ステレンボッシュ(競走馬)

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ステレンボッシュ
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ステレンボッシュ
写真一覧
現役 牝3 鹿毛 2021年2月12日生
調教師国枝栄(美浦)
馬主吉田 勝己
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 6戦[3-3-0-0]
総賞金28,330万円
収得賞金12,200万円
英字表記Stellenbosch
血統 エピファネイア
血統 ][ 産駒 ]
シンボリクリスエス
シーザリオ
ブルークランズ
血統 ][ 産駒 ]
ルーラーシップ
ランズエッジ
兄弟 カークベイ
市場価格
前走 2024/05/19 優駿牝馬 G1
次走予定

ステレンボッシュの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/05/19 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18472.312** 牝3 55.0 戸崎圭太国枝栄 458
(-4)
2.24.1 0.134.0⑨⑨⑨⑫チェルヴィニア
24/04/07 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 186124.321** 牝3 55.0 J.モレイ国枝栄 462
(-4)
1.32.2 -0.133.4⑪⑧アスコリピチェーノ
23/12/10 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 18368.752** 牝2 55.0 C.ルメー国枝栄 466
(-6)
1.32.6 0.033.5⑪⑩アスコリピチェーノ
23/11/19 東京 9 赤松賞 1勝クラス 芝1600 9662.911** 牝2 55.0 T.マーカ国枝栄 472
(0)
1.33.8 -0.133.6④④テリオスサラ
23/10/01 中山 8 サフラン賞 1勝クラス 芝1600 7552.412** 牝2 55.0 横山武史国枝栄 472
(+16)
1.35.8 0.035.1④⑥⑥スプリングノヴァ
23/07/23 札幌 5 2歳新馬 芝1800 6552.721** 牝2 55.0 横山武史国枝栄 456
(--)
1.51.1 -0.335.0ファインライン

ステレンボッシュの関連ニュース

競馬の世界で誰もが夢焦がれ、生涯目指し続ける日本ダービー。2021年に誕生した7906頭(国内7737頭、輸入外国産馬169頭)のサラブレッドから出走のチャンスを奪取した18頭の生産者も5月26日の本番に胸を高鳴らせている。

〝あの子馬が晴れ舞台に立つ〟〝とにかく無事に〟。それぞれのドラマを乗り越えてきたわが子に北の国からエールが届いた。

ダノンデサイルとショウナンラプンタを送り出す北海道千歳市の社台ファームの思いとは――。(取材構成・鈴木学)



皐月賞のゲートイン直前にそれは起こった。何かのトラブルなのか発走時刻が遅れている。その後、ダノンデサイルの競走除外がアナウンスされた。理由は右前肢跛行(はこう)。

「状態がとてもいいと思っていたので、がっかりしましたね。なんでこんなことが起きるの?って…」

社台ファームの吉田照哉代表が〝悪夢〟を振り返る。16番枠に入るはずだったエピファネイアの息子が不在のまま皐月賞のゲートが切られた。3頭出しから2頭出しとなった社台ファームの生産馬はジャンタルマンタルの3着が最高だった。もし京成杯を直線外から豪快に差し切ったダノンデサイルが無事に出ていたら…。関係者にとって、そう思ってしまいたくなるアクシデントだった。

「あとで皐月賞の録画を見たら、トモ(後肢)の送りが本当じゃない感じでしたね。でも一過性のものでよかった。あそこで無理して競馬を使わなかったのも良かった。そのあと、すごく具合がいいと聞いていますから」

生まれたときから見栄えのする立派な体で、2歳になって牧場で調教を初めてからも期待の大きさは変わらなかった。「体が良くて将来性があると思っていましたよ。母(トップデサイル)はBCジュベナイルフィリーズで追い込んで、ちょっとだけ届かず2着。ゴールを過ぎてから突き抜けていたので勝ちに等しい馬です。2歳の子(父イスラボニータ)もすごく走りそうですよ」。その母にしてこの子あり。しかもダノンデサイルの父は、3冠牝馬デアリングタクト皐月賞天皇賞・秋有馬記念のGⅠ3勝馬エフフォーリア、今年の桜花賞ステレンボッシュなど産駒が大レースに強いエピファネイア。2022年のセレクトセール(1歳)にて(株)ダノックスに1億3500万円(税抜き)で落札されたのも当然といえる結果だった。「よく走る種馬ですよね」と照哉さん。

ショウナンラプンタの父キズナも産駒の活躍が目覚ましい種牡馬。今年の皐月賞を制したジャスティンミラノも同じく2013年の第80回日本ダービー馬なのだ。

キズナこそ今年(の3歳世代)は当たり年かな。うまくハマったんじゃないかな」。ショウナンラプンタを管理する高野友和調教師は入厩当初、同じ厩舎のジャンタルマンタルより「上のイメージ」だったという。ところがセンス抜群のジャンタルマンタルより口向きに難しいところがあり、青写真通りにはいかなかった。そうはいってもデビュー4戦目で2勝目を挙げ、続く青葉賞で長くいい脚を使い勝ち馬シュガークンに際どく迫ってダービー行きの切符をつかみ取ったのだから、2022年のセレクトセール(1歳)で9400万円で落札されたのはだてではなかった。

青葉賞を見て、だんだん良くなってきているというイメージですね」

社台ファームの生産馬が初めてダービーを制したのは1986年。社台ファームの土台を築いたと言っても過言ではない大種牡馬ノーザンテーストの子、ダイナガリバーだった。照哉さんにとって最も印象的なダービーでもある。「(社台ファームの創始者である)おやじ(吉田善哉さん)が泣くほど感動していたので、僕もすごくうれしかったのを覚えています」




その後、生産界のガリバー的存在となり、95年にタヤスツヨシ、2000年にアグネスフライト、03年にネオユニヴァーズ、10年にエイシンフラッシュがダービー馬に輝いた(96年のフサイチコンコルドも生産名義は社台ファームだが、実質的な生産者はノーザンファーム)。だが、栄光のダービーの軌跡はエイシンフラッシュで途絶えている。

「ははは」。大きな声で笑い飛ばした後、「あまりうれしくないけど…。感想は別にないよ」。少しだけ見せた本音とプライド。「一昨年が3着(アスクビクターモア)で、昨年が2着(ソールオリエンス)だから『今年は1着だといいな』と言っていますけどね」

昨年の2着は牧場にとって、歯がみをするほど悔しい2着だったに違いない。無敗で皐月賞を制して単勝オッズ1.8倍という圧倒的人気を背負いながらクビ差届かず2着。「競馬だからしようがないけど、うまくいけば勝ったかもしれないとは思いますよね」。

