気馬の連敗はストップするだろうか。ちなみに、ニュージーランドTは過去10年で2番人気馬が5勝、桜花賞は過去10年で2番人気馬が4勝を挙げている。
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