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【山崎エリカのダートグレード攻略】~北海道スプリントカップ2023~

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【山崎エリカのダートグレード攻略】~北海道スプリントカップ2023~ | コラム | ウマニティ

 旭川競馬場の廃止により、2009年から門別に舞台を移し、2010年より門別のダ1200mで行われている北海道スプリントカップ。このレースは放牧地という土地柄で行われるため、このあとにリフレッシュ放牧予定の秋の大一番を目指す実績馬が、多く出走するのが特徴。このためJpnⅢながら、実力差が大きく、人気の実績馬同士で決着することが大半だ。

 実際に2010年以降は、8度も1~3人気で決着している。1~3人気でありながら、このレースで4着以下だったのは、2014年のセイクリムズン(5着)、2015年のアドマイヤサガス(4着)、2018年のニシケンモノノフ(4着)、2019年のシュウジ(5着)、タテヤマ(11着)、2020年のショーム(8着)の7頭。

 セイクリムズンニシケンモノノフは、斤量58~59㎏を背負わされていた馬。またアドマイヤサガスニシケンモノノフシュウジタテヤマショームは過去1年以内にダートグレードで連対実績がなかった。つまり、前年のこのレース以降のダートグレードで連対実績のある斤量57㎏以下の1~3人気馬ならば、かなり信頼ができることになる。

 特に前年の北海道スプリント以降の過去1年以内にダートグレードで連対実績がある、斤量57㎏以下の1~3人気馬の2010年以降のこのレースでの成績は【9・5・6・0】。過去10年では【7・4・2・0】となっている。1着の該当馬は、2013年のセレスハント、2015年のシゲルカガ、2016年のダノンレジェンド、2017年のニシケンモノノフ、2019年のヤマニンアンプリメ、2020年のマテラスカイ、2021年のヒロシゲゴールド。2着の該当馬は、2014年のスノードラゴン、2016年のノボバカラ、2018年のラブバレット、リュウノユキナ。3着の該当馬は、2013年のティアップワイルド、2015年のダノンレジェンドだ。

 その他、前年のカペラSの3着以内馬が活躍。過去10年のこのレースでの成績は、【2・1・2・0】と複勝率は100%だ。1着の該当馬は、2017年のニシケンモノノフ、2022年のダンシングプリンセス。2着の該当馬は、2022年のリュウノユキナ。3着の該当馬は、2015年のダノンレジェンド、2018年のスノードラゴンだ。前記の該当馬も合わせて信頼したい。

 また、2010年以降、4気以下で連対したのは2015年のポアゾンブラックと2019年、2020年のメイショウアイアンのみ。ポアゾンブラックは前走でダ1800m戦に出走していた馬。同馬はJRAのダ1400mのオープン特別勝ちやマイルCS南部杯2着の実績があったが、その後のレースでは出遅れたり、オーバーペースで逃げたり、斤量58㎏を背負わされたり、さらには不適距離を使われて能力を出し切れていなかった馬。短距離馬が前走で長距離戦を使って、再び短距離で巻き返すパターンは他の短距離戦でもしばしばある。このタイプは人気がないようであれば注意したい。

 メイショウアイアンは、門別所属馬。2019年度は2着、2020年は1着とともに8番人気、6番人気と人気薄で連対している。同馬はもともとJRA所属馬だったが、地方に移籍し、素質が開花した馬。これはJRAの降級制度が廃止になったことで、地方全体が底上げしていることによる現象と見ている。ただし、近走の成績不振からは巻き返せないので、門別のA1クラス以上で3着以内だった馬としたい。これはメイショウアイアンの前走成績である。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・前年の北海道スプリントカップ以降の1年間で、ダートグレードの連対実績のある1~3人気馬。(斤量57㎏以下が条件)
 ・前年のカペラS3着以内馬。
 
 ●穴馬候補
 ・前走で中距離戦(ダ1700m~2000m)に出走していた馬。
 ・前走、門別のA1クラス以上で3着内の馬。

このコラムへのコメント

TERAMAGAZINE|2023年6月4日 2:25 ナイス! (0)

【山崎エリカ/競馬SNSウマニティだけが公認したプロ】

■ダートグレード攻略■

【第27回 北海道スプリントカップ(Jpn3)】

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◎ (2)ジャスティン

2020年の東京スプリントを逃げ切るなど
かつてはキックバックが苦手で逃げがベストだったが
最近は内枠を引いてキックバックを受ける形でも問題なく戦えている馬

3走前のカペラSでは3番枠から五分のスタートを切って好位で流れに乗り
3~4角で外に誘導しながら2列目の外まで押し上げて直線へ
ラスト1Fで一瞬先頭の競馬で3着に善戦している

カペラSは前半3F32秒2-後半3F36秒7の超絶ハイペースだった事を考えれば好内容であり
前半でもう少し後ろの位置なら2着リュウノユキナとの大勢逆転はあったと見ている

北海道スプリントカップは逃げ馬ダンシングプリンスよりも内枠
この枠だとダンシングプリンスに被されてしまう可能性が高いが
今のジャスティンなら戦えると見る

前走のドバイゴールデンシャヒーンは12着大敗を喫したが
休養明けの前々走リヤドダートSPで出遅れを挽回して4着と好走した反動もあったはず
ここは巻き返しを期待したい

【レース結果】

◎ (2)ジャスティン
掲示板すら外す6着

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○ (4)ダンシングプリンス

昨年のJBCスプリントの覇者
6番枠からまずまずのスタートを切って二の脚でハナを取り切り
高速ダートで前半3F34秒4-後半3F34秒7の平均ペースでの逃げ
最後の直線でリュウノユキナに3/4差まで迫られたが
2番手のヘリオスには3馬身3/4差引き離しての完勝だった
強いの一言

JBCスプリントを大目標にした後の休養明けの一戦となった前走リヤドダートSPは5着と崩れたが
立て直されての今回は巻き返しに期待する

今回は斤量59Kgとなるだけ、楽にハナへ行けない可能性はあるが
本馬は2番手でもオーケーの馬
昨年のこのレースで本馬を勝利へと導いた落合玄騎手への乗り替わりも好ましい

昨年のこのレースでトップスタートを切ったアザワクが本馬を楽に行かせたように
何かしらのアシストが得られる場合もある

【レース結果】

○ (4)ダンシングプリンス
2番人気だがギリギリ掲示板の5着

https://nar.umanity.jp/professional/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2023060136040311

TERAMAGAZINE|2023年6月4日 1:52 ナイス! (1)

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■ダートグレード攻略

【第27回 北海道スプリントカップ(Jpn3)】

購入額
5,000円

払戻額
0円

収支
-5,000円

回収率
0.0%

https://nar.umanity.jp/professional/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2023060136040311

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