照哉さんにとってダービーとはどのような位置付けなのか。

「もちろん、目標です。冷静になって考えれば3歳春のクラシックは牧場での育成から間がないので、牧場で育てた成果が反映するレースでもあり、3歳春での完成度を競うレース」。それだけに勝てば牧場スタッフの励みにもなる。

今年のクラシックからディープインパクト産駒は不在。「どこから(どの種牡馬からダービー馬が)出てくるか分からないから面白い。2頭とも状態がうまく上がってきちっと実力を発揮できれば勝ってもおかしくないですよ」

一昨年3着、昨年2着と来て…。ホップ・ステップ・ジャンプを決めて、14年ぶりの栄光が訪れるのか注目だ。

【日本ダービー】史上4頭目の牝馬Vを狙うレガレイラ サンデーRの吉田俊介代表インタビュー「この馬は強い」 2024年5月22日(水) 08:19

3歳世代の頂点を決める日本ダービーが26日に行われる。2007年ウオッカ以来史上4頭目の牝馬Vを狙うレガレイラ(美浦・木村哲也厩舎)の馬主、サンデーレーシング代表吉田俊介氏(50)を直撃。皐月賞6着からダービー出走を決めた理由や大一番への意気込み、さらに登録のある凱旋門賞などについて聞いた。(取材構成・綿越亮介)



--クラシック登録で皐月賞日本ダービーにエントリーした経緯は

「デビュー前から期待はすごくしていた馬で、函館の初戦が本当にいい内容で強かったですし、距離はあった方がいいタイプということで、皐月賞、ダービーにも登録しました」

--牡馬相手にホープフルSを快勝

「期待以上でしたね。びっくりしました。完全にシンエンペラー(2着)が抜け出して勝ちレースでしたけど、それを外を回してあの瞬発力で差し切っちゃうわけですから、相当能力がある馬じゃないと勝てない。それで次は皐月賞へ、その結果が良ければダービーへと思いました」

--皐月賞は6着

「前が止まらない馬場で絶対前め、内めにいないといけなかったと思うんですけど、スタートでぶつかって位置取りが悪くなって、1コーナーでももう1回ぶつかって厳しいなと。かわいそうなレースでしたね」

--前週のオークスではなくダービーを選択した理由は

「迷いましたけどね。(間隔が)1週長く、回復できるのもあったけど、それよりもこの馬は強いと思っていて、当初からダービーに行く計画を立てていたので、その通りにしましょうか、というのが大きいですね。それくらい力がある馬だと期待していますから」

--近年は牝馬が牡馬相手にGⅠを勝つことも多い

「牝馬の方がトレーニングはすごく難しいと思っていたけど、調教だったり、普段の調整の技術が進歩しているから、今は牝馬でもやり合える馬がいる。今回もそう思っての挑戦です」

--スワーヴリチャードの初年度産駒

「めちゃくちゃ勝ちますよね。距離が短いところも長いところも。この世代は繁殖(牝馬)の質がお世辞にも高いわけではなかったですけど、そのなかでも好成績を挙げていますし、すでにすごい種牡馬だと思います」

--サンデーレーシングはダービーを4勝

「ダービーは特別ですよ。一番勝ちたいです。毎年勝っていてもいい。競馬場の雰囲気も違いますしね。オーナーはみんな勝ちたいレースでもあるし、ファンもみんな見に来たい、その場にいたいレースですよね」

--凱旋門賞への登録も発表された

「選択肢の一部ですけどね。ヨーロッパの力のいる馬場にも適性を感じるので。登録締切がダービー前だったので、早めの発表となりましたが、(出否は)今回の結果を踏まえてです」

--2007年ウオッカ以来17年ぶり4頭目の牝馬Vへ、意気込みを

皐月賞も上がり3ハロンは最速でしたし、最後の脚は素晴らしいものを持っているので、そこをうまく生かせるような競馬が理想ですね。すごく期待しています」

■吉田俊介(よしだ・しゅんすけ)1974(昭和49)年4月13日生まれ、50歳。北海道出身。慶応大経済学部を卒業後、ノーザンファームに入社。米国研修から帰国後、ノーザンファーム空港牧場場長に就任。2007年から一口馬主法人サンデーレーシング代表。15年からノーザンファーム副代表を兼任。ノーザンファーム代表・吉田勝己氏の長男。趣味は乗馬。

◆ルメール騎手はオークスから2週連続GⅠ制覇狙う…レガレイラとコンビを組むクリストフ・ルメール騎手(45)は、先週のオークスレガレイラと同じ木村厩舎のチェルヴィニアで優勝。2週連続GⅠ制覇が懸かる。ルメール騎手はダービー1勝で、2017年に藤沢和雄厩舎のレイデオロでV。前週のオークスも同じ藤沢厩舎のソウルスターリングで勝っていた。今年もルメール騎乗の同一厩舎オークス、ダービー制覇なるか。

◆母系はノーザンファームの宝…レガレイラの祖母はディープインパクトの妹ランズエッジ(母ウインドインハーヘア)。同じくダービー出走のアーバンシック、今年の桜花賞ステレンボッシュも同じ祖母だ。「当然、その牝系は大事にしています。同じ年に(クラシックを)走るのもすごく不思議なものを感じますよね。ウインドインハーヘアもノーザンホースパークにいるんですけど、元気に日向ぼっこしていますよ。つい拝みに行っちゃいますよね。ウインドインハーヘア〝詣で〟です」と吉田代表は笑う。

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【日本ダービーの注目点】ジャスティンミラノの2冠を阻止する馬は? 皐月賞組か、牝馬か、青葉賞馬か 2024年5月21日(火) 17:01

★M・デムーロ騎手との再コンビで参戦 皐月賞2着のアルアイン産駒コスモキュランダ

皐月賞2着のコスモキュランダ(牡、美浦・加藤士津八厩舎)は、新種牡馬アルアイン産駒で、弥生賞ディープインパクト記念では同産駒初のJRA重賞勝利を挙げている。昨年のダービーでは、新種牡馬サトノクラウン産駒で、弥生賞ディープインパクト記念を勝って皐月賞2着だったタスティエーラが勝利を挙げたが、コスモキュランダはタスティエーラと同じようにダービーを制することができるだろうか。なお、コスモキュランダには弥生賞ディープインパクト記念でコンビを組んだM・デムーロ騎手が2戦ぶりに騎乗する予定だ。

コスモキュランダは昨年6月のデビュー戦で最下位の12着に敗れたものの、デビュー4戦目の未勝利戦で勝ち上がり、3歳となった今年は3戦すべて連対と安定した走りを見せている。デビュー戦で最下位に敗れた馬がダービーを勝てば、1937年ヒサトモ以来87年ぶり、2歳戦が実施されるようになった1946年以降では初、デビュー戦フタ桁着順の馬が勝てば、2014年ワンアンドオンリー以来10年ぶり2頭目となるが、デビュー戦最下位から着実に力をつけたコスモキュランダは3歳馬の頂点に立つことができるだろうか。

