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日曜日に行われるフィリーズレビューの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ノーワン
栗東坂路で行われた今週の併せ馬では、ラスト2F24秒8-12秒3の好ラップを記録。併走馬を一蹴した。ただ、抜け出す際に手前がうまく替わらず、相手と馬体が離れてしまった点は気がかり。フルゲート+距離短縮となる今回、スムーズに馬群を捌けるかどうかについては疑問符がつく。そのあたりを鑑みると、積極的には手が出ない。
②アスタールビー
間隔が詰まることもあってか、この中間は緩めの調整。とはいえ、栗東坂路で2週続けて後傾ラップを刻んでいるように、デキ落ちや疲れは感じられない。手前をコロコロ替えるところは気になるが、力む面を出さずに走れている点は好感が持てる。この馬なりにいい仕上がり具合ではないか。
③キュールエミヤビ
栗東坂路で実施した今週の併せ馬では、4F52秒0、ラスト2F24秒3-12秒2のタイムを記録。数字的には悪くない。ただ、肝心の動きについてはイマイチ。追い出してからの反応が悪く、最後はアップアップの状態になってしまった。相手強化の重賞では厳しいと言わざるを得ない。
④アズマヘリテージ
この中間は栗東坂路と栗東CWで併せ馬主体の調整。しっかりと負荷をかけた調教を積んでいることは評価できる。一方で、首のアクションが悪く、ストライドが伸びてこない点は相変わらず。そのぶん、どうしてもラストの鋭さを欠いてしまう。一変まではどうか。
⑤アウィルアウェイ
帰栗後は坂路2本乗り主体に急ピッチで調整され、毎回のように速い上がりタイムを記録。6日の追い切りでは、4F51秒0、ラスト2F24秒5-12秒3の時計をマークした。頭が高く硬めの走りだが、脚取りは力強い。休養前と比べて落ち着きが出てきている点も好印象。あとは実戦で折り合いがつくかどうか。その1点に尽きる。
⑥プールヴィル
最終追い切りは栗東坂路で実施。4F51秒9、ラスト2F25秒2-12秒2のタイムを悠々と記録した。後肢の踏み込みが強く、鞍上の合図に対する反応も上々。追えば追うほど伸びそうな弾力性に富んだ走りはなかなかのもの。軽めの調整が続いているが、状態は高値で安定している。
⑦ラミエル
栗東坂路で行われた今週の併せ馬は、前半から意欲的に攻める負荷を重視した内容。ラストは脚がアガりかけたが、追いかけてきた僚馬に並びかけられると、ひと踏ん張りする勝負根性を見せた。半面、前進気勢に過ぎる点は気になるところ。距離延長かつ急坂阪神で、最後まで脚がもつかどうかについては疑問符が付く。
⑧エイティーンガール
栗東坂路で実施した1週前追い切りでは、バランスのとれた好ラップを馬なりでマーク。今週の坂路追い切りは、前半を抑えたぶん、少しぎごちない走りではあったものの、ラスト2F24秒2-11秒6という、素晴らしい伸び脚を見せた。手前がコロコロ替わる点は減点材料だが、全体的な雰囲気は悪くない。好調とみていいだろう。
⑨メイショウケイメイ
最終追い切りは栗東坂路で実施。ラストまでスピードを落とさず、余力十分に駆け登った。頭が高く、四肢だけで走っているようにも映るが、これはいつものこと。なにより、一時期見られたムキになる面が消えている点は好印象。上位を狙えるデキとみたい。
⑩イベリス
1週前に栗東坂路でビッシリと追われ、ラスト2F24秒1-11秒7の好ラップを記録。今週の坂路追い切りでは緩めの内容ながら、キレイな後傾ラップをマークした。頭の位置が安定しており、走りのリズムもいい。テンションを維持できれば、侮れない1頭になりそうだ。
⑪ホウオウカトリーヌ
南Wで実施した1週前追い切りでは、1秒近くのビハインドがありながら、楽々と追走先着。同じく南Wで行われた今週の3頭併せでも、力感あふれる走りを披露した。調教巧者だけに過大評価はできないが、好ムードであることは間違いない。輸送をクリアできれば、いい状態でレースに臨めるのではないか。
⑫キュールエサクラ
中2週と間隔が詰まることもあってか、この中間は軽めの調整。それでも、1日に栗東坂路でラスト1F11秒9の好ラップをマーク。今週の坂路追い切りでも、荒れた馬場状態をものともせず、しっかりとした脚取りを見せた。適度な活気があり、動きにキレもある。気配は文句なし。
⑬ウィンターリリー
この中間は南Wで丹念に調整されているが、良い意味で変った点は窺えない。最終追い切りについても、鞍上の合図に対する反応が鈍く、加速がつくまでに時間を要している印象。モチベーション不足の感は否めず、調教面のプラス要素は無きに等しい。
⑭ウォーターエデン
今週の追い切りは栗東CWで長めからサラッと流す程度の調整。コンスタントに使われているうえに、小倉遠征後の中1週とあっては致し方ないところか。きっちりと調教を消化している点は評価できる一方で、上り目は感じられない。今回は苦しい戦いになるのではないか。
⑮ジュランビル
1週前追い切りでは走りやすいポリトラックとはいえ、ラスト1F11秒台の好ラップを記録。栗東CWで実施した今週の併せ馬でも、抜群の反応を示した。帰厩後の乗り込み量は少なめだが、素軽い身のこなしをみるに、久々の不安はほとんどない。上位争いを意識できる状態とみる。
⑯ココフィーユ
南Wで行われた1週前の併せ馬では、抑えたままで古馬を完封。坂路で実施した今週の併せ馬でも、活気あふれる走りを見せた。やや安定感を欠くフォームだが、タフなコンディションだったことを勘案すれば許容範囲の部類。あとは課題である気持ちの高ぶりを実戦まで抑えられるかどうかが、好凡走のカギを握りそうだ。
⑰レッドアネモス
1週前に栗東CWで実施した3頭併せでは、エタリオウに先着。同じくCWで行われた今週の併せ馬でも、及第点のタイムをマークした。首を左右に振りながら、インに切れ込むような気配を見せた点は割引材料だが、加速がついてからの力強い走りは迫力十分。軽視できない1頭と言えよう。
⑱ラブミーファイン
帰栗後は坂路で順調に調教を重ね、1週前追い切りではラスト1F12秒1の好ラップを計測。同じく坂路で実施した最終追い切りでは上がり重点のかたちで、キレイな加速ラップを記録した。バタバタした走りではあるが、前回と比べればマシな部類。後肢の蹴り足も力強く、休ませた効果は大きそう。紛れた場合のヒモ候補として一考の価値はある。
ウマニティ重賞攻略チーム
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