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2024年12月14日(土) | ターコイズS G3 |
---|---|
2024年12月15日(日) | 朝日杯フューチュリティS G1 |
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 7 | 牡4 | 58.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 494(+2) | R1.55.2 | 1.3 | 1 | 34.2 | ③③③ | |||
2 | 6 | 6 | 牡4 | 58.0 | 横山武史 | 栗 杉山晴紀 | 468(-2) | 1.55.6 | 2 1/2 | 35.1 | 6 | 33.7 | ⑩⑩⑩ | ||
3 | 7 | 9 | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 474(-2) | 1.55.8 | 1 1/4 | 11.4 | 3 | 33.9 | ⑪⑪⑩ | ||
4 | 4 | 4 | 牡4 | 58.0 | J.モレイ | 美 堀宣行 | 500(-8) | 1.55.8 | アタマ | 14.0 | 4 | 34.3 | ⑧⑦⑦ | ||
5 | 5 | 5 | 牡4 | 58.0 | 西村淳也 | 栗 杉山晴紀 | 496(+6) | 1.56.2 | 2 1/2 | 45.4 | 7 | 35.5 | ②②② | ||
6 | 8 | 11 | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 | 栗 大久保龍 | 484(-4) | 1.56.5 | 1 1/2 | 160.0 | 9 | 35.0 | ⑦⑦⑦ | ||
7 | 3 | 3 | 牡4 | 58.0 | 戸崎圭太 | 栗 友道康夫 | 512(+4) | 1.56.6 | 1/2 | 4.3 | 2 | 35.3 | ④④④ | ||
8 | 2 | 2 | 牡6 | 58.0 | 横山和生 | 栗 森秀行 | 462(-4) | 1.57.4 | 5 | 281.7 | 11 | 35.7 | ⑧⑦⑨ | ||
9 | 7 | 8 | 牡7 | 58.0 | 松山弘平 | 美 堀宣行 | 490(-12) | 1.57.6 | 1 1/2 | 141.9 | 8 | 36.3 | ④④④ | ||
10 | 1 | 1 | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 | 美 奥村武 | 492(-8) | 1.58.0 | 2 1/2 | 167.9 | 10 | 36.7 | ④④④ | ||
11 | 8 | 10 | 牡5 | 58.0 | 藤岡佑介 | 栗 藤岡健一 | 506(-10) | 1.58.4 | 2 1/2 | 15.2 | 5 | 37.9 | ①①① |
ラップタイム | 12.4 - 11.0 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 11.4 - 11.7 |
---|---|
前半 | 12.4 - 23.4 - 34.9 - 46.3 - 57.7 |
後半 | 57.5 - 46.1 - 34.7 - 23.1 - 11.7 |
■払戻金
単勝 | 7 | 130円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 7 | 110円 | 1番人気 |
6 | 340円 | 6番人気 | |
9 | 200円 | 4番人気 | |
枠連 | 6-6 | 1,250円 | 5番人気 |
馬連 | 6-7 | 1,330円 | 5番人気 |
ワイド | 6-7 | 550円 | 5番人気 |
---|---|---|---|
7-9 | 280円 | 3番人気 | |
6-9 | 1,650円 | 15番人気 | |
馬単 | 7-6 | 1,500円 | 6番人気 |
3連複 | 6-7-9 | 2,180円 | 9番人気 |