★昨年クビ差2着の横山武史騎手 今年はアーバンシックとのコンビで参戦

皐月賞4着のアーバンシック(牡、美浦・武井亮厩舎)に騎乗する予定の横山武史騎手は、ダービーに4回騎乗して2021年エフフォーリア、23年ソールオリエンスで2着に入っている。同騎手は21年がハナ差、昨年はクビ差で惜しくもダービー制覇を逃しているが、5回目の挑戦でダービー初勝利を挙げることができるだろうか。なお、アーバンシックが勝てば、同馬を管理する武井亮調教師はJRA・GI初制覇となる。

アーバンシックは父が新種牡馬のスワーヴリチャード、母がエッジースタイルという血統だ。同馬の祖父ハーツクライ、父スワーヴリチャードはどちらもダービーで2着に敗れているが、祖父・父の果たせなかったダービー制覇を遂げることができるだろうか。なお、スワーヴリチャード産駒はホープフルS勝ち馬レガレイラ(牝、美浦・木村哲也厩舎)も登録している。

皐月賞5着のシンエンペラー 外国産馬初の制覇なるか

クラシック競走は内国産馬の資質向上を目的として創設されたが、現在では外国産馬や外国所属馬にも門戸が開かれており、ダービーでは2001年から外国産馬が出走できるようになった。ダービーにはこれまで14頭の外国産馬が出走し、02年外国産馬シンボリクリスエスの2着が最高成績となっている。今年のダービーには、皐月賞5着の外国産馬シンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が坂井瑠星騎手とのコンビで出走する予定だが、史上初となる外国産馬のダービー馬が誕生するだろうか。Vなら、同馬を管理する矢作芳人調教師は12年ディープブリランテ、20年コントレイルに続くダービー3勝目となる。なお、外国産馬シンエンペラーは父Siyouni、母Starlet’s Sisterという血統の仏国産馬で、20年の凱旋門賞馬ソットサスの全弟にあたる。

皐月賞6着から巻き返し狙うレガレイラ 牝馬4頭目の制覇なるか

レガレイラ(牝、美浦・木村哲也厩舎)が、1937年ヒサトモ、43年クリフジ、2007年ウオッカに続く牝馬4頭目のダービー制覇を目指す。同馬はデビューからすべて牡牝混合戦に出走しており、昨年12月にはホープフルSを制している。レガレイラは今年初戦の皐月賞では1番人気に支持されたものの6着に敗れたが、ダービーで巻き返すことができるだろうか。なお、レガレイラにはC・ルメール騎手が2戦ぶりに騎乗する予定だ。

木村哲也調教師、C・ルメール騎手、サンデーレーシング 2週連続のクラシック制覇なるか

19日に実施されたオークスは、桜花賞13着のチェルヴィニア桜花賞ステレンボッシュを破って優勝した。チェルヴィニアを管理する木村哲也調教師(美浦)、騎乗したC・ルメール騎手のコンビは、レガレイラでダービーに挑む予定だが、2週連続のクラシック制覇を遂げることができるだろうか。同一調教師&騎手のコンビが同ー年のオークスとダービーを勝てば、 2017年の藤沢和雄調教師&C・ルメール騎手以来7年ぶりとなる。なお、ルメール騎手は、史上5人目のJRA重賞150勝まであと1勝に迫っている。

また、レガレイラを所有する(有)サンデーレーシングは、チェルヴィニアの馬主でもあり、こちらも2週連続のクラシック制覇がかかる。(有)サンデーレーシングは、ダービーで4勝を挙げており、金子真人ホールディングス(株)(※馬主名「金子真人氏」も含む)と並びダービーの最多勝馬主となっているが、単独トップのダービー5勝目を挙げることができるだろうか。

★連覇を狙う堀宣行調教師 ゴンバデカーブース、ダノンエアズロックを登録

ダービーは今年で91回目を迎えるが、調教師の連覇は1度もない。タステイエーラで昨年のダービーを制した堀宣行調教師(美浦)は、今年のダービーにゴンバデカーブース(牡)、ダノンエアズロック(牡)の2頭を出走させる予定で、史上初のダービー連覇に挑む。

ゴンバデカーブースは今年初戦となったNHKマイルCで4着となり、ダービーが今年2戦目となる。また、ダノンエアズロックはトライアルのプリンシパルSを制してダービーに挑む。NHKマイルC出走馬がダービ一を勝てば、2008年ディープスカイ以来16年ぶり4頭目、プリンシパルS出走馬がダービーを勝てば、史上初のケースとなるが、堀調教師は今年もダービーを制すことができるだろうか。なお、ダノンエアズロックは2022年のセレクトセール(1歳)において4億5000万円(税抜)で取引された馬で、Vなら、国内市場で取引された歴代最高額のJRA・GI勝ち馬となる。

★7度目の制覇を狙う武豊騎手 青葉賞の覇者シュガークンに騎乗予定

ダービーで歴代最多の騎乗回数(34回)、勝利数(6勝)を記録している武豊騎手は、今年のダービーではシュガークン(牡、栗東・清水久詞厩舎)に騎乗予定だ。シュガークンは今年2月の新馬戦では2着に敗れたが、その後は未勝利戦→大寒桜賞→青葉賞と3連勝でダービーに参戦する。年明けデビュー馬がダービーを勝てば、2000年アグネスフライト以来 24年ぶりとなるが、シュガークンは4連勝で世代の頂点に立つことができるだろうか。なお、シュガークンは父ドゥラメンテ、母シュガーハートという血統で、GI7勝を挙げたキタサンブラックの半弟にあたる。

★デビューから3連勝でスプリングSを制覇 東京初出走のシックスペンス

スプリングSを制したシックスペンス(牡、美浦・国枝栄厩舎)は、デビューからすべて中山で出走して3戦3勝という成績を残している。東京初出走の関東馬がダービーを勝てば、2009年ロジユニヴァース以来15年ぶりとなるが、シックスペンスは無傷の4連勝でダービーを制すことができるだろうか。同馬にはテン乗りとなる川田将雅騎手が騎乗する予定だ。なお、中山デビュー馬がダービーを勝てば、1990年アイネスフウジン以来34年ぶりとなる。

★毎日杯勝ち馬のメイショウタバル 皐月賞最下位からの大逆転なるか

毎日杯勝ち馬のメイショウタバル(牡、栗東・石橋守厩舎)は、皐月賞でレースの主導権を握って果敢に逃げたが、最後の直線で失速して最下位の17着に敗れた。同馬は皐月賞に続き浜中俊騎手とのコンビで出走する予定だが、ダービーではどのようなレース運びを見せるだろうか。なお、皐月賞最下位からダービーを制した馬はこれまでにいないが、皐月賞がフタ桁着順だったダービー馬は過去に8頭いて、グレード制が導入された1984年以降では、86年ダイナガリバー皐月賞10着、2009年ロジユニヴァース皐月賞14着から巻き返してダービー馬になっている。

また、メイシヨウタバルを管理する石橋守調教師にはJRA・GI初制覇がかかる。同調教師は騎手時代の06年にメイショウサムソンでダービーを制しており、騎手&調教師双方でのダービー制覇がかかるが、ダービーで調教師として初のビッグタイトル獲得となるだろうか。

★登録馬中最多のキャリア9戦 京都新聞杯を制したジューンテイク

京都新聞杯を制したジューンテイク(牡、栗東・武英智厩舎)は、通算9戦3勝という成績で、今年のダービー登録馬で最多キャリアとなる。同馬は2歳時に芝1400メートル戦と芝1600メートル戦で各1勝を挙げたが、3歳となった今年はすべて芝2000メートル以上のレースに出走して、すみれS2着→若葉S5着→京都新聞杯1着という成績を残している。京都新聞杯が5月に実施されるようになった2000年以降、同レース勝ち馬からは00年アグネスフライト、13年キズナと2頭のダービー馬が生まれているが、豊富なキャリアを誇るジューンテイクはダービーで好走することができるだろうか。なお、ジューンテイクを管理する武英智調教師は今回がダービー初出走となる。

★追加登録料200万円を支払って参戦 きさらぎ賞勝ち馬のビザンチンドリーム

クラシックの追加登録制度は1992年に始まったが、ダービーはクラシックで唯一、追加登録馬による優勝例がない。今年のダービーには、きさらぎ賞勝ち馬で、皐月賞13着からの巻き返しを狙うビザンチンドリーム(牡、栗東・坂口智康厩舎)が追加登録料200万円を支払って参戦する予定だが、史上初となる追加登録馬によるダービー制覇を遂げることができるだろうか。なお、同馬を管理する坂口智康調教師、騎乗予定の西村淳也騎手ともにダービーを勝てばJRA・GI初制覇となる。

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【日本ダービー プレビュートーク】シュガークン青葉賞の再現あるぞ! シックスペンスはセンス超抜 2024年5月21日(火) 09:26

南 オークスもええ競馬やった。◎スウィープフィートは6着まで。上位は強かった。

村瀬 ボクの◎クイーンズウォークは4着。あの激流でよく頑張ってくれた。3歳牝馬は層が厚くてレベルが高いです。

南 スパッと切り替えていこか。

村瀬 はい。とうとうやってきました、日本ダービー

南 ワシは迷いなし。皐月賞に続いて◎ジャスティンミラノやな。

村瀬 1冠目で◎ならそうですよね。

南 当時はキャリア3戦目で右回りも初めてやったし、〝賭け〟の部分が大きかった。相当な化け物かもしれへんで。

村瀬 ボクも降参かな。何せ10ハロンまでなら世代最強と見込んだ◎ジャンタルマンタルを2度負かしてますから。そのジャンタルがNHKマイルCに向かったことで素直に切り替えられます。

南 友道師は勝てば16年マカヒキ、18年ワグネリアン、22年ドウデュースに続いて4勝目。

村瀬 「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になることより難しい」というのはチャーチルの馬主目線ですけど、最近はあまり言われなくなりました。

南 そういえば聞かへんな。それはともかく、「3頭と違うのは前につけられるところ。皐月賞でも、いいところからいい脚を使えた。でも絶対に東京向きだと思う」とトレーナー。

村瀬 1週前も動いたし、体調は万全かな。

南 「前走で馬体が減らなかった(10キロ増)のは輸送に慣れたからだろう。今は食べさせたうえで太らせないようにしている」と。盤石やで。

村瀬 もう少し迷いたいところだけど、ひとまず相手探しですかね。

南 ワシはシュガークン。2月デビューで青葉賞勝ち。キタサンブラックの半弟で評判が先走る感じはあったけど、よう間に合ったで。

村瀬 青葉賞経由の馬の取捨は慎重にならないと…。△までかなあ。

南 武豊Jは「兄とは違うタイプだが、心肺機能がいい。2戦目の未勝利を勝ったときにここを意識した。ダービーは何度でも勝ちたいからね」と。それこそダービー7勝目を狙うレジェンドの言葉。重みがちゃうで。

村瀬 確かに。

南 清水久師は「イチかバチかでデビューを半年遅らせたのがいいほうに出た。2歳のころとは別馬」ゆうとるで。

村瀬 なるほど。ボクは過去イチに厳しかった皐月賞組に敬意を払いつつ、シックスペンスの驚異のレースセンスに注目したいですね。ステレンボッシュオークス2着の国枝師も気合が入るところでしょう。

南 ワシも▲でマークやな。で、△△にコスモキュランダ

村瀬 ミルコJは今回どう乗るんだろう。弥生賞ディープ記念みたいなまくりじゃ東京だときついし、瞬発力勝負で上がり3ハロン33秒台を使えるとも思えないし。

南 そこは徹底的に作戦を練るやろ。

村瀬 ボクは粗削りの化け物候補ビザンチンドリームも非常に楽しみ。

南 ジャンタルの皐月賞同様、青葉賞を〝最良のトレーニング〟にして軽めで臨むショウナンラプンタ、東京で化けるシンエンペラーもオモロイ。快速メイショウタバルに印を回すかどうかも迷うとこやな。

村瀬 ルメールJに手が戻る牝馬レガレイラに、素質A級ダノンエアズロック、差し脚強烈アーバンシックも十分に圏内です。やっぱり緊張感が高まってくるなあ。(夕刊フジ)

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【オークス2024】重賞レースおさらい帳 回り道の悔しさを爆発力に変えて! チェルヴィニアが執念の逆転劇で樫の女王に 2024年5月20日(月) 13:00


近年の競馬ファンの見立ては恐ろしく正確だ。

今から1年近く前、昨夏の時点でチェルヴィニアはすでに”世代ナンバーワン”の評価を受けていた。

だが2歳女王決定戦である阪神JFを回避すると、その後の調整にも苦労。何とか間に合わせた桜花賞では13着と、屈辱の大敗を喫した。

この結果は、声援を送っていたファンはもちろん、管理する陣営も相当に悔しかったはずだ。馬に人間のような感情があるならば、チェルヴィニア自身もそう感じていただろう。

ナンバーワンの称号が地に落ち、泥に塗れる。勝負事である以上仕方のないことだとは言え、こうした転落劇は容赦なく、残酷だ。


だが、チェルヴィニアが放つ強者のオーラは、泥に塗れ続けることを許さなかった。

ヴィントシュティレショウナンマヌエラが暴走気味に逃げて作ったペースは、1000m通過が57秒7と短距離戦のような激流。当然後続は深追いしなかったが、動くタイミングなどにかなりの難しさを与えた展開だったのは確かだ。