3連単 | 7-6-9 | 6,960円 | 23番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年の天皇賞(秋)の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間、雨量計で観測された降水はゼロ。路盤の状態がいいうえに、A→Bコース変更週とあって芝部分の具合も良好。芝1600mで行われた、10R・紅葉S(3歳以上3勝クラス)の勝ちタイムは1分31秒9。軽めの走りやすいコンディションだったことがうかがえる。
土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は2、3、10、3、4、3番手。Bコースに変わって内柵沿いの傷みがカバーされたことにより、前週と比べれば内側を通る馬の踏ん張りがきくようにはなった。しかしながら、4角先頭馬は【0.0.2.4】とやや苦戦。前有利とは必ずしもいえないものがある。
また、勝ち馬6頭はいずれも上がり3Fタイム順位5位以内でフィニッシュ。1~2着馬12頭中10頭が33秒台の上がり3Fタイムをマークしている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが重要。速い上がりへの対応力が問われるコンディションと捉えるべきだろう。
日曜日の天気は不安定(29日7時の時点)だが、予報通りであれば開催中の雨量はそれほどでもなさそう。突発的な大雨でもない限りは、土曜日と似たような傾向に落ち着くことが予想される。それゆえ枠順に固執せず、末脚のしっかりしたタイプを優先したほうが好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年の天皇賞(秋)は、前年秋以降に東京芝のG1において、着順が3着以内、かつ上がり3Fタイム順位が1位となった経験のある馬が攻勢。過去5年の優勝馬すべてが、この条件をクリアしている。上がりの脚という要素は先に触れた傾向にも重なることから、有効に活用したいデータといえよう。
今回の出走メンバーで要点(前年秋以降に上がり3Fタイム1位での東京芝G1好走歴)を満たしているのは、⑦イクイノックス1頭のみ。よって当欄では、⑦イクイノックスを本命に指名する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×競馬プロファイラー「キムラヨウヘイ」が天皇賞(秋)を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) キムラヨウヘイ(競馬プロファイラー) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第39回は天皇賞(秋)についてシムーンプロ・単勝・連軸研究プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【単勝・連軸研究】―単勝1点勝負!シンプルに高回収率を実現
推奨買い目は単勝1点。プロテストの地方競馬では、単勝万馬券を見事的中! 出走馬の位置取りに焦点をあて、妙味ある馬を見抜く単勝・連軸研究プロに天皇賞(秋)についてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
良いメンバーが揃ったと思いますが、イクイノックスを絶対優位と考えているので、穴党としては狙いづらいレースになりそうです。
―たしかに単勝1点で買うとなると、難しいですね。
イクイノックスに対抗できそうな人気薄は見当たらず、穴すぎるところから狙うのは無謀かなと思います。
―イクイノックスとドウデュースはダービー以来の再戦となります。ダービーの後、ルメール騎手は枠順に言及していましたが、そのあたりはどうでしょう。
イクイノックスは大外枠でしたよね。ただ、ドウデュースが枠を味方につけたのかとなると、分からない部分があります。なので、ダービーの時点では力の差はなかったのかなと。
―では、冒頭の絶対優位というは、そこからの差ですか。
成長という観点では、断然イクイノックスだと思います。皐月賞、ダービーは2着に終わりましたが、そこからの4戦ですよね。僅差のレースもありますけど、力の違いを見せる勝ち方だと思います。東京芝2000mという舞台設定を考えても、天皇賞(秋)を勝っているイクイノックスのほうがイメージは湧きやすいです。ドウデュースは走ってみないと分からないので。
―2頭に次いでプログノーシスが人気になるのかなと。札幌記念は圧勝でしたが、東京に替わってどうでしょうか。
国内のG1実績がない馬なので今回は厳しいとみています。札幌記念は「差し」というより「捲り」の競馬ですし、東京G1の実績がある馬たちと比べるとコース適性は劣ると思います。
―取り上げた3頭以外で注目している馬はいるでしょうか。
ジャスティンパレスですね。
―今年は阪神大賞典、天皇賞(春)を勝ちましたが、距離適性をどうお考えでしょうか。
長距離も勝っていますが、2200mのレース内容が特にスムーズで、来年の宝塚記念が楽しみです。安定感や自在性もありますが、あまり人気しないタイプなので、馬券では毎レース期待できるのもいいですね。
―むしろ適性は中距離にあると。最後に単勝1点で買うならどの馬になるでしょうか。
ジャスティンパレスの充実度に賭けたいです。条件も実力もイクイノックス有利ですが、オッズ的な妙味も加味して期待したいですね。
取材後記: イクイノックス以外の単勝で勝負はさすがですね。ジャスティンパレスに期待しましょう。
【シムーン】―元馬乗りの感性が創る芸術予想
育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身が見込める馬を狙い当てるシムーンプロに天皇賞(秋)についてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
広い東京コースで頭数も落ち着いて、明確に強い馬がいます。アクシデントでもない限り、大波乱はなさそうかなと。無理な大穴狙いは止めたほうがいいかもしれませんね。
―明確に強い馬の筆頭は、イクイノックスかなと思います。無難に買うならこの馬からになりますか。
そうですね。能力的にイクイノックスが崩れるのは考えづらいです。
―ダービーではドウデュースの2着でしたが、そこからG1・4連勝と目覚ましい活躍ですよね。
早い時期から強さを見せていましたが、今年に入ってからのイクイノックスのパフォーマンスには驚愕するばかりです。ダービーから大きな成長を感じられますね。
―対するドウデュースはやや順調さを欠いているのかなと。
こちらも2歳の段階で強い競馬をしていましたが、3歳秋の欧州遠征が散々な結果で、成長しているのか微妙なところでした。ただ、京都記念でその不安を一蹴しましたよね。
―4角の加速が印象的でした。
ハーツクライ産駒らしく成長力はあるようですし、欧州遠征は芝が合わなかったとみていいでしょうね。イクイノックスに戦歴では劣りますが、ドウデュースも強くなっている印象です。
―強い世代のダービー1、2着馬が、順調に成長しているとなると、割って入るのはなかなか難しいような気もします。展開的にジャックドールはどうでしょうか。
今回のメンバーならハナの可能性はあるでしょうね。
―札幌記念の取材時は、「重賞クラスだと決め手に欠ける」とお話いただきました。となると、スローは避けたいですか。
後続に脚を使わせる逃げがベストな印象ではあります。
―その流れもひとつポイントになりそうですね。ジャックドール自身の舞台適性という意味ではどうでしょう。
直線の長い東京よりは、大阪杯を勝った阪神内回りのほうが良いのではないでしょうか。
―ジャックドールの東京芝2000mは乗り難しい気もします。昨年2着のダノンベルーガは、前走の札幌記念4着からの臨戦になります。まず、この結果をどう捉えているでしょうか。
札幌記念はスタートしばらくして挟まれる不利があり、その後も馬場の悪い内を通り続けました。力を出せた競馬ではなく参考外です。
―やはり東京は得意と見ていいでしょうか。
瞬発力があるので東京自体は合っている印象ですし、前走は上手く行かなかったと嘆くモレイラ騎手が継続騎乗してくるわけですから、色気も持っていると思いますよ。
―モレイラ騎手は怖いですね。大穴狙いは止めておいたほうが……というお話でしたが、ガイアフォースはどうでしょう。マイルを使ったことが、中距離を使ううえで、悪いほうへ出ていると感じる面はありますか。
前走のオールカマーはマイルを2回使って600m延長したわけですが、悪影響は特に感じられませんでした。折り合いという面でも、むしろスタートからおっつけていたくらいですし。
―距離は問題ではないと。