その中をチェルヴィニアは中団後方外目から、ライバルである桜花賞ステレンボッシュを見る形でじっくりと運ぶ。ルメール騎手の巧みな位置取りもあり、ステレンボッシュを内目の窮屈な場所に封じ込めた上で、自身はすぐに進路が確保できる場所をキープしていた。


直線に入ると、早めに動いたクイーンズウォークランスオブクイーンが競り合いを演じる。

その外からチェルヴィニアスウィープフィートライトバックらが迫るが、内に押し込められていたステレンボッシュが強靭な精神力をもって強襲。道中の鬱憤を晴らすようにねじ伏せにかかる。

が、完全に抜け出すのとほぼ同時に、ステレンボッシュは大きく外に膨らんだ。後に判明した落鉄の影響があった可能性が考えられるが、走りが乱れたのだ。

その隙をチェルヴィニアは突く。

自身も苦しかったであろう残り100mでさらに末脚のギアを上げてステレンボッシュに迫ると、ゴール間際で半馬身逆転。阪神JF、桜花賞と回り道をしてきた悔しさを爆発力に転化して、堂々と”世代ナンバーワン”の座を奪取して見せた。


終わってみれば、チェルヴィニアは単勝オッズ4倍台の2番人気。桜花賞馬と比べても大きな人気差はなく、それに応えるように快勝したことになる。

桜花賞の惨敗があってもこの馬の能力を疑わず、懸命に立て直しを図った陣営の厩舎力とファンの眼力、そしてチェルヴィニア自身の素質の高さには驚くばかりだ。

ステレンボッシュと共に後続に付けた差は決定的で、NHKマイルCに回ったアスコリピチェーノも含めた3頭が世代のトップと見て間違いなく、三冠最終戦の秋華賞では再び3頭がぶつかることになるかもしれない。桜花賞では本馬が完調手前で力を出せなかったが、万全の状態ならばどの馬が一番強いのか。ぜひ実現してほしい対決だと思う。


2着のステレンボッシュも負けて強しという内容。

人気馬ゆえのマークの厳しさもあり、道中は負荷の強い位置取りだった上、落鉄もあった。そんな中でもチェルヴィニア以外には力の差を見せつけており、基礎能力と安定感は疑う余地がない。

ここから秋に向けて描いてくる成長曲線次第では世代の中で頭一つ抜け出す可能性も十分にあるし、引き続きこの馬を中心にクラシック戦線が回って行くのは間違いなさそうだ。


3着にはライトバックが入り、桜花賞に続いて3着という珍しい記録を達成。

レース前はいつものようにチャカ付く仕草を見せており、その影響が心配されたものの、道中の折り合いや追走の雰囲気は非常に良く、その分が最後の一伸びに繋がった。

それでも前は遠く、現状では完成度や気性面の分遅れを取っている印象だが、このあたりが秋までにどこまで成長してくるか。関東への輸送や距離延長でも崩れなかったように、2歳時よりも精神面の成長は顕著であるように映るので、心身共にさらに一段上の域に到達するようであれば面白い。


4着のクイーンズウォークは自身の大きなストライドを完璧に活かすレース運び。一時はこの馬が押し切るかという雰囲気を使ったほどだったが、その後の伸びは現状の力差を感じさせるものだった。

今回の走りを見ても、世代のトップ3を追いかける第2グループにいるのは確か。ライトバック共々今後の成長を注視したいところだ。


熾烈な3着争いで僅かに遅れをとったものの、5着ランスオブクイーンは大健闘。

前から離れていたとは言え、先行していた馬たちには非常に優しくない展開の中でここまで踏ん張ったのは非常に評価できる。いずれはオープンクラス近くまで上がってくる馬だろう。

芝はもちろんだが、血統構成からはダートでも良さを発揮してきそうで、色々な可能性を秘めた馬だと感じる。動向には注目しておきたい。


終わってみれば、1~3番人気の馬が上位を独占。

馬連のオッズも3連複のオッズも1番人気で至極順当な結果となり、変化球打ちの筆者にとっては見送り三振を喫したような気分だった。このレースだけでなく、平場でもこうした結果は増えているように感じるだけに、近年ファンの予想力は明らかに上がっている。

こうした決着を素直に見抜ける眼力と、先週のヴィクトリアマイルのような結果を察知する野生の勘が同時に欲しいなぁ……などと夢想する日々だ。

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【オークス 村瀬プレイバック&次は買い】クイーンズウォーク堂々の4着 2024年5月20日(月) 09:48

オークスの◎クイーンズウォークは4着。前半5ハロン57秒7という予想外の激流のなか、前々で運んで直線先頭から粘走してみせた。外強襲だったクイーンCのイメージとは違ったが、桜花賞から一変して堂々たるレースぶり。先行壊滅のなか、この馬と5着ランスオブクイーンは流れを考えると相当な粘り腰だろう。

一方でチェルヴィニアの才能と変わり身、まるで崩れないステレンボッシュのメンタルは見事。世代レベルは相当高く、秋の再戦が楽しみだ。(夕刊フジ)

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ステレンボッシュの関連コラム

閲覧 1,260ビュー コメント 0 ナイス 4



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月10日(日) 阪神11R 第75回阪神ジュベナイルF(2歳牝馬G1・芝1600m)


☆『過去5年(2018年~2022年)のダイジェスト』は👉こちら👈

【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:ファンタジーS 京都芝1400m(レース映像)> 中4週

カルチャーデイ(1着 420kg(-2kg))<C>
1週前追い切りでは併せて先着。ただパドックでせかせか歩くところがあり、小柄で力強さもないので距離は短いほうが良さそう。

ドナベティ(2着 422kg(-2kg))<D>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
小柄な馬でパドックでもイレ込むところがあり、距離延長はマイナスになりそう。この中間、追い切りでは好時計も出ているが力強さがなく時計ほどの伸びはない。

シカゴスティング(3着 428kg(±0kg))<B>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
休み前は使い詰めもあって乗り込めないところがあったが、前走は休み明けでCWを長めからしっかり追われていて仕上がりは良さそうだった。この中間も1週前に長めから強めに追われていてスピード感のある走りで状態は良さそう。ただパドックでのイレ込みがキツくなってきているので、直前は馬なりで落ち着かせた内容のほうが良い。