課題は手前を上手く替えられなかった点なので、その点が左回りに替わって上手く行けば、ここでも出番もあるかもしれませんね。穴として考えている1頭です。
―コース替わりで楽しみです。最後に取り上げた馬以外に注目馬がいればお願いします。
プログノーシスは札幌記念を5馬身差で勝ち、ここでも評価されると思いますが、前走は馬場が特殊すぎて巧拙の差がはっきり出るレースでした。川田騎手のエスコートも文句なしでしたし、東京だとまた違うと思うので、評価されるすぎるようなら逆に嫌ってみたいですね。
取材後記: 上位は順当に高評価ですね。ただ、イクイノックスから如何に絞るかを考えるとき、プログノーシスを嫌えるのは大きいです。
以上、プロ予想家2名の天皇賞(秋)への見解と注目馬を紹介しました。お二方ともイクイノックスを信頼、プログノーシスを疑問視でしたね。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる天皇賞(秋)の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ノースブリッジ【B】
美浦南W併走(25日)。疲れを残さない程度の内容。強い前進気勢をみせつつも、鞍上の制御はしっかりきいている。前回との比較で、胸前の発汗が少ないのも良い傾向。僚馬に取り付く際の加速も悪くなかった。状態は着実に上向いており、スムーズに運ぶことができれば、上位に食い込む場面があってもおかしくない。
②エヒト【C】
栗東坂路単走(26日)。若干右斜めに構えたフォーム、前肢に対して後肢が開き気味の走りはいつもと同じ。それ自体を割り引く必要はない。ただ、直線半ばあたりまで頭の位置が安定しなかったことや、後肢が流れるような場面があったのは気になるところ。持ち直してからの後半の動きは悪くなかったのだが……。相手強化のG1へ臨むにあたり、何か物足りなさを覚える内容だった。
③ドウデュース【B】
栗東坂路単走(25日)。右手前主導の走りだが、この馬にはよくあることだし、最後まで手応えも楽。そもそも本番は今回の稽古と逆回りなので、気にする必要はないだろう。脚さばきは力強く、回転力も目立つ。超抜だったドバイ遠征直前の国内での追い切りに比べると、動きの質は若干劣るが、大きく割り引くほどではない。順調な仕上がりといえる。
④ダノンベルーガ【B】
美浦南W併走(25日)。体を大きく使えており、四肢のさばきも力強い。この馬とすれば発汗が少ないほうだし、前回と比べて前後のバランスも良くなっている。もう少し迫力が出てくれば文句なしだが、いい頃の状態を取り戻しつつあるのは確か。100%とはいかないまでも、実戦に向けての下地は着実に整ってきている。
⑤ガイアフォース【B】
栗東坂路単走(25日)。直線序盤こそ集中力を欠くような仕草をみせていたが、スピードに乗るにつれ、この馬らしい弾力のあるフットワークに。トビに高さがあり、ラストの軽い促しに対する反応も良かった。稽古の良さが実戦につながらないケースがしばしばあるだけに、過度の評価はしづらいものの、もっとやれても不思議ない気配ではある。
⑥ジャスティンパレス【B】
栗東坂路単走(25日)。確認程度の軽めの内容。派手さはないが、身のこなしに硬さはなく、柔らかい脚さばき。前後のバランスも整っている。緩めの調整ゆえ、迫力の面で物足りなさを感じるものの、視点を変えれば気負いがないということ。万全には至らないかもしれないが、それなりに仕上げてきた印象を持つ。
⑦イクイノックス【A】
美浦南W併走(25日)。僚馬2頭の間のタイトなスペースでも、臆することなくリズムをキープ。競る意欲が高く、それでいて鞍上からの指示を待てる利発さがあり、軽い促しに対する反応も鋭い。この馬自身さほど好みではない、左→右の手前変換をきちんとこなしていたことも良い傾向。仕上がりは極めて順調のように思える。
⑧ヒシイグアス【C】
美浦南W併走(25日)。手前替えがひと息だったが、この馬には珍しくないこと。過度に気にする必要はない。ただ、いい頃に比べると、四肢の運びが気持ち重く、前肢の出も窮屈に映る。パートナーのダノンベルーガに何とか食らいつこうとする姿勢は評価できるが、まだ良化余地を残している印象。このひと追いでどこまで上向いてくるか。
⑨プログノーシス【B】
栗東CW単走(25日)。手前替えの際にバランスを崩して、少しフラフラする場面も。立て直したあとは、この馬らしい完歩の大きな走りだったが、いつもと比べてゴール前の鋭さが足りないような気もする。微調整程度の内容ゆえ、深刻に捉えなくてもいいのかもしれないが……。判断に悩ましいが、上々の反応とキレを示した1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。
⑩ジャックドール【A】
栗東CW単走(25日)。遊ぶ仕草や気を抜くことの多い馬だが、1週前に引き続き今回も最後まで集中した走り。体も大きく使えている。ラストの動きにも迫力があり伸びもいい。気分屋の面が強くアテにならない部分があるのは確かだが、稽古の気配に関しては高水準の域にある。このまま順調なら、いい態勢で本番に臨めそうだ。
⑪アドマイヤハダル【B】
栗東CW単走(25日)。手前替えの際に少しフワッとしてリズムが乱れたものの、その後はこの馬らしい前肢を大きく使ったフォームに。後肢が気持ち甘く映るが、マイナス視するほどではない。脚さばきは柔らかく、身のこなしもしなやか。鞍上の合図にもそれなりに対応していた。順調とみてよさそうだ。
アドマイヤハダル・大久保調教師「休み明け感があった前走(毎日王冠4着)が思った以上の走り。能力の高いところを見せてくれた。ダメージはなく、動きも前走より素軽くなっている。距離は心配していない」
イクイノックス・ルメール騎手「宝塚記念の前はちょっと細かったが、大きくなってパワーアップしている。スピード、スタミナ、瞬発力、彼にはすべての能力がある。いいスタートを切れたら、前かミドルポジションにいたい。勝つ自信はあります」
ガイアフォース・杉山晴調教師「使って馬体の張りが出てきた。上積みを感じる。体質面が強くなってきたし、パンパンの良馬場でやれそうなので巻き返したい」
ジャスティンパレス・杉山晴調教師「当該週はCWコースで追い切ってきたが、今回は坂路でやった。阪神大賞典と春の天皇賞を勝っているけど、中距離でいい競馬ができると思っている」
ジャックドール・藤岡調教師「体はできているし、追い切りは単走で上がりだけ。こんなに時計が出ているとは思わなかった。跳びが大きいこともあるが、それだけ調子がいいんだろう。状態はこれまでで一番いい」
ダノンベルーガ・堀調教師「いいころに比べるとまだ息づかいに荒さがあり、良化途上。競馬を使ったあとに上昇していくことが目標だが、世代トップクラスだと思うし、もっと走れていい」
ドウデュース・友道調教師「1週前追い切りでジョッキーが跨ったことでスイッチが入り、戦闘モードになった。一段と筋肉がついて、パワーアップ。左回りは得意だし、条件はいい」
ノースブリッジ・岩田康騎手「無理をさせずに、疲れを残さないようにした。リラックスして走れていたし、前進気勢も出てきた」
ヒシイグアス・堀調教師「心身のバランスが取れ、調教もしっかりできている。息もできているし、80%より上ぐらいの状態にある」
プログノーシス・中内田調教師「1週前に思った以上に気が入ったので直前はリズム重視で。札幌記念が強い勝ち方だったし、力を発揮できる状態。いかにも天皇賞といったメンバーだけど、ずっと使ってきている距離。左回りも問題ない」
(夕刊フジ)
2013年以降(過去10年)の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、3歳から6歳の間で収まっている。ただし、6歳の好走(3着以内)は前年の天皇賞(秋)優勝馬だけ。気に留めておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
②エヒト ⑧ヒシイグアス
2013年以降の1~2着馬延べ20頭のうち15頭は前走の着順が3着以内。残りの5頭には、過去の牡牝混合G1レースにおいて3着以内の好走経験があった。前走4着以下敗退馬を狙う際は、過去のG1成績をしっかりチェックしておきたい。
(減点対象馬)
①ノースブリッジ ②エヒト ⑤ガイアフォース ⑪アドマイヤハダル
2013年以降、近2走とも3着以下に敗れていた馬が、天皇賞(秋)で2着連対圏に入った例は皆無となっている。3着以下が続いている馬は、一枚割り引いたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
①ノースブリッジ ⑤ガイアフォース ⑧ヒシイグアス ⑩ジャックドール