クイックバイオ(4着 478kg(-2kg))<C>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
前走時のパドックでは珍しく気負い気味なところがあって、そのあたりが影響したのかスタートでは立ち上がる感じで出負けしてしまった。この中間も坂路で乗り込まれて良い時計は出ているが、走りを見るとやや硬さが感じられた。


<前走:萩S 京都芝1800m> 中5週

ルシフェル(1着 488kg(+6kg))<C>
まだバランスよく体を使いこなせていないが素質で2連勝。これまでは1週前に強めに追われていたが、この中間は馬なりでの調整で一連の内容からは平行線まで。

ビーグラッド(2着 444kg(±0kg))<C>【抽選対象馬】
まだ幼い面を見せるところのある馬で、前走時この中間と坂路での調整に変えてきている。捌きは悪くないがまだ力強さに欠ける走り。


<前走:白菊賞 京都芝1600m> 中1週

プシプシーナ(1着 414kg(+4kg))<D>
かなり小柄な馬で、前走時はパドックで落ち着きがあったものの馬体は新馬戦時よりも小さく見えた。今回中1週では馬体キープまで。

スウィープフィート(2着 464kg(±0kg))<B>【抽選対象馬】
パドックでイレ込む馬で、前走時は好馬体も2人引きでうるさい面を何とか抑えられていてギリギリという感じ。速い時計が出る馬だが直前は馬なりで良いくらい。中1週で日曜日に軽めに乗られている。

ヒヒーン(3着 462kg(-4kg))<C>【抽選対象馬】
前走時、パドックでは好印象を覚えたが調教では使われつつ時計が悪くなっていた。ここも中1週ではまともに追えず上積みはなさそう。


<前走:その他のレース出走馬>

コラソンビート(京王杯2歳S:1着 芝1400m 442kg(+8kg) 中4週)<C>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
デビュー前からプール調教の多い馬で、前走馬体が増えていたがトモが甘くどちらかというとスピードの勝った馬。この中間は輸送で馬体が減るため1週前は強めに追われておらず、右回りの走りもやや物足りない動き。

アスコリピチェーノ(新潟2歳S:1着 芝1600m 472kg(+8kg) 3ヶ月半)<A>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
新潟2歳Sからの休み明けでこの中間は坂路でも速い時計が出ている。もともと速い時計の出ていた南Wでも、2週前,1週前と強めに追われて好時計。動きを見ると右回りで終い時計ほどは伸びきれていない感じも、状態は良さそう。

ナナオ(もみじS:1着 芝1400m 424kg(+12kg) 中7週)<C>
かなり小柄な馬だが道悪でも好走していて、パドックでもおっとりしているので距離延長は問題なさそう。ただこの中間は、坂路での時計がかかっていて前走時と比べると物足りない内容。

コスモディナー(クローバー賞:1着 芝1500m 468kg(+2kg) 3ヶ月半)<A>
ここ2戦、パドックではうるさい面を見せるようになってきているが、力強い走りをする馬。レースでは前半行きたがる面を見せたり、直線では内にモタれたりと修正したいところはまだあるが、デビュー前から追い切りには松岡騎手が毎回騎乗しており、この中間の1週前追い切りでも内にモタれるところを修正しながらの調整を続けている。このあたりは人馬の信頼関係ができている様子。速い時計も連発していて状態は良く、前走からの上積みもありそう。

サフィラ(アルテミスS:2着 芝1600m 442kg(-4kg) 中5週)<A>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
使われつつ良くなってきている馬で、前走時は馬体のバランスも良くなっていた。この中間も1週前にはCWを長めから終い好時計が出ていて、好状態だろう。

ボンドガール ※回避

キャットファイト(アスター賞:1着 芝1600m 438kg(±0kg) 3ヶ月)<C>
パドックでは落ち着いている馬で、この中間は休み明けで乗り込み豊富。輸送があるので1週前にビッシリ追われている。ただ、時計は出ているが内めを走ってのもので、追われている割に伸び脚もやや物足りなかった。

ステレンボッシュ(赤松賞:1着 芝1600m 472kg(±0kg) 中2週)<D>
モッサリしている馬でキビキビしたところがなく、追い切りでも目立つ時計はなく動きも平凡。

スプリングノヴァ(サフラン賞:1着 芝1600m 394kg(±0kg) 中9週)<B>
かなり小柄な馬で使い込めないところがあり、前走から間隔を空けてしっかり乗り込まれている点は良い。1週前追い切りの動きを見ても、大外を回って終いの伸びも良く仕上がりは良さそう。

アトリウムチャペル(新馬戦:1着 芝1400m 420kg 中6週)<D>【抽選対象馬】
新馬戦時の追い切りでは強めに追われて速い時計を出していたが、この中間は控えめな内容ばかり。今回は長距離輸送も控えており、小柄な馬でなかなか強く追えない面があるのかもしれない。

タガノエルピーダ(新馬戦:1着 芝1600m 440kg 中7週)<B>【抽選対象馬】
前走時の追い切りでも坂路で好時計が出ていたが、この中間も2週前,1週前と坂路で好時計をマーク、併せ馬でも先着。動きを見るとまだ迫力がある感じではないが、状態面は引き続き良好。

ニュージェネラル(新馬戦:1着 芝1400m 456kg 中5週)<D>【抽選対象馬】
前走時も特に目立って良い時計が出ていた訳ではないが、この中間も時計的には変わらず。土曜追いの厩舎でそこで2週連続併走遅れも続き良い状態とは言えない。

ブルーアイドガール(新馬戦:1着 芝1600m 430kg 中6週)<A>【抽選対象馬】
デビュー前の追い切りでは、併走遅れがなく古馬のオープン馬に先着していて能力のあるところを見せていた。土曜追いの厩舎でこの中間は2週連続土曜日に併せて先着。時計も優秀で前走からのさらなる上積みにも期待感あり。

テリオスルル(東京スポーツ杯2歳S:10着 芝1800m 466kg(+4kg) 中2週〕<D>【抽選対象馬】
新馬戦のパドックでは気合も乗って締まった好馬体だったが、使われるごと馬体がモッサリしてきていて良く見えなくなっている。ここ2戦、中間の追い切り本数が少なめというあたりも影響しているのかもしれない。

ミライテーラー(オキザリス賞:3着 ダ1400m 470kg(±0kg) 中3週〕<D>【抽選対象馬】
芝で走っていない点は大きなマイナス材料となる。状態面に関しては、前走時に坂路でマークした好時計と比べるとこの中間は平凡な時計が並び、芝替わりで買いたくなるほどの魅力はない。

メイショウゴーフル(野路菊S:2着 芝1800m 482kg(-2kg) 中10週)<D>【抽選対象馬】
間隔が空き乗り込み量は豊富も、強めに追われているところがなくその点物足りない。

ラヴァンダ(未勝利戦:1着 芝1400m 476kg(+12kg) 中1週)<C>【抽選対象馬】
この中間は中1週で軽めの調整。1600mは少し長い感じもするが、お祖母さんがこのレース3着馬。ただ、まだ勝ち切るまでの力は感じられず。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アスコリピチェーノコスモディナーサフィラブルーアイドガールの4頭をあげておきます。


◇今回は、阪神ジュベナイルF編でした。
12月に入るとJRAでは難解な2歳のG1レースが3つあり、特に今週のジュベナイルFは小柄な牝馬がいたり、短い距離を使ってきて出走してくる馬がいたり、休み明けで使ってくる馬もいたり、おまけに登録頭数も毎年多く抽選で出走できない馬も多くなったりと、G1レースの中でも特に予想しにくいレースなのではないかと思います。ただ、難しいレースであるからこそ1頭1頭念入りに見つめていくことで、ほかの人が見つけられないような1頭を見つけられる可能性も秘めています。抽選で除外された馬もいずれは他のレースに使うことになりますし、その時に狙える馬であればそこで買えば良いだけのこと。分からないレースほど、冷静にじっくりと予想することが、予想的中へのいちばんの近道ではないかと思います。


※阪神JF出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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ステレンボッシュの口コミ


口コミ一覧

日本ダービー おおざっぱ予想

 赤萬坊 2024年5月26日() 14:07

閲覧 137ビュー コメント 0 ナイス 2

◎シンエンペラー
◯ジャスティンミラノ
▲シュガークン
△レガレイラ
⭐︎ビザンチンドリーム
△ダノンデサイル
△アーバンシック

単勝13
三連複13軸→2.4.5.8.11.15
三連複15軸→2.4.5.8.11.13
三連単13→4→15、15→4→13

オークスは三連単ステレンボッシュの2着固定が
まんまと上手くハマってくれました(^-^)v

さて日本ダービー、坂井瑠星の戴冠に期待します
しかし無敗の皐月賞馬は常識的に考えると外せない
という訳で◎と◯の二頭軸流しで三連複購入
なぜかやたら気になるビザンチンドリームを間に添えた
妙な三連単も追加で入れておきます(*´ω`*)

 おがちゃん 2024年5月25日() 07:32
馬券に絡む寸評上位馬 (5月25日)
閲覧 77ビュー コメント 0 ナイス 2

 自称「優馬」研究家のおがちゃんです。
馬券に絡む「優馬」の寸評の統計を取っています。

5月25日の寸評上位馬です。

< 勝ち負け >

東京10R ○⑩バトルハーデン

< 好勝負 >

京都11R  ④ニコラウス

< 上位争い >

東京7R  注⑫モリノレッドスター
東京9R  △⑯グラスシフォン

京都8R  ◎⑩ジェモロジー
京都12R  ⑰トーホウフランゴ

【 特注高確馬A 】

東京5R  ◎⑨コンテネレッツア

京都4R  ◎②ミッキーストライク
京都10R ◎④ミスティックロア

【 特注高確馬B 】

東京2R  ◎⑧ルーベンス
東京11R ◎⑧エンペラーワケア

5月19日の寸評上位馬結果です。

< 勝ち負け >

< 好勝負 >

東京11R ◎⑦ステレンボッシュ 2着、1番人気

< 上位争い >

東京1R  ◎⑭エクサビット 2着、1番人気

京都3R  ○④サマーアゲイン 6着、1番人気

新潟3R  注⑮チョウガンバレ 7着、3番人気

【 特注高確馬A 】

東京1R  ◎⑭エクサビット 2着、1番人気

京都2R  ◎④メイショウヘール 2着、1番人気
京都9R  ◎⑯コンティノアール 1着、1番人気
京都11R ◎⑮ケイアイアニラ 4着、1番人気

【 特注高確馬B 】

東京6R  ◎②トレチーメ 2着、1番人気
東京7R  ◎①ジュンツバメガエシ 1着、1番人気
東京9R  ◎⑫シャドウフューリー 1着、1番人気
東京11R ◎⑦ステレンボッシュ 2着、1番人気

新潟3R  ◎⑦ラキアレクサンダー 5着、1番人気
新潟10R ◎⑧シラキヌ 1着、1番人気

本年までの実積

< 勝ち負け >

1着 64回  2着 53回  3着 36回  着外120回
勝率 23.4% 連対率 42.9%、複勝率 56.0%

< 好勝負 >

1着 153回  2着 110回  3着 90回  着外 354回
勝率 21.6% 連対率 37.2% 複勝率 49.9%

< 上位争い >

1着 240回  2着 204回  3着 178回  着外 850回
勝率 16.3% 連帯率 30.2% 複勝率 42.3%

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 覆面ドクター・英 2024年5月24日(金) 14:44
覆面ドクター 英 の  日本ダービー 2024
閲覧 561ビュー コメント 0 ナイス 11

まずは先週の回顧から。チェルヴィニアが思った以上に売れていたので、きっと近い人達が、がっつり買ってるんだろうなあ、とも思われましたが、ステレンボッシュから予定通り行って、三連複のみ的中という馬券的には寂しい結果でした。まあ、そんなこともあります。ここでも再三書いてきた、ムルザバエフ騎手は日本の競馬にあまり向いてなくて人気馬沈めまくってたので、そこからの乗り替わりは要注意なんでしょうね。

ダービーの話へ。全ホースマンあこがれのレースだけに、各陣営もここに向けて逆算して、ローテ組んで、きっちり仕上げてきており、どの馬も調教の動き良く、その結果、堅い馬券にはなりやすい。その分、絞った馬券をガツンと当てたいレース。さすがにここが大外れだと、力関係ちゃんと把握できてなかったと、しょんぼりしちゃいそうで、最近軸が来なかったり勝ち切ってくれないのが続いているが、ここは当てたい。

それでは恒例の全頭診断へ。
<全頭診断>
1番人気想定 ジャスティンミラノ:皐月賞を豪快に差し切り、3戦全勝。前走は、前向きに出ていく調教で今回は落ち着かせる調教とのことで、1週前まではしっかりやって、今週はやや軽めだが調教の動きは良く、1か月半では他馬の成長が上回っての逆転というのはないのでは。東京2400Mのキズナ産駒の成績が良くないなどと言っている人もいるが、繁殖の質がグンと上がったこの世代に、これまでの世代の話を持ち出すのはナンセンスでは。