2013年以降の3着以内馬延べ30頭はいずれも、同年の4月以降に出走歴があった。前走が同年の3月以前だった馬は、過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
③ドウデュース
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2018年のレイデオロ(99.5)こそU指数99.5というやや低めの指数で戴冠を果たしたが、古馬に関しては、勝つためには101以上をマークしていることがほぼ必須条件で、歴代優勝馬の大半がこのラインをクリアしている。指数の伸びにくい3歳馬については、2021年に勝利したエフフォーリアの98.4がひとつの目安になりそう。1着馬を予想する際は、古馬101、3歳馬98あたりを取捨判断の基準としたい。
2~3着馬についても、古馬は99以上の指数がないと厳しい戦いを強いられるので、これよりも低い馬は軽視の対象で構わないだろう。
U指数的に低レベルだった昨年と一転して、今年は100以上が7頭とかなりのハイレベル。そのうち、基準となる101を突破している札幌記念覇者の1位⑨プログノーシス(103.0)と、ディフェンディングチャンピオンの2位⑦イクイノックス(102.6)は、やはり別格の存在となる。馬券の中心はこの2頭だ。
これに次ぐのが、昨年のダービー馬で国内戦では崩れたことのない3位③ドウデュース(100.8)、昨年の3着馬で高い東京適性を示している6位④ダノンベルーガ(100.3)といったあたり。今年は以上の4頭を注目馬として取り上げたい。
2011年にトーセンジョーダンが記録した1分56秒1という勝ちタイムは、いまだにJRAの芝2000mレコードとして破られていない。また、同馬の従兄には2009年天皇賞(秋)で8歳にしてG1初制覇となったカンパニーがおり、どちらもトニービンの直系という点でも共通する。2着に4馬身差をつけた2013年ジャスタウェイしかり、天皇賞(秋)では多くのトニービン内包馬が記憶に残るパフォーマンスを披露してきた。
ほか、2020年に史上2頭目となる2連覇を達成したアーモンドアイをはじめとして、2015年ラブリーデイ、2018年レイデオロなど、近年はキングカメハメハの直系も幅をきかせている。一方、ディープインパクト産駒は【1.8.2.44】と勝ちあぐねる傾向にあり、2021年には1番人気コントレイルが2着、2番人気グランアレグリアが3着に敗れた。瞬発力特化型よりも持続力を兼ね備えたタイプが狙い目といえ、2021年エフフォーリア、2022年イクイノックスの血統構成を鑑みても、オールドファンには懐かしい「府中のトニービン」の格言が健在といえるだろう。
イクイノックスは、父キタサンブラック×母シャトーブランシュ(母の父キングヘイロー)。本馬は2代母の父がトニービンであることを強調しやすく、重厚な末脚は直線の長い東京競馬場でこそ真価を発揮するものだろう。また、父キタサンブラック自身が17年の勝ち馬であるため、昨年は天皇賞(秋)の父仔制覇を達成している。今年はレース史上3頭目の2連覇に挑むことになるが、現在のLWBRRレーティング1位の実績からも不動の中心となりそうだ。
ドウデュースは、父ハーツクライ×母ダストアンドダイヤモンズ(母の父Vindication)。本馬は3代母Darling Dameが、ダンシングブレーヴの従妹かつ同じLyphard産駒であることが興味深く、そこにサンデーサイレンスやトニービン、Allegedを5代以内で併せ持つため、同世代の好敵手イクイノックスとは血統構成の共通点が多い。東京競馬場は東京優駿(日本ダービー)を制するなど2戦2勝と負け知らずの舞台であり、この父であれば4歳時のパフォーマンスにこそ注目したい。
編集部(以下、編) さぁ、秋の中距離路線の頂上決戦、天皇賞(秋)がやってまいりました。
新良(以下、新) 頭数は少ないですが、豪華メンバーが揃いましたね。
編 回避してしまったスターズオンアースがいればさらに、というところですが、それでもなお素晴らしい顔ぶれであることに変わりはありません。本当に楽しみです。
新 天覧競馬になりましたし、関係者の皆さんも力が入っているでしょうね。
編 好レースになることは間違いないでしょう。そして、馬券もしっかり的中させるべく、新良さんの見解を伺っていきたいと思います。
新 そうですね。私はそこで頑張らないと。
編 見解のほうはまとまりましたか?