2番人気想定 レガライラ:牝馬だが桜花賞やオークスに向かわず、皐月賞とダービーを使ってきた。ホープフルSを牡馬相手にも勝っており、2kg斤量差もらえたら好戦必至では。中山より東京の方が当然良さそうなタイプ。ルメール騎手も通常の状態に戻ってきてそう。調教の動きも良い。

3番人気想定 シックスペンス:前走のスプリングS圧勝まで3戦全勝の素質馬。前走も相手弱く人気先行とかマイラーとか言われて、思ったより人気にならなそうだが、4月17日生まれという、かなり遅めなのもあり、前走からの2か月半でだいぶ更に強くなっていそうな感じもある。調教の動きは鋭い。

4番人気想定 アーバンシック:レガレイラと血統構成は一緒で、新馬と百日草特別を連勝し、京成杯も2着ときていたが前走の皐月賞で4着とはじめて馬券にならなかった。ただ内容な悪くなく、ここも十分好走可能。調教の動きも鋭い。

5番人気想定 シュガークン:キタサンブラックの半弟で父がドゥラメンテとなった。未勝利勝ち、出世レースの大寒桜賞勝ち、青葉賞勝ちと3連勝での参戦。ただまだ強くなっている途上な感じで、秋になっての活躍期待。ここは、武豊騎手のリップサービスもあり人気先行か。調教の動きは良い。

6番人気想定 シンエンペラー:豊富な資金力な藤田晋オーナーが凱旋門賞の弟を買ってきたが、やはり日本向きではない感じで、東京の長い直線での瞬発力勝負は不利では。海外遠征がいいのでは。凱旋門賞使ったら、あっさり好走して、日本競馬関係者の悲願ともいえる凱旋門賞勝つには凱旋門賞馬の弟で良かったのか、というオチだったりして(笑)

7番人気想定 ダノンエアズロック:ブラジルでの失格は馬装の問題という結論でモレイラ騎手が乗れることになった。皐月賞でコスモキュランダを好走させるだけの腕あるが、堀厩舎ということでの騎乗でもあり、プリンシパルS勝ち馬だが、ちょっと力足りないのでは。セレクトセールで約5億円もした馬だが、まだこれからの馬だし、この距離もプラスではなく先々はマイルあたりが良いのでは。調教の動きは鋭いが、鋭いだけにマイラー寄りにも思える。

8番人気想定 コスモキュランダ:地味なアルアイン産駒ではあるが、マイネル・コスモ軍団らしく鍛えられていて弥生賞勝ち、皐月賞でも2着と人気以上に走る馬。ここも当然好走可能なのだろうが、モレイラ騎手が乗ってくれないのは痛い。デムーロ騎手に戻り、まくりの効く中山ならまだしも東京2400M で、毎度の出遅れだと挽回厳しい。数使っているが調教の動きは引き続き良い。

9番人気想定 ショウナンラプンタ:セレクトセールで1億超えのキズナ産駒でじんわり力をつけてきて青葉賞2着からのダービー出走。ただまだ皐月賞上位組ほどの迫力は無く好走は厳しそう。調教の動きは普通。

10番人気以下想定
ゴンバデカーブース:サウジアラビアRCを豪快に差し切ったがホープフルSはちょっと調教やりすぎたかな、という取り消しで、すぐその後にノドの手術。皐月賞は間に合わず、特にマイラーなわけでないがNHKマイルCを使ってきた。調教の動きは冴えなかあったがモレイラ騎手が4着までもってきたように実力あり、ここに来て、調教の動きグンと上がってきて、下位人気馬の中で激走あるとしたらこの馬では。

メイショウタバル:前走皐月賞は、ダービー向かないのもあり、メイチ猛調教(時計出し過ぎただけかもしれないが)、と藤岡康騎手の親友の浜中騎手の気持ちに期待して本命を打ったが、逃げて惨敗。ここは当初想定通り向かない舞台で、調教の動きは普通だが、要らなそう。

ビザンチンドリーム:未勝利ときさらぎ賞を連勝したが皐月賞は13着惨敗。毎度出遅れる馬なのと、前走は四角での不利と冒頭に書いたムルザバエフ騎手というのもあり、西村淳騎手となり、もうちょっとやれそうだが馬券にはならなそう。調教の動きは良い。

ジューンテイク:京都新聞杯を勝って出走の今回5頭も居るキズナ産駒の一角。ただここまで既に9戦使っているようにさすがに、ここにきての上積みは厳しそう。調教の動きは普通だが調子落ちはなさそう。

ダノンデサイル:京成杯勝ちで皐月賞もなかなか楽しみと思っていたが、残念ながら出られず。調教の動きは、良いがダービー向きではなく、やはり皐月賞向きな印象で激走は期待薄か。

エコロヴァルツ:朝日杯FSでは武豊騎手が、それまでと違った鮮やかな追い込み見せて2着と頑張ったが、ブラックタイド産駒らしいとも言えるのか、掛かるし、出遅れるし、難しい馬。皐月賞は追い込んで7着まで押し上げたが、共同通信杯もキレ負けしたように、この舞台あまり向かないのでは。調教の動きは悪くない。

サンライズジパング:芝ダートどちらもやれる二刀流。若駒Sを勝っての皐月賞だったが9着敗退。東京の長い直線での瞬発力勝負はちょっと分が悪いか。既に7戦使っているが、調教の動きは元気一杯。

ミスタージーティー:ホープフルSは前がドン詰まりで強そうに見える5着敗退だったが、共同通信杯は2番人気ながら7着敗退で、アレという結果。若葉Sでどうにか勝ち切って皐月賞出走にはこぎつけたが、10着敗退。そう大きく負けてないが、ここはあまり買い要素無く、夏の成長を期待。調教の動きは良い。

サンライズアース:新馬戦とすみれSの連勝で臨んだ皐月賞は12着と不利あったにしても、上位陣の壁に跳ね返された。距離延びて良さそうなタイプではあるが、1か月半で皐月賞で負けた11頭を追い越すほどの急成長はなさそうで、ひと夏越して秋になってからの活躍期待か。調教の動きは引き続き良い。

<まとめ>
有力:ジャスティンミラノ

ヒモに:アーバンシック、レガレイラ、シックスペンス

穴で:ゴンバデカーブース

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コメント一覧
2:
  HELPRO   フォロワー:3人 2023年10月1日() 14:00:36
武史、お前本当にボンクラだ。国枝厩舎に乗るなど百万年早いよクズ。お陰野郎は本当に使えない未熟者。どうせ実力じゃ無いなら辞めろボンクラ弟!
1:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:69人 2023年7月23日() 12:07:14
吉田勝己社長個人名義(ノーザンF生産)

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ステレンボッシュの厩舎情報 VIP

2024年5月19日優駿牝馬 G12着
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2024年5月19日 優駿牝馬 G1 2着
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