新 はい。まず頭に入れておきたいのは、、天皇賞(秋)は乗り替わりが劣勢のレースということ。馬券に絡む場合は、1番人気に支持されるような抜けた存在か、もしくは人気薄というように、両極端な結果になっています。
編 人気にかかわらずまんべんなく、という感じではないんですね。
新 そうなんです。そして今年は、上位人気の面々が揃いも揃って継続騎乗という状況になっています。
編 ということは……。
新 過去の傾向を踏まえれば、穴狙いがベターということになりますよね。だから今年は、人気が一枚落ちる馬を指名することにしました。
編 では、気になる結論をお聞かせください。
新 鮫島克駿騎手から横山武史騎手に乗り替わる⑥ジャスティンパレスを狙います。
編 超大穴ではありませんが、ライバルが強力ですし、長丁場で結果を残していることが考慮されて、今回は伏兵視されそうな雰囲気ですね。
新 だからこそ、狙ってみて面白いと思っています。菊花賞3着や、阪神大賞典、天皇賞(春)の連勝などから、ステイヤーというイメージが強いですが、もともとはホープフルSで2着に入った実績のある馬。皐月賞以降、2000mに使われていないだけで、普通に中距離をこなせる可能性は十分にあります。
編 確かにそうですよね。距離の守備範囲が広いタイプというパターンもあるでしょうし……。
新 思い出してほしいのは、2020年にアーモンドアイの2着に入ったフィエールマンです。菊花賞に勝ち、天皇賞(春)を2連覇していたことから、完全にステイヤー視されていましたが、2000mのスピード戦にもしっかり対応できましたよね。
編 すごいキレ味でした。上がり最速でしたよね。
新 父は同じディープインパクト。近年の長距離戦はスタミナだけではなく、スピードもあるタイプが強いですし、府中の二千、とくに天皇賞(秋)はキタサンブラックのように両方を兼ね備えている馬が活躍する傾向にあります。「フィエールマンの再現」があってもなんら驚けないでしょう。
編 そして、横山武騎手がテン乗りで跨ることになりました。やはり、鞍上強化感があります。
新 スプリンターズSは、鮫島駿騎手から川田将雅騎手に乗り替わったママコチャが勝ちましたからね。鮫島駿騎手で宝塚記念3着なら、横山武騎手はどうか。そう考えると、期待度がかなり高まってくるのではないでしょうか。
編 横山武騎手にとって、東京芝2000mという舞台は問題ないですよね。
新 2年前にエフフォーリアでこのレースを勝っていますから、むしろ得意意識を持っていることでしょう。末脚を活かすタイプのジャスティンパレスにも合っていると思います。
編 3年前のフィエールマンは5番人気でしたが、この馬もだいたいそれくらいの人気に落ち着きそうな見通しです。馬券妙味は十分にあります。
新 相手が強いのでアタマまではどうかと思いますが、買い目のヒモには必ず入れておきたい1頭です。横山武騎手に、さすがというところを見せてもらいましょう。
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秋の中距離王決定戦。中距離のスペシャリストに加え、一流マイラーと一流ステイヤーも参戦し、名勝負を紡ぎ出す。第138回(2008年)、逃げるダイワスカーレットをウオッカがギリギリ差し切った「2cm差のレコード決着」は今でも語り草となっている。また、第140回(2009年)カンパニーはJRA史上初となる8歳馬の平地G1制覇、第144回(2011年)トーセンジョーダンは芝2000mの日本レコード更新など、記録に残る決着も目立つ。ほか、これまで天皇賞の春秋連覇を同年に成し遂げたのは、第98回(1988年)タマモクロス、第120回(1999年)スペシャルウィーク、第122回(2000年)テイエムオペラオー、第136回(2007年)メイショウサムソン、第156回(2017年)キタサンブラックの5頭。第104回(1991年)では、天皇賞春秋連覇を目指したメジロマックイーンが6馬身差の圧勝を演じたかに見えたが、2コーナーで斜行して他馬の進路を妨害していたことが発覚し、18着に降着。1位入線馬の降着はJRAのG1史上初のことだった。